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洒落怖

時空の狭間

やべぇ、まだ寝られない。
今日というか正確には昨日から今日にかけて起こったことが気になって気になって。
悪いが投下させてもらうよ。

月一程度の割合でやってる飲み会があったんだが、その前に寄り道しなくちゃいけなくてさ、何カ所か寄って行ってから、お店の近くの喫茶店で集合時間迄時間をつぶしてたんだわ。

まぁそれだけなら普通の話しなんだが、その喫茶店でおかしなことがいくつか起きた。
まず一つ目。違う飲み会の予約をしようと、一旦店の外に出てケータイで電話かけたんだよ。
19時過ぎのことだった。で、予約自体は滞りなくできたんだが、電話先との会話がちょっと おかしいんだよ。

19時っていったら、普通は飲食の店って開店してるはずなんだよな。
だけど、電話先の店は、まだ会社が終わる時間じゃないからまだお客さんいないんだよね、
なんてヘンなこというんだよ。何度もその店行ってるんだが、人気の店で19時に客が居ないなんてことはないんだよ。しかも19時っつったら、普通は会社はおわってるわな。
だけどそんなこと言われて、頭に疑問符がいっぱい付きながらも、まぁいいやで電話を終わったわけだ。

522 本当にあった怖い名無し sage 2009/10/29(木) 04:47:31 ID:QXbTk1550
二つ目。喫茶店の中に戻り、コーヒーを飲んでいた時にメールが来て返事を書こうとしたとき、時計をフとみたら、17時45分なわけ。見間違いかなと思いつつ、返事を書き終わってから、暇だから2chとか見てたのな。で、時計みたら18:45。
ヘェ?おっかしいなぁ、疲れてるんかなと思いつつ、コーヒーをまたすすりながらケータイ弄ってた

三つ目。俺以外の居たはずの客が見えない。二組いたはずなのに居ない。帰ったんだろうなと思ってまたケータイ弄ってたらさ、居たはずの客が新しく入ってきた。
アァン?訳が解らない。
でまたケータイの時計をみると、18:30。なんだか時計の指す時間が行ったり来たりしてるんだよ。
さすがに怖くなってさ、そそくさと店を出て、外の時計を見ると19:30だったから、ケータイの時計がおかしくなったのかなと信じ込むことにして、集合場所へ。
で、知り合いに「時間つぶしにあそこの喫茶店に居たよ」なんて話しをしたら、ある友達が「俺もコーヒー飲んでたよ」なんていうのさ。

声かけてくれよなんて言ったら、居なかったっていうんだよ。全席で10席あるかないかの小さな喫茶店だから見過ごすはずはないんだが、居なかったって言い張ってる。
もうこの時点で俺は頭がパニックになってさ、飲み会なのに酔えずに終わったよ。
で、家に帰ってから、発信やメール送信記録とかみてると、別におかしい所はないんだが、今日体験したことは一体なんだったのか、未だに解らずに眠りにつくことが出来ん。
もし、時空の狭間を行ったり来たりしてたのなら、そのまま狭間から逃げることができないなんてこともあるんかなとか色々考えてしまう。もうすぐ5時だよ、どーしよ・・・

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半世紀の苦しみ

上野に行きつけの日本酒専門のバーがある。
大将は頑固者だが、気さくで、老若男女から人気があった。
こじんまりしたカウンターだけの店には、古くから各会の人々が三々五々集まり、
すぐに顔見知りになって、酒と肴を楽しんでた。
おいらも、通い始めて7年目になる。

その夜は、小雨の降る肌寒い日だった
「ごめんねババア」の事故以来、ずっと胸にサポーターを巻かされ、
息もろくに出来ない状態で、おいらは結構消耗していた。
何故か、急に熱いものが苦手になった。風呂に入るとき、コーヒーを飲むとき、
決まって左胸の折れた肋骨の周りが、ギューっと疼く様になっていた。
既にニヶ月以上、この状態が続いている。
不気味なことに、胸には痣のようなものまで出て来た。
どうも右手のような形にも見える。
くそ、この小さな手が、おいらの肋骨を放さない。

…考えすぎだ。
気味が悪いが、取り敢えず気のせい、ということにしていた。
こりゃ、冷酒で凌ぐしか楽しめない。
客も殆ど居ない。裸電球も数人の影を投げかけるだけだ。
小雨のはずなのに、音がやけに大きく聞こえる。
カウンターの向こうの大将も、「こりゃ早仕舞いだな」という。

その時、引き戸がカラカラと鳴って客が入って来た。

630 本当にあった怖い名無し sage 2009/11/04(水) 13:28:38 ID:qEQFSSlX0
見慣れない顔。一見だろうか?
年齢は多分七〇を過ぎている。店の大将と同じ位か。
その割には、Gジャンに濡れたサンダル、ほぼ総白髪を真ん中から分けた長髪で、
ヒッピーがそのまま年とった感じの風体だ。
「席はー、あいとるかのう?」
まるで広島弁の三船敏郎がやって来たような声だった。

「平和が一番じゃ!のぅ、そう思わんか?」
「ピースじゃ!ピース!ピース!ピース!ピース!ピース!はははははは!」
うるさいジジイだ。
何が楽しいのか、一人で騒ぎ散らして、さっきからピースを連発している。
いつもは朗らかな大将も、顔をしかめている。こういう客は迷惑だ。

「あのー、すみませんが…少し静かに呑めませんか?」
そのジジイはきょとんとして、暫くおいらを見つめ、ついで興味深そうに目を細めた。

「おにーさん、かなりヤバくなっとるのう」
「何がです?」
「後ろのも、かわいそうに…にーさん、もうフラフラじゃ。勘弁してやれ」
「?…そんなに呑んでませんよ」
最初の言葉は上手く聞き取れなかった。
てっきり、酔っ払ったおいらのことを言われていると思った。

「違うわ、わかっとらんのー」
ジジイの表情が険しくなる。
「コリャいけん。のぅ、表に出よっとかい、ワレ」

631 本当にあった怖い名無し sage 2009/11/04(水) 13:29:28 ID:qEQFSSlX0
あー、ヤバい。
殴られる、と思った。
何か言い訳を取り繕って、この場を凌ごうと思った。
言葉が出ない。
睨み付ける視線に完全に縛り付けられていた。
意識に反して、身体が席を立ち、視線に逆らえないまま、店を出てしまった。
じわじわと身体が湿ってくる。雨の音が、さっきより更に大きくなった。

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おやつ

772 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/24(月) 01:21:56 ID:TMYu/+fNO
自分が小学生の頃の話。
母子家庭で、歳の離れた兄弟はバイトで帰宅も遅く、私は鍵っ子だった。
学校から帰ると、茶の間には「おかえりなさい。今日のおやつです」のメモ書き。
だけど、肝心のおやつが見当たらない。
冷蔵庫とか戸棚とか色々探したけど無かった。
「もう、お母さんサイテー!」と思い、当時大流行のローラースケートを手に取り、友達の待つ公園に行った。
暗くなってきて、友達の親が呼びに来る中、私は誰も呼びに来てくれる人がいない事もわかってたし
一人で遊んでもつまらないので帰る事にした。

帰宅すると、姉が鬼のような顔で私の頬をまずひっぱたいた。
「??????」と思っていると、姉は「食べ物を粗末にするな!」とわめく。
台所の壁一面に、握りつぶされたのち、壁に投げつけられたドーナツと思われる物が散乱していた。

「お母さんがせっかく買ってきてくれたのに!馬鹿者!!」と相変わらず姉は怒鳴るが、私は「?????」のまま、動けない。
しばらく私には「おやつ抜き」の罰が与えられた。
それから数日、同じような事が起きた。
おやつ抜きの私は帰宅してランドセルを部屋に置いて、そそくさと遊びに行く。
帰宅すると、また茶の間やいたる所におやつが散らばっている。
そして姉は怒る。おやつを万引きしたんじゃないかと疑われもした。
「お腹空いてて、大好きなコアラのマーチをそんな事しないよ!」と相変わらず頭が「?????」の私も反論した。
その次の日も、ポテチがばらまかれているのを見つけた姉は
「妹(私)の頭がおかしくなった」って思ったらしい。
だけど、しばらくして、私の疑いが一気に晴れる。

773 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/24(月) 01:24:38 ID:TMYu/+fNO
その日、姉は風邪を引いて学校とバイトを休んだ。
私はいつも通り、おやつ抜きでランドセルを置いて公園に行く。
帰宅すると、いつもと違ったのは、出迎えてくれたのは姉ではなく、母と警察官。
「お家に泥棒が入ったみたいなんだ。怖い人はもうここにはいないんだけど
お母さんと一緒に、外に出ようね。」
真っ青な顔をした母に手を引かれ、いつもの公園に来た。
そこで警察官に聞かれたのは、当時、小学校の担任だった先生の事。
「怒ると怖いけど、面白い先生だよ!」と私は答えたけど、
どうやらあの時、私の家に忍び込んで奇行を繰り返していたのは先生だったんだと、しばらくして先生の姿が見えなくなった時に気づいた。
首からぶら下げていた鍵を、貴重品だから預かるよ、としれっとした顔で受け取り、私の家でアホやってた先生は
最近別の学校で強姦未遂を起こして逮捕されたって
同窓会で知った。

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喜一

721 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/16(日) 06:47:26 ID:11KLgdvXO
長くなるのに携帯からで、見難かったらスマヌ。
俺が小学生の頃だから、今から10年以上前の話だ。
その時、俺は家族でF県I市にある、母方のばあちゃんの家に泊まりに行ってた。
ばあちゃんちに行くと、俺と2つ上の兄はよく叔父が飼っている猟犬のダルメシアン(名前はコテツ)を借りて、山を探検していた。
コテツの首輪には発信器がついてたから、うちの両親もコテツが一緒なら大丈夫だろう、という感じで俺達を自由に遊ばせてくれていた。

そんな俺達が、絶対に近づくなと言われている場所があった。
ばあちゃんちから1~2キロぐらい離れていたところにある家だ。
その家はボロボロの平屋で、とても人が住んでいるようには見えなかった。

でも、人は住んでいた。

名前が喜一(漢字が合ってるかは分からない)という、70才くらいのアル中のジジイとその奥さんである老婆。
老婆は、たまにばあちゃんちに逃げてくることがあった。
酔った喜一が暴力を振るうみたいで、確かに老婆の目の上が大きく腫れ上がっていたのを覚えている。
それを、怒鳴り声をあげながらナタを持った喜一が探しに来たことがあった。
ばあちゃんは、「知らない」と軽く流して老婆を匿っていた。
そういった事があったから俺達は子ども心に、あの喜一というジジイが危ない人間である事、だから親や親戚は近づくなと言ってるんだという事を理解はしていた。

それでも、俺達はその言い付けを守っていなかった。
理由は喜一が二頭の山羊を飼っていたからだ。

722 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/16(日) 06:48:43 ID:11KLgdvXO

小学生にとって山羊という生き物がどれ程興味をそそるかは言うに及ばないだろう。
紙を食べさせてみたり、ばあちゃんちの畑から適当に食べそうな野菜を持って行って、木でできた格子越しに山羊に与えたりした。

山羊の檻は庭にあって、喜一の家から20メートルぐらい離れていた。
物陰に隠れながら、こっそり山羊と触れ合う。
喜一に見つかるかもしれない、というスリルでまた楽しさが増した。
そしてその秋、俺達にとって一生のトラウマとなる事件が起こった。

また今回も、「山羊のところにいくぞ」と兄が言い、俺も賛同した。
両親や親戚には、裏山に行くと言い、コテツを連れて家を出た。
家を出て坂を下り、一度平坦な道に出てしばらく歩いた先で、また段々畑の脇道を上る。
秋でトンボが多くて、道の途中で振り返ると、黄金色の水田が段になって続いていて、美しい風景が広がっていた。

突然、コテツが吠えだし、もの凄い力でリードを振り払って駆け出した。

やばい!

道の真っ直ぐ先は喜一の家だ。
俺達は焦って、猛ダッシュでコテツを追いかけた。

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市松くん

715 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/16(日) 04:32:33 ID:LZcmJ1WPi
友達と自分4人で山にドライブに行きました。
目的地の展望台に着いてすぐ、一見行き止まりの様に見えるその奥にまだ道がある事に気付きました。

僕と1人は奥に行きたい派で後の2人は行きたくない派と別れたので、別行動を取る事になりました。

多分5分位でしょうか、奥には大きな石碑があり、2人で気味悪がっているとすぐ片方に異変が表れました。
気分が悪いと行った直後に急に来た道を走って戻り始めました。

うそーんとなった僕もすぐ追い掛けると、ちょっと信じられないものを見てしまいました。

717 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/16(日) 04:46:17 ID:g+XwJOHSi
石碑から20m位戻った所にうずくまっている友人を発見したのですが、どこでそんな物を見つけたのか、市松人形?の頭だけ咥えた状態で震えていました。

すぐに吐き出させて無理矢理引っ張って車まで行くと、行きたくない派の2人もすでに居たので、すぐ山を降りました。

その間も市松くんは眼を閉じたままずっと震えていていましたが、少しづつ冷静さを取り戻していきました。

彼はよく覚えてないとしか言いませんでした。
その後すぐ解散しました。
元々その4人はイレギュラーな組み合わせだったので、そのメンバーで集まることもうありませんでした。

718 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/16(日) 04:51:28 ID:g+XwJOHSi
だいぶ経って噂のウワサで聞いたので本当かは分かりませんが、市松くんは精神病院的なとこに通うようになり、最終的には入院してしまいその後は分からないと、、

まぁこんな噂は付き物ですからね

終わりです。お邪魔しました。

719 本当にあった怖い名無し New! 2009/08/16(日) 05:45:47 ID:QxjqEj5P0
>>715

一度だけ書いておくね。
君、まだその時のモノをくっつけたままだよ。
引き剥がす方法は一つしかないよ。

石碑ってのはね、足りない部分を補うためにそこに置くものなんだ。
石碑の近くに老木と水場があったら・・・

数百年を経た老木と水場の組み合わせで、あいつらの出口を作ってしまうことがある。
そのままにしておくとそこから次々と出てきてしまう。
しかし、老木と水場に石碑を正三角形になるように設置するとそれが結界となって、
あいつらをその中に閉じ込める効果がある。

君と君の友人はその三角形の中に入ってしまったんだね。
君の友人がおかしくなったのは、君に憑いたモノの影響なんだよ。

ソレを引き剥がすには
同じ場所の水場の水を口に含んで石碑と老木に吹きかける(絶対に飲み込まないこと)
それから21日間はその水を持ち歩く(少量でかまわない)

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重なる映像

462 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/07(金) 08:34:21 ID:qWLsRePB0
以前人の背中から木が生えるのが見える人の話を書いたものです。
未だ原因も不明でその後の話を書くつもりも無かったのですが。先週の土曜日にとある事件が
起き、それが以前の話と関係していそうなため、なんら進展はありませんがまたここに書こうと
思います。
今回の話は例の木の見える彼女とその友達が出てきますが、便宜上木の見える方をA美、
その友達をT子とします。

その日の夜、俺は前々日にあった実験のレポートがひと段落したため、そろそろ晩飯でも
買いに行こうかと準備をしていると、携帯にT子から電話があった。
「T子から電話とは珍しいな」と思いつつ電話に出ると、彼女はかなり慌てた様子で俺に
「○○(俺の名前)って前の話本気で信じてる?そこをまず確認したい」と唐突に言ってきた。
俺は意味が解らず「前の話?」と聞き返すとT子は「A美の木の見えるって話!覚えてない?」
と言って来た。

俺はそこで「ああ、あれか」と思い出し「そりゃ信じるも何も、あれだけの証拠見せられたら
信じるしかないだろ、それより何かあったのか?」と聞くと、唐突にT子は「わかった、ちゃんと信じてる
んだね?じゃあ今すぐ私の家に来て、ちょっとやばい事起きてるから…」と言い出した。
何がなんだか解らず「別にいいけど、そもそも俺お前の家知らないんだけど」と言うと、T子は
「じゃあ○○駅の近くにあるファミマで待ってるから」というと一方的に電話を切ってしまった。

○○駅は俺の住んでいる場所から結構遠い、3駅先で乗り換え更に4駅先なので「めんどくせー」
と思いながら準備をして電車に乗った。
その時は俺はこの出来事をかなり軽く考えていた。

1時間ほどでT子が指定した駅に着いた。
初めて降りる駅だったので土地勘が無く、ファミマを探すのに苦労するかな?と考えていたが、
ファミマはすぐに見付かった。
店の前まで行くと、T子の横にA美がしゃがみこんでおり、どうやら泣いているらしい、T子も真っ青
な顔をしている。
事態が全く飲み込めない俺だったが、それでも状況が結構深刻なことだけは2人の雰囲気から
何となく解り、話の出来そうに無いA美ではなくT子に「で、何があったんだよ」と聞いてみた。

463 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/07(金) 08:35:03 ID:qWLsRePB0
するとT子はこう答えた「A美と2人で家でご飯を食べていたらテレビがおかしくなったんだけど、
口では上手く説明できないからとにかく見て欲しい、テレビの故障とかじゃないと思う」という。
何か漠然としすぎていて要領を得ないが、内心俺は「たぶんA美に色々あったから、テレビの
故障か設定ミスを大げさに考えすぎたんだろうな」と勝手に解釈し、まだ泣いているA美の手を引っ張り
歩いていくH子の後を着いて行く事にした。