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洒落怖

厭な家

流れ読まずにぶったぎってごめん。
幽霊もちゃんと出てこないのに微妙に長いし、スルーしてもらって一向に構わない。
ずっと書き込むかどうか悩んでたんだけど、個人的に本当に洒落にならなかったので誰かに聞いて欲しかった。

時期はうろ覚えだけれども確か自分が小学5年生くらいの頃、2階建てのそこそこ綺麗なアパートに引っ越した。
そのアパートの隣には借家の一軒家がたっていて、道を挟んで向かいにある大家がどちらも管理しているようなところ。

その借家の方には私よりひとつ上の学年の先輩が住んでいて、家も近いこともあってよく部屋に遊びに行かせてもらってた。
どうやらその部屋では心霊写真や不思議な動画がよく撮れるらしく、たまに携帯(当時はまだガラケーね)で見せてもらったりして楽しんでた。

怖い話や心霊特番が大好きだった私は喜んで見てたんだけど、写っているものは白っぽいオーブ?のような物体が部屋の中を横切ったりしているだけで、不謹慎ながらもあんまり面白くないなあと思っていたのは覚えてる。
428 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/06/17(水) 12:51:00.07 ID:0FE695Aw0.net[2/7]
引っ越してしばらく経ち、私が6年生になったくらいの頃から、なぜか私の両親が件の一軒家をしきりに羨ましがるようになった。
失礼だけど見た目もボロボロだし、なにより先輩一家が現在進行形で住んでいるわけだし、なんでそんな事を言うのかわからなかったんだけど、両親はことあるごとに「家賃がアパートと変わらないならあっちがいい」だの「引っ越したりしてくれないかしら」だのと言っていた。
その時は、ただ純粋に一軒家が羨ましいんだろうなあくらいにとらえていたんだけれども、今思えばそんな発言をすること自体ちょっと妙っちゃ妙。

アパートで暮らし始めてしばらくして、確か自分が中学2年生くらいの頃、先輩一家が夜逃げ同然に突然いなくなった。
(特定されちゃうと怖いので詳細は察してください。すまぬ。ただしばらく警察が行ったり来たりしてた)

私の両親は、これ幸いと隣の一軒家に引っ越す話を大家と進めていった。
先輩が急にいなくなってしまったショックもあるうちに、しかもその人がいた家に移り住むなんてそりゃ嫌だったんだけど、たかが中学生が親に逆らえるわけもなくあれよあれよと言う間に引っ越しは決まってしまった。

しかも、自分に宛がわれたのは例の先輩が使っていたまさにその部屋。
嫌だ嫌だと思いながらも暮らし始めれば慣れてしまうもので、私は高校生になるまでその部屋でずっと生活してたんだ。
429 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/06/17(水) 12:53:15.08 ID:0FE695Aw0.net[3/7]
ごめんageちゃったorz

予想通りというかなんというか、その家では色んな経験をさせてもらいました。直接幽霊を見るようなことはなかったので考えすぎだと言われてしまえばそれまでなんだけど。

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洒落怖

本性

書き込んでいいのかわからないのですが、
初投下、長文&駄文、失礼します
文章下手なので苦手な人はスルーしてください

霊感の無い俺が、だいぶ前に体験した話。

大学時代の先輩から飲み会に誘われた。
なんでも経営者とか個人事業主が多い飲み会らしい。

俺はこっちに上京したばっかりの新入社員で、慣れない一人暮らしをはじめた頃だった。
俺は大学の先輩に上京してきたことを電話で話し、それから何度か会うようになっていた。

そんでもってちょっとこっちに馴染んできた時に飲み会に誘われた。

実は先輩、ネットワーク系のビジネスやってて、久々にあった2~3回目に誘われたんだが、
俺には絶対にむかないので丁寧に断ったw(人見知りだし)

先輩は「そっか」くらいでそれ以上の勧誘なし。
そんでもって、それからも先輩とは普通に会ってた。

そして上に書いた飲み会のお誘いがあった。
もしかして何かの勧誘かな?と思って、聞いてみると
先輩は「違うよw俺も友達に誘われただけ」とのこと。
先輩いわく、その友人すらネットワークとは関係ない人だそうだ。

「ただいろんな人がいるし、いろんなこと聞けるんじゃないか」
という興味で参加しようと思ったらしい。
そこに俺も誘われた。
499 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/06/23(火) 03:05:41.13 ID:RdZHUr5Z0.net[3/16]
「ただいろんな人がいるし、いろんなこと聞けるんじゃないか」
という興味で参加しようと思ったらしい。
そこに俺も誘われた。

なんでも俺と年齢的に大差ない20代くらいの経営者が多いらしい。
そういう世界もあるんだな、と俺も興味津々で参加した。

で、その飲み会の席ね。
行ってみると10人程の男女が。
確かにみんな若い。
40代なんてパッと見いなかった。

で、男連中に混じって女がいたの。
仮にこれをA子と呼ぶ。

第一印象は痩せててちょっと不健康そうに見えた。

そんで皆が皆知り合いじゃない(俺なんて先輩しか知り合いいない)から、
飲み物頼んでみんな自己紹介。
500 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/06/23(火) 03:08:43.53 ID:RdZHUr5Z0.net[4/16]
みんな「これから会社を設立する」とか、「この会社経営してます」「税理士の勉強してる」とか。
先輩も会社立てたいってこと話してたw(初めて知った)
俺はというと、あんまりお金ー、とか自分の会社ーって考えたことなかったよ。
だから、「上京したてで、○○系の会社に勤めてます」ってありのままのことをいった。
そしたら誰かが「○○系? なんて会社?」って聞くの。
俺も聞かれてポロリと「◆◆(会社名)です」って答えた。
すると何人から「おおー」とかいう声が漏れた。
俺が勤めてる会社はいわゆる大手の企業。
新人だし全然威張れないんだけどさ。
ただ名前が知れてる。

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時間・空間 洒落怖

抜けた記憶

書いてもわかってもらえないと思うが、俺は1年ほど記憶が抜けている。
俺は4歳だったころに、祖父母のうちに泊まっていて、トイレにいて座っているといきなり5歳になっていたんです。
服装は同じなんだが、気付いたら目線の高さも変わっていて、カレンダーを見たら1年たっていたんです。(このときに自分の年齢を知りました。)
親に話しても信じてもらえず今も疑問です。
誰か同じような体験をした方いませんか?

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田舎・地方の習慣

笑顔の霊

母の話。

母が父のいる田舎に嫁いできたとき、母は「都会もん」(と言っても県庁所在地という程度で大した違いはない)と言われ、よく姑にいじめられたらしい。
いや姑に限らず、田舎者ってのは一部地域を覗いて大抵は余所者を嫌うもので、嫁いだ筈の母も例に漏れずいつまで経っても余所者扱いしかしてもらえなかったそうだ。
田舎のいじめってのは土俗的な因習・風習も絡むから壮絶なんだが、まぁそれはまた別の話。

で、母が嫁いでから割りとすぐ、家の近くで事故が起きた。
砕石場があって、作業員の男性がそれに頭から巻き込まれた。
彼は軽度の知的障害があったようで、やはり田舎ではいじめられていたらしい。
彼が詰まったかなんかした砕石機の中を覗き込んだときにその機械が作動したのだそうだ。
事故で機械が作動したか誰かの故意かはわからない。その場にいたもう一人の証言はあてにならない。
けれど結局は事故として処理された。
母は事故現場にかなり近い場所にいたので、事故後の騒ぎですぐに駆けつけ、真っ赤に染まった砕石機にこびりついた肉片と、もう一人が必死にひっぱりだそうとしたというちぎれた片方の足首を見たそうだ。
あれ以上に凄惨な現場は見たことないと今でも語る。
872 :2@\(^o^)/:2015/06/29(月) 18:43:51.35 ID:LWRT4Mxd0.net[2/3]
それから母は毎晩その現場を夢に見たそうだ。
けどある時、夜中にトイレ(外にあった)へ行こうとすると、玄関にその死んだ筈の男性が立っていたそうだ。
彼は母を見てニコニコ笑っていたそうだ。
その姿は幽霊という気は全くせず、普通の生きた人間のようだったという。

もともといじめられている同士?ということもあり、母は当然彼に優しく接していたらしく、彼は母にはいつも笑っていたそうだ。
けれどさすがに死んだ筈の彼が家の玄関に立っているのを見て、とてつもない恐怖を感じて凍りついた。
悲鳴すら出なかったらしい。
彼は生前にそうしていたように、片方の肩をひょいひょいと上げる癖をしながらただ母を見ていた。
結局彼は不思議そうにこちらを見ながらも普通に歩いて消えたそうで、しばらく母は動けなかった。
翌日になると昨晩のアレは夢に違いない、毎晩あの現場を思い出しているからだ、と思ったという。

けれど数日してまた彼は現れた。
そして前回と同じくにこにこしながらも、ひょいひょい、と肩を上下にうごかした。

それはしばらく続いたそうだ。
その間、怖くて夜中はトイレに行けなかったとか。

で、なんで今この話を書いたかというと、さっきネットで「笑顔の霊は危険」といのを読んだからだ。
もうすぐ連れていける、嬉しい!ということだとか。
単にいつもにこにこしてた人だから、という理由ならいいけど、そうじゃないならもしかして仲良くしてくれた母を連れに来てたんだろうかと思って寒気がした。
まぁ未だにそんな何十年も前のことに怯えてる母に言う気はないが。
母はいまのとこまだ生きている。

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洒落怖

おっちゃん

それでは早速。
この話を公表するのはじめてです。

社会人になりたての頃、学生時代の仲間数人で
海辺の民宿に泊まり込んだ時の出来事。
新社会人のプレッシャーを忘れ、学生気分でダラダラ過ごそうと企画されたお気楽一泊。
日中、存分に海水浴を楽しんだ後で俺たちは宿に戻り、
たそがれ時の薄暗い室内で一息ついていた。
「なあ、飯食ったら花火するんだろ?」
「買いにいかなきゃ。コンビニ遠いぞ」
「ドリンクも切れたし行くしかないだろ」
「それより裏山で肝試ししねぇ?」
なんて話をしていると、部屋のふすまがガラっと開いた。
そこに立っていたのは、俺たちにはお馴染の「おっちゃん」だった。

俺たちは高校時代、何をするでもなく放課後の図書室でダベっていた。
放課後の図書室は一種のサロン状態だった。
その輪の中に用務員のおじさんもいた。
奥さんが車で迎えに来るのが夕方なので、それまでの間
図書室で学生たちと雑談して暇を潰していたのだった。
陽気でぶっちゃけた人柄で、皆から「おっちゃん」と親しまれていた。

そのおっちゃんが部屋の入り口に立っていた。
9 :アリエル 2@\(^o^)/:2015/07/03(金) 00:21:58.32 ID:sNc1nWce0.net[2/4]
そのおっちゃんが部屋の入り口に立っていた。
憮然とした表情で室内を見下ろしている。
おっちゃんに目が釘付けになる俺たち。
おっちゃんは何故、俺たちがここにいるのを知っていたんだ?
偶然この宿に泊まっていたのか?
…いや、おっちゃんは、俺たちが高校三年の時、交通事故で他界している。
図書室の有志で奥さんに追悼の手紙も出した。間違いのない事実だ。
なんだ、何なんだこれ。
凍りついた雰囲気を破るようにおっちゃんが口を開いた。
「お前らここにいたんか?」
「は、はい…いました…」
友人の一人が間抜けな返事をする。
皆、固まっていた。ここにおっちゃんがいる事の異常性に皆気付いているようだった。
おっちゃんはしばし、気難しそうな顔で考え込み
「大変な事だぞ…」
とつぶやいて廊下の向こうに去っていった。
10 :アリエル 3@\(^o^)/:2015/07/03(金) 00:22:51.55 ID:sNc1nWce0.net[3/4]
「おい?見たよな?」
「似た人…じゃないよな…?」
こわばった顔を見合わせる俺たち。
団子になって恐る恐る廊下を覗いてみる。
薄暗い廊下には誰もいなかった。
「おっちゃん? おっちゃーん?」
恐る恐る呼びかけながら廊下を検分すると
突き当たりの共用トイレのドアから、何かモヤのような白いものが漏れている。
「アレ何だ?」
「俺が開けてみる」
友人の一人が、トイレ照明のスイッチをつけ、意を決してドアを開く。
ぶわっ、と白いガスが渦巻いて俺たちは軽いパニックになった。
「うわっ…」ドアを開けた友人が絶句する背後からトイレを覗き込むと
真夏の盛りだというのに、トイレの水は凍りついていた。
水ばかりではなく、便器もタンクも白い霜に覆われ、
タンクの上に飾られた草花がドライフラワーのように固まっていた。
その冷気が廊下の澱んだ熱気でモヤになったのだった。
11 :アリエル 4@\(^o^)/:2015/07/03(金) 00:23:55.20 ID:sNc1nWce0.net[4/4]
俺たちは民宿側にトイレの凍結を伝えた。おっちゃんの件は伏せて。
民宿のおじさんは最初、俺たちの悪戯を疑っていた。
「スポーツの後のアイススプレーとか撒いたんじゃないの?」
「それっぽちでこんな凍りませんよ!」
「むぅ…」
おじさんは俺たちの怯えようと、トイレの完璧な氷結ぶりを見て疑いを捨てたようだった。
「冬場でも凍らないのに…」と首をかしげながらも
タンクと配管の検分を行い
「中の水がカッチカチだ。今夜は使わないでね」と一言。
溶け出した霜を受けるタオルをトイレの床に敷いて戻っていった。

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洒落怖

面(オモテ)さん

長文失礼。出てくる人の名前は実際のものと変えてる。詮索御免。
結構、友達に話してるから身バレするかもだけど、分かっても黙っててねwww
あれは三年前で、俺が大学4年生のころ。結構早く内定が出たから、遊び回ってたんだよねww
彼女とか友達と毎晩遊んでたんだけど、ある時なんだかみんなと予定が合わない日が続いたんだよね。
まあ、暇になったってこと。
ほんで、もうすぐ夏休みだったし、久しぶりに爺ちゃんに会いに行こうと思って、母方の田舎に行ったんだ。
これがすごい山奥なんだよねwww
どこかは伏せるけど、とにかく田舎よ。全然、外灯とかも無いわけ。
そこに一人で行ったんだよ。
電車に二時間半くらい乗ってさwww
爺ちゃん家に着いたのは、もう夜だったな。
ほんで、全然話が変わって申し訳ないんだけど、爺ちゃんの家はすごい古くてさ。
なんかよく分からんもんが、沢山あんの。
そん中で特別、頭おかしいやつが、あってさ。
能面みたいなやつなんだよね。すごい古いものらしいんだ。
こいつがオカルトなわけ。壁にかけて飾ってあるんだけど、そいつが夜になると一人で浮いて、家中を徘徊したりするらしいんだよね。
そんな話をお袋から聞いて育ったから、爺ちゃん家に行くたびに「最近は動いた?」って聞いてるんだ。
この時も爺ちゃん家で夕飯食べながら、聞いたんだよ。
「あのお面まだ動くの?」って。
爺ちゃんはお面のある部屋で寝てないから、分からないって言ってた。
でも、お面の話すると、いつも言われるんだけど、「あの面は家の守り神なんだから、怖がるもんじゃない」って、その時も言ってた。
だけど、俺はなんとなく怖いのと、興味があるので、半分半分くらいだったんだよね。
でも、田舎で暇だし、刺激求めちゃったんだよね……
219 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/15(水) 13:29:50.24 ID:SVXeXbgn0.net[2/8]
俺、その晩、お面の部屋で寝ることにしちゃって。爺ちゃんは笑って、いいよって言ってたし、何も起こんないだろって余裕こいてたよ。
あれが良かったんだか、悪かったんだかは、今でもよく分からんわ。
まあ、とにかく、しばらくは携帯弄ったりしながら、お面を見張ってたわけ。
そしたら夕飯食いすぎたのか、お腹痛くなってきてさ。トイレ行ったんだ。
古い家だけど、トイレは普通に洋式で、普段あんまり怖いって感じじゃないんだけど、お面のこと考えてたし、時間も深夜二時くらいだったから、ちょっとビビってたんだよ。
用が済んで、ケツ拭いて、立とうとしたら、トイレのドアがカタカタ揺れ始めてさ。
そのカタカタが段々大きくなるんだよ。
で、カタカタと共にコツコツとノックみたいな音も混じりだして。
一瞬で分かったよ。「あ、お面が来たんだ」って。
すごい寒気がしだして、怖くて、爺ちゃんを呼ぼうと思ったんだけど、喉がガラガラで何故か声が出ないんだよ。
しかも、変な臭いがし始めて。
いや、俺の排泄物の臭いじゃないよ。
なんか草とか土を濃くした臭いみたいの。
草刈り機とかで雑草刈ると変な臭いするじゃん?
あれのもっと邪悪な臭い。とにかくクサイんだよ。
220 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/15(水) 13:30:44.03 ID:SVXeXbgn0.net[3/8]
んで、便座に座って、心の中で「ごめんなさい、ごめんなさい」って祈り続けたよ。何を謝ったんだか分からないけど、とにかく許してもらおうと思って。
で、こんな怖い時に、不思議なんだけど、トイレまだ流せてないのを、思い出してさwww
とりあえず流そうって思って、便座から立って、トイレの方を向いたの。
そしたら、体が固まったよ。
爺ちゃん家のトイレは、トイレのタンク側に小さい小窓があるんだけど。
そこから変な女が上半身出して、トイレに乗り込んで来てるんだもん。
そんな人が通れるほど、大きい小窓じゃないんだ。
あからさまに幽霊だよ。
ショートカットの女で、顔は白いんだけど、笑っても泣いても怒ってもないんだよね。
真顔。そのまま、ちょっとずつ俺の方に寄ってくるの。
トイレのドアは相変わらずカタカタ言ってたけど、そんなんはもう怖くなくなってて。
女の方が怖かったよ。ナメクジくらいのスピードだけど、近くに寄って来てるんだもん。
んで、トイレのドア開けて、逃げたわけ。
ドア開けたら、やっぱりお面が浮いててさ。
怖かったんだけど、後ろにいる女よりマシだから。
トイレ出て、そっちに向かったわけ。
そしたら、お面も俺の方に動いてきてさ。
しかも、お面はめちゃ速いの。
ヒュンって動いて、俺の顔にお面がくっ付いたんだよ。
ちょうどお面をかぶるみたいに。
急でめちゃビビったよ。
で、そこでついに気絶したんだよね。
気絶する瞬間は今でもよく覚えてる。
顔からお面を外したいって、怖いって思いながら、倒れたよ。
221 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/15(水) 13:38:48.55 ID:SVXeXbgn0.net[4/8]
つぎの日、廊下で倒れてる俺を爺ちゃんが発見して。
女とお面のこと話したんだよね。
そしたら、当たり前だけど、爺ちゃんも驚いて。
もちろんすごい心配もしてくれたよ。
お面のことは興味ないみたいで、女の事ばっか聞いてきたな。
「どんな顔だった」とか「何着てた」とか。
正直、そんなのよく覚えてなくてwww
でも、「なんか草とか土みたいな臭いがして、たまたま振り返ったら居た」って言ったんだよね。
そしたら、爺ちゃん、なんだか神妙な顔をして、「トイレには行くな。行きたくなったら庭にしろ。これから爺ちゃんはヨネちゃん連れてくっから」って。
ヨネちゃんってのは、近所に住んでる婆さんで、どっかの神社の娘だったらしくて、霊感とかそういう能力があるって言われてる人。
でも、爺ちゃんが家でてったら、俺一人じゃん?そんなん怖いから、俺もついてくって言ったんだ。
そしたら、爺ちゃんが「面(オモテ)さんから離れたらだめだ」って言って、俺は家で留守番することになって。
爺ちゃんが出てって、めっちゃ怖いから、テレビ爆音にして待ってたんだよね。
そしたら、意外とすぐ帰ってきたんだ。
5分くらいかな。ほんとにすぐだった。
ヨネちゃんが「○○(俺の名前)ちゃん! 大丈夫かー?」って来て。
ヨネちゃんにも、昨日の夜の話を全部したんだ。
ヨネちゃんは「うんうん。怖かったねぇ」って言って。
俺は、は? こいつ真面目に聞いてんのか? こっちはマジで幽霊見てんだよ。趣味では霊感持て余してんじゃねえんだよ。ふざけんな。って心の中で悪態ついたよwww
ハッキリいって、この時はヨネちゃんのこと、いい人だとは思ったけど、信用してなくってさwww
とにかく人と居れればいいやと思って。
でも、爺ちゃんとヨネちゃんはなんだか真面目に話し合ってて。
「面さんがどうにかしてくりゃあいいんだけどなあ」
「もしかすっと、縁結ばなきゃいけないかもしんねえな」
こんな感じだったと思う。
222 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/15(水) 13:40:27.57 ID:SVXeXbgn0.net[5/8]
そんな話が終わって、ヨネちゃんが机にお面を立てたんだ。そこらにあるブックスタンドで。
それで「○○ちゃんも一緒に面さんに助けてもらえるようお祈りしよう」って言うんだよね。
それで、ヨネちゃんはなんだかゴニョゴニョ呪文を唱え始めたわけ。
俺は呪文は分からないから、とりあえずお面に向かって手を合わせて、心の中で「助けてください、助けてください」って祈ってたよ。
10分くらい祈ったかな。お面がカタカタ揺れ始めて。
怖くて、目を閉じられなくなって、お面を凝視してたんだ。
そしたら、あの草みたいな臭いがし始めて。
しかも、昨日よりはるかに強く臭ってさ。
俺、昨日のことが頭の中でフラッシュバックして、その場で吐いちゃったんだよね。
で、何かいる気配がして、部屋の隅見たら、やっぱり居るんだよね。あの女が。
昨日は、上半身しか見えなかったんだけど、今日は全部見えて。
白い和服着てて、手を前にして立ってるんだよ。
そんで、カオナシみたいなポーズで、両手で大事そうに、赤い毛糸みたいの持ってんの。
「うわああああああ!!」って叫んだら、爺ちゃんが「大丈夫だ! 大丈夫だ!」って俺の背中さすってくれてさ。
ついでに戻したゲロも片付けてくれたんだ。
ヨネちゃんにも爺ちゃんにも、女は見えてるみたいで、ヨネちゃんは呪文の声大きくするし、爺ちゃんは俺と女の間に座って、俺を隠してくれた。
でも、女はその場で立ったまんまなんだよね。
昨日みたいに近寄って来たりしないの。
しばらく怖いけど、我慢して、祈ってたら、今度は畳をペタペタ歩く音が聞こえてさ。
女は立ったままで動いてないから、違うやつなんだよね。
周り見渡したら、なんだか茶色い赤ちゃんみたいのが、ハイハイしてんの。
こいつは段々俺に近づいてくるんだよ。
223 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/15(水) 13:42:41.25 ID:SVXeXbgn0.net[6/8]
しかも、どうやらこいつからあの臭いが放たれてるみたいなんだよね。
すごい怖くて、もう気絶したいって思ったよ。
そしたら、ヨネちゃんが爺ちゃんに「こりゃもう縁結ばなきゃ危ないね」って言ってさ。
爺ちゃんは「もう少しなんとかなんないんか?」って言うんだけど、ヨネちゃんが首振って。
爺ちゃんはなんだか悲しそうな顔して、机の上のお面を取って、俺に「面さんつけろ。守り神なんだから○○を守ってくれるよ」って。
もう何がなんだか分からないから、すぐお面かぶったよ。
茶色の赤ちゃんが俺のほう向かってきてるし。
そしたら、部屋の隅に立ってた女が、周りをキョロキョロしだしんだ。
で、部屋中をウロウロ歩き始めて。
俺を探してるっぽいんだよね。
俺の顔覗き込んだりして、首傾げたりしてた。
224 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/15(水) 13:47:57.92 ID:SVXeXbgn0.net[7/8]
心臓とまるかと思ったよ。
で、しばらくして諦めたのか、「キィィィヤアアアア!!」みたいに叫んで、消えたんだ。
気づいたら赤ちゃんも居なくなってた。
結局、そのあと俺は気絶しちゃって、起きたらもう夕方だったんだよね。
ヨネちゃんはもう帰ってた。
爺ちゃんは俺が起きたら、すぐにすき焼きを作ってくれた。
それで、申し訳なさそうに話した。
「○○、今日から爺ちゃんと一緒に住もう」
これ言われた時、あんまりなんで?って思わなかったな。
爺ちゃんは必死に頑張ってくれたの分かったし、それに、朝家から出るなって言われた時になんとなく分かってたんだよね。
「実はな。○○はお鶴さんに憑かれたんだ。ごめんな。爺ちゃんが守ってやれなくて。でも面さんがお前を守ってくれてるから、安心してくれ。それでもな、面さんが守ってくれるのは、この家の者だけなんだ。だからな、お前は今日からここで住まなきゃならん。ごめんな……」
爺ちゃんは泣きながら、俺に頭を下げたよ。
それで、結局、俺はここで住むことにしたんだ。それしかなかったしね。
お面は、この家に属する者なら守ってくれるらしくて、ちょっと外に出たり、外泊しても、大丈夫らしい。てか、大丈夫だった。
225 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/07/15(水) 13:48:29.02 ID:SVXeXbgn0.net[8/8]
そんで、今は爺ちゃんの跡継いで農家やってるよ。
あの女の幽霊に関しては、爺ちゃんによく聞いたよ。
あいつはお鶴さんって言うらしくて、俺の御先祖様が婚約してた女の人らしい。
だけど、何故だか分からないけど、お鶴さんの家が村八分になっちゃったらしいんだよね。婚約した後に。
だから、婚約破棄して、御先祖様は違う人と結婚したらしいんだけど、お鶴さんはやっぱり悲しんでさ。
自殺したらしいのよ。崖から飛び降りて。
何がいけないって、それだけでもいけないのに、お腹に子供居たらしいんだよね。
それで、御先祖様とか周りの村人は哀れに思って、お鶴さんの家を村八分から、解いたらしいんだけど。
それでも、やっぱお鶴さんはすごい恨みがあったみたいで、時おり俺の家系の男子に憑くんだって。
昔はそれで皆死んでたんだけど、なんか旅の僧侶だかなんだかに相談したら、例のお面をくれてさ。
それからはそのお面が家を守ってくれてるんだと。
詳しいことは爺ちゃんも分からないみたいだったな。
で、ヨネちゃんがやってたのは、お面に頼んで、お鶴さんを慰めてもらおうとしてたんだって。
これが上手くいく奴と、いかない奴が居て、上手く行けば、ここの土地に拘束されず、お鶴さんの恐怖からも解放されるわけ。
上手くいかないと、この家でお面に常に守ってもらいながら、暮らすらしい。俺はこのパターン。
ここで暮らすの、最初は嫌だったけど、今はなかなか楽しいよ。
回線遅いけど、ネットもあるしねwww
ほんで、あれからお鶴さんも見てないしね。
多分、どっかに居るんだろうけど、俺もあっちもお互いに認識できてないんだと思う。
まあ、こんなもんです。
読んでくれてサンキュー。