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百太郎とシンクロ

お酒の席でゼミの教授から聞いた話。
けっこう前に聞いた話で細部が適当かつ、文章崩壊気味なのはつっこまないでほしい。

教授は小説家が本業。演劇とかもやってるらしいがよく知らん。ちなみに自分は大学入るまでその教授の名前は知らなかったけど、ジャンルでは有名なのかも……。
その教授が売れてて(本人談)奥さんもいた頃のことらしい。

その日教授は箱根(?)の山奥のいつもの旅館で缶詰になって原稿を書いていた。進みは順調で時間には余裕があった。
あるところまで進んで、ふと手が止まった(理由は忘れたけどなんかが気に食わなかったらしい)。
だめだ。今日はもう進めない。あきらめて教授が時計を見ると、時間はまだ七時半。夏場でまだ外も完全に暗いくはない。

もう書けないというときは、自分の著作以外のものを読むというのが教授の習慣だった。だが鞄をあさってみても読みたい気分の本がない。
教授の気分は怖い話だった。その時教授の頭に一つ漫画のタイトルが浮かんだ。「うしろの百太郎」だ。
早速教授は車で山を下りて、古書店でうしろの百太郎を全巻買ってきた。夕飯を食べてから、読み始める。
夢中になって読んでいるうちに夜は更けていく。事件は教授がポルターガイストの話を読んでいるときに起こった。

893 本当にあった怖い名無し sage 2010/11/15(月) 14:58:11 ID:nnbF6t4I0
ドゴッという音がして、部屋が揺れた。教授は心臓が飛ぶかと思った。読んでいるものがものだけに相当怖かった。
でも、ポルターガイストにしては一瞬だ。地震というわけでもないようだ。
じゃあ原因はなんだ。見に行かないわけにもいかないな。教授は宿の人を呼び、一緒に外をまわる。
丁度自分の使っている部屋のところにそれは落ちていた。キジの死骸だ。
山では夜や天候の悪い日に壁にキジなどの鳥がぶつかって死ぬ、ということはたまにあるらしい(ビルにスズメが……なんて話もそういえば聞いたことがある)。
なんだキジかよ。そう思うと同時に気持ち悪いものを教授は感じた。キジにしてもタイミングが良すぎやしないか。
結局その後は何もなく原稿を終えて教授は家(マンションの上の方)に帰ってきた。この出来事が印象に残っていたので奥さんに話す。奥さんは話の後に言った。
「それにしてもなつかしいな、うしろの百太郎。借りていい?」
教授は読み終わっていたのでいいよと返し、自身は疲れていたのもあってすぐに寝た。
翌朝早く、起きた時には奥さんはまだ寝ていた。遅くまで読んでいたらしい。起こすのもかわいそうだからと起こさずに家をでる。下の方がどうも騒がしい。警察や近所の人がいっぱいいる。
「どうしたんですか」
下に降りた教授が聞くと警察官は苦い顔で答えた。
「昨夜、飛び降りがありまして」

894 本当にあった怖い名無し sage 2010/11/15(月) 15:01:38 ID:XyW+9Igi0
不謹慎だが職業柄興味がわいた教授はちょっといろいろ聞いてみた。時間は夜中二時半頃、亡くなったのは男性、ほかにもいろいろ聞いたが忘れてしまったそうだ。
自分の家でこういうことが起こるのはなんだかなぁと思いつつ用事をさっさと済ませてすぐ帰る。奥さんはちょうど起きてきたころだった。
「なんか騒がしいけど」
奥さんが言うので教授は早朝の出来事を伝える。奥さんの顔がみるみる青くなっていく。
「昨日、夜中に読んでたのよ。うしろの百太郎。夜中のちょうど二時半ぐらいにドンって音がして。ちょうど読んでたのが飛び降りの話だったからなんか嫌だなって思って寝たのよ」
そう、その時のドンという音が飛び降りの音だったらしい。教授はすぐにうしろの百太郎を捨てて、それから読んでないそうだ。

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魅入られる

昔あった事を簡単に話してみる。
前置きが長いがちょっと聞いてくれると嬉しい。
始めに言っておくが俺は正気だし、脳の病気を抱えてたりはしない。

丁度今頃の時期。
何か連絡しなきゃいけない事が有って、出先から電話をかけようとしたら、携帯が無かったんだ
仕方無いから電話ボックス探して、十円玉を入れ、電話。
電話が終わって電話ボックスから出ようとしたら、黒いパーカー着て、フード被った人が出入口の前に立ってた。

電話待ちかと思って
「あ、すいません」
って小さく言って電話ボックスから出て、さっさと行こうとしたら、掴まれた。
腕を掴まれた。
え? って感じで振り返ると、俺(179.9cm。惜しいw)の胸くらいの身長の人がいた。
黒いパーカーを着てて、小柄というかげっそりと痩せてる感じの人。
顔は俯いてて良く解らない。時間はもう夜中だし、当たりは暗い。
危ない人かと思ってちょっと怖くなった。
「なんですか?」
って言っても、その人はただ俯いてるだけで何も言わない。
フードの下、何とか見える顔の下半分。
口許が引き吊っている。
気味が悪くなった俺は、手を払ってその場から逃げ出した。

316 自治スレでローカルルール他を議論中 sage 2010/10/12(火) 22:07:17 ID:OT0QzzvRO
それで、ここからが本番。
 
それから暫くしてから、仕事が休みだって事で友達と二人で飯を食いに行った。
予想出来ると思うけれど、その友達が霊感が強い人。
とりあえず行き着けの食堂でラーメンとカツ丼セット食べて、
店を出てさあ何処に行く、って話をしながら車に戻ろうとしたら
別の友達とばったり会った。
(次から霊感強い友達をA、こいつをBと書く)
「おお、久しぶり」
って感じで、Aを放ってBと話して、話に花を咲かせた。
暫く話して、AをBに、BをAに紹介しようとAの方を見た。
Aが、Bを睨んでる。
放置してキレたか? 悪いとは思うが睨むことはないだろう。
むっとした俺はその事を言おうと口を開こうとして、出鼻を挫かれた。
Aの方が先に口を開いた。Bを睨んだまま。
「誰だよコイツ」
今から紹介しようとしてんじゃねえか!
そう思って、
「こいつは、」
 
言葉が出ない。
始めにあれ、って思った。次に誰だっけ、って考えた。そして、鳥肌が立った。

誰だこいつ。

317 自治スレでローカルルール他を議論中 sage 2010/10/12(火) 22:08:36 ID:OT0QzzvRO
怖くなった俺は反射的にBを振り返った。
さっきまで笑顔で話してたBは、俯いた。俯いた顔の口許が引き吊る。
愕然とした。
「行くぞ」
Aが俺の腕を引く。はっとした俺は運転席に急いで入って、食堂の駐車場を出た。

「お前、アレはよくねーよ」
暫く走って、落ち着いて来た頃に煙草をくわえたAが言った。
「アレはよくねー。変なもんに気に入られたな」
なんとかしてくれよ、と言うと
「無理。取り憑かれてるわけじゃないし」
取り憑かれてればなんとか出来るのか? と聞くと、
「なんとかするために取り憑かれてみるか?」
と返された。

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蹴ったもの

オカルトじゃないですが。

オレが小1か小2の時の話です。今から二十年以上前ですね。
当時、市営の公団に住んでいました。神奈川県のそんなに田舎でもないところです。
そこは12棟規模の大きさの団地です。
敷地内の公園で遊んだり、セミを捕ったり、ドロケイやったり、ファミコンはまだあまり普及していなかったので外で遊ぶことが多かったです。

で、2号棟でドロケイをやった時の話です。
2号棟は5階建て、ワンフロアに5・6部屋の大きさでエレベーター付き。
北側に普通に使う階段、南側に非常階段があり、エレベーターも南側。
各階に小さい倉庫のような鉄の扉がついたスペースもあり、ドロケイを楽しめました。怪我を恐れずに2階から飛び降りたりもしましたね。
ただ、2号棟の住人は少しアウトローな雰囲気の人が多く、通路部分はできるだけ静かに走るルールがありました。

そんな場所で、いつも通りに逃げ回り、追い掛け、楽しんでいました。
疲れた時に、オレはよく倉庫スペースに隠れていました。倉庫は狭く、扉を閉めると真っ暗で怖いので、他の連中は使ってなかったですね。
特に度胸があったとは思いませんでしたが、慣れちゃってたんでしょう。
で、4階の倉庫に隠れようと扉を開けた時、なにか臭いました。
どの倉庫も中に入ると外より涼しいんです。物が置いてあることもほとんどありません。
4階の倉庫内も涼しかったです。臭い以外は違和感がなかったです。
誰か生ゴミでも置いたのかな?と、考えて内側から扉を閉めました。
少し休もうと思って座りました。お尻の下に何かがあるのを感じました。入口付近で扉の陰になり気付かなかったんですね。
中腰の姿勢を維持したまま手で触ります。ビニール袋のような感触でした。端を掴んで少し横にどけて座りました。
そのすぐ後に、扉の外に足音が聞こえてきました。

864 自治スレでローカルルール他を議論中 sage New! 2010/10/21(木) 02:28:10 ID:nx0ukFqMO
倉庫内に隠れた場合は基本的に逃げ場はありません。ありゃ、駄目か、と思いながら息を殺していると扉が開きました。
警察役の友人です。笑顔です。オレも笑顔で捕まりました。
外に出ようとした時に何かを蹴りました。
何かと確認してみると、猫の頭部でした。
一瞬、ウヒッ!っと声を上げましたが、なにか現実のことだと理解できなかったのか、案外冷静でした。
捕まえに来た友人は気付いていません。
「これ何かな?」猫の頭だとわかっているのに、オレは友人に聞きました。
友人は、ゲェッ!っと声を上げましたが、オレと同様になんか冷静でした。
オレは「袋もあったよ」と友人に言いました。そして友人に袋を開けさせました。
猫の頭がパッと見で3つは入っていました。開けた口の付近に頭が3つ並んでいたので。袋の大きさ的に体の部分も入っていたと思います。

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バイクの気配

オカンが会社の同僚? から聞いたお話

話者は男なんだが、二十年も前、二十歳そこらの時分には暴走族をやっていたそうだ。
毎日、県下では難所として有名な峠道を、暴走族仲間と一緒に爆走していた。

ある日、その人の暴走族仲間の一人が事故を起こして死んだ。
その事故と言うのが妙なものだったそうで、カーブを曲がりきれなかったのか、
彼と彼が乗ったバイクは峠道の外に放り出され、あとはバイクごと谷深い山中へと消えていった。

一緒に走っていた仲間の通報ですぐさま警察がやってきたが、どういうわけか谷底から彼とバイクが見つからない。
数百人態勢での捜索活動が行われたが、結局彼の遺体もバイクも見つからなかった。

数日後、話者の男性が夜中、暴走仲間の男女四人と車でその峠道を通った。
しばらく経って、今までわいわい騒いでいた運転手の男性が急に押し黙った。

どうしたんだとみんなが言うと、運転手の男性が「何か聞こえないか?」と言って耳をすます仕草をした。
突然なんだと耳を澄ましてみると、後方から改造バイク特有の、唸るようなエンジン音が聞こえてきた。

「あいつのバイクの音だ」

暴走族だったこともあって、エンジン音を聞いてすぐに、そのエンジン音が事故を起こした彼のものだと気がついたそうだ。

66 2/2 2010/09/23(木) 11:12:21 ID:KpSku53d0
すぐに、後方からバイクのライトが追いかけてきた。
そのヘッドライトは光が上下二股になっていた。その改造も、やはり彼のバイクに施されていた改造だった。

車内は騒然となった。遺体が見つからないとはいえ、場所が場所だ。彼が死んだことは間違いない。
だったら後ろから追いかけてくるのは……。

とにかく車を路肩に止めて、彼が来るのを待つことにした。

バイクの唸りがすぐ背後に来た。ヘッドランプの光が車の横に来た。
物凄い唸り声を上げて、彼のバイクは車の横をすり抜けて行った。

テールランプが見えた瞬間、あ、と全員が声を上げた。

「車体がない」

そのバイクはヘッドランプとテールランプの光しか見えなかった。
ランプの光に照らし出されて浮かび上がるはずの車体も、搭乗者も、見えなかった。

体のないバイクは、そのまま峠道の向こうに消えていった。

彼の遺体も車体も、いまだに見つかっていない。

東北の某所、自殺の名所としても有名な峠道であったお話。

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失踪した彼女

実際問題、何も感じない人は感じないからね。

実はオレも、昔そういう「変な現象がおきる物件」で
暮らしてた事があるんだ。転がり込んだ彼女のアパートなんだけど、
同棲をはじめて半年くらいで彼女が失踪。
居なくなる少し前に、「夜中に足音がする」
「キッチンに誰かいる」「誰か(オレ以外)に
見られてる気がする」「嫌な匂いがする」とか言い始め、
その時まったく感じなかったオレは全然取り合わなかった。
そしてある日突然、なんの前ブレもなく彼女が居なくなった。

あちこち探した。会社も無断欠勤でそのうち退職扱いになってたし、
実家にも友達にも連絡してない。その部屋自体は家賃が安く、
そのうち帰ってくるさ、とオレはその後もそこに住み続けた。
うちは両親他界してて実家が無かったから、
オレがそのアパートを引き払うと彼女との接点も無くなるしな。

彼女が居なくなって1年ちょっと経った頃、彼女がオレの枕元に
立ってる夢を何度も見た。夜中にキッチンに誰か立っている、
背中に視線を感じたり、天井裏からゴトゴトいう音、
今そこに彼女がいたかのような気配。日ごとにその現象や気配は
ハッキリとしてきた。
さすがに鈍感なオレもこれは彼女に何かあったのでは?と
思い、だが警察に相談しようにも捜索願は彼女の実家が
出してるし、部屋に変な現象が、と相談した所で埒があかない。

そのうち、アパートの更新が来て、オレは部屋を出た。
もう十何年も前の話だ。彼女は未だに失踪したまま。
まだあの部屋にいるのかも知れない。

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火柱

父さんが体験した話、

父さんがまだ消防だったころ、
帰りがおそい父を迎えに行った帰り
酔った父親と話しながら、
近所のおばあさん家の前に差し掛かろうとした時に
玄関に火柱が立っていた、その時期は真冬で
ストーブによる火事だと思い、とっさにおばさんに伝えようと
勝手口を開いたら、泣き叫ぶおばさんと
燃え上がる人。

後から誰かが通報したであろう警察の人
(父の実家周辺は交番と商店街しかない。)
が水をとっさに掛けてやり
人らしき人が
「ヒュー…がが…じぬぅじぬぅ…」
と繰り返していて 
かろうじてその時は生きていたはず

あ と か ら 知 っ た ら し い が

焼身自殺だとされていたが
火をつけたのはおばさんであることを

父と伯父しか知らない
おばさんは交通事故で死亡。