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心霊スポット・肝試しでの怖い体験 洒落怖

夢の子供

915 子供 sage 2012/07/10(火) 01:35:53.01 ID:COnTfSmE0
あんま怖くないかも知れんが、俺自身は凄く怖かったって話し。
長いので暇な人だけ読んで下さい。

九州の南部に住んでるんだけど、去年の8月の半ば位に暇潰しに友人4人(男TとU2人、女RとK2人)とで肝試しをする事にした。
県内の山の中にあるS病院跡が割と有名らしく、夜の9時半位に家を出て俺の車で向かった。
病院跡の周辺には民家も何も無いって話しだったから、途中にあるコンビニに立ち寄って缶ビールやジュースやら菓子やら花火なんかを買い込んだ。
買い物が終わって店を出た駐車場で偶然、別の友人グループとバッタリ出食わした。
んでその場で駄弁ってる内に盛り上がっちゃったのね。
今買ったばかりのビールにジュースに袋菓子や唐揚げを食いながらで物凄く楽しかった。

そこのコンビニは郊外にあって、出来てまだ半年か1年位でまだ新しく、タクシーの待機所も兼ねていて、タクシーの運転手が2人、車外に出て世間話をしてた。
携帯でメールしててふっと横に目をやると、その内の1人の運転手のオッサンが話しながらこっちをチラチラ見てる。
目が合った途端、オッサンの方から顔を逸らしたけど、又直ぐにこっちを見てんのが分る。
コンビニの入り口から少し近いトコに集まって喋ってたもんだから、あー、ひょっとして俺達のこと邪魔とか思ってんだろうなーって。

そこで改めて周り見ると、いつの間にか駐車場に俺達と似たようなグループが2、3組み程増えてて、広めの駐車場が人でごった返してたのね。
これはヤベーわと思ってたら、案の定それから直ぐにパトカーが1台駐車場に入ってきて、スピーカーで「君達すぐに解散しなさい」って言って来た。

916 子供2 sage 2012/07/10(火) 01:37:04.07 ID:COnTfSmE0
国道沿いにパチンコ屋やゲーセンが集中してて、ナンパスポットも近くにあるし、そんな中心にあるもんだから週末になると、こういった事はしょっちゅうなので地元の連中は馴れっこ。
たまに国道を族がまとまって走って、パトカーと追いかけっこをやらかすんで、それ目当てのギャラリーも結構多く集まる。
コンビニの駐車場に人が集まり過ぎると他の買い物客が入り辛く、客も店も迷惑するんで集まり出したら速攻で警察に通報すると、顔馴染みになったやたら背の高いコンビニの
夜勤のオッチャンが教えてくれた。
しかも、ちょっと前にコンビニの入り口から店内に向けてロケット花火を何発もぶっ放したアホがいて、そのせいでパトカーの到着がやたらと速くなった。

警官がパトカーから降りて来て「家に帰るように」と促して廻る。
集まってる奴らみんな面倒臭そうにしながら徐々に駐車場から車で出ていく。
それで俺達も車に戻って、ようやくそこで最初なにやるつもりだったか思い出して、改めて病院跡へ出発した。
ちなみに上でビールを買ったって書いたけど、俺自身はアルコールは一切駄目な下戸なんで。
それもあるから運転は俺がする事になったわけで。

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夢・不思議

黒人間

822 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/22(日) 16:05:50.76 ID:Xb4/oiQp0
去年の暮れに不思議で怖い体験をしたのですが
未だに思い出すと寝れなくなる事があるので整理を付ける意味もかねて書かせていただきます。

まず去年の12月20日頃から4日続けて連続した内容の夢を見る所から始まります。
舞台は上空から見るとコの字型をしたマンションで
コの字の内側が玄関、外側がベランダといった感じの8階建ての茶色いマンションでした。
そこに私と私の学生時代の友人達が多数住んでいて、中庭のような所で遊んだり
自販機のある休憩室のような所でコンビニで買ってきたご飯を一緒に食べたりしていました。
ただ4日間を通じて必ずある共通点があったんです。
それは7階の端の部屋に住んでいる友人が行方不明になった事を告げられて目が覚める事です。
そして次の日の夢には行方不明になった友人は出てこないんですが
何故か最初から居なかった体で部屋割りも変えられた状態で夢が進むというか続いていくんです。

823 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/22(日) 16:06:42.71 ID:Xb4/oiQp0
そして3人の友人が行方不明になり、最後の4日目になると
今度は自分が7階の端の部屋に住んでるんです。
でもそんな事夢の中の自分は覚えてないので、いつも通り友人達と遊んだりご飯を食べたりしていました。
そうこうしている内に夕方になり自宅へと帰るんですが、その自宅が何とも奇妙なんです。
玄関を開けると、そこには廊下や仕切りの様な物は一切無く
だだっ広い部屋の中央には映写機が一つだけポツンとあり、部屋の壁を白い光で照らしてました。
窓はカーテンで光を遮ってあったので最初は映写機にしか目が行ってなかったんですが、
薄暗い部屋をよく見てみると部屋の角に黒い塊があるのに気づいたんです。
目を凝らして見てみると、かなり大きな全身真っ黒の人間が体育座りをしているのが判り
ビックリすると同時に瞬きした一瞬の内に、その黒人間が私の目の前に立っていました。
あまりの出来事に黒い人間の鳩尾辺りを見つめたままで硬直していると
目も鼻も口も無い顔の部分を私の顔の前に持ってきて
少し時間を空けてからミキミキと音を立てながら口の辺りが裂けていき耳の下まで裂けた後
その口が笑っているような形になった所で目が覚めました。
目覚めた直後は軽いパニックになり黒い人間の大きく裂けた口から見えた
1個1個のパーツがやたらと大きい歯などを思い出し朝まで震えていました。

824 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/22(日) 16:07:52.78 ID:Xb4/oiQp0
しかしそれを境に連続で見ていた夢はパッタリと途絶え1週間ほど経ち、
正月と言う事もありお酒をたらふく飲んでドンチャン騒ぎをしていた1月2日の夜の事です。
昼から飲み続けていた為、酔い覚ましもかねて風呂に入ったのですが
その時シャワーで髪を洗っていたら足元で「カランッ」という音と共に
足首の辺りをサワサワっとした感触が走りました。
私の実家の風呂場の横が竹薮なので意外と虫とかが居ることが過去にあったので
「またゲジゲジか何かか?」と思い足元を見てみると
排水溝の網を退けて、そこから真っ黒い腕が生えていて私の足を掴んでるんです。
それを見た瞬間一刻も早く風呂場から出る事だけを考え、
真っ黒い手をかき混ぜ棒で殴りながら逃げる様に風呂場を出ました。
そして体もまともに拭かずに部屋着一式に着替えて顔を上げると
洗面所にある大きな鏡に例の黒人間が写ってるんです。
しかも鏡には私の前に居るように映っているんですが、私には黒人間の背中は見えてないんです。
その光景が理解できず固まっていると風呂場からの湯気で鏡が曇りだしたんですが
その曇った鏡に黒人間が手を伸ばし「木」と書いて、
あの笑ったような顔をして瞬きの間か判りませんが一瞬にして消えました。
実家には家を建てた時から生えている木が1本あるにはあるんですが
それを機に枯れたとか、そういった事は一切無く一体どんな事を私に伝えたかったのかは判りません。

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洒落怖

祖母

165 本当にあった怖い名無し 2012/07/27(金) 14:13:23.66 ID:OFF9oFs+O

まだ私が結婚する前、実家で祖父母も一緒に暮らしてたんだけど、祖父が脳梗塞で倒れて入院。
祖母もそのころ具合良くなくて、日替わりで自分の病院と祖父のお見舞いに行ったりしてた。
もともと仲の良い夫婦ではなかったけど、「あんな、モノも言われへん寝たきりなってしまいよって!」とか言ってしまう祖母のこと、昔から嫌いだったわw
口答えするとさらに上から返されて、悔し泣きしたこともある(ワラ

そんな祖母だったけど、ガンが進行して祖父とは別の病院に入院。
調子の良いときは外出許可もらって叔母さんらと祖父のお見舞い行くんだけど、やっぱり文句ばっかり。

私がたまに祖母のお見舞い行って、藤色の手袋ステキねと誉めると「貴婦人によう似合うやろ」と不敵な笑みで答えるぐらい元気だったけど、そのうちカーテンレール指差して「もう梅の花が咲きよるな」とか軽くボケだして。
体の方もベッドから降りれないくらいになってたから、
「お父さんまだくたばってへんか」と
長らく見舞えてない祖父のことを心配したり、少しずつ弱気なところも見せるようになってた。

166 本当にあった怖い名無し 2012/07/27(金) 14:15:28.67 ID:OFF9oFs+O

そして祖父がとうとう亡くなってしまって、祖母にどう伝えようかと親戚一同で話し合った結果、今は祖母には言わない方がいいと。

なので祖父のお通夜・お葬式の時も、悟られないように着替えたり工夫して交代で病院へ。
そんな折、母がお見舞いに行くと
「お父さん病室かわったんか?昨日行ったらおらんかったんや」
「…え?…外出られへんやん…」
「いや、見舞い行ったがな。お父さんのベッド、2階上がったとこの部屋の入って右やろ?知らん人に変わっとったわ。でも奥のあのオッサンはおったなぁ…やっぱり部屋かわったんやな」

母は、なぜ寝たきりの祖母がそんなことを、と驚いてそれ以上聞けなかった。でもまぁ、あり得ない話ではないなと。
母は、霊感があるとまでは言わないけど、実父が息を引き取ったであろう時間に突然大量の涙が溢れてきたり、虫の知らせレベルの経験はしている。
私もちょうどその頃金縛りに悩まされてた時期だったので、そんなこともあるんだな~と二人で変に納得してた。

167 本当にあった怖い名無し 2012/07/27(金) 14:17:01.92 ID:OFF9oFs+O

ある日私は、夜中にまた金縛りにあった。
さすがに3日ほど続いていたので恐怖よりも苛立ちの方が勝ち、
(毎晩睡眠の邪魔するな!今日はこの勢いで目を開けて見てやる!誰や!)
と思った瞬間、横から私の顔と肩を物凄い力で押してくる。今までの金縛りとは何か違う。
(痛い!誰や!)
と動かない腕を必死で伸ばした先に触れたのは、手。
手袋をつけた、女性の手。

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オカルト版まとめ

お母さんからのメールはオカルト【其の弐】

1 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/05/26(月) 16:21:54 ID:kNM3fy/x0 [1/1回(PC)]

メールに不慣れなお母さんが、やっとの思いで書き上げたメール。
だがそれは読む側にとっては意味不明だったり、何かと突っ込みを入れたくなる内容だったりする。
そんな「お母さんからのメール」を、このスレで晒してみませんか?

*普通に怖い内容のメールも歓迎します。

 

450 :本当にあった怖い名無し:2008/04/29(火) 05:54:54 ID:uAsam28YO

今きた母メール

母メ「じゅなばはばばば」

俺メ「はぁ?」

母「まちがたけどなおしかたわかかんないからこらーかてきて」

電話した。

ああ コーラ飲みたかったのか
最初のはなんだ。

64 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/04/21(月) 10:49:57 ID:MgAoCf/rO

免許証のコヒ○ーがいる

「ピ」が打てなかったらしい

5 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 04:41:14 ID:69YKczn9O [1/1回(携帯)]
697:本当にあった怖い名無し :2008/05/09(金) 21:50:11 ID:va2J9RI1O

うちのママも、
まだ変換厳しいみたい…。

〈本文〉
はっくで、といれっとぺ゜・ばーと、てっしゅべーばーおねがいします

あ、
『はっく』は薬局名ね。
『へ』に丸二つて…。

905 :本当にあった怖い名無し:2008/05/25(日) 15:26:43 ID:a5hCxj81O

きたよ 母メール

母メ「ととととうさんににににん」

俺メ「え?」

母メ「ととととうさんににににんととととうさんににににん」

電話。

はぁ 豆腐二丁買ってきて ってか
…待て この。

ちなみにじゅなばばの母。
久しぶりにやってくれた

9 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/06/01(日) 11:48:50 ID:ezWlEGw7O [1/1回(携帯)]

母じゃなくて祖母からのメールだが

件名:(non title)
—————-
赤い家

とだけ来た時は怖かった。
メールの練習で「あ」と「い」を打って、予測変換で出た文字を送ったらしい。

一瞬赤い部屋関連かとおもたよ。

10 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/06/01(日) 12:18:17 ID:XuLCy9NoO [1/1回(携帯)]

親父からだが
「巨乳」
というメールが来た。

「今日」と打とうとして、予測変換されてしまってあわてて消そうとしたら間違えて送信してしまったらしい。
親父、なんで変換の上位に巨乳がきてんだよ・・・

11 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/06/01(日) 13:29:26 ID:G3j3AXw0O [1/1回(携帯)]

父は巨乳好きかwww

12 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/06/01(日) 19:13:45 ID:d0ufIBCuO [1/1回(携帯)]

乳ついでにうちの父からのメール。

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みっつの選択

179 本当にあった怖い名無し sage 2007/09/23(日) 22:56:00 ID:1zdreh4Z0
既出だったらスマソ、投下します。

今日はエイプリルフールだ。特にすることもなかった僕らは、
いつものように僕の部屋に集まると適当にビールを飲み始めた。

今日はエイプリルフールだったので、退屈な僕らはひとつのゲームを思い付いた。嘘をつきながら喋る。
そしてそれを皆で聞いて酒の肴にする。
くだらないゲームだ。
だけど、そのくだらなさが良かった。

トップバッターは僕で、この夏ナンパした女が妊娠して実は今、一児の父なんだ、という話をした。
初めて知ったのだが、嘘をついてみろ、と言われた場合、人は100%の嘘をつくことはできない。
僕の場合、夏にナンパはしてないけど当時の彼女は妊娠したし、一児の父ではないけれど、
背中に水子は背負っている。
どいつがどんな嘘をついているかは、なかなか見抜けない。見抜けないからこそ、楽しい。
そうやって順繰りに嘘は進み、最後の奴にバトンが回った。
そいつは、ちびり、とビールを舐めると申し訳なさそうにこう言った。

「俺はみんなみたいに器用に嘘はつけないから、ひとつ、作り話をするよ」

「なんだよそれ。趣旨と違うじゃねえか」
「まあいいから聞けよ。退屈はさせないからさ」

そう言って姿勢を正した彼は、では、と呟いて話を始めた。
僕は朝起きて気付くと、何もない白い部屋にいた。
どうしてそこにいるのか、どうやってそこまで来たのかは全く覚えていない。
ただ、目を覚ましてみたら僕はそこにいた。
しばらく呆然としながら状況を把握できないままでいたんだけど、急に天井のあたりから声が響いた。

180 本当にあった怖い名無し sage New! 2007/09/23(日) 22:56:41 ID:1zdreh4Z0
続き

古いスピーカーだったんだろうね、ノイズがかった変な声だった。
声はこう言った。

『これから進む道は人生の道であり人間の業を歩む道。選択と苦悶と決断のみを与える。
歩く道は多くしてひとつ、決して矛盾を歩むことなく』

って。で、そこで初めて気付いたんだけど僕の背中の側にはドアがあったんだ。横に赤いべったりした文字で

『進め』
って書いてあった。

『3つ与えます。
ひとつ。右手のテレビを壊すこと。
ふたつ。左手の人を殺すこと。
みっつ。あなたが死ぬこと。

ひとつめを選べば、出口に近付きます。
あなたと左手の人は開放され、その代わり彼らは死にます。
ふたつめを選べば、出口に近付きます。
その代わり左手の人の道は終わりです。
みっつめを選べば、左手の人は開放され、おめでとう、
あなたの道は終わりです』

181 本当にあった怖い名無し sage New! 2007/09/23(日) 22:57:34 ID:1zdreh4Z0
めちゃくちゃだよ。どれを選んでもあまりに救いがないじゃないか。
馬鹿らしい話だよ。でもその状況を馬鹿らしいなんて思うことはできなかった。
それどころか僕は恐怖でガタガタと震えた。
それくらいあそこの雰囲気は異様で、有無を言わせないものがあった。
そして僕は考えた。
どこかの見知らぬ多数の命か、すぐそばの見知らぬ一つの命か、一番近くのよく知る命か。
進まなければ確実に死ぬ。
それは『みっつめ』の選択になるんだろうか。嫌だ。
何も分からないまま死にたくはない。
一つの命か多くの命か?そんなものは、比べるまでもない。
寝袋の脇には、大振りの鉈があった。
僕は静かに鉈を手に取ると、ゆっくり振り上げ
動かない芋虫のような寝袋に向かって鉈を振り下ろした。
ぐちゃ。鈍い音が、感覚が、伝わる。
次のドアが開いた気配はない。もう一度鉈を振るう。
ぐちゃ。顔の見えない匿名性が罪悪感を麻痺させる。
もう一度鉈を振り上げたところで、かちゃり、と音がしてドアが開いた。
右手のテレビの画面からは、色のない瞳をした餓鬼がぎょろりとした眼でこちらを覗き返していた。
次の部屋に入ると、右手には客船の模型、左手には同じように寝袋があった。床にはやはり紙がおちてて、
そこにはこうあった。

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あの女の人は

989 本当にあった怖い名無し sage 2007/10/01(月) 02:26:52 ID:OMCSVMW7O
幼稚園に入るか入らないか、まだ上手く言葉を紡げなかった頃の話。
当時から俺は結構「見る」ことが多かった。
その辺はもう記憶が曖昧で何を「見た」のかはほとんど忘れてしまったが、寝室にあった古いタンスや海外土産の黒人人形、秋田土産のなまはげお面を処分する原因を作ったのが俺だったのは、覚えている。
だが一つだけ鮮明に覚えてる体験がある。

当時の俺は体格に似合わず酷い小児喘息持ちで、頻繁に発作を起こしては深夜の民間医に駆け込んでいた。
その日も例のごとく発作が俺を襲い、浅眠中だった母を叩き起こして医者の下へ車を向かわせた。時計は12時を回っていた。
幸いにも医者の宅は俺の家から1kmもしない距離にあったため、直ぐに診察と応急手当をすることができる。
…車が動きだす。

…

1分ほど経った頃だろうか、俺はあえぎながら助手席で何か違和感を感じていた。

着かない。

普段はもうそろそろ駐車場に入ってるはずなのに、車は未だ曲がりくねった林間の細道を走っている。
木々に遮られた道路は微かな月光を阻み、脇へ漏れた車のハイビームが幹の列を林奥の方まで照らしていた

991 本当にあった怖い名無し 2007/10/01(月) 02:28:58 ID:OMCSVMW7O
母はもうすぐ着くから、もうすぐ着くから、と俺の胸をさすってくれていたが、道のりが長くなっていることにはまるで気付いていないようだった。
そうこうしてる内に俺の症状はどんどん悪化し、熱と酸欠で次第に朦朧としてきた。恐らく、今までで最も酷い状態にまで達していたと思う。
その時、車は一際大きなカーブにさしかかった。医者宅の手前の山を迂回するように造られたカーブだ。
ここを過ぎれば山を抜けて民間の密集した場所に出る。
そこでふと、なぜかは解らないが見なければならないような気がしたため、俺は窓の外に視線をやった。

そこで俺は見た。カーブの途中、少し林に入ったところにある誰のとも知らない古い物置小屋…そしてその小屋と同じくらいの身長の白い着物を着た女性の姿を。

次の瞬間、口から赤い鉄の味がするものが溢れてきた。

その後気が付いた時、俺は喘息から解放された状態で病院のベッドにいた。
どうやら軽い吐血の後気を失った俺に、それまで拒み続けてきた手術を施したのだという。
だがその時は喘息が無くなった嬉しさの他に、もう一つ残る感覚があった。

あの女の人は…

992 本当にあった怖い名無し 2007/10/01(月) 02:29:55 ID:OMCSVMW7O
しばらくしてその事を親に話したが、何か取りにきた人じゃないの?くらいの反応しかなかった。夜中の12時過ぎに…。

数年後、父の仕事の関係でその土地から離れることになった。俺は今までお世話になった医者に挨拶をすべく、細道を最初で最後になるだろう自転車で下りおりていた。
そして例の小屋の前に差し掛かって、少しブレーキをかけた。
そういえばこの小屋を近くで見るのも初めてだな…
そして次の瞬間、あの時の事をふと思い出して俺は全身の毛が逆立った