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洒落怖

迫ってくる

たまたま来られた方から聞いた話です。
その方は、60代くらいの女性で旦那さんと一緒にご夫婦でお越しになっていたのですけど。
ちょっと前に行った場所で奇妙な事があったとの事で少し話を聞いて欲しいと言う事で聞きました。
とある有名な某神社へと参拝しに行ったその帰り道での出来事。
その某神社の周辺には急な坂があり、よく事故がおこる事で有名な場所で知られています。
旦那さんは、慎重に坂を下って行きます。その前方には乗用車が一台走っていたそうです。
その車がカーブで姿が見えなくなり、不意に奥さんはサイドミラーに丸い点のような物が映ってるのに気付きます。
最初は、よく分からなかったそうです。

336 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/04/17(水) 00:30:44.69 ID:dXqe7/o9O
 しかし、ソレはドンドンと近づいてきます。
ドンドン近付く毎にソレが何なのか正体が分かったそうです。
ソレは猛スピードで夫婦の車を追い抜いて行き、カーブの先へと消えていったそうです。
奥さんは、顔から一気に血の気が引くのが分かったそうです。
夫婦を乗せた車はやがてスピードを更に緩めながらカーブを曲がりき……そこでブレーキをかけたらしいです。
何故なら、そこには前方を走っていた筈の車が事故を起こして停まっていたのですから。

337 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/04/17(水) 00:32:52.10 ID:dXqe7/o9O
停車しながら、旦那さんが言ったらしいです。「おまえ、見たか?」って。
ソレを聞いてビックリしたそうです。旦那さんも同じものをみていたからです。
此方をギョロリと凄まじい形相で睨みながら飛んでいく生首を。

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洒落怖

白い女

自分は小中高と、全寮制の学校に通っていた。
凄いド田舎で、そこそこに古い学校。文字通り山の中にある。
トイレの掃除とか凄かったんだ、夏が近づくと必ず排水溝とかにゲジゲジって呼ばれてる
気持ち悪い毛だらけの長い虫が潜んでて、これの退治がもう大変。
狸もよく見かけたし、雉もいた。
裏庭に生徒が何人か集まって許可取って畑作ったり。

そういう場所だから怪談話にも事欠かない。
というか、教師からして結構警戒している節があった。
なんせ、この学校では大分昔とはいえ、死者が出てたから。
事件性も何もない、ただの発作らしいけどね。
自分自身も結構色んな体験したけど、今回は学校でも有名だった白い女の話。

94 2/6 sage New! 2013/05/21(火) 18:05:56.43 ID:We7PesVn0
全寮制だから先輩達との距離もかなり近いし、夜中に集まって
怪談話なんてのも結構やった。
小学生の時に編入したんだが、入ったばかりの時にいた高3の先輩2人(以下A先輩とB先輩)が
語り口が凄く上手いんだ。
ベッドで寝てたら金縛りにあって、目をあけたらおっさんの顔が覗き込んでたとか、
割とありふれた話でも、その2人の先輩が話すと怖く聞こえた。

我が寮は5階建てで、自分達が使ってたのは4階だった。
5階は掃除もされてないし、自分達が使うまでは放置されてた建物らしく
雰囲気も不気味。下らない落書きなんかもそこかしこにあって
階段の踊り場まで行って覗き込むことはあっても、
実際に立ち入る程勇気のある奴はいなかった。

95 3/6 sage New! 2013/05/21(火) 18:10:14.81 ID:We7PesVn0
だけど、文化祭とかそういうもので、終わったらもう二度と使わないけど
捨てるのも忍びないガラクタみたいな荷物、出るだろ。
あれを仕舞うスペースがなくなったっていうんで、5階に運び込むことになった。
それをやることになったのは、A先輩達だった。

2人は仲良かったし、真面目だったから、いつも通りてきぱき頼まれた仕事をこなしていたらしい。
運び込むのは5階に入って直ぐの部屋だったし。
ただ、埃が物凄いからってんで、一旦中断して掃除をすることになった。
部屋だけでなく、この際だから徹底的に5階全体を。
学校が終わったあとの作業だから、夜19時くらいは回っていたんじゃないだろうか。
異変が起きた――というか、異変に出会ったのは、階段から見て一番奥にある部屋だったそうだ。

97 4/6 sage New! 2013/05/21(火) 18:17:43.79 ID:We7PesVn0
寮の部屋はどこも同じ作りで、例えるなら長方形の両端4/1がベッドスペースとして区切られ、
真ん中の部分は勉強机が並んでいて、ドアの真向かいに窓がある。
つまり、扉を開ければ直ぐ窓が見える構造。
当然、5階は使われてなかったからカーテンは閉まってる。
まず、A先輩の方がその部屋に掃除の為に箒とちりとりを持って入った。
夜中だから、暗い。
すぐ下の4階の部屋は自分達が使ってるから灯りが漏れていて、それだけがカーテンを通して
暗い部屋をぼんやりと照らしていた。

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洒落怖

りゅうちゃん

んでは俺も一つ。
何回かに分けます。

私は所謂「見える人」だ。
といっても「見える」「会話する」ぐらいで他に特別な事が出来るわけではない。
例えば分かり易く事故現場にボケっと突っ立つ、どことなく色の薄い青年。私と目が合うと照れくさそうに目を逸らす。
20余年こんな自分と付き合っていて、生きている人間と同じくらいの「何か」に引き留められている色の薄い(元)人を見てきたが、
彼らがこちらに害を加えようとした事はほとんど無い。
ある人は何かを考えこんでいるような。またある人は虚空を睨むように、その場に留まっている。
自由自在に移動しているような奴は本当に極稀である。
正直、オカルト好きな私にとってこの体質は非常に有難い。ラッキーと思っているくらいだ。
これまで「オカルト好き」と「見える」のお陰で色んな体験をしてきたが、私は私の体質が生来のモノなのかどうか知らない。
記憶に残る一番幼い頃の話をしようと思う。

138 2 sage New! 2013/05/22(水) 19:30:11.34 ID:d+BJCgc10
私の実家は近江で神社をしている。
店でも開いているような口ぶりだが、父、祖父、曾祖父・・・かれこれ300年は続いているそれなりの神社だ。
幼稚園に行くか行かないかぐらいの時分。毎日境内を走り回っていた私はある日、社務所の裏手にある小山にこれまた小さな池を発見した。
とても水が透き通っていて1m弱の底がとても良く見えた。脇には当時の私の背丈をゆうに超える岩がある。
私はその岩によじ登ってはすべり降り、よじ登ってはすべり降りるという何が面白いかよくわからん遊びに夢中になっていた。
何回目かの着地後、不意に気がついた。地面を見つめる私の視界に、草履を履いた小さな足があった。
顔を上げると前方に浅葱色の変な着物(じんべいみたいな服)を着た私より少し大きいくらいの男の子が立っている。
私が何をしているのか。さも興味有り気といった表情でじっと私を見つめている。
中性的でとても奇麗な顔。私は参拝にきた人の子供かなぐらいにしか思わず、構わずまたあの儀式の様な謎の遊びを再開した。
すると男の子は何も言わず私の真似をする様に、岩を登っては降り、登っては降りをやり始めた。
当初私は自分が考案した最高の遊びを真似されたと憤慨しましたが、まぁ子供というのは得てして誰とでもすぐに仲良くなるもので。
男の子は名前を「りゅうじ」といった。私は彼を「りゅうちゃん」と呼んでほぼ毎日小山で遊んでいた。

139 3 sage New! 2013/05/22(水) 19:33:17.92 ID:d+BJCgc10
りゅうちゃんは虫取り名人であり、虫博士でもあった。
ナナフシを見つけたのは、後にも先にもりゅうちゃんと遊んでいた時だけだった。
この頃、父に私は小山で遊ぶ時は池に近づくなと言われていた。
当たり前だ。小さい子が池の周囲で遊ぶなんて、こんな危険な事はない。
ある日いつものようにりゅうちゃんと小山で遊んでいた時、池の底にとても奇麗な石を見つけた私は、それを取ろうと池に腕をつっこんだ。
もう少しで取れそう。そんな思いがきっと油断を招いた。
重心がすっかり前にいった私の体は、池の淵をずりずりと滑り落ちてしまった。
もう訳がわからなかった。突然奪われた酸素、上下がわからない。
どっちが上なのか。息を吸いたい。もがく私の腕を誰かが力強く掴み、そして引き上げる。
助けてくれたのはりゅうちゃんだったが、今考えれば幼い私と、そう年頃も変わらない男の子が水の中から人一人を引き上げるなんて有り得ない。
当然ながら当時の私にそこまでの思考力は無かった。
溺れた恐怖にただただ泣きじゃくりながらそのまま家路についた。
ぼたぼたと水を滴らして泣きじゃくる私に母は仰天し、池に落ちたこと、近所の男の子に助けてもらった事を告白した私にきついお灸を据えた。
母に腕を引っ張られたどり着いた先は納屋。私はあの薄暗さが嫌で普段から納屋には近づかなかった。
そんな処に一人放り込まれた私の恐怖といったらそれはもう、今でも当時の私に同情するくらいだ。
暗い納屋で一人しくしく泣いていると誰かが入ってくる気配があった。
すわお化けか何かかと、恐怖に顔面を強張らせたがすぐにその表情は緩んだ。りゅうちゃんだ。
りゅうちゃんは、ひくりひくりとしゃくり上げる私の横で静かに寄り添ってくれた。
すっかり心が丈夫になった私は母が呼びかけてくるまで暫くの間すっかり寝こけていた。
すーすーと寝息を立てる私を見て母は、この子にはどんなお灸もきっと効かないと感じたそうだ。
この頃から両親は「りゅうちゃん」の存在を知る。近所の遊び相手。そんな認識だったそうだ。

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洒落怖

同じものを見る

そんな私の話。

自分の実家は(これは禅宗によくある形式なんだけど)稲荷神社と寺が
一緒になってる。それと屋根続きで自宅部分があって、祖父が隠居するので隠居部屋を立て、
さらに古くなっていた家屋部分も立て直して、現在ほとんど完成している。
住職は父が(父は養子)後を継ぐことになって、今年の冬にその儀式(?)を
やるらしい。父が住職になって、兄も正式に坊さんとして活動することになる。
家が完成したら帰って来いといわれたので八月の末帰る予定だ。
そんな実家だが、もともと仏教は死んだものは天にのぼるか地に落ちるか
輪廻するしかないから霊魂という概念がない。あるのは日本仏教だ。

だけれどうちには妙な話が多い。
母もその妹である叔母も私も力の大小は問わず霊感体質で、ヒステリックだ。
(叔母はもう亡くなっている。)よく夜中トイレ起きのときに、檀家のおじいちゃんやおばあちゃんが
廊下をすーーっと歩いていったのを見たという。
そして、必ず翌日かその日の夜中に訃報が届く。まさに母が見たその人だ。
さて、これはそんな母の霊体験だ。
母はよく夜にうなされ、隣の部屋で寝ている私をうめき声で呼ぶ。(というより
不安なので起こしに行くしかないのだが)その日はたまたま私は母の呼びかけに
気づいて起きる前に意識があった。
見れば空間が入り混じってマーブル模様のようになり、壁からは無数の男の
顔が出てくる。天井からも床からも。私は母を助けに行きたいと思っても
唯一出せるのは声だけだ。
「おかあさーん」と、初めて叫んだ。
母も同じものを見て、やはり私の名を叫んでいた。どのくらい時間がたったのか
分からないまま朝になって、その日は母も私も熱を出し、学校を休んだ。

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寺・神社 洒落怖

思い出の神社

久しぶりに祖母の元へ帰省した時の話
子どもの頃、帰省のたびに遊んでいた近所の神社へ甥っ子を連れて出かけた
着いてみると、記憶よりもこじんまりした境内だったが
遊具がそっくり当時のままで、おかしかったけど嬉しかった。
砂場には小学生が5人位いる

夏休みだなあと思い、一層昔を懐かしく感じた
甥っ子は早速滑り台に飛びついて何度もせわしなく滑っている
その様子を見守っている内に、なんだか腑に落ちない気分になった
「次はあれ!」と手を引かれてブランコに向かい
甥っ子を軽く押している間もその違和感が消えない

なんだろうなと思い周囲を見渡してみる
ブランコに乗って笑っている甥っ子
昔のままの滑り台は、滑面だけが夏の日差しで眩いている
砂場には小学生たち
やしろ。そういえば昔床下にもぐったりしたな

一通り見渡してまた甥っ子に目を落としたところで不意に気付いた
声だ。着いた時から小学生たちの声を全く聞いていない
それで砂場の小学生に目を向けてみると
背を向け合った円陣でしゃがみこんでいる
俺が気に留めなかっただけで、最初からあの状態だったのかもしれない

じっとしゃがんで、手だけ動かしている
手元には小さな砂の山。てっぺんに何かが挿してある
ああ、棒倒しか
円陣で個別にというのは、この辺のローカルルールなのだろう
タイミングよく甥っ子が砂場へ向かったので
一緒に砂場に近づきながら声をかけた

「あ、こんにちは」手前の男の子が返事をして、他の子もそれに倣った
「棒倒しか、別々にやるんだね」と俺もそばにしゃがんだ
間近に砂山を見ると、てっぺんの棒がやけに太い。そして白い
太めのチョークかなと思ったけど歪んでいる
男の子に尋ねると「あ、骨です」と簡潔に答えてくれた

骨って…
骨付きチキンの骨とかではない。明らかに高温で焼ききった骨の白さだ
何の骨?とは聞けなかった
大人の責任としてちゃんと聞くべきだったが怖かった
代わりに男の子が社を指さして甥っ子に言った
「あそこの下にコレあるから一個ほしい?」
情けない話だが、別れの挨拶もそこそこ甥っ子を抱いて遁走してしまった

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一人暮らし

ラップ音

俺の友人の話。
文章にすると洒落にならないって程じゃないかもしれないが、友人にとっては洒落にならないくらい怖かったという話。

友人が自宅の部屋で寝転んで漫画を読んでいると、突然ラップ音みたいなパン、パンという音が立て続けに聞こえてきた。
続いて廊下を歩き回る足音や、何かを引きずるような音、ぼそぼそと囁くような声まで聞こえてきたらしい。
友人は一人暮らし。家の中には他に誰もいない。 挙句の果て、ドアや壁を手で叩くような、「バン!!」って大きな音まで聞こえてきた。

友人は今まで霊体験とかなかったらしいんで、かなりビビッたらしい。
だが幽霊は怖がると益々付け上がる(?)みたいなことを本で読んだことがあったみたいなんで、思わず「うるせえ!!」って、どこにともなく怒鳴りつけたそうだ。
その時、思わず「ヒイッ!」というような、息を竦めるような音が聞こえたかと思うと、数秒後に友人の耳元で、

「わるい。すまなかった。」

という低い男の声がして、それっきり妙な音は聞こえなくなったらしい。
友人は近々神社に行って除霊を頼む心算らしい。
性質の悪い悪霊か何かでなければ良いが、と俺も心配している。