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洒落怖

集落

30 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/31(木) 14:39:36.35 ID:0mjhv6GZ0
333 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/07/08(木) 00:20:39.36 ID:d0Xg21utu
集落の先輩の話

これは俺が新入で入った会社の先輩の話なんだが
その会社の宣伝部に配属された俺は、先輩と二人で取引先に外回りに行くのが仕事だった。
その先輩は入社して約10年でとても頭の回転もよく、明るく、正義感の強い
人としても社会人としても男としても、とても憧れの先輩だった。

実際会社の女の子にモテモテだったし、誰からも信頼される完璧とも言える先輩だった。
なので、入社していきなりこんなすごい人が先輩でラッキーだった。
ご飯を食べに行ったり遊びにも連れて行ってもらったりで、とても仲良くしてくれた
それから三年ぐらいたち、ある日夜中にその先輩から電話が掛かってきた
「今すぐうちへ来てくれないか」と言い、すぐに切れてしまった。
そんな意味不明な事を言う人ではないので、何かあったのか?!と思いすぐに先輩のアパートへ向かった。
アパートにつきインターフォンを鳴らすが気配が無い
しかし明かりは点いている
すぐに先輩に電話をすると繋がり「今、ドアの前にいます、どこにいるんですか?」と言うと同時にカチャとドアが開いた
ものすごく青ざめた顔で目がどんよりしている先輩が見える
部屋へ上がると特になにか起きたような様子もなく、落ち着いた部屋だ
ただ先輩は震えてる感じでただ事ではない様子
何かあったのがと聞くと、一枚の茶封筒を出した。
中には手紙のようなものが入っており、中を開けると達筆な文字で確かこう書かれていた
「赤子ノ中絶、灰汁(?)ト脂肪ニ?????烏ス火ノ・・・・」(実際はもっと長く意味不明)
なんですか?これ・・・と聞くと、父親から来た手紙らしい。
その手紙の中身についてはまったく解読不能だが先輩には意味が解るらしく
手紙の内容は簡単に言ってしまえば「緊急事態が起きた、すぐに戻って来い」との事
先輩はG県のある集落出身らしく
その集落を出たのは中学生の時で(実際は逃げてきたらしい)
それ以来、親とは連絡は一切せず疎遠していたが手紙は一方的に何通も来ていたようだ
先輩の生い立ちなどは、そういえば聞いても教えてもらえずその日初めて聞いた
そして”一緒にその集落へ行き立ち会ってくれ”という事らしい

31 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/31(木) 14:40:18.13 ID:0mjhv6GZ0
334 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/07/08(木) 00:32:29.22 ID:d0Xg21utu
すごく世話になってるし、生い立ちを始めて話してくれた嬉しさもあり
二つ返事で軽く「いいですよ」と答え、行く日を決めその日は帰った。
今考えると、なぜ先輩があんなにガクブルしていたのか聞くべきだった・・・・・。
やがて約束の日になり車で約5時間かけて、その集落へついた。
話しには聞いていたが、ものすごい田舎で未だにぼっとん便所があるし電気さえ通っていなさそうな家もある。
というより、家がボロボロで人が住んでるようには見えなかった。
田んぼや畑だらけで真昼間なのに、耕す人も、人っ子一人も居ない
家は見た感じ全部で10軒もないだろう
そのとき頬かむりをしたおばあさんがそのボロボロの家から出てきた。
不思議そうな顔をして俺達を見ているので怪しまれているみたいだ
先輩はそのおばあさんに近寄りあの手紙を見せながらしばらく話込んで戻ってきた
おばあさんはまだ俺を凝視している
時折、なんかブツブツ言ってるし不気味だった
先輩は気にもせず舗装されていないドロドロの道をどんどん進み、やがて先輩の実家に着いた
今まで見た家より遥かに立派で大きい屋敷みたいな家だった
中から大柄な父親らしい人が現れ、先輩はいきなり土下座をして謝りだした
「すみません、もう私はこの家には戻りません、集落へも来たくないです」
と告げ、そのまま土下座を続けた。
190センチぐらいありそうなその父親は「とにかく中に入るんだ」といい、
無理やり立たせ先輩を引きずるようにして中に押し込めた
俺だけポツーンと残して・・・・。
すぐに先輩が戻ってきて、無言で俺を中に通した(入りたくなかったが)
玄関から居間へ通る際、長い廊下を歩きギシギシ鳴る床板にビビりながら歩くと
いくつかの部屋を通り過ぎた
ほぼ全ての部屋に外側からカギがついてて、
あの手紙と同様解読不能な文字で部屋名みたいに書いてある(旅館の「牡丹の間」みたいなのとは違う)
建物自体カーテンやら目張りがされていて暗くよく見えないし、窓ガラスも拭いた形跡もない、全体的に埃っぽい
やがて居間に通され部屋を見ると、ものすごい数の額縁の写真が飾ってある
100は軽くあるし白黒なものや肖像画みたいなものとか

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洒落怖

203号室

404 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/06(水) 11:35:20.36 ID:9cv8k3Kt0
実際に体験した話。
3年前の春、某不動産会社に営業で入社した。
入社して少ししたら店舗も決まったんだけど、その土地のことを私はよく知らなくて配属決まって1か月くらいは道と物件を覚えるためにもとにかく物件を回りまくって、物件紹介に使う部屋の写真を撮りまくっていた。

405 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/06(水) 11:40:16.25 ID:9cv8k3Kt0

その日は、ファミリータイプのマンションから15件ほどピックアップして物件確認に行ったんだけど
その中のひとつのマンションの203号室ですごく気持ち悪い体験をした。
203号室は先月から改装に入っていたから、鍵の所在の確認のためにもマンションに行く前に大家さんに連絡した。
そしたら、「改装は3日前に終わっていて、鍵も水道メーターのところに置いてある」と言うので、すぐに向かった。

406 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/06(水) 11:42:26.98 ID:9cv8k3Kt0

マンションは確か8階建てくらいで、各フロアによって少しずつ部屋の間取りが違ってて
1部屋ずつ写真撮らなくちゃいけないなーめんどくさいなって思ったことを覚えてる。
203号室以外にも501号室、307号室が空いていて、いつもなら5階から降順に物件確認していくんだけど
なぜかこの日は、まず203号室に向かった。

407 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/06(水) 11:46:37.21 ID:9cv8k3Kt0
水道メーターのところから鍵を出して、鍵穴に差し込む。
そこまでは何も感じなかったんだけど、鍵が開いてドアノブを引っ張った瞬間、すごく嫌な感じがした。
霊感とかないし、今までそんな体験もしたことないけど帰りたくなるくらいには居心地が悪かった。
もちろん帰ることなんてできないので、とりあえず部屋の中に入った。
でも入った瞬間、は?ってなった。

417 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/06(水) 12:29:50.75 ID:9cv8k3Kt0

大家さんに電話した時、「203号室は改装済み」って確かに言ってた。
それなのに、床はワックスがはげてしまっているし、部屋の奥に踏み込むと畳も変えられておらず古いまま。
押入れの襖もタバコのせいか少し黄ばんでいたし、どうみても未改装だった。

418 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/06(水) 12:35:24.84 ID:9cv8k3Kt0

そのまま帰っても良かったんだけど、もしかしたら物件のサンプルに使えるかもしれないし写真を撮ることにした。
和室とリビング、風呂とトイレの写真を数枚撮って、残されたのは洋室2部屋。両方ともドアがぴったりと閉まっていてすごく嫌だった。
まず、手前右側の部屋に入ったんだけど、その部屋は何だかすごく寂しそうな感じだった。

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買取査定

422 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/02/18(水) 06:22:19 ID:1Dad90oX0
昨日から今日にかけてあまり怖くないかもしれんが、バイトで個人的には怖い経験だったのでカキコ。

俺はバイトで某古本屋で働いているんだけど、昨日久々の超大型の買取があったんだ。
で、その買取は依頼主の1DKの部屋にあるCD・DVD2000枚近くと、
本1000冊くらいを買い取る内容だったんだ。普段は、2人で客の家で買取をやるんだけど、
さすがにそれは2人では無理だろうって事で、3人で行って買取の依頼品を店に持ち帰り、
店で査定する事になったんだ。

俺はいつも遅番のシフトで働いてるんだけど、その買取の商品は中番の人が取りに行って持ち帰って来た。
で、その買取は俺を含め4人でやることになったんだ。
俺はCDの査定をしててさすがに今日中には終わらない気がしたんだけど、
一部の商品だけ査定端末に今日中に打ち込んでしまえば、
明日以降の作業が大分効率的に進むので、そこまでは終了させようと思ったんだ。

2時間くらい経過した頃、本の査定をしてた人が本の間に挟まった茶封筒を見つけたんだ。
客の私物は保管して返さなきゃいけなんだけど、
本を査定してた人が偶然に封筒に貼られえたラベルに気付いた。
「○○病院 心臓外科 ○○様」と記載されてたんだ。

で、依頼品を持ち帰った中番に「これお医者さんの家の買取?」って俺は聞いた。
そしたら、「いや亡くなった人の妹さんからの買取依頼らしいよ。」と言った。
どうやら遺品の買取依頼だったらしい。

423 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/02/18(水) 06:25:27 ID:1Dad90oX0

それから、
「この依頼品の持ち主は、めちゃくちゃ依頼品を大切にしてたらしいよ。
入院してる時も、買取の依頼主が『邪魔だから処分していい?』って聞くと、
『いや、俺は家に絶対に帰るからそのままにしておけ』と何度も言うくらい、
この依頼品を大切にしてたらしい。結局は、亡くなってしまったらしいんだけど。
身内が妹さんだけで、妹さんが処分のため依頼してきた。」とも依頼品を取りに行った中番は言ってた。

で、実際に俺が査定してたCDの状態は半端なく良かった。
ケース割れ、盤面の状態ともにほとんどなくて、これだけのCDを蒐集するにはざっと見積もっても
おそらく700万円近くは費やさないといけないくらいのコレクションだった。

でも、依頼主の妹さんは「邪魔なものが処分できてよかった。」と笑顔で言ってたらしい。
気持ちは分かるが、俺も色々と集めるのが好きな方だから、身内からそんなに疎まれていたのかと
思うと少し元の持ち主が可哀相な気がした。

結局閉店後も2000枚のCDの査定は終了しなかった。
その時丁度、閉店後に有志を募ってソフトの加工をやる予定だったので、俺も店長の許可を貰って、
CD査定のために残業させてもらった。

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白い手

551 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/07(木) 22:31:32.46 ID:pZEyNbLRi
俺は害虫駆除という仕事をしている。
そのため深夜のビルや民家の屋根裏、
果てはマンホールの奥深くなど
普通に生活している分にはまず
立ち入らない様な場所に度々出入りする。

あれは新宿の小さなビルに作業に入った時の事だ。
予め借りておいた鍵を使用して無人の事務所を開けて、効くんだか効かないんだかよく解らない薬剤を散布するという不毛な作業に勤しんでいた。
この作業が終われば明日は休みという事も手伝ってか、全くやる気は起こらない。
自らの怠惰と戦いながら、作業を順調にこなす。
深夜の2時を回った頃だったろうか。
尿意を覚えた俺は、事務所内に設置された誰も居ないトイレに律儀に失礼しますと声を掛けて入った。

552 : 551 : 2012/06/07(木) 22:38:57.83 ID:pZEyNbLRi
このビルは見てくれは古いが中の電気系統は改装でもしたのか新しくなっている。
事務所や廊下はモチロンの事、トイレの中にまでセンサーがあり、人が入ると勝手に電気が付くようになっているのだ。
こういうのを見ると現代人のものぐさ根性ここに極まれりと感じる。
こんなどうでもいい所より外見を直した方が良いんじゃいのかと独りごちてそそくさと入室する。
そして小便をしようとチャックをおろした時、ふとトイレ内の異様な気配に気付いた。別段物音がした、という訳ではない。
例えるなら、髪を洗っている時に背後が無性に気になるような感覚だ。
何となく落ち着かなくなり、小便をしながら首だけでトイレを見渡す。と、4つある個室に目が留まった。開放された3つのドアと、そして奥から2番目に一つだけ閉じたドア。ドキリと心臓がひときわ大きく脈動する。何故ドアが閉まっているんだ?
このビルには俺一人しかいないはずなのに。入る時に電灯が自動点灯したころからも、このトイレには人が居なかった事は確かだ。

553 : 551 : 2012/06/07(木) 22:43:09.09 ID:pZEyNbLRi
目を離す事が出来ず、首を巡らせたままの姿勢で小便を絞り出してチャックを閉める。そろそろと件のドアに近付く。
ドアの解錠を示す青いマークを確認してからゆっくりと右手で押し開けた。
キィ と蝶番が音を立てて開いていく。
そこには何の変哲もない、ただの和式便座があった。何のことは無い。洋式の便所は人が居なければ開放されるようになっており、反対に和式の便所は居なければ閉まるようになっているのだ。
まったく、自分のバカさ加減に嫌気がさす。はぁ、と暫し忘れていた呼吸を再開して、誰が見ていた訳でもないのに照れ隠しで頭を掻いた。
「 アホくさ。」一人呟いて仕事を再開しようとした時、一つ気付いた。閉まっていたのは奥から2番目のドアで、一番奥は開いていた。
通常、個室が複数設置されているトイレには和式便器は一つか、多くても二つだ。
そして一つの場合はほぼ確実に一番奥の個室に割り当てられる。これは多くのビルに作業で入った経験から間違いない。二つある場合は和式便器は奥に二つ並んであるのが普通だ。

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籠城

888 本当にあった怖い名無し sage 2009/02/25(水) 16:37:48 ID:7ksfyXjHO
家族から離れてそこそこいいアパートで一人暮らししてた頃のこと。
人生初の便秘に悩んでいた時。
友達にはピンクの粒二倍飲みを勧められたがググッて何が起こるか知り、普通に頑張ることにした。
休日、昼飯代わりにプルーン大量に食ったら腹がぐるぐるしてきて、今日中にカタをつけてやろうと漫画やら携帯やら持ち込んでトイレに閉じこもった。
昼に入って漫画五冊読んだらもう夕方で、たらたらリラックスしてないで出さなきゃなーと思ってたら玄関のベルが鳴った。

いい感じに腹が鳴り始めてて、マジかよ今中断したくねえよ、って申し訳ないけど無視することにした。
しばらくしたらもう一度ピンポーン。
くそっと毒づいてトイレットペーパー巻き出して手に取った時、ガチャガチャって聞こえてキィッてドアの開く音がした。
あー、休みの日に来るって言ってた姉ちゃんだって思って携帯で姉ちゃんに「今ウ○コしてるからトイレいる」ってメール送信。姉ちゃんから「コーラック三倍飲み汁」って返事がきた。
アホかって送ったら「コーラック持っていこうか/(^O^)\」って。
姉ちゃん来てなかった。

889 本当にあった怖い名無し sage 2009/02/25(水) 16:38:38 ID:7ksfyXjHO
急に寒気して、外でごそごそやってんのは誰だろうって思った。
誰か連れてすぐ来てって言ったら、空き巣に遭遇して退治した経験もある姉ちゃん、信じて本当にすぐ来てくれた。
ピンポンピンポンってチャイム連打して入ってくる。俺は鍵閉めてたはずだったけど、あの入ってきた誰かかが鍵開けっ放しにしてたらしい。
部屋の奥からドタドタって足音みたいなのがして、
「外行った外!」「追いかけろ!」とか怒鳴り合う声が聞こえたあと姉ちゃんがトイレまで来てくれた。
落ちついて考えると、入ってきた誰かにトイレに逃げ込まれたりされてたら俺どうなってたんだろ…。
追いかけた姉ちゃんの彼氏の話によると髪の短い裸足の女だったってことしか分からなくて、警察に届けてパトロールまでしてもらったけど捕まることはなかった。
詳しく捜査って言われたけど、あとは管理会社に任せてすぐに引っ越したよ。
本当に怖かったんだ。俺もう便秘しない。

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思い出の居酒屋

617 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/09(土) 05:06:45.19 ID:MktxOVh90
また聞きで、俺の体験談じゃないから本当かどうかはわからん。

なんとかっていう町で、父親と娘で二人でやっている居酒屋があった。小さいがつまみが旨いと評判の店で地元の人を中心に何人か常連がいた。

その中にAさんという夫婦がいて、トシは初老といったところ。

子供はいなかったが仲のいい夫婦で、週一か週二のペースでその店に通って夫婦水入らずで食事をするのを楽しみにしていたらしい。感じのいい夫婦で、
そのお店の父娘とも気さくにしゃべっていたからよく覚えていたんだそうだ。

そんな夫婦に悲劇が襲った。
なんの病気かは敢えて聞いていなかったが、結構前から奥さんは治る見込みのない、
つらい病気に悩まされていた。
日に日に病状は悪化しているという話だったが、
それでもなじみの店に来れば少しは気が休まるのか来店のペースは落ちながらもちょくちょく二人そろって食事にはきていた。それがある日を境にぱったりと来店しなくなった。

心配していた父娘の耳にほどなくして入ってきたのは奥さんの自殺という最悪の知らせだった。

621 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/09(土) 05:13:14.47 ID:D72AEenG0
大変なことであっただろう。かける言葉も見当たらないが、もしまた店に来てくれれば少しでも慰めになるのではないか・・・。
そんな風に思っていながら月日は流れ、少し記憶からも消えかかっていたときにその夫さんはふらりと店に現れた。もちろん一人ではあったが。
「何よその顔。心配かけちゃった?」
無理に笑顔を作っているのは痛いほどわかったが、思っていたよりも元気そうだ。
「なんにしましょう?」
「最初瓶ビールね。」
「あいよ。」
「コップは二つね。」
父娘は一瞬顔を見合わせた。夫さんはその微妙な空気を察したのか
「あ・・・。いけね、つい癖で・・・。」と頭をかいた。

622 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/09(土) 05:17:09.31 ID:j5y5N25I0

「A子、Bさんとこにコップ二つね。」
「はい。」
驚いて父さんを見る夫さんに向かって父さんは
「Bさん、久しぶりにゆっくりお二人で飲んでくださいよ。最初の一本はサービスにしますよ。」
と気を利かせた。
「すまないね・・・。」といいながら夫さんは最初に自分のコップに、その後向かいの席に置いたもう一つのコップにビールを注ぎ、軽くコップを合わせた後
ゆっくりと飲みだした。
何本か瓶を空けた後、「ちょっとトイレ。」と言って夫さんは席を立った。
楽しそうに飲んでいるその空気のせいか、娘さんにちょっとしたいたずら心がわいた。

624 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/09(土) 05:24:42.82 ID:sRxmbPPi0