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洒落怖

マークⅡ

73 : 本当にあった怖い名無し : 2012/04/11(水) 18:06:20.65 ID:xaWSJwLS0
ちょっと燃料投下してみる。
一応二ヶ月ほど前の出来事なんだが、現実味は薄いんで燃料にもならんかもしれんが。
個人的には数年後が心配な話。

おれの田舎は四国。
詳しくは言えないけど、高知の山のそのまた山深い小さな集落だ。
田舎と言っても、祖母の故郷であって親父の代からずっと関西暮らしで
親類縁者も殆どが村を出ていたため、長らく疎遠。

おれが小さい頃に一度行ったっきりで、足の悪い祖母は20年は帰ってもいないし取り立てて連絡をとりあうわけでもなし
とにかく全くといっていいほど関わりがなかった。

成長したおれは免許を取り、ぼろいデミオで大阪の街を乗り回していたのだが
ある日、どこぞの営業バンが横っ腹に突っ込んできてあえなく廃車となってしまった。
貧乏なおれは泣く泣く車生活を断念しようとしていたところに
例の田舎から連絡が入った。

本当に偶然、近況報告みたいな形で電 話してきたらしい。
電話に出たのは親父だが、おれが事故で車を失った話をしたところ
車を一台処分するところだった、なんならタダでやるけどいらないか?
と言ってきたんだそうだ。

勝手に話をすすめて、おれが帰宅した時に
「あたらしい車が来るぞ!」
と親父が言うもんだからびっくりした。

元々の所有者の大叔父が歳くって狭い山道の運転は危なっかしいとの理由で
後日ほんとに陸送で車が届けられた。

74 : 本当にあった怖い名無し : 2012/04/11(水) 18:07:47.26 ID:xaWSJwLS0
デミオよかダンチでこっちの方がぼろい。
やって来たのは古い古い71マークⅡだった。
それでも車好きなおれは逆に大喜びし、
ホイールを入れたり程良く車高を落としたりして自分の赴くまま遊んだ。
おれはこのマークⅡをとても気に入り、通勤も遊びも全部こ れで行った。

その状態で二年が過ぎた。
本題はここからである。

元々の所有者だった大叔父が死んだ。
連絡は来たのだが、一応連絡寄越しましたみたいな雰囲気で
死因を話そうともしないし、お通夜やお葬式のことを聞いても終始茶を濁す感じでそのまま電話はきれたそう。

久々に帰ろうかと話も出たのだが、
前述の通り祖母は足も悪いし両親も専門職でなかなか都合もつかない。
もとより深い関わりもなかったし電話も変だったのでその場はお流れになったのだが
ちょうどおれが色々あって退職するかしないかの時期で暇があったので
これも何かのタイミングかと、おれが一人で高知に帰る運びとなった。

早速、愛車のマークⅡに乗り込み高速を飛ばす。

75 : 本当にあった怖い名無し : 2012/04/11(水) 18:08:45.84 ID:xaWSJwLS0
夜明けぐらい には着けそうだったが、
村に続く山道で深い霧に囲まれ、にっちもさっちもいかなくなってしまった。
多少の霧どころじゃない、マジの濃霧で前も横も全く見えない。
ライトがキラキラ反射してとても眩しい。
仕方なく車を停め、タバコに火をつけ窓を少し開ける。
鬱蒼と茂る森の中、離合も出来ない狭い道で暗闇と霧にまかれているのがふっと怖くなった。
カーステを絞る。
何の音も聞こえない。
いつも人と車で溢れる大阪とは違い、
ここは本当に静かだ。マークⅡのエンジン音のみが響く。

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洒落怖

ある田舎の葬式

ちょっとした、何か怖いと言うか、よく分からない
自分でもどう言う気持ちだったのか文章にして確認してみたい
そんな気持ちで書いてみました

私の実家は千葉のとある地方で、まぁお世辞にも栄えた場所では無いんですが
ちょっと電車に乗れば千葉駅だって遠くは無いし、自然と文明のバランスが
なんとも絶妙な地域なんです

母方の実家なもので、子供の頃は毎年必ずお正月に、、まぁお年玉目当てなんですが
欠かさず帰省していましたが、大人になってからはからっきしでした

そんな折、仕事を終えて家に帰るといつも真っ先に「おかえりー」と声を
かけてくれる母が居ません、ちょっと本屋に寄ったり、レンタルビデオを借りたりと
所用を済ませてからの帰宅だったのでこの時間に母が家に居ないのは
普通では考えられないため、リビングに居た父に聞くと
兼ねてより癌を患っていた祖母が危篤との事で急きょ実家に帰ったとの事でした
末期癌だと言うのも聞いていましたし、その上で「危篤」という事なら、そう言うことなのだろう
と、私はもう3年程顔を見せて居ない祖母を思い出し少し悲しい気持ちになりながらも
明日に備えて晩御飯も取らずに寝ました

朝起きると父親が喪服の準備をしていて、昨夜亡くなったとの事でした
母方の田舎ではとにかく人が亡くなった時の儀式が何もかも早くて
今日が通夜で明日そのまま葬儀し、荼毘にふされるとの事でした

468 ある田舎の葬式 2009/11/11(水) 16:28:56 ID:D4RYPf3i0
私は父方の関係にいまのところ不幸が無い事もあり、お葬式ってそう言うものだと
思ってたんですが、通夜、葬式、火葬とここまで早いのは珍しいそうですね?(よくわからないw)

とりあえず私もとってつけた様な喪服姿に身を包み父の運転にて千葉へ

母方の親族は殆どがその地域や周辺に住んでいるため
あらかた皆さん揃っていまして、私も久しぶりなので挨拶などを済ませ
祖母の前に座り冥福を祈りました

そして田舎のお葬式とはまさにこれ、と言わんばかりの
長い机に所狭しと置かれた寿司やら、煮物やら、惣菜やら
そしてお決まりのビールに焼酎に日本酒に
喪主である叔父も、母は生前から賑やかなのが好きな人でしたので
今夜は皆さん楽しく過ごして下さい、との事でしたので

母も叔父も、親戚の叔父さんも、この地方周辺に住んでいる
親戚の方々もみんなドンチャン騒ぎを始めました

もう一度言いますが、私にとってお葬式とはこういうものだと思ってました

469 ある田舎の葬式 2009/11/11(水) 16:30:08 ID:D4RYPf3i0
そんな皆がワイワイやっている中、父が隅の方で所在無さげに
一人ビールを飲んでいるので、まぁ母方の家な訳だし
肩身が狭いのも分かる分かる、と私も酔っ払っていましたので

「お父さんなにしてるの?今日は御通夜なんだからもっと飲んで楽しまないと!」

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慰霊碑

349 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/04(金) 13:45:35.60 ID:QFIfWOjGO
私の卒業した小学校付近は戦争当時、空襲がひどかったらしく今でも防空壕の跡地や数年前も不発弾などが見つかったり、慰霊碑などが多く建てられている。

小学生の頃、部活が終わり、さぁ帰ろうとしている時に仲良しのAが『あ!給食着がない…もしかしたら教室かも…』と言った。
あいにく明日は休み。

週末は給食着を持ち帰り洗濯をして次の当番へ回さないといけない為どうしても取りに行かないととの事で、Aと仲良しのBと私の三人で恐る恐る教室へ探しに行くことにした。
教室へ行くには階段を登り二階の踊場を通り過ぎなければならない。
その踊場の鏡はこの学校の七不思議の一つであり、夕方、この鏡を見るとこの世のものではないものがうつると言われていた。
ただの迷信と言い聞かせていたが、やはり夕闇に照らされてるこの踊場は不気味というしかなかった。
目をつむりながら踊場を通り過ぎ急いで階段を登りやっとの思いで教室へたどり着いた。

『あ!あった!』と給食着を持ちAの安堵する表情とは裏腹にまたあの踊場を通り過ぎなければいけないのかと苦痛に思った。
すると、突然Bが、
『ねぇ、あの踊場の鏡ってさ…本当に何かがうつるのかな?』と言い出した。
…おいおい、やめてくれ。とは思ったが、どっちにしろ帰るにはあの踊場を通り過ぎなければならない。
辺りは一層暗くなるばかり。それならば早く進むしかないと意を決して教室を出て階段を降り始めた。

350 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/04(金) 13:46:09.04 ID:QFIfWOjGO
一段、二段と降り続け、とうとう踊場へ。
早く通り過ぎろうとするAと私とは違い、Bは興味深くまじまじと鏡を見つめていた。
すると…
『あ…』
とBが呟き私とAも不意に鏡を見つめてしまった。
そこには、いつもと何ら変わらない情景、そして私達の強張った表情、そして、その横に、防空頭巾をかぶったモンペ姿の女の子…。
私達は、その場から動けなくなってしまった。
その女の子は、泣きそうな表情を浮かべながら私達の方へ必死に手を伸ばし、

『…もう戦争は終わったの?』
とつぶやいた。

私達は、恐る恐る頷いた。
すると、見る見るうちに女の子は笑顔になり
『…よかった。』

と一言呟き、そのまま消えていった。

私達は歩き出し気がつくと通学路を歩いていた。
誰も一言も話さなかった。
恐怖というより切ない虚しさがこみあげていた。

戦争でたくさんの方が亡くなった。
あの女の子も恐らく犠牲者で恐怖で何十年も隠れていたのだろう。…鏡の中に。
ふと、見上げると、慰霊碑があった。
いつもは何とも思わず通り過ぎていて気づかなかったただの慰霊碑。
私達は誰からとも言わず、手を合わせてた。

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掟

601 掟(1) sage 2009/08/15(土) 22:42:16 ID:a8gEKrqT0
よくある話ではあるけれど、私が知る一族の実話。

とても長い話になります。

瀬戸内海に面するあるところで、その地域ではやや名の知れた商家があった。
だが、なぜかそこは男の跡継ぎに恵まれなく、もし男が生まれても早死にし、他の家から
男の養子などもらって血を引き継ごうとするも短命で、ついに最後の跡取りも死に血が絶
えた。
一族はそこへ何の脈絡も無い血筋の、竹細工職人の少年を養子へ迎え、新たに家を建て直
そうとした。
養子の少年は、勤勉で懸命に商売にいそしみ、店は繁盛する。
少年は青年になり妻を娶るが、子に恵まれずに妻は早死にする。
再び妻を迎えるが、謎の変死。やはり子は生まれず。

そして、三番目の妻を迎えた。
その妻は、実家から持参した仏具を祭り信心する仏教の信仰が篤く美しい女だったが、か
なり気の強い面もあった。
養子の男は、気は強いが美しい妻に惚れていたので、好きなようにさせた。
三番目の妻は早死にすることもなく次々と六人の子を授かり、そのうち二人が男で養子の
男は跡取りが出来たことを喜んだ。
しかし、幸せはいつまでも続かなかった。

603 掟(2) sage 2009/08/15(土) 22:43:15 ID:a8gEKrqT0
養子の男は、子供達が幼いうちに病死した。主を失った店の使用人達は、ここぞとばかり
金品を持ち出して逃げ、豪商の面影は無くなり一族は落ちぶれた。
残された妻は信心深いこともあり、次々と悪いことが起きるのは何か良くない因縁などが
あるのではないかと思い、本土を離れたある地に神通力の強い僧がいる噂を聞きつけて家
へ招き、一人の壮年の僧が、一族の家へ来た。
僧がお経を唱え終わると、妻に言う。
「落ち武者の霊がいる。源平合戦の時代の落ち武者のようだ。ここは昔、戦の跡地ではな
いのか」
それを聞いた妻は、青ざめた。
ここ区域一帯は、古代の源平合戦の時、瀕死の落ち武者達が陸に上がり、多くがそこで命
絶えた場所であったからだ。
「多分、この土地で死んだと思われる落ち武者だろう。供養を受けたくて、この家に訴え
ている」
妻は早く祓ってほしいと言うが、僧は了承せず。
「祓うというのは、この幽霊を傷つけるということだ。
私は数多くの成仏できない霊を見てきたが、祓われた霊達はそれは多くの傷を魂に刻み込
んでいる。救われたいのに酷いことだ。あなたは仏教を信仰している。どうだろう、供養
してみてはどうか。善業を積むと思って。私もできるだけ助勢しよう」

604 掟(3) sage 2009/08/15(土) 22:43:58 ID:a8gEKrqT0
もともと信心深かったところのある妻は理解し、家の庭には落ち武者を供養する供養塔が
建てられた。
妻はお経をあげて落ち武者の霊を供養し続け、それ以来その一族にはさして悪いことは起
こらなくなった。

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ちんちんさん

819 本当にあった怖い名無し 2009/08/16(日) 21:02:44 ID:D2jgBGFD0
小学生のころ、ちんちんさんっていうおまじないがあった。

ちんちんさんちんちんさんちんちんさんをお助けください。
こう3回唱えるとと翌日から1週間以内に身の回りの異性に起こる不幸が回避できるという話だ。

子供のころ、友人グループ(A、B、C)の中のAがそんなことを言い出した。
Bは女の子で恥ずかしそうにしていた。Cと俺はくだらないと思いつつちんちんさんちんちんさんと騒いでいた。

それから一週間後、Cのお姉さんが交通事故にあった。
やっぱり迷信家とか言い方が悪かったのかと友人グループで話し合った。
結論は出なかったが、とりあえずお姉さんのお見舞いに行った。

お姉さんは見舞いに来てくれたことに感謝して、いろいろと話してくれた。
帰り際に、ちょっと他の友達が先に出て僕が最後に出た。
その時、空耳かもしれないが、

「ちんちんさん…?」

という声が聞こえた。振り返るとお姉さんは無表情でこちらを見ていた。
僕は怖くなって逃げた。

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山の怖い話

呪われてる

取り敢えず、子供の頃の話。今は都会へ引っ越してきてるんだが、子供の頃は村?(っていうか集落かもしれない)に住んでたときの話。

俺んちの裏には山が在った。なんの変哲もないただの山なんだが、詳細はそうでもなかった。
その山は村で、呪われていると噂されてたんだ。だから両親や祖父母からは「絶対に行くな」と念を押されたし、俺も流石に行かなかったんだ。
なんでも、山に入るとそれを期に良くないことが起きるらしい。それか、山の中で遭難(神隠し?)。
村では有名な心霊スポットであり、だれも行かない心霊スポットでもあった。でもそんな中、一定の人間だけは山へ行くことがあった。
それはいわゆる旅行客。恐らく、この村内だけの噂だったんだと思う、山が呪われているってのは。
村にはなんのお土産屋もないし、正直言ってなぜにこの村に旅行客が来るのかそれがなんとも疑問だった。そして山へ行くことも疑問だった。
しかしだ、旅行客は山へ入ってなにも起きなかったかのごとく降りてくる。いや、実際なにも起きなかったのだろう。

旅行客が言うには山の奥に、廃れた神社があったそうだ。ほかの旅行客も口々にそう言ってたから本当なんだろうなあと俺も思った。

某日、学校で友達が山の奥の神社の話を俺にした。友達が疑問に思ったらしい、なぜ神社がある山が呪われているのか、と。
俺も言われて気付いた。確かに変なもんだと思った。そこで友達は提案したんだ、山へ行こうってね。
多分、その時の俺に恐怖心なんてものはなかったと思う。なぜなら、旅行客はだれひとりとして無事に戻ってくるからだ。
きっと呪われてるなんてのは迷信なんだろう、俺と友達はそう結論付けて、放課後、山へ行く事にした。

俺は、懐中電灯、虫除けスプレー、おやつを持っていった。あれだな、神社でおやつにしようぜwって話なったんだw
友達も俺んちにきて、山へ入ることになった。もちろん、親には言わなかった。

254 呪われてる2 ◆lh3REEGwNw 2009/12/28(月) 14:17:00 ID:3/eWtlpR0

まあ、結局山へ入るときもなんの異変も感じなかったんだ。多分、気分がハイだったからかもしれないが。
放課後ということもあり、日も沈みかけていたんだ。こりゃあおやつ食う暇なんてないかなーと達観してた俺と友達は無事、神社へ着いた。
でもここにきてやっと俺たちは後悔することになったんだ。神社の……、ちょうど、社の奥からなにかが覗いている気がしたんだ。
そこで俺たちは固まった。覗かれている気がしただけで、実際に覗かれているかは判らなかったんだけど……。
気分が悪くなった。友達は顔が引き攣っていた。逃げ様と思い、踵を返そうとしたら身体が全く動かなかった。
やばい、と思った。呪い殺されると思った。でも身体が動かず、頭がくらくらする。
すると、どこか遠くの場所で「ゴトン!」という音がした。金槌を地面に落としてしまったような音がしたんだ。
そこで金縛りが解け、俺はすぐさま友達の手を引っ張り逃げ出した。
途中、なんども木の根に足を掬われた。転びはしなかったが、転んだらおしまいだろうと思った。
ふと気付いた。さっきまでほのかにまだ明るかった空が闇に包まれていることに。
恐怖心は肥大し、異変に気付いた。後ろから、なにかが追ってくるように感じた。いや、追ってきていた。
がさがさと草を掻き分けるように確実に俺に近付いていた。追いつかれたら死ぬと直感した。
後ろをちら、と見たんだ。そこには見るもおぞましい、謎の黒い猿が追ってきてたんだ。目が血走っていた。
死ぬ! 死ぬ! と思いながら、なんとか山から抜ける。黒い猿も追ってこなかった。
はあ、とため息を吐いて、震える手足でなんとか家に帰った。というか家はすぐ目の前だったしな。