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怪人二十面相

俺の爺さんは十年ぐらい前に、痴呆症(今で言う認知症)ってヤツになったんだが、
最初は物忘れ程度だったものの、そのうち明らかに言動がおかしくなってきた。
で、時々“自分は別の人間だと思い込んでしまう”症状が出始めた。
その“別の人間”ってのが、なんとあの江戸川乱歩の「怪人二十面相」だった。

爺さんは昔どっかの劇団に入ってて、二十面相の役を演じた事があったらしいが、
医者が言うにはどうもその頃のイメージが強く出てしまった結果という話だった。
しかも爺さんは、親父=明智小五郎、俺=小林少年だと完全に思い込んで、
何かにつけ俺と親父を相手に困ったイタズラを仕掛けるようになってしまった。

初めの頃は、俺を便所に閉じ込めて「ははは、どうだね小林君」とか言ってみたり、
親父の腕時計をコッソリくすねて冷凍庫の中に隠しておいたり程度の話だったんで、
まぁ困るっちゃ困るけど、俺も親父も爺さんを責めたりしないで適当にあしらってた。
いつも二十面相状態ってわけでもなかったし、また始まった~みたいな感じで。
でも、そうやって調子に乗らせてたのが今思えば良くなかったのかもしれない。

しばらくして、事件が起きた。

411 2/4 sage 2007/07/05(木) 03:48:43 ID:ZLRMTVul0
その頃はもう朝のウンコ中に便所に閉じ込められる事は日常茶飯事だったから、
いつものように「参った二十面相!」って呼びかければ開けてくれるはずだった。
しかし、その日は何度呼びかけても反応がなかった。
通常、ドアを爺さんが押さえて閉じ込められてたんで、思いっきり蹴る事もできず、
俺はただ大声で「参った!もう降参だよ!」と叫び続けるだけだった。

すると外からゴソゴソと音がして、やっとドアが開いたと思ったら親父だった。
ドアの前に脚立が突っ張り棒みたいに仕掛けてあったそうだ。
親父はその日着て行くスーツが見当たらなくなったと方々探し回っていた。
そこへ突然、お袋の悲鳴が。「キャー!泥棒ー!」

急いで台所へ駆け付けてみると、窓に男の足がぶら下がって見えたと言う。
どうやら、屋根の上に誰かが登って行った途中を目撃したようだった。
俺と親父はその瞬間ピンと来た。「まさか、爺ちゃんじゃねーか?」

慌てて裏口へ出てみると、案の定それは屋根に登ろうとしている爺さんだった。
なぜか親父のスーツを着ている。おそらく親父に変装しているつもりなのだろう。
何か風呂敷包みを小脇に抱え、1階屋根から2階屋根へとさらに登ろうとしている。

俺達はもう青くなって、急いで2階へ駆け登り、部屋から屋根へと出てみた。
しかし、その時点でもうすでに爺さんは2階の屋根の上に登り切ってしまっていた。
焦る俺達を尻目に、爺さんはヨタヨタと立ち上がり、何か言い始めた。
「わはは、明智君に小林君、今頃気付いても遅いよ、これは確かに頂いたからな」

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不幸な事

初めて書き込みします。
下手な文章、ご容赦下さい。
祖父の体験談です。
祖父は青森県の某漁港でイカ釣り漁をしています。その日も夜から沖に出てイカ釣り用の照明を点灯させました。真夜中です。
照明の光に誘われて集まってくるイカを、等間隔に釣り針の付いた糸を何本も垂らして一気に釣り上げるのです。
糸を巻き上げるリールが勢いよく回り、船上に沢山のイカが上がってきます。
順調に回り続けるリールの中で一つだけ巻き上げが極端に遅いものがありました。
故障か?と思い祖父が様子を見に近づくと、ゆっくりながらも止まることなく糸は上がってきています。
流木でも引っ掛けたか?とリールの巻き上げ速度を上げたところ、照明に照らされた海中で何やら黒いモヤモヤしたものが、
こちらに近づいてくるのが見えました。

50 本当にあった怖い名無し 2012/10/01(月) 20:55:55.59 ID:nrTbI4VK0
水面下ギリギリの それ を見た瞬間、祖父は恐怖と戸惑いで軽く目眩がしたそうです。
そして、それが勢いよく船のヘリに這い上がって来たそうです!。

セーラー服を着た髪の長い女の子でした。

驚いた祖父でしたが、すぐに冷静さを取り戻し、女の子を丁寧に引き上げ、
毛布でくるみ、陸に戻って漁業組合のホール内に寝かせ、お線香をあげました。
・・・この遺体を引取りに来た警察の話では、その日の昼間に青森県から北海道へ行くフェリーで修学旅行中の女生徒が
一人飛び降りたそうです。自殺だったそうです。おそらくその子じゃないか?という話でした。
実際、身元確認の結果 その子でした。

53 本当にあった怖い名無し 2012/10/01(月) 21:00:47.72 ID:nrTbI4VK0
祖父が言うには漁業をやっていると、希ですが水死体に遭遇することが何度かあったそうです。
しかし今思うと、この時の出来事が一番ゾッとしたそうです。
「海ん中から上がって来た時、目が合った。こっちを見ながら上がってきた。」
「片腕を伸ばして船に上がって来る様が、まるで生きてるように見えた。
それぐらい遺体は綺麗だった。」と言っていました。
自殺は悲しく不幸な事だと思います。
ただ、彼女は魚に食われたり腐敗することなく綺麗なまま家族の元に帰れたのが少しでも救いになる事を願ってやみません。
合掌

グダグダ文章 失礼しました。

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じいちゃん

いつもROMってばかりで実際に書き込んだりしないんで読みにくかったらスマン。

この前一人で夜2時ごろに風呂に入っていた時の事。
俺は風呂場に防水カバーに入れたiphoneを持ち込んで湯船に浸かりながら洒落怖を見るのが日課になっていたんだが
その日は風邪っぽくてなんかダルかったからさっさと上がろうと湯船から立ち上がって伸びをしながらふと浴槽の上の換気扇に目を向けると
換気扇の中に、両手を換気扇のフィルターに張り付けながらこっちをガン見している2つに目玉が見えた。
あまりの事にパニックになって「うおっあぁぁぁぁ!」とか叫びながら換気扇のフィルターに思いっきり昇竜拳を叩き込んだ。

次の瞬間立ち上がったはずなのになぜか俺は湯船に浸かっていた。換気扇を見上げても何もいない。
しばらく換気扇を見上げながら「なんだ?DIOか?いやどっちかっていうとバイツァダストか?」とかやけに冷静に思いながら湯船を見たら
湯船に人の顔が映っていた。

150 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/01/22(火) 20:04:06.31 ID:RIyh8i6l0

プールとかで潜っている人を水上から見てもなんとなく立体感があるだろ?でもそいつは違うんだよ。
それこそ自分の顔が水面に写っているみたいに輪郭はボヤけているしまったく立体感がない。でもそいつの両目完全に俺を見ている。
もうなにがなんだか分からなくてそいつを見ながら固まっていると、今度は水面からスーと白い腕が2本伸びてきた。
2本の腕は俺の首元へとゆっくりゆっくり伸びてきて「首を絞められる!?」と思ったとき、勢いよく風呂場の扉が開いて俺の祖父が入ってきた。

ぶっちゃけその時が一番ビビッた。
だって俺は都内に住んでいるんだが、じいちゃんは北海道にいるんだもの(もちろん存命)。ここにいるはずがない。
そのじいちゃんが鬼の形相でその両手と顔に「お前何をしている!そいつから離れろ!!」とか叫んでる。
あまりの怒号に恐れをなしたのか白い手はスーとお湯の中に消えていって、顔も見えなくなった。

151 3 sage New! 2013/01/22(火) 20:05:40.48 ID:RIyh8i6l0

俺は、北海道にいるじいちゃんがここにいる事にももちろん驚いたけど、それ以上に俺を助けてくれたことに驚いた。
というのも俺のじいちゃん。元々は優しい人だったんだけど、認知症が発症してからは人が変わったように凶暴になって
ばあちゃんに暴力をふるって家から追い出した。家の鍵を勝手に取り替えまでしてた。
しまいにはじいちゃんっ子だった俺の弟を除いて家族全員を裏切り者とかキチガイとか呼び出して、俺もかなり口悪く罵られたりもした。
そんな俺をじいちゃんは助けてくれた。すげぇ嬉しかったよ。
でそのじいちゃんが俺にボソッと一言つぶやいたところでまた場面が変わった。

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雄別炭鉱

北海道の道東にはその昔、雄別という町に雄別炭鉱があった。
当時は朝鮮人をたくさん連れてきたり、天涯孤独の身元不明の人たちを雄別炭鉱は労働者として受け入れ、それなりに雄別町は栄えたらしい。
炭鉱なので事故で死んだ人も多く、多数の名もなき位牌が増えていった。
時代は石炭から石油に変わり、雄別炭鉱も例外なく閉山になる。

雄別町は炭鉱で栄えた町なので、閉山したあとは町民が減っていき、ついには雄別町に住む人は一人もいなくなってしまった。
そんな中、名もなき位牌は雄別町に流れる川に全部廃棄されたらしい。
それから雄別町は無人のゴーストタウンと化した。
現在も雄別町には病院に映画館に大きな煙突と、建造物は残ってるんだが、廃墟と化した病院や映画館では当たり前のように幽霊の目撃談は後を絶たないし、大きな煙突が逆さまに見えたら雄別町から帰れなくなるといった噂まで出る始末。
雄別町に近い釧路市という町では、遊び半分で絶対に行ってはいけない場所だというのは市民の暗黙の了解だし、以前ギボアイコとかいう霊能者が雄別町に来た時も「私には手に負えない」といい何もせずに帰っていったくらいやばい場所。

こんな話が伝わってる。
ある日の夜、釧路から男2人と女1人が車で雄別町に肝試しに行ったらしい。
理由は分からないが、男2人は女を雄別の病院に置き去りにして帰ってきたらしい。
次の日になり女が発見されたのだが、昨日まで黒髪だった女は白髪に成り果てて精神崩壊。
女は精神病院に入れられ、数週間後に男2人は原因不明の変死。
その雄別に数年前、土木の仕事で行くはめになったんだけど、日が暮れて夜になった雄別は電気もないのに毎回すごく明るかった。

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引っ張られる

ここで若き日の実体験で
北海道のある場所で泣く木(結構有名)が在る所のトンネルの話

中学の時にクワガタ取りにと友達6人で自転車に乗り15キロ位の道のりを2人一組になって行った時の話です。

当時、クワガタをペットショップで1匹100円で買い取ってくれたので数人の友達とクワガタ取りに行くことになり夜3時位から3台の自転車で目的地まで
向かいました・・
その途中例のトンネルが遭ったのです トンネルは今でもJRの線路として使われており稼動しているのですが、建設作業中
亡くなる方が相次ぎしまいには、トンネル工事で邪魔になる木を切ろうとしたところ
その木が泣き出しそれに困った現場監督が切ったところ血のようなものが飛び出しその方も亡くなったという曰く付の場所でした

158 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/07/18(火) 00:28:31 ID:GV2SFFky0
臆病な私は入るのを拒んだのですがみんながそこを通るというので仕方なく嫌な気持ちを持ちつつも奥に入りました

最初はよかったのですが中間ぐらいまで来ると後ろのほうに嫌な気配がして・・
その時僕は一番最後の自転車の後ろに乗っていました
次の瞬間後ろの襟首を誰かに捕まれ後ろに放り出されました
(滅茶苦茶怖かった・・・)
でもその場は何も言わずトンネルを抜けてから友達に事情を説明しました、しかし誰もまともに信じてくれはしませんでした

何事もなくクワガタ取りを終え又例のトンネルに指しかかった時、僕は又先ほどの
グッと引っ張られる感じを思い出し”絶対に入らないと俺は下の国道を通る”と
言って友達と二人下の国道を通りました

ちょうど泣く木がある辺りに差し掛かった時トンネルで悲鳴にも似た声が聞こえ
急いでトンネルの出口のほうに行くと、友達3人が青ざめた様子で”やっぱり
お前の言ってたこと本当だったんだ”と話によれば入った当初僕ら国道周りの事を
散々バカにしていたらしいのですが、僕が襟首を引っ張られ落とされたあたりで
一番後ろの自転車の後ろに乗っていた友達が同じように落とされたそうです
その後、猛スピードで落ちた友達を残しトンネルを抜けて出てきたそうです

しばらくすると、落とされた友達も走ってトンネルを出て結局引っ張られる以外何も
なかったのですが今でもその時のメンバーで顔合わせするとあの時の話が必ず出ます

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あの女

長くなりますが、聞いてください。

私の家族で、父は北海道の神社をしていた家系でハッキリと見える人。
母は感が鋭く、誰かが入院したなど聞くと「○月△日、◎時頃に亡くなる」と言い、実際、何回も当たったことがある。ちなみに、母も見える人。
私は両親の血を継いだのか、見えるし感は鋭いし、小さい頃から世界を色で見ていた。
例えば、気の合わない人は赤、本能的に好きになる人は青、一緒にいて安心する人はオレンジ、のように、空の色や、水の色も視覚的に見たものと、感覚的に見たものではまったく違う、変な感覚の持ち主。
誰かが死んだ場所には色があって、それが時代によって違ったりする。青は平成、昭和はセピアっぽかった、大正はコントラストが高めだったり。 そんな私は、某大手チェーンのカフェで働いているのだが、去年から喫煙席が変に暗くて誰かがいる。
一番奥の席、そこに女の人が座ってた。色は青。きっと平成に亡くなった方だと思う。
それを私だけが見ているならまだしも、一緒に働いている友達も、そこになにかがいる、と言う。
まあ、なにかしてくる様子もなかったから無視してたんだけど、たまに、ガタガタと動いたりする。
でもやっぱり、そんなに気にならなかった。だってなにもしてこないから。

827 本当にあった怖い名無し 2013/09/28(土) 04:48:37.21 ID:kK7u7IW90
まあそんなこんなで、特になにもされることなく、店が改装した。
その女性がいたところは、照明が変わり随分と明るくなった。
女性の陰は、少しだけ薄れた気がするなぁ、と思ってたんだけど、新しく出来た喫煙席に6人くらい新入りが増えた。
まあ今回の話の主役はその6人ではないから、今回は話しません。
わたしはその新入りに目をとられ、女性を気にすることがなくなったの。
でも一昨日、その女性が明らかにおかしかった。
いままではジッと座ってたのに、立ってた。しかも、歩いてるの。
前には進んでないけど、体が左右に揺れてる。
ジワジワと、近づいてくる感じ。
でもまあ、いままでなにもしてこなかったから、と、その日は少し怖いなぁと感じながらも店を出た。

それで、昨日いつものように店に入ったら、その女性と目が合った。
ということは、その女性の場所が移動した、てこと。
いままで女性のいたところは、入り口からじゃ見えない、一番遠いところ。
それでも昨日行ったら、入り口から入ってくるわたしをジッと見てた。
赤黒くて、睨むみたいに私を見てる。
私は慌てて店を出て、色んな人に電話をかけまくった。
気が狂いそうだった。逃げたかったけど、仕事あるし、とどこか冷静で。でも店に入ることはできなかった。
何人も電話した。そしたら、母にやっと電話が繋がった。
私はワンワン泣きながら母に怖い怖いと言い続けた。実際死ぬほど怖かった。
入り口から2mほど離れた従業員用駐輪場にしゃがみ込んで、泣きながら電話をする。そしたら母が、
母「あんたなにしたの!!!その声は誰!!!!」
と怒鳴りだした。
その声?私以外その場にいない、と思い、顔を上げたら、女性が店の中に立って、私を見ていた。
入り口は全部ガラス張りだから、ハッキリ見えた。
私は、なんでいるの、と金切り声で叫ぶ。もちろん通行人もビックリ。
母は、すぐに行くから待ってなさい、と言うけど、こんな所で待ってるなんて正直無理。
足がもつれながらも店から離れ、近くの某ファストフードのビルの隙間に座り込んだ。