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人形にまつわる話

カブロ

お口直しにこんなのいかが
ほん怖からの転載だが俺的にはほんのりじゃなかった

86 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 18:32:20.40 ID:MxbIc3pC0
昔のことなので曖昧なとこも多いけど投下。

こんなことを自分で言うのは何なのだが、私は小さい頃けっこう可愛かった。
今はどうかってのは喪女だということでお察しください。
でも、小さい時の写真を見れば、髪も肩でまっすぐに切りそろえてたから、
着物着たらマジ市松人形。
が、そのせいで怖い目にあったことがある。
先に言っとくと、変なオッサンに追いかけられたとかじゃない。
時期は七歳の時、場所は祖父母の家。
七五三に行く少し前で、七五三のお参りに来ていく着物を
祖母に着せてもらう練習かなんかだったと思う。
ともかく本番前に一度着物を着せてもらったんだ。
私はきれいな着物を着せてもらって嬉しくてしょうがなかった。
それを見た母は、絶対に汚さないという約束で、
家に帰るギリギリまで着物を着てていいよと言ってくれて、
私は着物姿のままで、祖父母の家をぱたぱた歩き回っていた。
祖父母の家はいわゆる旧家というやつで、
家の奥には今はもう物置になっているような部屋がいくつかあった。
私はそこに入り込んで、薄暗い中、古い道具の入った箱の中を見るのが大好きだった。
それでいつものように奥の部屋に入り込んで、古い道具や何かを見ていると
不意にすぐ後ろに誰かが来て、「楽しいか」と声をかけてきた。

121 本当にあった怖い名無し sage 2013/06/22(土) 11:41:45.17 ID:2TqKhv0l0
87 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 18:33:02.55 ID:MxbIc3pC0
若い男性の声だったから上の従兄かなと思って、「うん」と振り向きもせず遊びながら返事。
すると、
「かわいいね。お人形がおベベ着て遊んでいる」
もっと古風な言い回しだったような気がするけど、そんなことを言った。
振り向こうとすると「だめだ」と言う。
目の端に青っぽい模様の入った袴が見えたので、
「お兄ちゃんも着物着たの?」と訊くと、
「いつも着物だよ」
「わたしね、今日はお正月じゃないのに着物着せてもらったんだよ」
と、しばらくの間、その後ろの人を相手に、着物がいかにうれしいかを話していた。
なぜだか後ろは向けなかった。
するとじっとそれを後ろで聞いていたその人は
「着物がそんなに嬉しいの?
じゃあ、ずっと着物でいられるようにしてあげようか。
この部屋で、ずっと着物で遊んでおいでよ。お兄さんも一緒だよ」
「ほんと!遊んでくれるの?やった!」
と嬉しそうな私に、後ろの人は続けて言った。
「じゃあ、ずっとここで一緒に遊ぼうね。約束だよ」
「でも、わたし、お外でも遊びたいよ。木のぼりとか虫取りもしたいよ」
「だめだよ。お人形がそんなことをしてはいけない」

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時間・空間

電車

千葉に母親の実家があって、大学の夏休み中しばらくそこでやっかいになる事になった。
その実家は東京から電車に乗って、そこからバスに乗り、さらに十数キロ歩いて行ってようやく辿りつける様な田舎だった。
1人で寂しく暮らしていた婆ちゃんは、俺が来ると喜んで出迎えてくれた。久し振りの田舎暮らしは心が洗われる気分になった。
1週間経ったその日、世話になった婆ちゃんにお礼を言い、俺は朝一番で実家を出た。
田んぼもほとんどない所で、うっそうと生えてるアシやら遠くの竹林なんかを眺めながら、
のんびりとバス亭まで歩いた。
1時間ほど歩いたところで、横道の先のほうに長屋の様なものが見えた。
近づいてみると、それは古びた木造の駅舎だった。
「来た時こんなのあったかな・・・」と思いつつ、中に入ってみた。駅員もいないし人影は一切なかった。
もう何年掃除してないんだと思うくらい駅の中は汚れていて、柱の塗装なんかもボロボロにはがれていた。
昔使ってた駅で今は使ってないんだろうと、元来た道へ戻ろうとした時、線路の向こうから電車が来るのが見えて驚いた。
全体が黄土色で、ところどころ色がはげている。
その電車はまっすぐ駅に入ってきて、先頭車両が俺の目の前に止まった。

922 本当にあった怖い名無し sage 2012/09/28(金) 12:30:58.33 ID:4mnZzx0s0
薄汚れた窓から中の乗客も何人か見える。みんなこっちに背中を向けて立っている。
スーツを着た男性や、着物を着た女性の姿もぼんやりだが見える。
しかし先頭車両の扉は開かず、少し離れた3番目の車両の扉の1つだけが開いた。
俺は乗るのをためらった。
この電車に乗って東京に帰れるかどうか疑問だったし、
なにより目の前に止まってる電車は、言葉で説明しにくい不気味な雰囲気を放っていた。
俺は、この電車をやり過ごそうとしたが、1分、2分経っても一向に出発する気配がない。
中の乗客の体はゆらゆらと常に揺れている様にも見えた。
まるで宙に浮いているような・・・と言っても足元までは見えないのだが。
俺はいつの間にか、金縛りにあった様に体が固まって動けなくなっていた。
そして5分以上経過した頃、開いていた扉が閉まり、電車が動き出した。
通り過ぎる車内が次々目に入ってきてギョッとした。2両目3両目の乗客も全員後ろを向いていた。
そして最後尾の車両が通り過ぎる時、運転席の窓から車掌が顔を出した。生気のない真っ白い顔。
顔を不自然なくらい上に向け、大きく口を開けて目玉だけを俺のほうへ動かして、なにか叫んだように見えた。
電車が通り過ぎた後もしばらく動悸が止まらなかったが、体は自由に動いた。
その後は、いくら待っても電車が来ることはなかった。
今考えてみると、あれは1日1本しか電車が来ない駅で、あれに乗れば東京に帰れたかも知れない。
でも、もしそうじゃなく、乗っていたらどうなっていたのか、と思うと未だに身震いしてしまう。

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心霊良い話

着物の少女

772 本当にあった怖い名無し sage 2005/07/26(火) 18:17:06 ID:amlXWpEo0
着物の少女

 毎年夏、俺は両親に連れられて祖母の家に遊びに行っていた。
俺の祖母の家のある町は、今でこそ都心に通う人のベッドタウンとしてそれなりに発展しているが、二十年ほど前は、隣の家との間隔が数十メートルあるのがざらで、田んぼと畑と雑木林ばかりが広がるかなりの田舎だった。
同年代の子があまりいなくて、俺は祖母の家に行くと、いつも自然の中を一人で駆け回っていた。それなりに楽しかったのだが、飽きることもままあった。
 小学校に上がる前の夏のこと。俺は相変わらず一人で遊んでいたが、やはり飽きてしまっていつもは行かなかった山の方へ行ってみることにした。祖母や親に、山の方は危ないから言っちゃダメと言われていて、それまで行かなかったのだが、退屈にはかなわなかった。
 家から歩いて歩いて山の中に入ると、ちょっとひんやりしていて薄暗く、怖い感じがした。それでもさらに歩いていこうとすると、声をかけられた。
「一人で行っちゃだめだよ」
 いつから居たのか、少し進んだ山道の脇に、僕と同じくらいの背丈で髪を適当に伸ばした女の子が立っていた。その子は着物姿で、幼心に変わった子だなと思った。
「なんで駄目なの?」
「危ないからだよ。山の中は一人で行っちゃ駄目だよ。帰らなきゃ」
「嫌だよ。せっかくここまで来たんだもん。戻ってもつまらないし」
 俺はその子が止めるのを無視していこうとしたが、通りすぎようとしたときに手をつかまれてしまった。その子の手は妙に冷たかった。
「……なら、私が遊んであげるから。ね? 山に行っちゃ駄目」
「えー……うん。わかった……」
 元々一人遊びに飽きて山に入ろうと思い立ったので、女の子が遊んでくれると言うなら無理に行く必要もなかった。
 その日から、俺とその女の子は毎日遊んだ。いつも、出会った山道のあたりで遊んでいたので、鬼ごっことか木登りとかがほとんどだった。たまに女の子がお手玉とかまりとかを持って来て、俺に教え込んで遊んだ。
774 本当にあった怖い名無し sage 2005/07/26(火) 18:18:04 ID:amlXWpEo0
「健ちゃん、最近何して遊んでんだ?」
「山の近くで女の子と遊んでる」
「女の子? どこの子だ?」
「わかんない。着物着てるよ。かわいいよ」
「どこの子だろうなあ……名前はなんつうんだ?」
「……教えてくれない」
 実際その子は一度も名前を教えてくれなかった。祖母も親も、その子がどこの子かわからないようだった。とりあえず村のどっかの家の子だろうと言っていた。
 その夏は女の子と何度も遊んだけど、お盆を過ぎて帰らなきゃならなくなった。
「僕明日帰るんだ」
「そうなんだ……」
「あのさ、名前教えてよ。どこに住んでるの? また冬におばあちゃんちに来たら、遊びに行くから」
女の子は困ったような何とも言えない顔をしてうつむいていたが、何度も頼むと口を開いてくれた。
「……名前は○○。でも約束して。絶対誰にも私の名前は言わないでね。……遊びたくなったら、ここに来て名前を呼んでくれればいいから」
「……わかった」
 年末に祖母の家に来た時も、僕はやはり山に行った。名前を呼ぶと、本当に女の子は来てくれた。冬でも着物姿で寒そうだったが、本人は気にしていないようだった。
「どこに住んでるの?」「今度僕のおばあちゃんちに遊びに来ない?」などと聞いてみたが、相変わらず首を横に振るだけだった。
 そんな風に、祖母のうちに行った時、俺はその女の子と何度も遊んで、それが楽しみで春も夏も冬も、祖母の家に長く居るようになった。
 女の子と遊び始めて三年目、俺が小二の夏のことだった。
「多分、もう遊べなくなる……」
 いつものように遊びに行くと、女の子が突然言い出した。
「何で?」
「ここに居なくなるから」
「えー、やだよ……」
 引越しか何かで居なくなるのかなと思った。自分が嫌がったところでどうにかなるものでもないとさすがにわかっていたが、それでもごねずには居られなかった。

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心霊良い話

手を引っ張るモノ

イイハナシスレからコピペ

私の母方の実家は、ある山のふもとの温泉街にあります。
そこから歩いてすぐの山は、湯治客のためにとハイキングコースとして道が敷かれ、
子供一人でも難なく行けるくらいの緩やかさなのですが、
その道を少しそれるとそこは舗装もされていない、
道と呼ぶのもためらうような山道ケモノ道が森の奥深くまで続いているのです。
そこが祖母の家へ泊りがけで来ている間、当時小学二年生だった私の遊び場でした。
ある日、私が川の流れる谷沿いを歩いていると、道の脇に古びた祠がぽつんとひとつありました。
伸び放題の草木に絡まれ今にも朽ち果てそうな有様でしたが、
祠の中には小さなお地蔵様が一体、鎮座しています。
苔にまみれたみすぼらしいなりではありましたが、私はお財布から小銭を一枚とり出し、
お地蔵様の足元に置きました。
当時の私は特に信心深いというわけでもなく、
ただ『お賽銭をお供えする』という行為そのものが面白かったのだと思います。
その時もお賽銭だけお供えすると、手を合わすこともせず早々に立ち去ろうとしました。
すると不意に誰かに手を掴まれたのです。
いえ、正確には手を掴まれて後ろに引っ張られたような気がしました。
そう、そんな気がしただけです。だって、この場には私以外、誰一人としていないのですから。

その後、ふもとの家まで戻った私は玄関前で鉢合わせた祖父は無視して、
台所で晩御飯の準備をしている祖母に、ふと気になった山の中の祠について尋ねてみました。
というのもあの祠のある辺りにはあまり近付かないようにと、普段から言い聞かされていたからです。
厳しい祖父にそのことを話せば、きっと祠の話の代わりにお説教を聞かされることでしょう。
その点、祖母は山へ入ったことを咎めるでもなく、けらけらと笑って祠の由来を教えてくれました。

673 2/12 sage New! 2009/10/05(月) 16:13:35 ID:9IzgCcHu0
昔、と言っても遠い昔のことではなく、戦後すぐくらいの頃。
まだろくに道も整備されていない山の中で、一人の女の子が行方不明になりました。
ふもとの町では大人たちが集められ、山狩りまで行われましたが、
結局女の子は見つからなかったのだそうです。
この地方には古くから山神様の言い伝えがあり、町の人たちは
「あの子は神様に連れて行かれて、あの山の山神様になったんだよ。
きっと、これから私たちのことを守ってくれる」
と、女の子の両親を慰めたのだそうです。
しかしそれからしばらくたった後。再び山で、今度は男の子が二人、行方不明になったのだそうです。

その内一人は無事に山を下り、もう一人は谷底の川に流されて、ずっと下流で遺体となって発見されました。
助かった子から話を聞くと、山で道に迷い崖近くを歩いている時、誰かに腕を引っ張られたと言うのです。
幸い、彼は谷とは見当違いの方へと引っ張られました。
けれどその時、一瞬だけ見えたもう一人の子の姿は、まるで彼も見えない誰かに引っ張られたような、
とても不自然な様子だったのだそうです。
警察はもちろん、そんなことはありえないと言い、きっと前の日まで続いた雨で地面が緩くなっていて、
なにかの拍子にくずれたのだろう。そう結論付けました。
けれど町の人は違いました。なぜなら助かった男の子の右手首には、
手の形をしたアザがくっきりと残されていたからです。
まるで誰かに掴まれたような……。

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心霊良い話

ワンピースの女

299 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 09:46:39.33 ID:OssYFmEa0
先日の休みに子供二人と嫁さん連れて川遊びに行こうということになり
某県にある山の中の川のほうへ遊びに出かけた。

家から車で片道3時間くらいで、朝早くでて(五時過ぎくらいに出た。)
夜遅く帰ってくれば日中十分遊ばせてやることが出来ると考えて日帰りで
計画を立てて行ったんだけど、何せ山奥で目印になるようなものが何も無い
道中で完全に道に迷った。
301 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 09:50:52.61 ID:OssYFmEa0
どうするかと思案しながら道なりに
車を走らせていたら突然視界が開けた。
どうやら大きなダムのそばに出た様で○○ダム□kmと看板も見えたのでほっと
安心してとりあえず看板のダムに向かって車を走らせた。しばらくすると
ダムの展望台がありトイレとか自販機もあったので、駐車場に車を止めて
しばらく地図とにらめっこするから嫁と子供に外の空気でも吸って来いと休憩を促した。

302 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 10:02:51.94 ID:OssYFmEa0
目的地までのルートもほぼ把握して、
よしこれでいけるぞと思いフッと視線を前に上げると子供と嫁さんが
自販機の前で飲み物を買おうとしてる姿が目に入った。窓を開けて、俺にも
缶コーヒー買ってくれと叫んで窓を閉めて、再度嫁さんたちの方を見ると、
1mくらい後ろの所に見知らぬ女が立っていた。

303 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 10:05:57.12 ID:OssYFmEa0
薄い水色系のワンピースのような服に黄色いカーディガンのようなものを
羽織っていて髪は肩位だがぼさぼさ。後姿しか見えなかったが、なんか危険な人物の香りが
プンプンしたのでこれはいかんと思い、慌ててシートベルト外して
車のドアを開けて嫁たちの方へ駆け寄ろうとすると・・・。
あれ?いない。周り見渡したけど女どころか人の気配すらない。

304 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 10:10:01.47 ID:OssYFmEa0
我に返って、もう行くぞと嫁たちに車に乗る様に促して出発。
なんだったのかなあと心の中で自問自答しながら車を走らせていたが、どうにも
こうにも道がグネグネのカーブ道。運転も嫌いじゃないので運転自体が楽しくなって
きて女のことなどすっかり忘れて運転し始めたら、子供たちが後ろから一言。
「さっきから曲がり角とかに黒いもやもやした塊あるけどあれってなに?」

305 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 10:12:33.21 ID:OssYFmEa0
??そんなもの私には全く見えないんですけど??と子供に返事をしたら、
助手席から嫁が「スピード上げて、なんか変なおじさんが追いかけてくる!!」
とおよそ悲鳴に近い状態で叫んだので !? とバックミラーを確認したら
真っ白な着物を来たおじさんというよりおじいさんが鎌を振り上げて異様な
スピードで追いかけてくる。

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田舎・地方の習慣

開かずの間の箱

215 本当にあった怖い名無し 2008/06/28(土) 01:50:59 ID:50mGz1iqO
ガキの頃、毎年一回、夏休みに田舎のじぃちゃん家行くのが楽しみだった。
じぃちゃん家は築100年ぐらいの田舎の武家屋敷。離れはあるし、蔵もある。
ただ、気になっていたのが『開かずの間』があった事。
でっかい南京錠がかけられてる。
小6の夏休みに行った時、従兄弟と蔵でかくれんぼしてたら、偶然南京錠の鍵を見つけた。
たかが鍵やのに、桐の箱に入ってた。
早速開けて探検しよう!ってなって、従兄弟と2人、開かずの間へ向かった。
南京錠を外して扉をゆっくり開けると、いきなり、下りの石段があった。
明かりも無かったから、よく見えなかったが、2メートル程、下っているのが判った。
その時はビビって、明日の昼間に懐中電灯を持って、もう一度来よう!って事になって、その時は扉を閉めた。

217 本当にあった怖い名無し 2008/06/28(土) 02:00:50 ID:50mGz1iqO
次の日、懐中電灯を用意して、もう一度入った。
石段を二段降りただけで、足元に夏とは思えない、冷たい空気が流れた。
昔の食品保存庫?と思う程、ひんやりしてた。
石段は七段しかなくて、降りきると、横幅1メートル程の廊下が5メートル程あって行き止まり。どんつきに何かタンス?のような物が見えた。
従兄弟と「宝とか隠してるんかなぁ?」とワクテカして、懐中電灯で照らしながら近づいた。
そのタンス、変わった形で、扉は観音扉になってて、扉中央に丸い鏡が紙で張り付けてあった。
紙を破いて鏡を取らないと扉が開かない仕組み。
とりあえず紙を破いて鏡を取った。

224 本当にあった怖い名無し 2008/06/28(土) 02:27:05 ID:50mGz1iqO
扉を開けると中には木箱があった。そんなに大きくないが、以外と重く、和紙でグルグル巻きにされてた。
その和紙もカピカピで、指を引っ掻けて引っ張ると、簡単にポロポロ取れた。
早々に箱を開けた。

中身は灰?が入っていただけだった。指で灰を掻き分けても何も無かった。
「宝違うやん!」とか従兄弟と言いながら箱をしまい、観音扉を閉めて、立ち去ろうと振り向いたとき、石段に同い年ぐらいの少女が腰掛けて、こっちを見てた。
ドキッ!としたと同時に金縛りになった。
一瞬でその少女が幽霊だと解った。いや、それまで幽霊とか見たことも、深く考えた事も無かったが解った。
白い浴衣?着物?なぜか全体がモヤっぽい少女はジィーっと俺の目を直視してきた。
俺は取り敢えず心の中で『ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…』と謝り続けた。
その少女は喋ってる訳でもないのに、俺の頭の中に直接?声が聞こえてきた。
『ナンデ…ナンデ…
ワタシダケ…ナンデ…ユルサナイ…』
みたいなことが頭にガンガンと鳴り出した。