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洒落怖

詰まったモノ

270 本当にあった怖い名無し 2009/08/05(水) 23:47:57 ID:SPoeLCmC0
フェイクで彼のポジションも嘘だから多分身バレやらは平気ですが、
いろいろおかしいところがあると思いますがスルーしてください。

当時交番勤務だった彼は、夕方五時くらいに通信司令センターから、
ある通報元の様子を見てきてほしいと連絡があったので、その家に行くことにした。
通報というのが、「人を殺してしまった」ということらしいのだが、
通報者がパニックで、他に「血が」とか「シャワーが」とか「死体が」
とか訳のわからないことを口走っていたそうで、
殺人と断定する前に様子を見てきてほしい、見に行く際は気をつけるように、とのことだった。

上司と二人で現地へ行くと、その家はごく普通のマンション。
チャイムを鳴らすと、おずおず…といった様子でドアが開かれ、
中からいかにもDQNというか、気の強そうな青年がすごい怯えた様子で、
警官だとわかった途端ドアから飛び出してきたそう。
「風呂に…」という言葉を頼りに、青年を上司に任せて彼は部屋に入り風呂場に向かう。
0感の彼は特に悪寒も感じなかったけど、部屋に差し込む西日が妙に赤い気がしたそう。
それとかすかに血の匂いも。
で、風呂場のドアにも血が飛び散っていて、ハンカチをつかい開けるとムワッと濃厚な血のにおい。
で、血がそこら始終に飛び散ってる。
しかし何も、死体らしきものは無い。

271 本当にあった怖い名無し 2009/08/05(水) 23:49:31 ID:SPoeLCmC0
そこで彼らは一度交番に青年を連れていき、話を詳しく聞くことにする。
要領を得ない彼の話をまとめると、
「彼はヤクの売人をしており、薬物中毒の元カノとのトラブルで、
警察に全て話すと言われ、怖くなって山奥にでも連れて行って殺そうと思った。
デートを装い山奥で殺して埋めた。
家に帰ってきてシャワーを浴びようとしたら、なかなか水が出ない。振ってみたりしたら
だんだんと出てきたが、髪の毛やドロっとした血やらが出てきて怖くなって通報した」
ということらしい。最初彼の上司はそれを信じなかったし、彼も風呂場で殺してどこかへ埋めたのだと
思っていたそう。しかしそんなわけのわからない嘘をつく理由もわからない。
薬物中毒者の妄想かとも思われたが、その青年自体はその後の検査で薬物常用者では
なかったそう。
とにかく殺人事件では手に負えないと、上司が警察署に連絡、青年も警察署に引き取られて行った。

272 本当にあった怖い名無し 2009/08/05(水) 23:50:23 ID:SPoeLCmC0
で、事件だってことになって彼の手からその事件は離れて、あとから聞いた話では
青年が女を埋めたという場所は、穴を掘った形跡はあったものの、穴の中には何も無く、
髪の毛や皮膚など人が埋められていた形跡だけが残されていたらしい。
そしてとにかく詰まっている死体を取り出さなければいけないってことになって、
色々管を分解して取り出すが、まぁ詰まってる時点でおかしな現象だから
不思議はないのかもしれないが、もし青年の仕業だとしても、
先に詰めるために分解した形跡さえ無かったらしい。

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洒落怖

ミックスジュース

458 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/07(金) 06:55:24 ID:9972VnUR0
学生のころに某コーヒーショップでバイトをしていた
そこはチェーン店ながらに結構ユルいところで、
休憩時間とか勤務中に勝手にコーヒーやらドリンクを作って飲むのが容認されてた。
だから休憩に入る前とか上がる前とかに好き勝手に自分好みのドリンクを作っちゃうわけだけど、
自分はコーヒーショップに勤めてる割にコーヒーがあまり飲めないたちだったので、
ミックスジュースとかフルーツジュースとかをいろいろと混ぜてキンキンに冷やして飲むのがお気に入りだった。
お気に入りって言っても、いつも自分で作っていたわけじゃなかった。
バイト先の古株の先輩がすごく優しい人で、いつもその先輩が休憩時間と上がる時間になると
「疲れてるだろ?」と特性のミックスジュースをわざわざ朝の早い時間にミキシングして作ってくれていた。
なので自分でまかないドリンクなんて作ったことは一度もなかったんだけど、
ある日たまたま時間より早く出てきてしまったときがあって、
そのときふと「そうだ今日ぐらいお返しに先輩にドリンクを作ってあげよう」と思いミキサーのある台のほうへ向かった。

その日は先輩と自分しかシフトに入っていない日で、朝の掃除も終わったことだし
ちょっと美味いジュースでも作って驚かせてやろうと思っていたわけだけれども、
ちょうど扉を開けようというときにミキサー台の方からミキサーが回転する音が聞こえてきた。
どうやら先輩に今日も先を越されてしまったようだった。
ちょっと悔しくなってドアガラス越しに先輩を観察することにした。
あのおいしいまかないジュースが何と何で出来ているのか知りたかった。
すると先輩は、ドアの向こうで不思議な行動をとり始めた。
なにやらフィルムケース?から取り出した液体をミキサーに入れたり、ぶつぶつミキサーを覗き込んで独り言をつぶやいている。
すると、身を乗り出してミキサーを覗き込む先輩の口からぽとぽとと何かがミキサーに落ちた。
ミキサーが回る。ぽとぽと。お構いなしにミキサーは回る。ぽとぽと。
一瞬言葉が出なかったが、たまらず扉を押し開けた。

459 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/07(金) 07:36:49 ID:5Ao+4dLL0
「何してるんですか!」
先輩は今まさにミキサーに自分の唾液を入れているまっ最中だった。
「あ……おはよう○○」
「いや、なにしてんですか?」
「え…お前のジュース作って…」
「は?それいつもくれてるジュースじゃないですか!何してんですか!いっつもこんなことしてんですか!?」
「……」
先輩は黙った。
「何なんですか?てかこれなに?なにやってんですかまじで?」
ミキサーの傍らに立ててあるフィルムケースを取り上げると。嗅いだ事のある匂いがふわっと漂った。
フィルムケースの中を見る。色といい臭いといい、どう考えても精液だった。
先輩はこっちが泣きそうになっているのをよそに、すごく申し訳なさそうな顔をして、
「ごめん、好きだったから……
 でさ…あの…○○、今フリーでしょ?付き合わない?」
にこっと笑った
絶句した。あんな気持ち悪いことをしておいてこの状況でこのセリフ。今更だけどこいつは頭がおかしいと思った。
何より数ヶ月もこいつの体液入りジュースを喜んで飲んでいたかと思うと吐き気より先に眩暈がした。
しかも俺は男だ。

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行方不明

798 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/10(月) 00:18:57 ID:Jj1X2IEDO
小学生の頃、林間学校に毎年行っていた。
俺が6年生の時、行事の中に肝試しがあって、夜中に懐中電灯一つ持って、三人一組で山の中を歩くことになった。
本能的に闇は怖かったんだが、強がって俺は先頭をライトを持って歩くことを志願したんだ。
背が低い俺の後ろを、太ったTと、ヒョロ長いKが付いてくる。
多分三人とも怖かったんだろうけど、強がってはしゃいでた。
理由は覚えて無いが、俺達は横一列ではなく、縦に並ぶように歩いていたと思う。
一番後ろにいたKが、何か変な匂いしない?と言い出した。

801 本当にあった怖い名無し 2009/08/10(月) 00:35:33 ID:Jj1X2IEDO
俺は何も感じなかったし、Kが脅かそうとしてるんだろうと思った。
Kはまだ気にしているようだったが、俺達は歩き続けた。
急に後から吹っ飛ばされて、懐中電灯も飛んでいき、俺は痛みに泣きそうになりながら叫んだ。
何すんだよ!!後からはTの泣き声とKの叫び声が響く。
とりあえず懐中電灯を拾い、後ろを照らすとTしかいない。
Kの声は俺らの進行方向とは逆に向かっていく。
何か怖くなった俺は、とにかく一人で走った。
後からはTが待って~と言いながら付いてきているようだ。
とにかく走って、俺らが泊まっていた旧校舎に着いた。

803 本当にあった怖い名無し 2009/08/10(月) 00:48:42 ID:Jj1X2IEDO
直ぐに先生にKのことを話すと、無線で他の先生方と連絡をとったようで、K以外の児童は全員集められた。
そして男の先生三人でKを捜すしに行き、警察にも連絡をしたようだ。
ド田舎なので捜索隊を集めるにも時間がかかるらしく、俺が就寝する前には捜索がはじまらなかった。
先生達が一回りしても見つからず、とにかくその日は寝ることになった。
布団の中に入っても、Kの声が耳に残っているのか実際に聴こえているのか分からなかったが、
Kの叫び声が小さく聴こえて何時間も眠れなかった。
Kは、ギィギャー、アー、ァァアアア、とか、叫んでた

806 本当にあった怖い名無し 2009/08/10(月) 00:59:06 ID:Jj1X2IEDO
次の日、本来後1日あるはずだった林間学校は中止になり、俺とTは警察に話を訊かれていた。
俺は急に突き飛ばされて訳がわからなかったが、Tは一瞬何か凄い臭かったと言っていた。
周辺から羆の足跡が発見されたため、山狩りが行われたらしいが、結局Kは行方不明のまま終わった。

そして俺が大学生になって、深夜に一人バイクで山を走っていたら、急にバイクのエンジンがとまった。
何も光が無い、真の闇の中、俺は子供の頃の体験を思い出し震えた。
何度セルを回してもエンジンが付かない。周りからは風の音、不気味な生き物の鳴き声がする

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天女さん

975 本当にあった怖い名無し sage 2012/05/30(水) 21:06:32.07 ID:HhN52zwF0
思い出せないとことかは適当に創作
長いの嫌いな人はあぼーんしちゃって

子供の時分、幽霊なんかいやしないって言い張ってた。
所謂、居ると怖いから居ない事にしたいって輩。臆病者。
素直に怖いと言えるやつの方が、よっぽど肝が据わってる。

大学生にもなって、一年・二年・三年と彼女は無しの順調な滑り出し。
素直じゃないってのにも色々あるよな。俺のは見栄っ張り。
こういう弄れた野郎には、弄れたのにしか寄って来ない。
痛々しい見栄っ張りを格好良いと勘違いしてしまうような子。
ヴィジュアル系が好きだったりする子に多かった。
ところが俺はノーマルな趣味。心根が普通の女が好きだから困った。
見栄ばっかり張っている自分に、内心辟易してたのかもしれんな。
肩肘張らず付き合って行けそうな子にばかり惹かれ。毎回爆散。
顔が可愛かろうと、体が好みでも、性根弄れてたら袖にする。
機会無いわけでもないが、ずっとこんな調子で、交際なんて夢物語の日々。

身近な色恋沙汰と言えば、カフェテラスで友人から聞かされるものばかり。
さも興味ありといった顔つきで、右から左に聞き流すだけ。
真剣に相談の時だけは真面目だったけど。的を得た事が言える訳ない。

8月上旬に入ってやる事と言ったら部活だけ。
それも猛暑だったから、野外練習中止告知を見てげんなりってのが多かった。
定員割れスレスレがたいていの学部でデフォの底辺大学だったからさ。
運動施設充実してる大学とは違うんだわ。
クーラー効いた体育館に押し込められると、道具使うスポーツは兎に角嫌がられる。
早々に日照がきつい日はどうせ部活出来ないだろって諦めた。
家の近所の道端の掃除したり、婦人会って名前の老女会の手伝いに行ったりして、時間潰した。

976 本当にあった怖い名無し sage 2012/05/30(水) 21:07:18.10 ID:HhN52zwF0
その日はかなり朝方から雨が強かった。
少人数の部にしては珍しく、他と合同だけど、体育館が借りられる日。
早朝からいそいそ出かけていったら、体育館の扉は閉まってた。
いつもなら開いてる時間なのにおっかしいなあと思いつつ。
待てど暮らせど開けにも来ない。
まあこの雨だから他で何かやってるんだろうと思いはするもんの。
こちとら楽しみにしてたわけで。
裏手の空気取りの窓からでも侵入するかって裏に回った。
ゴミ集積場所のすぐ横通って饐えた匂いに鼻つまんで歩ってたら
突然すっごい雨脚が強くなって地面が白く霞んでた。
ジャージの裾が一気に雨吸って重くなってく。
慌てて進んだら、肌色が見えた。
傾けてた傘を持ち上げたら、尻と黒い髪に覆われた背中が見えた。
絶対これお化けじゃん。こんなとこで全裸とかありえないじゃん。
「お、おば? けさん?…うぉおあっ!?とか叫び声上げて一目散に逃げたよ。
体育館裏抜けたところで壁に背を預けて、ぜはぜはやって。
恐る恐る後ろを向いたら、こっちに向いてた。
胸とか股間とか目が行く奴のほうが多いんだろうけど。
俺は顔を見た。髪がべったりと張り付いててその間から赤茶けた瞳が見えた。
妙に頬が蒼かった。やっべえ、これ絶対やべえ。
ダッシュ。猛ダッシュ。体育館の入口前に逃げた。
別の部のやつがいたんで、そんなかで一番たくましそうな奴にしがみついて。
「お、おばっ、お化けっ!そっち!マジ!見た…マジマジ!!見てきてっ!」
みたいに動転したまま言ったら大笑いされたわ。
で、おもしれえから行ってみるべみたいにその連中が言うもんで案内した。
女の幽霊は綺麗さっぱりいなくなってた。

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不審な客

133 北陸住民 sage 2008/09/05(金) 15:05:15 ID:aM93+Lrg0
怖い話では無いかも知れませんが、忘れ去る前に記録するつもりで書きます
これは業務中に起こった変わった体験です。
話に出てくる同僚はまだ勤めています

自分は数年前に北陸のCホテルでフロント業務をしていました。
その時の話です
普通のビジネスホテルなので当日深夜のフリー客に関しては基本的に受けたりしません
それに都会では無いので深夜に宿泊を依頼してくる客はトラブルの匂いを隠せないのです

その日は既に午前2時を回っており、仮眠の準備を始めた時の事でした
「ルルルル・・・」電話の甲高い呼び出し音に少々焦りながら受話器を取り応対を始めました
今から一部屋取れますか?の質問に、今夜は満室にしておりますと丁重にお断りしました
一応その日勤務の同僚に、先ほどした電話でのやりとりを手短に説明しておく事にする
「さっきのフリー予約が少し変だった。断ったのでフロント来ても入れちゃ駄目だよ」
同僚が承諾してくれたのでトイレと歯磨きを済ませるべく席を立ち別のフロアへ・・・
用を済ませてフロントデスクに戻ってくると昨日のチェックイン時に覚えの無いお客の顔が、
同僚に聞くと自分がフリー予約を断った客のようだったが同僚は断れずチェックインの最中だった

134 北陸住民 sage 2008/09/05(金) 15:06:11 ID:aM93+Lrg0

仕方ないので泊める事にしたが、防犯の事もあるので通常の客よりも注意深く観察する事にした
もう変とかそういうのではなく、あきらかに普通じゃない風体に愕然とした・・・やばいと感じる
先ず、夏なのにコートを着ている。ファッションではない。薄汚れた染みだらけのコート
汚れた帽子を深く身につけ、その脇から洗ってはいないであろうベトベトな髪の毛が見えた
しかしそんなのは普通と思えるほど他に異常な部分がある。
それが圧倒してどうしてもそっちに目がいく
それは皮膚の至る所に”瘡蓋”があるのです。
しかも鮮血と膿に塗れているために余計目立ちました
宿泊表に連絡先を書いている最中も血が溢れ膿が滲み出ており、フロントデスクにも飛び散っている
同僚は目が極端に悪い為、おそらくは見えていないのかもしれませんが普通に応対していました
前受け金として通常よりも多めの1万円を預かり、翌日アウトの際にお釣を返却する事を説明した
逃げて料金が回収不能にならないようビジネスホテルでは当然の対応なのだが慣れていないようだった
鍵を渡して部屋にあがってもらい、何故入れたのかと同僚と揉めたのだがそれも止めて仮眠する事にした

「おおい!A君!起きてくれ!逃げられた!!!」時計を見たらAM5時、、、なんなのよ・・・全く
寝起きで頭が回らないのだが、同僚の慌てぶりが尋常じゃないので説明して貰う事にした
「やっぱりあの客が逃げた」あの客とは深夜のフリー客のようだった。
やっぱりな・・・だから云ったんだ
でもまだAM5時だし、鍵を持って出てるから散歩かもしれない。なにより1万円の預かりがある。
同僚のSさんに何故1万円の預かりがあるのに逃げたと思うんだ?と問いかけると予想外の答えが返ってきた 。
「早朝に自動ドアの音がしたので朝刊だと思い取りに行ったら、点々と血の跡が駅方面へ続いていた」
「ピンときたので深夜のフリー客の部屋に行くとベットも使ってないし鍵も消えていたんだよ」
でも逃げた事にはならないでしょ。同僚にそう促したのですが納得してくれない
「宿泊表の住所はデタラメだった。電話番号は繋がるんだけど誰も出ないんだよ。おかしいよ絶対」
じゃあ最終チェックアウトのAM10時までに帰って来なかったら考えましょうという事で落ち着いて貰った

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ハコマワシ

671 本当にあった怖い名無し 2008/09/02(火) 07:33:21 ID:3fU0+Ms00
2ちゃん書き込んでたらなんか安心してきちゃったんだが、メモ打ってた時は死ぬほど落ちててヤバかった…
あー今夜もあの夢見るんだろうなと思うと鬱になる。

半年くらい前、怖い体験をした。心霊現象ではないが、かなり気持ち悪い体験だ。長くなると思うから適当に読み流してくれても構わない。

中学生だった頃、俺のクラスに霊感少女がいた。

家が神社だか何からしいのだが、概観は普通の家だったし、クラスのみんなは俺も含めて、彼女のことをうそつきだと言って苛めていた。
だが、からかい半分で俺の守護霊見て、とか俺の悩み事あてて、と言うと必ず信憑性があることを言われたり、悩み事を言い当てられたりして、皆には言ってなかったけど俺は彼女のことが少し怖かった。
卒業してからは高校も違った(というか、彼女は高校に行かなかったらしい)のもあり全然付き合いがなくなっていたし、今の生活が楽しくてすっかり忘れていた。

今では反省しているが、高校行き始めてからの俺は結構女の子を傷つけるような生活をしてた。
二股かけたり酷いふり方したり、相当恨みを買ってたんだが、ある日俺宛に小さな荷物が届いた。
中身は手編みの真っ赤なマフラーで、俺はてっきり俺のことを好いてる女の子からのものだろうと思ってニヤニヤしながら部屋に持ち帰った。
部屋の戸をしめた時に、何か変な、なまあったかいような空気が頬にかかったが、気にせずにマフラーを広げてみた。
くるくる巻かれてたマフラーが伸びると同時に、床にごそりと何か変な固まりが落ちた。
よく見ると、胴回りが腕の太さほどもある、でかいわら人形だった。
よく見ないと解らなかったのは、錆びた釘がダンゴになるくらい打ち込まれていたからだ。
俺はゾッとして、思わずわら人形を足で蹴って机の下に追いやってしまった。
オカ版はよく見るけど臆病だし、自分にこんなことが起きたのは初めてで、心臓がバクバクいってどうしたらいいかわからなかった。
とりあえず友達に電話したんだが、みんなウソつけwwwとか言って笑って相手にしてくれない。
 

672 671 2008/09/02(火) 07:35:23 ID:3fU0+Ms00

言い知れない恐怖というか、気持ち悪さみたいなので背中が震えて、ふと頭に浮かんだのが中学時代の、例の霊感少女のことだった。
卒アルと文集を引っ張り出して、彼女の自宅の電話番号に電話してみた。
本当だったら近所の神社とかに持っていけばそれでよかったかも知れないんだが、動転しててそういう発想は出てこなかった。
電話に出たのは霊感少女(Sさん)だった。
俺は慌てて名前も名乗らずに「う、うちにわら人形届いて、赤いマフラーが、それが・・・」とわけのわからない説明をしたんだが、Sさんはすぐに「○(俺の苗字)くんですよね?今日これから行って大丈夫?」と聞いてくれた。
今日は親も仕事で遅くなるらしいので、藁をも縋る思いで頷きながらウンウン言った。
彼女は午後の3時くらいには家に行けそうだと言うので、目印になるガススタで待ち合わせすることにした。
電話を切ったあと、俺はとにかく部屋にいたくなくて、エロ本だけさっさと片付けてから部屋を出て居間でハラハラしながら時間が来るのを待ったんだが、上の部屋(居間の真上が俺の部屋)から、コツコツとへんな音がする。
怖くなってテレビつけてみるが、音はだんだんでかくなった。
足音とかじゃなくて、ごん、ごん、って感じの、何か床に叩きつけてるみたいな音だった。
部屋を見にいいこうかどうしようか悩んでるうちに約束の3時が近くなってしまったので、近所のガススタに行った。
歩いて少し冷静になってくると、俺にあんなものを送ったのが誰なんだろうとかそういうのが頭に浮かんできて、腹が立ってきた。
3時少し前になって、Sさんが原付に乗ってやってきた。
Sさんは中学時代の面影も少しあったが、切れ長の美人になってた。
秋にしてはでかくて厚そうなコート着てて、足元はなんか、着物?みたいな感じでひらひらしてた。
家までの道で、とりあえずの状況と、変な音がするのをSさんに話した。
Sさんは原付を押しながらうんうんと頷いてたが、怖いくらい何も喋らなくて少し気味が悪いと思った。