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動物霊

動物霊をご存知だろうか。
その名の通り動物の霊なのだが、民間伝承でもよく知られているものは狐狸の類であろう。
これらに限らず、特に畜産や水産に関わる動物への信仰は強く、墓や碑も多く存在する。
これは、その動物霊に関する話である。

私が幼少時代に育った村では当時から米や果物の生産が盛んだった。今でこそ極力殺傷は控えるものの、その農作物を荒らす猿や猪を駆除することがあった。
そして、小高い山の上には猿の墓と碑があった。我々は、その山を「山西の山」と呼んだ。

その理由は、そこを管理しているのが神事関係者ではなく、農民の山西一家であったからだ。(供養は、年に一度神社の神主が担当する。)
山西家では、息子の正太郎が小学校中学年になると、猿の埋葬の一切を彼に任すようになった。

642 本当にあった怖い名無し sage 2010/04/25(日) 04:47:25 ID:GWMSFezL0
正太郎は、私の同級生であった。

彼は猿の死骸が出ると、それを持って山西の山に登っていった。
時には、罠によって頭部が潰れ脳味噌が飛び出したものや、腸がだらんと垂れたものを担いでいった。
猿と人間で差異はあるとはいえ、形や構造はまるで変わりないので、正太郎はガキ大将の俊介とその取り巻きにいじめられるようになった。

彼が、また猿の死骸を担いで山西の山に向かっている時だった。
「や~い、猿殺しの正太郎!」「また殺したんか、俺たちも殺されるわ!」「寄るな寄るな!」
正太郎は、ただ黙って山に登った。
そんな時期から、彼は変わってしまったように思う。
「おい、猿殺し!」
俊介が正太郎の首を捕まえて因縁をつけていた。
「ギャー!」
正太郎は急に奇声を発し、口を開いて威嚇した。その姿はまるで猿のそれであった。
驚いた俊介はその手を放し、後ずさった。正太郎は、なんと四つん這いで走って逃げたのである。

それからというもの、正太郎の奇行は村で知られることとなった。
ある時は道を歩く老人に飛びかかり、ある時は掃除に使うバケツの水を異常に怖がった。

643 本当にあった怖い名無し sage 2010/04/25(日) 04:49:44 ID:GWMSFezL0
正太郎は学校に来なくなった。そして、猿の埋葬にも行かなくなったようだった。
噂では、お祓いも試したそうだが、「強い動物霊が憑依している」とのことで、手の施し様がないのだという。

ある時、俊介たちが山道を歩いている時だった。道の端のしげみに、正太郎がいるのだ。俊介は正太郎の奇行をよく知っていたので、相手にするつもりはなかった。
しかし、取り巻きの一人が言い出した。「じゃんけんで負けたやつが、正太郎にちょっかいを出そう。」
負けたのは俊介であった。俊介は気付かれないように正太郎に近づくと、後ろから軽く小突いた。
すると、正太郎が急に振り返り、「ギャー!」と叫び俊介に飛びかかった。
正太郎は頭に噛みつき、顔面を爪で引っ掻いた。

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繋がり

長いので支援してくれたら嬉しい。長文不可はスルー推奨。

近所に家族ぐるみで懇意にしてもらってる神職の一家がある。
その一家は、ある神社の神職一家の分家にあたり、本家とは別の神社を代々受け継いでいる。
ウチも住んでいる辺りではかなりの歴史がある旧家の分家で、そこの神職一家が非常に気さくで
人当たりの良い人達ばかりということもあってその神職一家と非常に仲良くさせてもらってる。
最近そこの次男Aさん(と言っても30半ばのオサーン)に聞いた話
なお、よくわかんなかった言葉とかは後でググったりして補足してる

最近、新車を買って、そこの神社で交通安全祈願をしてもらった時のこと。
その後に社務所で事務仕事してたAさんに声をかけて世間話をしていた。
俺「Aさんって今は事務方メインの仕事されてますけど、昔は祭事とかお祓いとかされてたん
  でしょ?もの凄い悪霊を祓ったことがあるみたいな感じの怖い話とかってないですか?」
A「確かにお祓いもしてたけど、まず何かに憑かれてる人が来ること自体がないからね。」
俺「どういうことです?」
A「普通は、今日の君みたいに悪いことが起きませんようにってことで厄除けに来るんだよ。
  何かに憑かれてるようだから祓って欲しいと言って来る人自体がすごく稀だし、
  しかもそう言ってる人も大体が思い込みの場合が多いからね。
  知ってる限りではそういう人が来たことは一度も無いよ。本家には極稀に来るらしいけど。」
俺「思い込みですか・・・じゃあ、怖い話ってそうそうあるわけじゃないんですね。」
A「お祓いじゃないけど、ホントに怖い体験をしたのは1回だけだね。」
俺「え? あるんですか。どんな幽霊だったんです?」
A「いやいや、所謂幽霊なんぞだったら大して怖くないよ。天神様や大魔縁とも呼ばれた崇徳天皇
  首塚で有名な将門公みたいに神格化までされてるような例外はあるけど。」
俺「それじゃあ、一体何が相手だったんですか?」
A「ここではちょっとあれだから、場所を変えようか。」
そう言ってAさんは神社の境内から少し外れた山際のベンチまで俺を連れてきた。
A「これは社務所でペラペラ話すのにはちょっと抵抗がある話でね。」
そう言ってAさんは、その時の事を話してくれた。
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14 本当にあった怖い名無し sage 2010/03/25(木) 00:05:42 ID:+mJ6S1DU0
10年以上前のAさんが20代でまだ神職の資格を取ったばかりの頃の話。
その頃のAさんは今みたいに穏やかでなく、本家の人達をあまりよく思っていなかったらしい。
俺の住んでる辺りは田舎だから、本家と分家の間に封建時代の主従のような絶対的な力関係が
あるのかと思いきやそうではなく、本家と分家の当主同士が気軽に飲みに行くなんていう
普通に仲の良い親戚関係だそうだ。(旧家にありがちな政治権力とも距離を置いている一族
なので、金や権力についてのもめごとが無いのも一因だろうとはAさんの談)
本家の持つ特権は、あくまでも本家が祀る神社の祭祀に限られているとの事。

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願掛け

大学受験生だった頃のハナシ。

同じく受験生の連れと二人で、地元の神社へ合格祈願に行く事にした。夜の10時頃。ほんの思いつきで。スゲー田舎です。
鳥居の「貫」(ぬき)の上に石を載せると良いと聞き、これをやってみよう思いついたため。

普段は電車の窓から見るだけの、長い急な石段のある神社を選んだ。
ここでは過去に、人が足を滑らせて転落死したことがあった。ホントかなり急です。実際さびれてる。
コワイ雰囲気もいいだろうということで、遊び半分でココに決めた。

ちなみに、石段は使用禁止になっており、簡単なロープが張ってある。境内へ行くには別の道がつくってある。
鳥居はこの石段の前に構えている。貫に石を載せるのが目的だったから、境内には入らなかった。怖かったし。

自転車で行った。到着してすぐ、願掛けゲームを開始。
競い合うように「乗れっ!」といいながら貫に向かって拾った石をフワリと投げる。
石段の前には一つ外灯もあり、この光を頼りに願掛けを楽しんでいた。

236 235 sage 2010/03/28(日) 03:11:37 ID:NndEmVgE0
で、始めて5分くらい経ったくらいかな?
オレ   「乗れ!」
ツレ   「乗れっ!!」
オレ   「乗れ!」
2人同時に 「乗れ!」
オレ   「乗れっ!!」
ツレ   「乗れ!」

2人+? 「の・乗れ!!!」

・・・

一瞬で凍りついた。

オレ「・・・ナニ今の?マジ?」
ツレ「・・・いや、なんか・・おかしかった?やめろよ?」「・・風もあるけどね。実際。言うぞ?誰の声?よせよ?」
オレ「・・ダメだ。ちょっとオレこわい。マジ?」
ツレ「帰ろうぜ。気のせいだろうケド、一気に気が失せた。マジに。」

すぐ帰る事にしました。
外灯の元に止めておいた自転車に乗るときに気付いた。

・・オレのチャリのカゴに「亀」が入っている。20センチくらいの。

オレはよく分からないまま亀をそっと持って逃がし、あとは速攻で二人でチャリで逃げた。

カンケーあるかどうかわかんないけど、受験のほうはこの年、オレもツレも落ちた。

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鳥居の奥の光

俺弓道やってるのね、その通り道の途中を曲がると鳥居があるのよ、
多分奥に神社があるんだろうけど見えてるのは鳥居だけ。
で、鳥居の一直線上には暗いと何も見えないわけ。
あ、多分神社は一直線上にはないよ、右にそれる階段があったから。
ちょっと行ってみようと思って、今日の6時ぐらいに鳥居まで行ったの、
もう最近はこの時間でも明るいから大丈夫だと思って。
でもなんか暗いっていうか、軽く靄が鳥居周辺にかかってるんだ、
曲がり角では全然かかってなかったのにな
俺はなんか変だと思って、でもそういう体験とかしたことなかったから大丈夫だとおもったの
じゃあ暗くならないうちにさっさといこうと思って、進もうとすると
鳥居の奥10数メートルあたりがなんか光った。
だれもいないよ?もちろん。

靄がかかってるっていってもそのあたりぐらいは見えるよ、1.5だから間違いない。
なんとなく手招きされてる感じがした、
それとあの背骨の神経をいじられてる気持ちはよくはない感じがした。
2分ぐらい見てると光が少し変わってくるのがわかるんだ
説明しにくいけど、光が遠ざかっていくと大きくなったり、近づいてくると小さくなったり。
多分前者だと思うけど、なぜか靄が強くなっていくんだ。普通こういうの弱くなるよね?
そろそろ帰るか行くか決めようと思ったら、突然鳥居奥の空気が変わった。
なんか左右からゾワッと空気が流れて色が変わっていくような感じ
そこで怖くなって帰っちゃったんだけどあれなんだったんだろ
行くが吉だったのか凶だったのか
とりあえず明日いってみる
俺が体験した、本当の話

369 本当にあった怖い名無し sage 2010/03/30(火) 11:34:33 ID:dNLtVsKt0
>>194
神道的にレスすると、行かなくて良かったよ
鳥居の奥は御神域だから悪霊とかは居ないが神様が居る、
なので御神域での光とかは高確率で神様関係だ
で、おおかたの神様は人の目に触れることを大変嫌われる
そのため不用意に神様を見ると、かなりきつい罰が当たる
今でも出雲とかの神様が通る道とかで、神様が通る時期になると
夜には一切の明かりを消し道を真っ暗に保って窓を堅く閉め、
何があっても外を覗くなと言う風習が残っているが、
それは神様を見てしまわないためにそうしているんだ。

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深夜に子供

20年ほど前、バンドやっている友達に聞いた話。

友達Aは当時バンドの練習で遅くなると大井町から中目黒まで夜中歩いて
帰っていた。
その帰り道の途中で急な長い坂があり、小さな神社らしきものが道沿いにある。
(夜中は誰一人歩いていない住宅街の中)
いつものように夜中の2時頃その坂に近づいた時に、なにか変な気配を
感じた(彼は音楽やっているので色々な意味で結構敏感なタイプ)。
少し気味が悪くなってきたが、その道を通らないとかなり遠回りになるため
そのまま坂を下ることにした。

坂の中腹にある神社まであと少しの所で急に神社の門から着物姿の
子供がふたり出てきた。
一人はおかっぱ頭の色の白い女の子(小学校高学年位)、もう一人は小学校2~3年の
男の子だった。
こんな夜中に子供が二人でなにをしてる…などと思いつつ通りすぎるときに
女の子を見てみると..
彼女もAクンの方を振り返りニコっと笑いかけた。
その瞬間、Aクンは、やばい、この子たちは人間じゃないと一瞬で理解し、
その坂を出来る限りの速さで駆け下りた。
坂を降り切ったところで神社の方を振り返ると
子供たちはすでに居なくなっていた..

もちろんAクンはその後、2度とその坂を通ることはなかった

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とある神社

先日。俺はとある大きな神社に行った。
鳥居をくぐって階段を降りると、かなり広大な石畳のスペースがある荘厳な神社。

この神社に、なぜか真っ正面から入らずに(鳥居をくぐらずに)
横から入って参道を歩いていった。

途端、ビリビリ!!とおぞましい寒気が襲った。
尋常ならざる寒気と、自分の周りの空気を震わせるような殺気と、誰かがこちらを注視しているような目線を感じて、
「(これ以上進むのは)ムリだわ」と心の中で叫んだ。

寒気で体が硬直し、下を見たまま前を見ることができない。
うつむいたまま後ろに向き直した瞬間、足元に影が近づいてきているのが見えた。

「ヤバい!つかまる!」

と思い鳥居に向かって猛ダッシュしようとして、鳥居を見た瞬間に俺倒れて意識不明。

その後、病院の簡易ベッドの上で目覚めて、
家族から「何であんなところにいたんだよ」と聞かれたので、
そういえばと思い出してみた。

神社に行こうとした理由は自覚している。
単に願い事をするためだ。
だが、神社の横腹から敷地内に入る直前の記憶が全くない。
なんか、体がジャンプしている状態で、いきなりストンと神社脇に着地してこの出来事がスタートした、みたいなそんな感じ。

しかもその神社を訪れたときには、いつも来ている神社という認識があったのに、
(寒気に襲われたときに、「前にもあった。前にもあった、うん。大丈夫、このまま進もう」と自分を落ち着かせている自分がいたから)
今はどこの何神社なのかサッパリわからない。

また夢遊病者のように意識のないままその神社に向かうことになるのだろうか?