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奇妙な怪我人

794 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/24(月) 03:05:30 ID:y0zZ4zk4O
3年前ぐらいの時期的に今頃の話。

俺は定時制高校に通ってたのよ。学校はもちろん私服で、校則も正直ゆるかった。だから免許勝手に取って通学に単車やら車で通う人も結構いたりしてさ、まぁ先生にバレたら免許取り上げられるけど誰も気にしてないって感じ

んでまぁ同じクラスの友達がドリフト好きで。
田舎だから走れる山も結構あるから学校帰り行こうってなったのよ。
んで仲間集めて車4台、6人で向かった。
そこの山は地元の走り屋では有名で、休日となればギャラリー含め大勢集まる場所でさ。その日は平日だったから俺ら以外いなかったんだけど、人いない方が練習できるからあえて平日に行った。
807 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/24(月) 03:22:04 ID:y0zZ4zk4O

上って下ってを繰り返し2時間ぐらい車流して、そろそろ休憩しようかってなってギャラリーが集まるスペースに車停めてあぁだこうだ皆で喋ってた。

そしたら一台の白い乗用車がすげぇ勢いで近づいてきた、おっ!誰だ?って感じに皆で見たわけよ。けどその車は明らかにドリフト向きじゃないのはわかった、車種はよく覚えてないがホント普通の車。しかもその時夜中の2時…

景色を観るような山じゃなく、というかドリフト連中以外普段ほとんど誰も使わない山道になんで来るんだ?ってその時不思議だった。んでそのまま勢いよく俺らの横通り過ぎたと思ったら、ガードレールのないコーナーで吸い込まれるように崖から落ちていった

814 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/24(月) 03:42:08 ID:y0zZ4zk4O

一瞬なにが起きたのかわからなくて呆然としてたが、おい、事故ヤベーわ!と言って仲間の一人が落ちた場所に走って行った!それに続いて皆も走っていく。

崖を覗いて見ると5、6メートル下に確かに車はあった。幸いにも太い木に正面からめり込むかたちに引っ掛かってた。その光景を見てア然としてると、運転席から20代後半の男が出てきた。
俺が「大丈夫ですかー?!」と聞くとなぜか軽快に「あ大丈夫、大丈夫」と言い自力で登ってきた。

警察呼びましょうか?一人ですか?と聞くと、「あぁ一人だよ。飲みすぎたわ、警察は自分から言いますから呼ばんといて」と言って誰かに電話しだした。

そんな男を見て酒臭くないし酔ってるように見えなくとても違和感を感じたがそれに気づいたのはあとからだった。

819 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/24(月) 03:54:20 ID:y0zZ4zk4O

電話を話し終えたその男は道端に座り込みうつむいてた。
おでこの左からうっすら血が出てるのを見えたので俺は車にあった絆創膏を持って行こうとするとなぜか仲間が「なんかあいつ変わってるし変に巻き込まれたくないからほかっとけ」と止めようとする。

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先祖の因縁

164 1/7 sage 2009/08/17(月) 18:35:43 ID:XLD8z8zdO
俺が中学の時「神谷のおばさん」という有名人がいた。
同級生神谷君の母親なので「神谷のおばさん」な訳だが
近所は勿論、同じ中学の奴ほとんど神谷のおばさん知ってる位有名人。
見た目は普通のおばさんなんだけど、とにかく話を聞くのも話すのも上手い人で
地元じゃ有名なヤンキーすら「神谷のおばさんに怒られちゃしょうがない」って悪さ止めるくらい。
俺達中学生の下らない悩みとか相談を真剣に聞いてくれたし
本気で怒ったり励ましたりしてくれる人だったな。
親とか先生には話せないことを相談出来る大人って感じ。皆の母ちゃんっていうか。
で、神谷のおばさんといえば「怖い話」って思い出す位、怪談物が得意だった。
内容は多分よくある怪談なんだけど、とにかく話し方が上手いんだよ。
滅茶苦茶怖くて、女子なんかキャーキャー大騒ぎになるくらい。
そんな神谷のおばさんに関する話。
俺が中2の秋、クラスに転入生が来たんだよね。
秋山君っていったと思う。田舎だったからあんまり転入生とかなくって
結構注目されてたような気がする。
背が高くて、顔立ちも整ってていかにも女に受けそうな奴だなぁってのが俺の第一印象だった。

168 2/7 sage 2009/08/17(月) 18:38:02 ID:XLD8z8zdO

最初の頃は皆秋山の周りに行ってあれこれ世話してたんだけど
日が経つにつれ、秋山は皆から避けられていった。
「犬に石ぶつけてた。犬が怪我しても止めないの」
「猫をおもいっきり蹴って。猫がピクピクして身動きしないのを踏みつけようとした。」
勿論担任の耳にも入り、注意されたみたいだけど
母親が乗り込んできて、学校で悪いことしてないでしょう!
勉強だって出来るんです!(実際成績はトップクラスだった)
犬猫に何したって成績良ければいいじゃないですか!と大騒ぎしたらしい。
今でいうモンペだったんだな、母親。
噂では前の学校でも問題起こして母親と学校が揉めたらしく
それで両親が離婚、母親の実家に戻って来たってことだった。
うちの母親が地元出身で、この秋山母のことも良く知ってたとかで
そんな噂も俺の耳に入ったわけ。
しかしうちの担任は熱血漢で、はいそうですかとは引き下がらない。
命の大切さ!弱いものを慈しむ心!教育とは勉強だけじゃないんですよ!と全面的に争う姿勢。
日頃担任をうざがってたヤンキー連中すら「全くだ」と応援してたのがおかしかった(笑)

171 3/7 sage 2009/08/17(月) 18:40:08 ID:XLD8z8zdO

とにかく秋山は怖かった。ヤンキーとかの不良に感じる怖さじゃなくて
得体が知れない闇みたいで、本気で皆怖がってた。

ある日、俺が神谷ん家に遊びに行くとちょうどおばさんと神谷が買い物に行くところだった。
近所のスーパーなんだけど米やら重いもの買うから付き合うんだとのこと。なら俺も付き合うよ、と三人でスーパーに向かう。
買い物中、秋山が少し離れた所にポツンと立ってるのに気付いた。秋山の家はここから大分離れてる。ちょっと買い物にしては不自然だった。
俺は神谷の事を肘で小突いた。神谷もすぐに秋山に気付いたみたいだった。
「何でこんなとこにあいついんの」
「知らねぇ」
ひそひそやってたらおばさんが後ろからスッと顔出した。
「あれ、あんたが言ってた秋山君って子?」と呟く。
良く分かったな~と二人でビックリしてたら
「アレは駄目。近寄らないでね。それしか方法が無いわ」
それだけ言うとおばさんは買い物に戻っていった。
今までどんな不良でも決して見捨てなかったおばさんの一言がえらいショックだった。
「うちの母ちゃんがあんな事言うなんて」と神谷もかなり驚いたらしい。

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ヒサユキ

165 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/17(月) 18:35:50 ID:awDBDn0q0
こんな所でヒサユキの名前に会うとは、実際のところ驚いている。
彼女の事について真相を伝えるのは私としても心苦しいが、
だがこの様に詮索を続けさせるのは寧ろ彼女にとっても辛いことだろう。
そのため、ここで私は真相を明かそうと考えるが、その前にこれを読む者には一つの心構えを御願いしたい。
すなわち、彼女については、その一切を忘れてしまうこと。
これは、貴方と彼女のためである。
では、始めよう。
話は昭和十九年に遡る。
ここは若向きの掲示板であるだろうから、昭和年号で表記しても余り感興は沸かないかも知れない。
ならば、1944年としたらどうだろうか。
そう、日本が敗北する一年前のことである。
戦火は日増しに激しくなり、私の在籍していた帝国大学大学院でも、
文系ばかりか理系までも学徒出陣を余儀なくされていた。
そんな頃の話である。
私は民俗学を専攻しており、その研究主題は「鬼」であった。
有名な桃太郎の昔話に代表されるように、鬼にまつわる話は枚挙に暇が無い。
巷間に流布されている通説によれば、彼ら鬼は日本に漂着した露西亜人である。
成る程、赤ら顔や巨躯などは正に鬼の風情そのままであることだろう。
而るに、私が採った手法は、日本の鬼と中国の鬼とを比較検討することであった。
御存知の方も居るかも知れないが、中国の鬼は、日本で言うところの幽霊に相当する。
すなわち、前者が物質的であるのに対して、後者は霊気的存在であるのだ。
恐らく鬼が中国から日本へと流入する際に、何等かの変容を遂げたものと私は考えていた。

166 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/17(月) 18:36:36 ID:awDBDn0q0

さて、ここで彼女について話さねばならない。
先述したように、彼女についての一切を忘れて頂かなくてはならないので、その名前については伏せておくことにする。
ただ、彼女は日本を代表する高名な生物学者(恐らく、誰もが一度は教科書で名前を見たことだろう)の一人娘であった。
そして、彼女自身も帝国大学大学院で生物学を専攻しており、その研究主題は「身体改造」であった。
物資も兵員も不足する中で敗勢を覆すために、彼女は軍部の支援の元に、
兵員の身体そのものを改造する研究を進めていたのである。
しかし、その研究は失敗の連続であったらしい。
そんな時に、私と彼女は出会うことになる。
鬼に対する私の解釈に彼女はひどく興味を持ってくれて、私達は「鬼」を介して何度か議論を交わすようになった。
そして、何時しか私達は惹かれ合い、逢瀬と恋文を交わす仲となっていった。
そんな頃、彼女について良からぬ噂を耳にした。
彼女の研究を支援しているのは、軍部ではなく、実は「組織」であるらしいのだ。
だが、「組織」については、私もよく知らない。
聞くところによれば、それを構成するのは軍部・財閥・皇族・神道関係者・帝国大学の学者であり、
言わば天皇が傀儡としての表の顔であるならば、「組織」は実験を握る裏の顔であるのだ。
このように書くと如何にも胡散臭いのであるが、
一説によれば、松代大本営の造営も彼らによって立案実行されたものらしい。
或る日、私は冗談混じりに彼女にそれを問い質してみた。
彼女は肯定も否定もせず、ただ笑っていた。
しかし、その次の日に、私が所属する研究室の扉を敲く者が居た。
軍服に身を包んだその将校は、自分は冷泉中尉であると名乗った。
彼の話はこうである。
優秀な生物学者である彼女を中心に、この度、新規研究計画を立ち上げたい。
ただ、その研究内容は甚だ特殊であり、かつ国家の存亡を左右するので、
諜報対策のために人里から離れた特別な研究所を建造した。
そこで、彼女と懇意にしている私も、共にその研究所で働いてはもらえないものだろうか、と。

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吉永さん

266 忍法帖【Lv=3,xxxP】 2012/04/17(火) 20:49:39.21 ID:Bf/BLSPE0
あと一つ、俺の近所のアパートに「吉永さん」っていう精神障害者がいるんだよね。
かなり酷いみたいで、いつも車イスにのってて、よだれは垂れ流し、家族もあんまりめんどう見てないみたいで、正直同情しちゃってた。
それで、ある友人が
「〇〇アパートにいる吉永ちょっといじってこようぜ!!!」って、ちなみに吉永さんを「さん」つけして呼ぶのは俺くらいいね、
「え、でもやめとk、、、」
「いいから行くぞ!!!」
そういわれて俺は渋々と行ってしまった。
アパートについて、いつも通りにアパートの外の廊下のようなところで何かを呟いている吉永さん。
「おい障碍者、お前生きてて楽しいの?」友達がきいた、俺はさすがにひどいと思ったけどチキンだし止められなかった、
「、アアー、ウオンカト」障碍者なので言葉をしゃべれないから、何を言っているのかわからない、
そんな姿を見て爆笑している友達。俺は笑えなかった、

そのあと、家に帰り俺は罪悪感を覚えた、でもそれは大きなものではなく、小さくすぐに消えてしまうほどの物、
だから、夕食のころにはもう忘れかけてるほどだった。

翌日、学校に行く途中に、いつもなら廊下にいる吉永さんだけど、その日はいなくて
「あれ、おかしいな」とか思いながらその日は学校にいった、

その翌日、またまた吉永さんがいない、「今日もか、、、どうかしたのかな」
軽く考えながら登校した

そのまた翌日の下校中、その日はおかしかった、なぜかみんな黒いスーツを着ていた
「あぁ、葬式か」「ぽいな」俺は友達とそうは話ながら歩いていた、

家に帰って、親に「吉永さん自殺したらしいよ」ときかされビックリ。
「なんで?」と聞き返したが、「よくわかんないけど、なんかイジメが原因っぽい」その言葉に驚愕した。

しかも精神障碍者なのに遺書が残されていたのだというのだ、
内容まではわからないが、とにかく俺は自分をせめた。

「オレノセイデ、、、」ってね、

しばらく日数を得て、正直に、もちろん友達もつれてその人の家に謝りにいった。
ぶんなぐられた、でも当たり前だと思う。
俺はぶんなぐられて、倒れるまでのあいだ、その時にいろんな感情が沸き立った
「悲しみ」「悔しい」「後悔」「怒り」痛みなんて感じなかった。

俺は必死で謝った、無我夢中で謝った、友達も泣きじゃくって土下座してた、

そのあと、親にも話して色々と大変だったが、なんとかなった、

でもね、友達がそのあと「俺実は泣いたフリwww本気で謝ってねぇし」とかいいだした。
情けなくて話す気にもなれなかった。

次の日、友達が植物時様態になった。原因は自己、よくわからないがありえない位置からトラックにひかれたそうだ。
俺派その友達に吉永さんの面影を見た、俺の母さん多少霊感があるんだが、
「吉永さんだよ、、、」っと自宅でヒッソリ話してくれた。俺は特に狙われていないらしい、

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読んだら死ぬ

589 読んだら死ぬ sage 2009/08/18(火) 22:51:43 ID:o8aXPU+D0
その恐ろしさのあまり聞いたものはみな死んでしまうという「牛の首」の話は有名だが、
これとは別に読んだだけで死んでしまうという文章があるのを知っているだろうか。
それは第二次世界大戦中のイギリスで生まれた。
ある朝、売れない作家アーネスト・グリラーが書斎で死んでいるのが発見された。
机には彼が何か書いたと思われる一枚の紙が残されていた。
第一発見者の母は彼が自殺したものと思い
遺書と思われるその紙を手に取り、文を読んだ。
そして、奇声を上げながら部屋中を転げ周り、絶命した。
その日のうちに隣人の通報で警察が駆けつけたが
捜査中にその紙を見た者は(正確には中の文章を読んだ者だが)
みな一様に奇声を発し、死亡した。
文章を読まなければいいことを確認した警察はなんとかそれを回収したが
その文章の内容が明らかになることはなかった。

一度は司祭を招いて祈祷のもとそれを読むことを試みたが無意味だった。
その後その紙は英国軍に渡り、兵器に転用される。
英国軍はそれをドイツ語に翻訳して戦線に投入したのだ。
翻訳は一人一語ずつ訳したものを最後に一人がつなげるという方法で行われた。
(最後の一人はその文章を理解してしまい死亡した)
翻訳された文章は大きな成果を挙げ、ドイツ兵は次々と死んでいった。
ドイツ軍はその文章を参考に新たな殺人文章を開発しようとしたが失敗したという。
終戦後、その文章は厳重に封印され人目に触れることはなくなったという。
読むだけで即時に人を死に至らしめる殺人文章・・・
そこに書かれていたものは何だったのだろうか・・・

それを明らかにする鍵はドイツ軍の新兵器開発失敗の原因にある。

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出棺のお知らせ

64 本当にあった怖い名無し 2009/08/11(火) 21:32:12 ID:+OoGuW+T0
拙くて少し長いが聞いて欲しい。
父が実際に体験した話。

父が住んでいた村は今でもかなりのド田舎で過疎化も進んでいるのに合併を拒否ってまだ『村』として残っている。
この村には、有線放送っていえばいいのか…集会情報とか気象情報、定時にはラジオ体操とか流れるようなものがそれぞれの家にひいてあった。
その有線放送では、村人の出棺時刻とかもお知らせとして流されていたらしい。
父が小学校5年生だったころのある日の夕刻。
家に人を呼んで酒を飲み交わしていた祖父が、『酒が切れたから買ってきてくれ』と父にお使いを頼んだ。
(父は四人兄弟の次男だったが、兄はびびりでもう真っ暗な冬の夕刻に暗い山道を抜けて酒屋になんて行きたくないと、お使いを父に押しつけたというのが正しいらしいが。)
父の家から酒屋に行くには、昼間でも薄暗くて軽トラック一台がやっと通れるくらいの細い山道を下って行かなければならない。
だが当時喧嘩も強くて怖いものなんて親父くらいしかいないと思っていた父は、兄をからかってから気の短い祖父の雷が落ちないうちに家を出た。
そして何事もないまま酒屋について、酒を買う。帰りも別段恐怖も感じずにもと来た山道をのぼっていく。

65 本当にあった怖い名無し 2009/08/11(火) 21:35:26 ID:+OoGuW+T0

そこでスクーターの音がした。静かだったからよく聞こえたそうだ。
あ、○○のじいちゃんだ、と思ったそうだ。そのじいさんは赤い色のスクーターにいつも乗っていて、村でそれを持っているのはその人だけだったため、スクーターの音がしたらみんな『○○のじいさんだ』と思っていたらしい。
案の定、父の横をそのじいさんがスクーターで通り過ぎた。
今思うとやけに蒼白い顔をしていて、暗がりでもはっきりその姿を確認できた、と父は言っていた。
『こんばんはー』
父はじいさんに挨拶をしたが、完全に無視された。いや、聞こえていなかったようでもあったらしい。
山道にスクーターのエンジン音が妙にくっきり響いて、消えていった。
なんで挨拶返してくれんかったんかなあ…と思いながら、特に気にとめることもなく帰宅した父は、たまたまそのとき流れていた有線放送を聞いて凍り付いた。

『○○○○さん(じいさんの本名)の出棺は、明日、午後一時です』

そのときは本当に身の毛がよだったのを感じたそうだ。
「嘘じゃ!さっき俺そこで○○のじいちゃんにすれちごうた!」
父がそう言うと祖父は顔をしかめて言った。
「何を呆けた事言うとるんじゃ。
あのじいさんなら今朝血い吐いて死んどるわ」
呆然と立ちつくす父を尻目に、祖父はコップに残っていた酒を飲み干して「そんな歳で呆けたことを言っとったらおえん」と笑ったそうだ。