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洒落怖

訪ねる老人

コピペではなく、俺の家族が体験した怖い話を投稿します。長文になりますが、よければ見てください。

俺が生まれる前に、俺の母親が体験した話です。その日は8月15日でした。お盆の送り火で、親父は家を留守にしてたんです。まだ小さかった兄貴を母があやしてると、玄関でインターホンがなりました。
母が玄関に出ると、70歳くらいの老人の方が立ってたそうです。
「すいません。私、Yと申します。お宅のTさん(父方の祖父)にご挨拶に来たんですが、ご在宅でしょうか?」
と言ったそうです。ここで母は不思議に思ったんです。
うちの祖父は大分前に他界してたんですね。知り合いなら知ってるだろうにどうしたのだと。母がその旨を説明すると、Yさんは心底落ち込んだ様子で、「私、Yと申します。Aさん(父)にくれぐれもよろしくお伝えください。お悔やみ申し上げます。」
と告げて帰っていったそうです。

817 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/01/11(水) 01:19:01.39 ID:lFf9Lmk/0
その後に親父が帰って来てから、母が晩飯の時に先ほどの話を親父にしたんです。親父も最初は、「ふーん。Tさんねえ。誰だろうねえ。」なんて言ってたそうです。
しかし、その後に親父がみるみる青ざめた顔になっていき、「ちょっと待って。今Tさんって言った?本当にTさん?」
と執拗に確認してきたそうです。
母は何回も名前を聞いたので、「間違いなくYさんって言ってたよ。」と告げると父は慌てて書類を漁り始めました。書類で確認が取れた後、青ざめた表情の父は震えながらこう呟いたんです。

「Yさんは去年亡くなったよ…」と。
俺はまだ生まれてなかったんで、母が語ってるのを聞いたことしかありませんが、本当にあったことです。それ以来Yさんは家を訪れたことはないそうです。お盆の送り火の日は異界の釜が空く日だと言われてます。似たような体験をされてる方が居るかもしれませんね。
長文失礼しました。

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洒落怖

怒りを買う

話ぶった切ってごめんなさい
時期外れだけれど、お盆やお彼岸にうちで起こる話をしてもいいですか?

うちの母方の家が結構長い事続いていた家の本家で(文政時代くらいから?)、
何年か前に祖父が亡くなって、跡継ぎが誰もいなくなったので既に家を出ていた母に全てきました。
土地等の遺産から、無駄にでかい仏壇と、大量の位牌も…

それを境にお盆とお彼岸に心霊現象?的な事が起こるようになりました。
まず、一昨年の春の彼岸に起きた事。

墓参りに行く日(彼岸入りの日?)に私は行くのが面倒だったので行きたくないなーと思っていたので、
当日、墓参りの準備をしている両親のいるリビングへ行き、「私行かなくてもいい?」と言いました。
すると母に怒られ、支度するように言われましたが本気で面倒だった私は母と口論になりました。
そのうち口論が激しくなり、私が「だから行きたくないって言ってんじゃん!」と叫んだ時、部屋の一点から機械音がしました。

それは、リビングに置いてあるデスクトップPCが起動した音。

誰もPCに近付いていませんし、PCはスリープモードでもなく電源は完全に落ちていました。
なのに、ピッ、ゴリゴリゴリっと起動音を立てて画面にWindowsロゴを映すPCを、家族全員が呆然と見ていました。

719 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/01/22(日) 19:45:05.71 ID:u2hIRRa/0

その場と不釣合いに軽快な音楽を流して起動したPCを見て硬直していましたが、
母に「…あんたが墓参りに行かないと駄々捏ねてるからご先祖様が怒っているのよ」と言われ、
怖くなってちゃんと支度して墓参りに行きました。
墓石の前に立って線香を上げる時に、心の中ですごく謝りました。
謝ったのが良かったのか、その後とくに心霊現象はありませんでした。

そして去年の夏、お盆の時期の話です。

お盆初日の日、私は友人と会う約束をしていて、お墓参りに行く事が出来ませんでした。
その事に母はかなり怒っていましたが、私は友人との約束の方が大事だったのでこっそりと家を出ました。

友人との約束の時間までまだ時間があったので、時間を潰そうと駅の周りにあるお店を散策しようとしました。
そして駅舎の階段を降りている時に、ふっと、何かが私の耳を掠りました。
驚いた私は、足を滑らせて階段から飛ぶように落ちました。
飛ぶように、と言うのは、前のめりになって頭から落ちたと言う意味です。

転倒した場所は地面から10段以上あったと思います。
硬い階段に腕や腹、脚などを滑らせながら落ちた私に、
周りにいた人達が「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれましたが、
恥ずかしさのあまり私は大丈夫ですを繰り返して俯きながらその場から逃げました。

723 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/01/22(日) 20:05:20.67 ID:u2hIRRa/0

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思い思いのお化け

うちの父方の祖父母の家はかなり古い家で、改築に増築を重ねて今は使われていない座敷や部屋がある。
古くなっていて危ないから近づいちゃいけないと祖母によく言われていた。

小学校四年生のお盆の時の話。
うちが本家だという事でお盆や正月は親戚一同が祖父母の家に集まる。
私は親戚の子供達の中で一番年上だったし私以外は妹も含めてまだ小学校低学年や幼稚園児だったから、その時も私は集まった子供達の世話係みたいな事をしてた。

お坊さんが帰ると、襖を取り払って広くした部屋で大人も子供も一緒にご飯を食べる。
そのあと大人達は宴会を始め、子供は別の部屋で遊ぶのが常だった。
夜八時を過ぎた頃、従兄弟の男の子が懐中電灯を見つけてきた。

最初は部屋を暗くして懐中電灯で周りを照らしたりして何が楽しいのかよくわからないけど楽しんでいた。
その内探険に行こうって話になって、なら離れに行こうとなった。
普段近づいちゃいけないと言われていたけど、その時はちょっとハイテンションで親戚の子供達にいいとこを見せ付けたいのもあって行くことにした。

45 本当にあった怖い名無し sage 2009/12/13(日) 01:04:24 ID:C25Bw8q8O
一応大人に言っておこうと思ったけど流石に祖母には言えないので、すっかり出来上がっている父親に離れに探険しに行ってくる、と伝えると気を付けろよ~みたいな感じであっさり了解を得た。

私が先頭に懐中電灯を持って、その後から妹や従兄弟たちが固まって付いてくる。
洋間の脇の廊下を抜け仏間を通り過ぎて途中途中の電灯を全部点けながら進むと件の離れへのガラス戸が見えてくる。
向こう側は真っ暗で懐中電灯の明かりがガラス戸に反射している。

ガラス戸を開けると古い畳の匂いや湿った木の匂いだと思うけど、なんだか純和風~という感じの匂いがする。
懐中電灯と廊下の光で板張りの廊下と座敷があり、廊下の先に木戸があるのがわかった。
その木戸の先は何があるかはわからない。
行ってみようって言ったんだけど親戚の子供達は恐がって行きたくないと言う。
私も恐かったんだけど年長者の見栄というか、年上なんだしという気持ちがあって「じゃ、開けてくるからそこで待ってて」なんて言って従兄弟に懐中電灯で進行方向を照らすように指示して一人で木戸まで歩いていった。

46 本当にあった怖い名無し sage 2009/12/13(日) 01:05:15 ID:C25Bw8q8O
板張りの廊下はあまり使われていないのか埃っぽくミシミシと音を上げた。
壁に手を当てゆっくりと木戸に向かって歩いていく。
恐いな~、イヤ恐くない!なんて念じながら木戸の前に立って振り向くと廊下の先で親戚の子達が固まってこっちを見ている。
「ほらぁ、平気だよ!」と声を掛けながら木戸を引くが開かない。

「あれ?あ、これ押す方だった~」とか陽気な声を出しながら木戸を押すと予想以上に大きな音を立てて木戸が開き、私は前につんのめって木戸を掴んだままこけたような姿勢になった。
同時に猫の鳴き声がして、私の恐怖がピークに達した。
声にならない悲鳴を上げながら四つんばいで親戚の子達がいる場所まで逃げようとすると、親戚の子達は無情にも逃げ出した。
廊下の先に見える光を目指して四つんばいから立ち上がりつつ駆け出す私の後ろで、木戸がまた大きな音を立てて閉まった。

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鬼

鬼になった人の話

文政十二年(1829年)、6月8日のこと。遠野南部藩からの命令で、この町で山狩りが行われた
これは館野武石衛門という猟師がリーダーとなり、辺り一帯の村や町に住む武士や町人、
農民までもが駆り出された大規模なものであった

この山狩りの目的は鬼退治であった

昔、南部藩はいくつかの「小」南部藩に分かれており、遠野はその小南部藩の城下町として栄えていた
ここにとある武士(一説によるとこの武士は南部公の叔父にあたる人だったというから、
この人も南部の姓を持つ由緒正しき侍であったことには違いない)がいた

この武士はある日、何の故があったのかわからないが発狂してしまい、
刀を抜いては人に切りつけるようになった。藩主はこれに困り、彼に閉門を申し付けたが、
それを逃げ出して山中に逃げ込んだのだという

そして山から山を渡り歩くうちにいつしか完全に理性を失った彼は、時々思い出したように里に下りては
誰彼構わず人に斬りつける「鬼」になってしまったのだという
何しろ狂人であるからその行動は全く予想がつかず、人々はただただ恐怖に震えるしかなかった

668 1/4 2009/12/06(日) 18:27:06 ID:weD806cX0
その武士があるとき、確かな情報筋によって俺の町のとある山に逃げ込んだという情報が入った
この情報が遠野南部藩に上申された結果、南部公から彼の討ち取り命令が下った

その陣頭指揮を執るように南部公から直々に命令されたのが館野武石衛門だった

彼は村一番に名を轟かせた狩人で、豊かな体躯と豊富な経験、山の獣相手に培った胆力があった
武石衛門は火縄銃の達人でもあり、南部公から武士の位を賜ったほどの剛の者だった
しかし、今回の的は鬼だった。さすがの彼も、この名誉の仕事が成功するかは五分五分であった

彼は山狩りの直前、手に手に有り合わせの武器を持った山狩り要員に対し、檄を飛ばした

「皆様ご苦労であった。しっかり気をつけなくてはならない。もし刃向かってきたならば、
しっかりしなくては危ないぞ。いくら狂人と言えども武芸の達人であるから、逃がしてはならない。
俺は一発で仕留めるつもりだが、もし射損じると、お殿様に申し訳が立たぬ。皆もしっかり頼む」

この檄をしおに、いよいよ山狩りが始まった

669 3/4 2009/12/06(日) 18:29:04 ID:weD806cX0

山狩りが開始されてすぐ、件の武士が発見されたという情報が武石衛門の下に届いた
我が町の陣が沢というところに、畳石という巨石があったのだが、この上は名前の通り平らで、
その上で発見されたのだという。武石衛門は一同を引き連れ、この畳石に来た

畳石に近づくと、確かに石の上に人影があった。しかし、その姿は人間というにはあまりにも凄惨なものであった

狂人の髪は伸び放題になり、上等な着物は見る影もなくボロボロになって体に張り付いていた
髭もぼうぼうに伸び、目だけが爛々と光り輝いていた。彼は畳石の上で、どこから捕まえてきたのか、
蛇を捕まえてガリガリと噛り付いていた。その姿はまさに悪鬼そのものの姿であり、
その姿を見た者を気絶せしめるほどのものだったという

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トンネルの向こう側

私が小学校低学年の頃だからもう15~6年前の話です。
私の実家はド田舎にあるのですが、家の裏手に山があります。
あまり人の手も入っておらず、私はよく犬の散歩で山の麓や少し入った山道を歩いていました。

梅雨が明けて暑くなりだした頃だから7月だったと思います。
いつものように山道に入っていくと犬が急に走りだそうとするんです。
よし、じゃあ走ってみようか!って一緒になって走って気が付いたらいつもより険しい山道に入ってしまったようでした。
15時くらいに家を出たので、まだ明るい時間帯のはずなのに山の中は薄暗く不気味に感じました。
元来た道を戻ろうと引き返し始めると、途中で道が途切れてしまいました。
かなり出鱈目に走り回ったから場所も方角もわからなくなってしまったわけです。
少し涙目になりながら、それでも下に下に降りていけば山からは出られると思い草だらけの道無き道を犬と一緒に降りていきました。

957 本当にあった怖い名無し sage 2009/12/11(金) 19:37:48 ID:YjqDqA5tO
しばらく山を下りていくと段々と周囲が明るくなり夕焼けの色の空が木々の合間から覗きます。
こんなに時間が経っていたのか、早く帰らないとお母さんに怒られる、そんな事を思いながらさらに山の麓を目指しているとトンネルの脇に出ました。
トンネルの向こうからは夕焼け色の光が見えます。

人工物を見つける事が出来て安心した私はそのトンネルを抜ければどこか知っている道に出られると思いトンネルの中を犬と一緒に走りました。
トンネルを抜けるとそこには緩やかな盆地に作られた町のよう。
家が沢山あり夕焼けが屋根を照らしています。
こんな町があったんだなぁ、と少し興奮しながら山の麓に下りる道を聞こうと私は町へ向かいました。

958 本当にあった怖い名無し sage 2009/12/11(金) 19:38:38 ID:YjqDqA5tO
トンネルから町に入る道の右に民家があって、少し離れた場所から道の左右にズラッと家が並んでいるのがわかります。
町に近付きながら誰かいないかな、と思っているとトンネルから一番近い民家からおじさんが一人出てきました。
犬を連れた私が近づいてくるのを見て笑顔で挨拶してくれます。
私も挨拶を返した後、麓に下りる道を尋ねました。
おじさんは不思議そうな顔で「君が今来たトンネルを抜けてそこから山道を下れば麓に出られる」と教えてくれました。
この町を抜ける道を聞きたかったのですがまぁいいかと思い、礼を言って引き返そうとするとおじさんが私の名前を尋ねてきました。
私は山の近くに住んでいます○○です、と答えるとおじさんは納得したような顔で頷きながら「ここら辺は夜になると野良犬がうろつくから早く帰った方がいいよ」とトンネルを指差します。

959 本当にあった怖い名無し sage 2009/12/11(金) 19:39:24 ID:YjqDqA5tO
私は再度礼を言ってトンネルに引き返しました。
途中で振り返るとおじさんが私を見ながら手を振ってくれたので、私もお辞儀してから手を振り返しました。
トンネルに入る前にもう一度振り返るとおじさんはまだ家の前にいたので、また手を振りながらトンネルに入りました。
そこからトンネルを抜けて山道を下っていくと周囲がさらに明るく開けて山の麓の知っている道に出ました。
今日は歩き回ったね~なんて犬に声を掛けながら家に帰る途中で、まだ夕日が照っていない事に気付きました。
あれ?とか思いつつ家に帰り着いたのは16時半くらいでした。

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落城にワケあり

二、三年前の友人の話。
お払いというか供養代わりに話してくれということです。
少々フェイクあり、長文です。

私の友人(以下N)は歴史が好きで、昔から趣味でそういう小説を書いている。
その頃、彼女が書いていたのはとあるお城が落城した時の話で、多くの女性や子供が犠牲になったらしく、
小説はそのお城の生き残りという設定の女性が主人公だった。
ただNは、最初は主人公が生き残った後の話を書くつもりだったので、落城自体を深く掘り下げる気はなかったらしい。

ところがNが小説で落城のことを書いていると、ちょくちょく小さな変異が起こるようになった。

風邪でもないのに寒気が止まらなくなったり、誰もいないはずの深夜のアパートの屋上で足音や話声やうめき声がしたりしたらしい。
二度ほどパソコンから小説のデータも消えたそうだ。
最初はたいして気にしてもいなかったが、やがてNは落城のことを書いていると変異が起こることに気が付いた。
試しに原稿から落城のシーンを消してみたら変異が止まったが、元に戻すと再び起こるようになったらしい。
Nは結構カンが良く時々妙な目にあうタイプで、この時点で「これは下手に触ったらまずいネタなんじゃ…」と思ったそうだ。

だが、Nはこの小説をどうしても書きたかった。
直接城跡には行ったことこそなかったものの(あまりメジャーなお城ではないので)、下調べに一年以上かけていた。
話の大筋は信じられないくらいすんなり出てきたし、
想像で書いた部分が、後で調べたら実際の記録とぴたりと合っていたことが何度もあったりと、
Nなりに運命的なものを感じていたそうだ。
なので、Nはこの小説に関してかなり気合を入れてて、全く退く気はなかった。
しばらくの間、Nは怪異を無視して執筆していたという。

ところがその年のお盆。
落城した日がその一月程後ということもあって、Nはなんとなく急いで書いていたそうだ。
だが少し気分が悪くなったので(これは単に暑気あたりらしい)、Nは部屋で横になった。
そのうち寝入ってしまって、Nは妙にリアルな夢を見た。

685 2/5 2009/11/06(金) 20:30:28 ID:YVT3dqap0
夢の中でNはどこかの山にいたらしい。

Nは、話の舞台のお城の割と近くにある観光地の山に似ている、と思ったそうだ。
車でかなり上まで登れる山で、上には売店があって、その裏手の斜面には夏なのに雪が大量に残っていた。
雪のあるゾーンの近くには涼もうとする観光客が沢山いたんだが、
サンダルでは危険だということで、ちゃんとした靴を履いていない人が入らないよう、係員が規制をかけていた。
Nはちゃんとした靴を履いていたのですんなり通してもらえた。
「上にお地蔵さんがあるので、手を合わせて来て下さい」
係員はNにそう言ったので、別に構わないと思ったNは「はい」と素直にうなずいた。
雪の斜面を登っていくと少し平らなところがあった。
だが、お地蔵さんが見当らない。