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洒落怖

禁句

私はある俳句の会に入ってるのですが、そこで体験したことを書きます。
怖くはないかもしれませんが実際にあった話です。
私は中学校の国語の教諭ですが部活動は担当していないので土日は時間があります。
それで人に勧められたこともあって地域の俳句の会に入りました。

まわりは仕事を引退したおじいちゃんがほとんどで、
女性会員は数人しかおらずずいぶんかわいがっていただきました。
月2回集まって互選の句会をし、年に2回吟行の会がありました。
吟行といっても師範役の大学の講師の先生が大型バンを運転してくださり、
日曜日に日帰りできる近場に行くだけです。

408 2/4 sage New! 2012/02/02(木) 23:00:39.20 ID:LmP+DcSK0
その吟行は5月の連休の一日で、朝から晴れていてとても気持ちのいい陽気でした。
その回の出席者は9人だったと思います。私は車の中で水筒のお茶を飲んだりしながら
朝の集合時に言われた席題を考えていました。
席題は「立夏」で、これで一句、それから5月の自由題で一句俳句を作って昼食をとり、
今日行く神社の集会所を借りて句会をする予定でした。
神社は自分たちの住む町から車で2時間くらいのところで、
御社名は秘しますが、主な御祭神は菊理媛命です。

大きな神社の駐車場で車を降り社殿までの道すがら皆で歩きながら、
ときどき立ち止まって野草の名前を教えていただいたりしました。
そしてメモを出して俳句を考え始めましたが、
「立夏」は難しい題ではなくどうにかなりそうでした。

409 3/4 sage New! 2012/02/02(木) 23:03:05.57 ID:LmP+DcSK0
神社の神域に入って手水をとりお参りしようとしたとき、
突然空が暗くなり西のほうにものすごく太い稲光が走りました。
そのとき近くにいた句会のメンバーのSさんが「うお」と大声を上げたかと思うと
鼻と口から黒っぽい血を噴き出し目を?いて硬直したようになって真後ろに倒れました。
「ドーン」という雷の音がして、その瞬間に参道の脇にある小さなお社の観音開きの戸がすべて開きました。
その直後に大粒の雨がものすごい勢いで降ってきました。

師範の先生がこちらを見て駆け寄ってきました。そして私ともう一人の方と三人で
Sさんを社務所の中に運び込みました。
Sさんの様子をみてすぐに救急車が呼ばれ、一緒に来ていた奥さんが一緒に乗り込んで病院に向かいました。
その後師範は社務所の神官の方と話していましたが、雨の中からSさんの手帳を拾って戻ってきました。
その手帳を神官に見せると、神官はあっと驚いた顔に変わりました。
その後は皆で昼食を食べ、句会は取りやめしにて帰りました。
神社から離れると雨はあがり元の初夏の空になりました。
師範は携帯でSさんの奥さんと連絡をとっていましたが、Sさんはそのままお亡くなりになったそうです。

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守り神

もう5~6年くらい前の話だけど、ふと思い出したので投下。

俺の昔の友達に所謂「見える人」がいたんだが、
そいつが何か守り神みたいなのを連れているらしかった。
だから見えちゃいけないものが見えても、取り憑かれたり
危害を加えられたりすることはなかったらしい。
その守り神、普段俺には見えないし声も気配も感じなかったのだが、
「どんな感じなの?」と聞くと「着物姿の女の人」と本人は言っていた。
忘れてしまったが、”ナントカ様”みたいな名前もあったと思う。

当時俺はそういうオカルトな話が大好きだったから、
別段気持ち悪いとかこいつ頭おかしいんじゃないかとか思わず、
そいつから色々な心霊話なんかを聞かせてもらっていた。

で、ある日そいつの家で遅くまで遊んでた時、
そのまま家に泊めてもらうことになった。
遊んでた時は一階の居間だったけど、寝る時は二階のそいつの部屋に移動。

部屋に入ると、異様にガラーンとした部屋だった。
5畳半くらいの広さに、勉強机と、その上にデスクトップのPCがあるだけ。
他には何にも無い。
ただ、部屋の隅のところに神棚が置いてあった。
お酒と塩と、炭の欠片のようなものが備えてある。
「何これ?」と聞くと、
「あぁそれ、○○さまの家みたいなもんだよ」と友人。
例の守り神の住家らしい。
何となく凄いものを見た気分になった俺は、その神棚に興味津々。
神棚の知識なんてさっぱりだが、結構立派なもので、安物には見えなかった。
正面の観音開きになっている部分は閉じていたから開けてもいいかと聞くと、
断固NGと言われた。

500 2/4 sage New! 2012/02/03(金) 16:28:25.32 ID:mx7sXcg+0
で、少し駄弁ったあと眠りについたんだが、その夜に
妙な音が聞こえて目を覚ました。

“がらん、がらん”

神社の鈴の音みたいだった。
最初は外から聞こえたのかと思ったが、
それにしては結構な大音量で聞こえたもんだから、
何だろうと思って起き上がろうとした。

が、体が動かない。
(あれ?これ……金縛り?)
金縛りになったのなんて生まれて初めてだ。
隣で寝てる友人に助けを求めようと考えたが、指一本動かせない。
一人でもがいていると、今度は

“ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…”

「ごめんなさい」と繰り返す男の声が聞こえてきた。
幸か不幸か、目だけは動いたので思い切って目を開くと、
俺の顔を覗き込むようにして、頭の側に誰かが立っていた。

黒い着物の、たぶん10歳くらいの女の子。
ただ、髪は長いストレートの金髪。
真っ暗な部屋の中で、その子の髪と目が光ってるみたいにはっきり見えた。

501 3/4 sage New! 2012/02/03(金) 16:29:19.55 ID:mx7sXcg+0
その時、怖いとは全然思わなかった。
むしろ金縛りと謎の声で感じてた恐怖が、その姿を見て吹っ飛んだ感じ。
これはきっと例の守り神だろう、あいつも黒い着物の女の人って言ってたし。
てっきり着物のおばあちゃんみたいなのかと思ってたら(勝手なイメージ)
なんだ、可愛いじゃないか。

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手で顔を被う女

4年前、私が大学生の頃の話です。

当時、都内で一人暮らしをしていました。
麻雀が好きで最寄り駅近くの雀荘でバイトをしていました。
ちなみに男です。

大学もこの最寄り駅から通学しており、
学校帰りにそのまま行けるので立地にも満足していました。

問題はこの最寄り駅やバイト先から自宅へ帰るルートなのですが、
普通の道路を通って帰ろうとすると、長い上り坂を緩いカーブを描いて登って行かなくてはいけません。

これは自宅から離れていくような曲がり方になっており、非常に遠回りとなってしまいます。
そこで、普段から自宅と駅のちょうど間にある公園を突っ切っていました。

651 本当にあった怖い名無し sage 2012/02/05(日) 22:46:36.07 ID:ZoSHRplE0
この公園ですが、駅側から行くとお寺の横の細い道が入り口となっております。
細い道の両側は2mほどの高さのコンクリート塀が立ち、左手はお寺、右手は墓地となっています。
細い道を100mくらい進むと公園が見えてきます。

公園はイチョウや桜の木で囲まれており、少し進むと開けたところに砂場やブランコがあります。
道は続いており、さらに木々が茂った道となり、右手には昔は看護師の独身寮となっていた建物があります。

といっても独身寮の入り口は公園とは反対側にあるので入ることはできません。
さらに、今は使われなくなり窓には板が打ち付けられています。
この建物のベランダが公園側に向いていますが、ボールよけの網があるため敷地に入ることはできません。

先に進むと階段があり、登るといくつかの遊具がある広場へと出ます。
こちらも周りはコンクリートの塀と木々に被われています。

さらに進むと分かれ道となっている場所へ出ます。
右に曲がると隣接する神社の境内へ(お寺とは別に神社があります)
まっすぐ行くと道路へと出ます。
自宅がこの公園の出口からすぐの所にあるため、このルートを使用していました。

分かりにくいと思うので、簡単な地図を描いてみました。
ざっくりと描いたので縮尺は合っていません。

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2601447.jpg.html

652 本当にあった怖い名無し sage 2012/02/05(日) 22:52:44.13 ID:ZoSHRplE0
前置きはここまでで、本題に入ります。
4年前の11月でした。

その日は午後から天気が崩れてしまい大雨でした。
私のその日のスケジュールは、授業とバイト。
授業を終えた頃に雨が降り出したので、持ってきた折りたたみ傘を使い移動します。

バイトもいつも通りにこなし、夜24時に仕事を終えました。
まだ雨は降っていました。

雨が激しかったため、持っていた折りたたみ傘では防ぎきれないと思い、バイト先で傘を借りることにしました。
バイト先の傘とは、急な雨の際にお客さんに貸す傘で、雀荘名と管理番号が書かれたテプラが貼ってあるものです。

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兄弟

私が中学生の時の話です。その当時、わたしの近所には、小学校に通う二人の兄弟が住んでいました。AとBとしましょう。
正確には分かりませんがAは3~4年生、Bは1~2年生といった感じです。
時々、私が部活の練習で素振りをしているとよくその子たちが寄ってきたので、年が離れているけれど私たちは友達になりました。
Aは活発な子でした。そこまで体格が良い、といったわけではありませんがガキ大将気質でした。
Bは何を考えているか分からない子でした。いつも無表情にAの後をついて行くのです。
Aと会ったときは、私に笑顔で挨拶してくれましたが、Bは私の顔をじっと見るだけで声をかけてくれるわけでもありません。
なので、私はBのかわいがり方がイマイチわかりませんでした。

ある日、私は二人を公園で見かけました。その兄弟はかがみ込んで何かを見つめていました。
私はなにしてるの?と声をかけました。
近寄ると、二人が何を見ていたのかが分かりました。
カラスの屍骸です。その体には蛆虫が這い回り、肛門からは誰かが突き刺したであろう木の細い棒がたっていました。
それはどうしたの?と二人に尋ねました。Aが死んでたの、とだけいいました。
それから、近所では猫などの小動物の屍骸が転がっていることが増えました。きまってその小動物には木の棒がささっていて、それをぼうっと兄弟が囲んで見つめているのです。
その時のAの表情は、Bの表情とそっくりでした。兄弟だからむりもありませんが。

868 本当にあった怖い名無し sage 2012/03/20(火) 01:09:53.23 ID:pYkhpGBw0
それから、私の家の近くの神社が全焼する事件がありました。犯人はAだそうです。一人で枯葉を集め火遊びをしていると、その火が神社に燃え移ったとか。
A宅は多額の賠償をしなければならないとか。おばさんたちの井戸端会議ではその話でもちきりでしたが、私はその二人の最近の奇行が気になっていました。

以前の面影も無く、無表情なAをたまたま捉まえて、なにがあったのかを尋ねました。
Aは○○がそうせいゆったから・・・といいました。
そういえば私はBの名前をしりませんでした。多分、Bの名前でしょう。
Bはどうしたの?と訊きました。
Bはおらんようになった。あれ以来、どこにいったのか分からん。
そしてAは下を向くと、来た道を歩いてていきました。Bを探すそうです。
それからBを見たことは一度もありません。Aも元気を無くしました。

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特殊能力

高校生のとき教室で怖い話で盛り上がり、心霊スポットのさびれた神社にいくことになった。
当然メンバーに女子はおらず、男三人で行くことになったけどな。
夕方で、男三人いるということもあり、全然怖くない。
「やっぱり幽霊なんていないんじゃねえか」
「ちっともこわくねぇ」
とか言いながら、歩いていた。
すると、木の陰から何かいるのか、パキパキと枝を折るような音が聞こえてきた。
動物だと思った俺たちはそっちに近づいた。
そこには、明らかに異形のものがいた。

足の数が8本ある、大きなイノシシの形をしてるんだが、人の顔がついている。
しかも何かブツブツ言っている。
俺は腰を抜かしてへたりこんでしまった。ほかの二人も動けない。
逃げ出すことが出来ない絶対的な恐怖だった。
間違いなく殺される、喰われて殺されると思ったそのとき、声がした。

142 4 sage 2012/03/24(土) 18:12:33.08 ID:AUBPuD6R0
「お化けさん、やめるのです」
同級生のAだった。
何でこんなところに?何を言ってるんだ?と思ったら、イノシシに突っ込んでいく。
イノシシの顔が恐怖に歪み、すっと消えてしまった。
「あのお化けさんは危ないので、あまりここに来ないほうが良いのです」
と言って、ひとりで帰ってしまった。
動けるようになった俺たちは逃げだし、Aとイノシシのことを
「なんだったんだあれは?」
「マジで怖い」
とか言っていた。
Aは変な話し方をするから、みんなから軽く馬鹿にされていた。
俺たちもその日までまともに話したこともなかった。
次の日に初めて会話したんだが、俺たちがその神社に行く話を聞いて、
危ないからと尾行してきたらしい。
イノシシは逃げ出したと言っていた。
イノシシが恐怖で逃げ出したのは間違いないと思うのだが、本人も理由はよく分からないようだった。
「お化けさんたちはわたくしを怖がるのです」
「わたくしは変な人だと思われるのは嫌だから、内緒にしておいて欲しいのです」

149 7 sage 2012/03/24(土) 18:19:10.64 ID:AUBPuD6R0
今回、思い切りばらしてしまったなwスマン
もう10年以上経つから、時効だろうw
そのあとは、Aとはほとんど話さなくなったが、馬鹿にすることはなくなった。
あんなのに勝てるAは普通じゃない。正直、Aが怖くて近寄れなかった。
今は何をしてるんだろう?と思う。ちなみにAは男だ。
相変わらず、あの話し方なら、高校生のときと同じように
周りから馬鹿にされているかもしれない。
あの時はまだ若くて言えなかったけど、今なら言える。

助けてくれてありがとう

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アケミちゃん

673 1 sage New! 2012/04/07(土) 01:09:22.61 ID:izNH2elO0
去年の5月に起きた話を。

大学に入学し友達も何人かできたある日の事、仲良くなった友人Aから、同じく
仲良くなったBとCも遊びにきているので、今からうちに来ないかと電話が
あった。
時間はもう夜の9時過ぎくらい、しかもAのアパートは俺の住んでいるところから
大学を挟んで正反対の方向にあり、電車を乗り継いでかなり先にある。時間も
かかるしちょっと面倒なのだが、特にすることもなく、そのうえ土曜の夜で暇だった
俺はAのアパートへ向かう事にした。

乗り継ぎ駅のホームで待っているとき、ふと気付いたのだがホームで
待っている人がやけに少ない。
「土曜の夜ってこんなもんだっけ?」と疑問に思ったが、特に気にもせず電車に
乗り込んだ。すると電車の中もやけに空いていて酔っ払いらしい2人組みが
乗っているだけだった。

特になんとも思わず席に座り、携帯を弄りながらぼーっとしていると、その酔っ払い
2人も次の駅で降りて行き、代わりに俺と同い年くらいかな?の女の子が乗ってきて
俺の向かいくらいの位置に座った。
最初は気付かなかったのだが、ふと携帯を弄るのをやめて顔を上げると、その
女の子がやたら可愛い事に気が付いた。

黒のセミロングくらいの髪型でちょっと大人しめな感じ、ぶっちゃけ言えばモロに
タイプの子だ。
が、別に女の子と話したことが無いとかそういうのではないけど、彼女いない歴=
年齢の俺に声をかける勇気があるわけもなく、「出会いなんてあるわけないよなぁ」と
心の中で思いながらふとその子を無意識に見つめてしまっていた。
しかも間の悪い事にその子と目があってしまった。

674 2 sage New! 2012/04/07(土) 01:10:27.14 ID:izNH2elO0

「ヤバイ、キモいやつだとおもわれる!」と慌てて目を逸らしてずっと窓越しに
外を見ていました風な態度を取ったのだが、傍から見てもバレバレだろう。
目的地の駅はまだ5駅も先だ、俺は「どうしよう、次の駅で下りるべきか、でも
それだと余計不自然じゃね?」などとあからさまにキョドって葛藤していると、クスクスと
笑い声が僅かに聞こえてきた。

「え?」と俺が正面を向くと、女の子が俺のほうを見て楽しそうに笑っている。
そして、楽しそうに「なんですかぁ?」と俺に話しかけてきた。
「え?マジで?何このマンガみたいなシチュエーション」と思い浮かれまくり
ながらも、表面上は冷静さを取り繕いながら「いや…外を見ていただけだけど…」
と返すと、あろう事かその子はクスクスと笑いながら「私のこと見てたよねー」と
言いつつ俺の隣へと移動してきた。

内心大喜びしながらも、観念した俺は「ごめん、見てました…」正直に答えた。
その後15分ほどの間だが、俺はその子とかなり色々話した、名前はアケミちゃん
というらしく、学部は違うが俺たちと同じ大学に通っているらしい。
しかし、その時は気付かなかったのだが、後になってこの時の会話を思い返して
みると、明らかにアケミちゃんの言動はおかしかった。