カテゴリー
短くて怖い話

夜警

337 名前:イット 投稿日:2000/08/18(金) 22:30
大好きです、このスレ。伝聞OKとのことで、私も一話。

あるフリーライターが、「幽霊が出る」という噂のある廃工場で泊まり込みの取材を
したときのこと。

現場に着くと夜になっていて、「いかにも」という雰囲気の工場なのだが、門には初老
の夜警さんがいた。廃工場なのに夜警がいる・・・これは本当に何かあるな、と思った
そうです。
「ここで泊まり込みの取材をしたいのですが」
「泊まりで取材?何いってるんだ、君。この中では人が死んでるんだぞ。そんな馬鹿な
ことはやめなさい」
「いえ、私も仕事でどうしても取材したいのですが・・・」
「仕事というが、中に入れないのが私の仕事なんだ。あきらめて帰りなさい」
「いえ、どうか・・・」
「どういわれてもダメです。中に入ればたたりにあうぞっ!」
祟り、と聞いたときフリーライターは背筋がぞ~っとした。しかし彼もプロ。帰る
ふりをして夜警さんの死角になるところから塀をよじ登って中に入った。
工場内の倉庫のようなところに入り込んだ。

340 名前:イット 投稿日:2000/08/18(金) 23:02
続きです。

その倉庫内は不思議な雰囲気に満ちていた。まず、工場内の倉庫なのに
なぜか壁に絵が飾ってある。どうも人物画らしいが暗くてよくわからない。
夜が明けたら確認しよう、ということにしてしばらくすわっていると、足
音がする。さっきの夜警さんの巡回だな、と思った彼は倉庫内に置かれて
いたデスクの陰に隠れた。夜警さんは怪しいと思ったのか、倉庫の回りを
何周もしていたがやがて別の場所に移ったようだった。
ほっとしてデスクの陰から出てくると一瞬頭上にひらひら動くものが見え
る。「っっっっっっ!!!!!」、遂に出たかと思ったが、それは倉庫の
梁からさがるロープだった。
すっかり気が抜けてしまった彼はそのまま座り込み、持ち込んだ酒を飲み
つつ「取材」を続けたが結局朝まで何も出なかった。
すっかり明るくなったので例の絵を確認にいったが、下の方にプレートが
かかっていた。「株式会社XXXXX 第4代社長 XXXXXXX」。これも関係がな
いらしい。結構怖かったのに何の収穫も無しで、引き上げようとしたが、
夜警さんが昨夜「中で人が死んだ」と言っていたのを思い出して、せめて
警備員さんにその辺の事情でも聞いておこうと、入ったときと同じコース
でいったん外に出てから門の警備員さんのいるところまでいった。
「すいません、雑誌XXXのものですが、中で人が死んで幽霊がでると
いう話を聞いたものですから、取材させてください」
「ああ、そんな取材ですか・・・。いいでしょう。あれは私の同僚でした。
家族を愛し、責任感の強いやつでねえ。ある日、初孫が生まれたって日に、
30分だけ持ち場を離れて病院まで行って生まれたばかりの孫の顔を見てきち
まったんだ。で、運の悪いことにその30分に工場が窃盗にあってねえ。高価
なレアメタルとか何とかってやつ、ごっそり持って行ちまったのさ。会社は
結局工場に勤めてる労働者の首切りをして生き残りを計ったのだが、解雇さ
れたやつが一家心中してねえ。その私の同僚ってやつがすごく気に病んで、
とうとう首をつって死んじまったのさ。ここからは見えないんだけど向こう
側にある倉庫の梁にロープをかけて・・・。ところであんた、この話はどこ
で聞いたの」
「・・・夜警の方に」
「えっ?ここには夜警なんていないけど・・・?」

カテゴリー
短くて怖い話

頭だけのおっさん

769 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/11/08(水) 03:01:43 ID:vgttjpEv0
土曜日あたりから俺に起きた事。
寝てる時ふと目が覚めて金縛りにあった。
実際あんまり金縛りの経験も無く、あぁ、やだなぁと思っていると
なにやら左でゴロゴロと音がする。
顔は動かないけど、目の端でその動く影がチラチラと見える。

目を左のほうに向けると、そこにはハゲた頭だけのオッサンがこっちを見ながらゴロゴロと駆け回ってる。
不思議とあまり恐怖感は無く、実際いろいろとバチあたりなことをしてきたし、ついに祟られたかなとか思って、あまり恐怖は抱かなかった。
しばらくしているとふっと消えて、俺は安心したのか、また眠りに落ちた。
日曜日の夜。外が騒がしい。夜中なのに。
しかもゴロゴロいってる。
勇気を振り絞って外にでてみたが、何もいない。
なんなんだ、コイツは。
おかげで土曜から今にいたるまでぜんぜん睡眠をとってない。
そして今日のこと。
八時くらいにパソコンをいじってると、なにやらカーテンの隙間からさっきから何かがいったりきたりしている様子。
もしやと思い、じっと見ていると、例の頭だけのオッサンがコッチを向いたまま今度はヒューッと宙を浮かびいったりきたりしている。
もう眠れない。っつーか眠りたくない。
ストレスは溜まるし寝不足になるし、簡便してくれ。

ちなみに、そいつが近くにいると頭痛が起きる。
それも何かに打ちつかれた感じの。
ズキーンとすると、あぁ、近くにヤツがいるな、と分かる。
いつまで続くんだろうか。
早く眠りたい。

カテゴリー
短くて怖い話

神様の妾

598 本当にあった怖い名無し sage 2011/09/23(金) 16:30:00.54 ID:gtjOHptD0
空気を読まずに怖い話。

ウチの地方、昭和初期くらいまで『神様の妾』ってのがあったんだって。
なんか、選ばれた女の人が持ち回りで3~5年ずつくらい神様に愛でられるらしい。
それが、夢の中でウフンアハンする感じの?

それで、家の先祖のとある女の人が、それに選ばれた。
結構抜けている人で、持ち回りの妾だっていうのに、自分が正妻になったと
勘違いした。
三年くらいしたら、神様がちっとも来なくなり、神社の偉い人に聞いたら、
事実を知らされた。

そしたら、女の人は神様を恨み、自分を捨てたという怨念の塊になり、
独身のまま若くして死んだらしい。

で、その直後、その時の妾の人の所に、ズタボロになった神様が来て
『もう来れません、これ以降は誰もいりません』
と言って、それ以降神様が誰の夢に現れる事も無くなったそうだ。

…神様、捕まったんだろうなあ、と、ちょっとかわいそうに思った。
祟りとかそういうのは無いし、一応家の家系が『神の嫁の末裔』と言われて
いる事の実態。
やっぱ、人間恐ぇ。死んでも恐ぇ。

カテゴリー
短くて怖い話

蛇

704 蛇 sage 2009/08/19(水) 18:12:26 ID:LtLng0VFO
投下します
私が介護職をしていた時に、利用者の女性Aさん(80代)から聞いた話です
Aさんは認知症はなく、身体機能も正常で、日常生活や畑仕事などもこなしていた方です

戦時中の出来事です

Aさんの近所に住む男性が、草刈りをしていた時に、誤って鎌で蛇を斬ってしまったそうです
その後、男性は3人の娘をもうけたのですが、
娘達は3人共、生まれつきの身体障害者だったようで、
成長しても赤ちゃんのように、畳の上を赤ちゃんのようにズリ這いで移動しており、まるで蛇みたいだったそうです
なので、蛇に祟られたんじゃないか、と噂されたそうです

その男性に、召集令状(赤紙)が来ました

705 蛇2 sage 2009/08/19(水) 18:21:58 ID:LtLng0VFO
男性は、庭で火をおこして鍋をかけてなにかを煮ていたそうです
鍋の中身は、沢山の玉子でした
娘達の好物なので、出征するまえにお腹いっぱい食べさせようと、沢山茹でていたとの事でした

ゆで玉子は夕食に娘達が食べたそうです

次の日の朝、男性の家に警察官が来て、男性を連れて行ったそうです
家の中には、首を絞めて殺された娘達の遺体と、妻がいたそうです

男性は取り調べで、足腰の不自由な娘を3人も残して戦争に行けば、娘達の世話で妻が苦労をするが、戦争に行かないわけにはいかない
妻が苦労しなくて済むためには、娘達を殺してしまうしかなかった、
と語ったそうです

男性は逮捕されました
残された妻がどうなったかは、話がショックすぎて聞きそびれました

以上です

カテゴリー
何でも怖い

蛇神持ちの家系

急激に体調が悪化し、まともに働けないので経済的にも困った状態に陥った、
不安に思っていると、みかねた友人からよく当たる霊能者がいるから
紹介すると言ってくれた、藁にもすがる思いでその霊能者見て貰ったら、
蛇神持ちの家系の男が原因だと言われれ驚いた
海祐希主演で「狗神」という映画を見て、犬神筋という家系があるのは知っていたが
映画の舞台は確か四国で、東北に住む自分には無関係だと思っていた
犬神や蛇神などの祟り神の家系は
半島や大陸~きたという話もあるし
修験者や祈祷師、巫蠱の先祖をもつ家系だという話もある

そういえば時々、一瞬黒い影のような霧のような帯状のものが
腹に巻きつくような感じになることがあった
蛇神はしつこく、とりつかれるとやっかいなので
なるべくその男から離れなさいと言われた
その蛇神持ちの男は単なる知り合いだったが、懸想されたらしく
逆恨みから祟られたらしい、蛇神が取れない限り、わたしの病気は治らない
未だに嫌な夢を見る、そして黒い影を見る
どうしたらいいのか・・・

ん十万も出して護摩祈祷してもらったんだが
効目はなかったみたい
蛇神は脅してもだめ、一旦鎮まってもしつこく執念深く
真綿で首を絞めるように嫌がらせをするらしい
犬神のように激しい症状(突然死)などになることはなく
病気、貧困、離別、次々手を変え、品を変え、不幸をもたらす
まさに疫病神だ

カテゴリー
何でも怖い

猫の恨み

286 : 本当にあった怖い名無し : 2012/04/22(日) 13:54:45.91 ID:H+11qpVT0
学生の頃の話。友達と4人で深夜ドライブしていた。
田舎の細い道で周りは民家だったのでカーステの音量を下げて通り過ぎようとしたら、
運転してたAが急に車を止めた。
私は助手席にいたのに気付かなかったのだが、「猫を轢いたかもしれない」と言う。
Aが確認しに行った所やはり死んでいた。
すると後部座席のBが「猫は祟るから成仏させる為には
木に吊さないといけない」と言い出した。
「かわいそうだからやめて、埋めてあげた方がいい」と言っても聞かず、
結局運転手のAと言い出しっぺのBが実行することになり、
懐中電灯とビニール袋を持って行った。

私ともう一人後部座席にいたCは車で待機。
しばらくして二人は戻ってきた。
Bがビニール袋に入れて木の枝に吊したそうだ。
母猫だったようで、終わるまでは子猫が側にいたらしい。
「気持ちを残すとついてくるから忘れろ」と言われても、
あんな事しちゃいけないんじゃないかと余計に忘れられない。

それからしばらくBからの連絡が無く、十日ほどして電話してみると
熱を出して一週間寝込んでいたそうだ。
以下Bの話。
ドライブから帰って玄関のドアを開けると血に染まった猫の足跡が一つあった。
同棲中の彼女に塩を持ってきて貰い、体に振りかけて盛り塩をした。
足跡を拭いても擦っても消えない。
それから一週間彼女も一緒に熱を出して寝込んでいた。

Bに会ってみるとやつれていたが、その後は何も起こらず
しばらくして足跡も消えたそうだ。