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くすぐる

911 本当にあった怖い名無し sage 2009/01/31(土) 03:07:18 ID:rF+wQv5U0
俺の母に最近起こった不思議な話。

母の実家は、今は皆陸で働いているけれど、男は船乗りになる者が多かった。
母は6人兄姉弟妹の次女で下から二番目。
伯父さん達3人も若い頃は船に乗っていた。
次男の毅伯父さんは結婚して直ぐに事故で奥さんを亡くし子供もいなかったので、船が港に入ると外国のお土産を沢山持って家に遊びに来た。
ある時、伯父さんとテレビを見ていると、日本のタンカーが東南アジアで戦闘機に銃撃されたと言うニュースが流れて来た。
この事件で乗員が被弾?して死んだか重傷を負った。
その頃、伯父さんもタンカーに乗っていたので父や母もかなり心配な様子だった。
伯父さんは「人間、死ぬときは死ぬ。海の上で事故に遭っても助かるときは助かるし、陸の上でほんの些細な事で命を落とす事もある。
人の生き死には、人の力ではどうしようもない」と言った事を俺に語った。
そんな話をしているうちに、人間は死んだらどうなるのか、魂や死後の世界はあるのかという話題になった。

912 本当にあった怖い名無し sage 2009/01/31(土) 03:07:53 ID:rF+wQv5U0
伯父さんは母の実家に伝わる、ある話を聞かせてくれた。

祖母の父や兄達も船乗りだった。
一度船に乗ると帰ってくるまで長い間音信は途絶え、航海は危険と隣り合わせだった。
祖母は『勘』の働く人だったらしい。
ある時、子供だった祖母は航海に出ようとする兄を泣いて引き止めたそうだ。
兄は幼い祖母に言った。
「兄ちゃんは必ず帰ってくるから心配するな。もし、船が沈んだとしても必ず帰ってくる。
帰ってきたら、お前の足を『くすぐる』から、風呂と飯の用意をしてくれ。
兄ちゃんが帰ってくるまで良い子にしているんだぞ」

祖母の兄が出航して何ヶ月か経った。
もうすぐ船が帰ってくる、そんなある日、祖母は誰かに呼ばれたような気がして布団の中で目が覚めたそうだ。
そして、目が覚めた瞬間、布団の中で誰かに足の裏を「くすぐられた」のだと言うことだ。
祖母は「兄ちゃんが帰ってきた」と、まだ真夜中だと言うのに、兄に言われた通りに、風呂と食事の用意をしようと床を抜け出した。
 

913 本当にあった怖い名無し sage 2009/01/31(土) 03:08:34 ID:rF+wQv5U0
床を抜け出して動き回る祖母を家の者が咎めると、祖母は「兄ちゃんが帰ってきたから、風呂と飯の支度をしないと」と答えた。
普通なら「夢でも見たのだろう。早く寝なさい」とでも言うところだろうが、家の者皆が起き出して、仏間で仏壇に手を合わせたそうだ。
元々網本だった祖母の実家では、海で亡くなった人が家族の足を「くすぐる」話が伝わっていた。
祖母の父や兄たちも、俺の母や伯父達もこの話を聞いて育ったそうだ。
明け方頃、祖母の家の戸を叩く音がした。
兄の乗る船が沈んだ事を知らせる電報だった。

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洒落怖

死者に会える方法

上の自分のが、まったく怖くない話だったので、もう1つだけ…

これは叔父さんがイギリスに滞在していた時に、現地のイギリス人の仕事仲間から聞いた話だ。
とある青年がいたと言う。学生で、同じ学年に付き合っている彼女がいた。
非常に仲睦まじく、お互い卒業したら結婚の約束までしていたと言う。
だが、ある日不幸が起きた。彼女が交通事故で死んでしまった。彼女は歩行者で、運転手の脇見運転からなる、悲劇の事故だった。
彼は病院に駆けつけた。死因は脳挫傷で、遺体は眠っているだけの様な、本当に綺麗な物だったと言う。
彼は深く悲しみ、絶望した。葬儀は、彼女の遺族らと共に、深い悲しみの中、行われた。

彼は抜け殻の様になってしまった。学校へもあまり出席せず、彼女と同居していた
古いアパートに篭りっきりの生活をしていた。少しでも彼女の思い出に触れていたいが為、
居間・台所・風呂・玄関・寝室・トイレに至るまで、彼女との思い出の写真を置き、何時でも目に入るようにしていた。
そんな彼を心配して、友人達が良く部屋に出入りして励ましていたが、あまり効果は無かった。
2Fの真上の部屋は小さな教会になっており、彼と親しく、割と歳も若い神父も励ましにやってきていたが、
効果はなかった。毎日、飢えない程度の粗末な食事をし、彼女の写真を見つめて過ごす日々が続いた。

ある夜。彼は、子供の頃に聞いた話をふと思い出した。

「死者と必ず会える方法がある」

782 甥 ◆4wXKovjUIc sage 2008/01/18(金) 16:54:43 ID:tvNSEzDC0
その方法とは、

「時刻は、深夜2時前後が良い。まず、会いたい死者を思い浮かべる。その死者の遺品があればなお良い。
 家の門を開けておく。ただし、家の戸締りは必ず完璧に施錠する事。
 遺品を胸に抱き、蝋燭1本にだけ火を灯し、部屋の灯りを消し、ベッドに入り目を瞑る。
 そして、死者が墓場から這い出てくるのを想像する。生前の綺麗な姿のまま…
 死者は、ゆっくりゆっくり、自分の家に歩いてくるのを想像する。
 1歩1歩、ゆっくりと…そして、門を通り、玄関の前に立つのを想像する」

想像するのはそこまで。そして、絶対に守らなければいけない事は

「死者が何と言おうとも、絶 対 に 家 の 中 に は 入 れ な い 事」

だった。扉越しにしか話せない、何とも切ない事ではあるが、それがルールらしい。
青年は、漠然とそんな話を思い出していた。会いたい。迷信だろうが作り話だろうが。もう1度会って話したい。
もちろん、迷信だとは頭では思っていたが、もしも「彼女と話した様になった気がしたら」
いくらか心も休まるかもしれない。と、自分へのセラピー的な効果も期待し、それをやって見る事にした。

783 甥 ◆4wXKovjUIc sage 2008/01/18(金) 16:55:40 ID:tvNSEzDC0
時刻は、深夜2時ちょっと前。オートロックなんて洒落た物は無いので、アパートの門を開けておく。
生前、彼女が気に入っていたワンピースを胸に抱き、蝋燭を灯し、部屋の灯りを消し、彼女の「蘇り」を想像した。
アパートは老朽化が激しく、2Fの真上の教会(彼の部屋の天井に当たる)から、何やら水漏れの様な音がする。
ピチャッ…ピチャッ…彼の部屋のどこかに水滴が落ちているらしい。そんな事はどうでも良い…集中して…
生前の…綺麗な姿で…彼女が微笑みながら…部屋にお茶でも飲みに来る様な…

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洒落怖

石鬼

381 本当にあった怖い名無し 2011/06/10(金) 07:29:15.40 ID:AukNY+hwO
お堂のなかにある石鬼の話。
自分の町はかなりの田舎で、田んぼが多くて何も娯楽施設がないところだが
鬼の姿、形をした石だけが異彩を放っていたというか
雑木林のなかにうっすらとたたずむ神社のお堂の中にその石はあった。
東大寺の金剛力士像におとらない顔の表情の迫力。
鋭い目付き、牙、爪。いまにも動き出しそうな躍動性
石と言うよりも彫刻といったほうがしっくりくると思うが、彫刻ではないらしいのだ。
本物の鬼を石に封じたのだと。

384 本当にあった怖い名無し 2011/06/10(金) 07:48:00.76 ID:AukNY+hwO
この町のいい伝えというか昔話によると、条理にそぐわない不敬な行いをするとその者は鬼になった。
鬼は感染するらしく回りの人も鬼になってしまう。
鬼になると気狂いになり、物を壊したり、人を殺したりする。
かなり昔にまだ町が村だったとき、村人の三割が鬼になって彼らを村総出で皆殺しにしたという。
鬼になった人達の魂を沈めるのと、もう不敬な行いをして鬼を出さないように戒めのために
最後に残った鬼を石に封じて祀ったって話だ。
では不敬な行いをするというのは何に当たるのか、まあ神さんに不敬な行いをするから
罰が当たって鬼になるのは容易に想像できるがその神さんもはっきりしない
神社に祀られている神さんは関係ないらしい。名前を言ったりしてはいけない別の神さんがこの土地にいて
その神さんが悪さしたやつを鬼にすると内のおばあちゃんが言っていた。

393 本当にあった怖い名無し 2011/06/10(金) 08:32:42.78 ID:AukNY+hwO
この事を友人に話すと、興津々で食いついてきた。
彼は同じ大学の民俗、文化を専攻する学生で俺が夏休みで町に帰るとき
一緒についてきて、いろいろと調べたいと言ってきた。あわよくば卒業論文のネタにもしたいとも。
俺は少し考えたあと、鬼にならないように気を付けろよと冗談を言って承諾した。
一週間、自分の家での滞在期間の間、彼は神社に行って石鬼を見たり、風土史を見たり慌ただしく動いていた。
夏休みがあけ、大学に戻ったあとも彼はちょくちょく俺の町に行っていた。
友人は、一ヶ月間で二、三回の頻度で町に調べに行き俺にいろいろと話してくれた。
分かったことは、あの土地には汚れや疫病を司る神様がいたということらしい。
そして、彼は次第に大学に来なくなり携帯で話し合うようになった。
彼曰く、単位はもうほとんど取ったから授業に出なくても良いとのこと。
また携帯での電話のやり取りもなくなってきてもっぱらメールだけになった。
ついには、洞窟の中にある祀る石を見つけた。というメールを残して連絡が取れないようになった。

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洒落怖

鬼猿(きさる)食猿(くいざる)

爺様に聞いた話。

爺様は、御年93才。
20代から80過ぎて足腰が弱るまで猟に出てた。
猟といっても職業でなく、冬季の猟期のみ趣味と実益を兼ねてらしい。
その筋では結構有名な爺らしく、20年近く地元の猟友会長をやってた。
んで、彼岸に墓参りに帰った時、洒落怖で気になった話を聞いてみた。
半惚けなんで聞き取るのに非常に苦労したが、そういう物はおったとの事。
地元では「鬼猿(きさる)」とか「食猿(くいざる)」とか呼ばれていたらしい。
昔から、猟をする連中の間で先輩から教えられている。

「ここいらだけでなく、そんな物は山じゃあっちこっちに居らあ」と言ってた。

別に定期的ってわけではないらしいが、何年かおきに獲物が居なくなる地域がでる。
そんな山に入ると、まず連れている猟犬が異常に怯えるので何となく判るという。
また、奴に近づくと獣臭とはあきらかに違う、血生臭さを感じる。
姿は大体が猿だが、熊や猪の場合もある。奴らは仲間でもなんでも皆食ってしまう。
そんな時にはすぐ山から出て、そこら一帯の山は2~3年あきらめろ。
もし山に入っても、そこで獲った獲物は触るな・持ち帰るな、触ると移るぞと
爺様は教わったとの事。

爺様が実際にそれらしき物に遭った時はまだ40代の頃、猿だったという。
教えられたとおり犬は騒ぐし、近くに獲物は居らず、臭かったという。
近くに普通より一回り大きい挙動不審の猿がいて、「これがそうか」
と思った途端に怖くなって直ぐ山を降りたそうだ。

「なんで猿なのか」と聞いてみたところ、
「猿は群れるから、しばらく食う物に困んねえからかな」って笑ってた。

702 自治スレでローカルルール他を議論中 2010/10/19(火) 10:59:14 ID:64kLHiAS0
爺様の所には、今でも後輩から猪・鹿・熊肉などが届けられていてたまには
山の話が集まってくる。
60才位までは、どこの山に食猿が出たとかいう話がちらほらあったというが、
ここ30年位全く話を聞かなくなったという。

これは爺様と俺の推測だが、
爺様は「町の馬鹿奴等が連れてったんじゃねえか」との事だった。
爺様の住む村も、年々過疎化が進んでおり、村の猟人口も減少する一方で
ある。それに反して村から出ていった者の伝で、猟に参加させて欲しいと
いう申し込みがどんどん増えている。
詳しくは判らないが、猟をするには地元の住民でも、各々テリトリーが決まっており、
地元住民と同行しなければ許可されないらしい。

最近は地元住民でさえ、爺様連中の話は迷信と考えて小馬鹿にしたような態度を
とるものがいるというから、そいつらは町の連中にこんな話をしないだろう。
話を知らない者が、山に猟に入り散々獲物を探し回った挙句、やっと獲物を
見つけたとしたら喜んで仕留めるだろう。猿だったとしたらおそらくあきらめる
だろう。爺様も「猿は人間に似ているから撃ちたくないない」と言っている。
だが、猪や熊だとしたら喜んで持って帰るんじゃないか?
「人間に移ったらどうなんの」と聞いたら、
「俺も見たわけじゃねえから判んねえよ。おんなじようになるって事だろ」と言われた。

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洒落怖

きじょさん

ウチの実家のあたりで昔からの迷信みたいなもので「きじょさん」って呼ばれてるモノがいる

葬儀帰りに家に入る前に清めの塩を振るってのがあるが、地元では、葬儀帰りに塩で清めた後
必ず履物を外側に向けて揃えて脱いで家に上がるという風習がある
そうしなければきじょさんが家まで上がり込んで来てしまうことがあるのだという
仮にきじょさんが家に上がり込んで来てしまうとどうなるか?
葬儀の夜、その人間の夢枕に黒く塗りつぶされた顔に黒尽くめの喪装の人物が現れる

夢枕に立ったその人物(きじょさん)は問いかける
「汝、きじょ也しや?」

その問いかけの答えを待つことなくきじょさんは姿を消して夢から覚める
その後はしばらく何も起こらないが、四十九日の真夜中に今度は夢枕にではなく
実際の枕元に再びきじょさんが現れ問いかける

「汝の右腕、如何にして動かしたるか?」
その問いに呼応して右腕が動かなくなる

続けてきじょさんは問いかける
「汝の左腕、如何にして動かしたるか?」
その問いに呼応して左腕が動かなくなる

続けてきじょさんは問いかける
「汝の右足、如何にして動かしたるか?」
その問いに呼応して右足が動かなくなる

続けてきじょさんは問いかける
「汝の左足、如何にして動かしたるか?」
その問いに呼応して左足が動かなくなる

<1/2>
158 本当にあった怖い名無し 2010/03/27(土) 02:48:39 ID:89Wm2do80
最後にきじょさんは問いかける
「汝の心の臓腑、如何にして動かしたるか?」
その問いに呼応して心臓が止まる

このようにして翌朝には原因不明の心不全の死体が出来上がる

ただ、きじょさんが家に上がりこんでしまった場合の対処方法も存在する
きじょさんが最初に夢枕に立った翌日から四十九日までの間
毎日帰宅した時に履物を外側に向けて揃えて脱いでから家に上がればいい
そうすると四十九日の真夜中にきじょさんは現れるが

「努々些事を疎かにすること莫れ」
と言い残して何もせずに去ってゆく

地元でずぼらな人間に対する戒めが迷信と化したものだと個人的には思ってるが
ウチの爺さんが
「ここ最近きじょさんが夢枕に立ったって話をめっきり聞かなくなったなぁ
 もしかして余所にでも行ったんかいの?」
と言ってたのが少し気になる

よくお悔やみは続くって言われるが、地元でしか聞かない話だし
まさかコイツのせいではないとは思うけど

<2/2>

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洒落怖

事故多発

うちの親が親戚から、もう乗らなくなったからいらない、と不要になった
中古車をもらってきた
年式はそれほど経っていないけれど、ネズミ色のさえない車だった
でもうちにはそれまで仕事用のバンしかなかったので、普通の乗用車がきたことがうれしかった

うちに車がきて、初めて父親が車に乗って試運転に出かけた
すると五分後ぐらいに電話がかかってきて「車をぶつけられた」という
交差点で右折待ちをしていたら後ろの車にコツンとあてられたそうだ
バンパーがちょっと凹んだだけなので、これはすぐに直った

修理から戻ってきて1週間ぐらいしたあと、両親が乗って買い物に出たときに
信号待ちで停車中に後ろから軽く追突された。
これはバンパーが壊れてしまったためバンパー交換

次は母親がスーパーに行ったときに駐車場で停車中
運転席側のドアにゴンとぶつけられ、凹みができて右ドア交換

その修理から戻ってきてひと月経たずに、今度は右折待ちの停車中に
前から来た車に左前ドアあたりに突っ込まれてドア破損
割れたガラスで父親が軽く腕を怪我をした

ドアとフェンダー修理から戻ってきた翌日
父親が取引先に向かう途中、信号待ちで停車中に
右折してきた大型トレーラーがどういうわけか内輪差を間違え
車の前を引っ掛けて停車した、ヘッドライトやらなにやら破損

303 本当にあった怖い名無し 2009/10/22(木) 10:53:23 ID:WCbEaqEo0
2/2
もうここまでくると、全てもらい事故の上に、余りに数が多いので家族全員が不気味に感じ
家族会議になった
その場でわたしがこの車がなぜ不要になったのか父親に聞くと
「元の所有者の親戚が、この車に乗って出先で事故にあった
この車を店の向かいにある駐車場に置いて
道路を渡って店に入ろうとした時に、走ってきた車にはねられて
意識不明の重態になった」と言う
幸い命は取り留めたけれど後遺症が残る程で、
もう車の運転はできなくなったから不要になったのだと。
母親が「なにかの身代わり車なのかねえ」とポツリとつぶやいた

縁起を担いだり迷信的なことを信じるほうではないのだけれど
確率的に低い事故がこれだけ連続してしまうとこのまま乗る気になれず
中古車屋に売り払うことにした

あの車と縁を切ってから何年も経つけれど、車をぶつけられたことは一度もない