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黒い人

276 本当にあった怖い名無し New! 2011/08/04(木) 14:11:22.53 ID:Fkr7vBxS0
親戚のおばさん
夕方茶の間でテレビを見ていると、
玄関先から「ただいまー」と聞こえた。
高校生の娘の声だった。
いつもなら何も言わず鍵を開け、そのまま2階の自室に行くのに、
今日は機嫌がいいのかな?なんて思った。
しかし、声は玄関先から動かず、
「ただいまー」「ただいまー」
と連呼している。
障子を開け、玄関先を覗くと変なものがいた。
頭の先からつま先まで、
ペンキを塗りたくったような黒い人が立っていた。

つるつると黒光りしていた。
その黒い人が、玄関先でのぞき窓に片目を当てながら
「ただいまー」「ただいまー」
と繰り返している。
ぞっとしたおばさんは障子を閉め、すぐに110番した。
黒い人は玄関先で
「ただいまー」「ただいまー」
と言い続けていたが、10分ほどで聞こえなくなった。
おばさんは怖くてその間トイレに隠れていた。
声は間違いなく娘のものだが、
なんというか、抑揚がなく、
例えるなら笑い袋のようなもので録音してある声を、
何度も再生しているかのような印象をうけたとか。

その後駆け付けた警官と、帰宅した娘に事情を説明するのが大変だった。
黒い人が家にやってきたのはその一度きりだった。

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廃屋探検

296 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/08/04(木) 18:16:47.21 ID:3DZWAX040
>>290
突撃DQNで思い出したコピペ?張るわ
シリーズっぽいけど出典不明、初出のはず

零感の俺を心霊スポットに散々連れまわした友達の話

大学時代、バイト代を貯めては、地方の廃墟に遠征したり、野宿したりしてた。
元々興味こそあれ、仕切るのはほとんどがその友達。
面倒だったり、金の都合がつかない時は断ってたんだが、2回生の秋ごろ、どうしても行きたい廃屋があると言われた。
金は俺がほとんど出す、ってしつこいので、なんとか親に仕送りを前倒ししてもらって一緒に行った。
気分が乗ればそのまま廃屋に泊り込みなので、移動はレンタカー。
免許持ってるのはこいつだけなんで俺はひたすら盛り上げ役に徹した。

目的の廃墟に着いて、車で周りを散策。山というか林みたいなところで、人家はまるでない。
林に囲まれた草むらの端に、ポツーンと廃墟がひとつだけある。
すでに噂になっているのか、近所のガキの仕業か、廃墟まで人が踏み込んだ通り道ができている。
錆びた古い空き缶や、色の変わったコンビニ袋、よく分からん木材やらが散乱。
俺の地元にある廃墟周りもこんなもんだな、別に普通だと思いながらずんずん奥へ。
草だかゴミだかよく分からん柔らかいものを踏みながら、家の玄関?付近に到着した。
廃屋は元々建売の一軒屋という風情。骨組みはまだしっかりしてるが、窓とドアは、枠ごとどっかいってる。
夜中に懐中電灯で照らすと、家の形をした生き物がぽっかりと口を開けてるような、そんな感じ。
極度のビビリとまではいかないが、それなりに重い空気を感じてじっと外から眺めてた。
かすかに虫の鳴き声が響くだけで車の音なんかしない。耳鳴りがしそうなほど、今いる場所が狭苦しく感じてきた。
どうしたものか、と友達を目で追うと、何の前触れもなく友達が中に入っていった。
おいおい、と思わず声かけると「だってチャイムないんだもん」とか訳分からんことを言う。

297 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/08/04(木) 18:17:32.55 ID:3DZWAX040
建売の住宅だけあって、部屋数は大したことない。玄関らしきドア(ないけど)越えると、廊下がまっすぐ。
左手にトイレと風呂。トイレの洗面台は鏡の破片らしきガラスが散乱してて、先客の存在を感じた。
風呂場は白いタイルのせいか綺麗目に見えたが、浴槽にガラクタというかゴミがお湯のかわりにこんもり入っている。
シャワーのホースが壁にきっちりとかかったままなのが妙に印象的だった。
埃と泥まみれの畳が敷かれた和室が二部屋、廊下の突き当たりにリビングだかダイニングだか広めの部屋。
台所のシンクや家具は一切なく、カウンターらしきものからダイニングキッチンってやつかな、と思った。
点々とゴミが散らばるのみで、広いというより侘しいという表現がしっくりくる。
その部屋の壁に2階へ行く階段。手すりのようなものがあってもよさそうなものだが、壊されている。
幅も狭いし床抜けたらいやだしそーっと登ると、友達が鼻で笑ったのがイラっとした。別にビビってはいない。

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消えた爺さん

978 本当にあった怖い名無し New! 2011/08/11(木) 04:09:28.07 ID:aAGp+vFwO
じゃあ銚子市のスナックミレニアムの話。

伊勢さんって先輩の奥さんが働いてて、よくここで飲んでた んだが、俺のワゴンRから恐い話の流れになったんだ。

客は俺と伊勢さん。

後は従業員の女一人と、伊勢さんの奥さんと、ママだけの貸し切り状態。
何とな~く誰かが話して終わって、ママの話しになったのさ。

この店がオープンする時に、ママの事が大好きな不動産屋の爺さんがいたんだって。この爺さんは目が見えなくて、白い杖をついて歩いてる様な方。

で、開店祝いだっつて、札束3つ置いた後、生ビールをジョッキで飲みだした。

980 本当にあった怖い名無し New! 2011/08/11(木) 04:17:31.87 ID:aAGp+vFwO
ただ、この爺さんはマスターの事が大嫌いで、絶対にこの金をマスターに使わせるなと、ママに何度も言ったそう。

はいはい分かったわよ~なんて、適当に相槌打って、暫くママと爺さんで世間話しをしてたら、その内爺さんはトイレに行くっつって、トイレに行ったのね。
で、ママも他のお客の相手したり、外の花の前で写真撮ったり、忙しかったらしいんだけど、店の中戻ったら爺さんが居ない。

まだトイレ?30分 以上は経ってる筈なのに…そう思いながらトイレをノックした。

鍵は掛かってる。

982 本当にあった怖い名無し New! 2011/08/11(木) 04:22:58.34 ID:aAGp+vFwO
ドンドン!

「爺さん!うんこ長すぎだよ~どうした?出ないなら出ておいで。」

ノックしながらママが言う。

でも、応答が無い。心配になったもんだから、爪でぐいっと回して、鍵開けてドア勢い良く開いたんだと。

「爺さん?」

爺さん消えてた。

983 本当にあった怖い名無し New! 2011/08/11(木) 04:28:38.18 ID:aAGp+vFwO
窓は開けっ放し。

下に落ちたと思って(店は2階)下見ても居ない。

近所探してもいない。

警察に電話して捜索してもらっても、見つからなかったらしい。

トイレの窓の外は給水タンク?貯水タンク?があって、一応それ様の梯子があるんだが、目の見えない爺さんが、それを使って下に降りれるか?下に降りる理由は何かとか、色々考えたんだけど、結局理由は分からなかった。

約二週間後、爺さんは遺体となって銚子の海で発見されたんだ。

985 本当にあった怖い名無し New! 2011/08/11(木) 04:33:53.52 ID:aAGp+vFwO
今でも理由は分からないのよ…ママがそう言った瞬間、俺には店のマスターが給水タンクの梯子を伝い、店のトイレの窓を開いて、爺さんを外に引きずり出す映像が浮かんだんだ。

そして車のトランクに仕舞う映像。

その瞬間店の照明が青に変わった。

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声

343 声1 2011/07/22(金) 11:28:33.24 ID:+eNqpK4B0
引っ越して三ヶ月、大家のじいさんが亡くなった。
すると息子がやってきて、ボロアパートを新築するから
出て行って欲しいと言った。
貧乏学生だった俺は当然のようにごねた。
引っ越す金と時間がない。当分無理。
40くらいの息子は条件をだしてきたので、似たような
アパートをそっちで手配してくれ。それと敷金、礼金、
引越し代全て負担するなら、すぐにでも出て行く。

俺が妥協案を出すと、その週の土曜日に運送屋がやってきた。
そして、あっという間にそのアパートからちょっと離れた物件
に入居することになった。

344 声2 2011/07/22(金) 11:30:36.77 ID:+eNqpK4B0
木造モルタル二階建て、1DK、ユニットバス付、築30年くらい。
外観は若干マシ、何よりも家賃が同じで、ユニットバス付が嬉しかった。
内心息子と不動産屋に感謝したくらいだった。
銭湯通いと共同トイレから解放されたが、コンビニや外食には不便なこと
もあり、それまで寝るだけだった部屋で過ごす時間が増えた。
この部屋なら女の子を招くこともできるし、金があればデリヘルも呼べる。
そんな期待さえでてきたが、仕送りなしの貧乏暇なし生活が変るはずもなく、
彼女とかは儚い夢に過ぎなかった。

あいかわらずバイトと学校で毎日くたくた。だが引越して以来、
休みの日は外出もせず、部屋で過ごすことも多くなった。

345 声3 2011/07/22(金) 11:32:06.52 ID:+eNqpK4B0
そんなある休日。部屋で地味に試験勉強してたら、壁越しに
女性の笑い声が聞こえてきた。
角部屋の隣人はサラリーマン。ほとんど不在で、これまで
話し声はおろか、テレビの音さえ聞こえてきたことはない。
しかし見た目は普通で30代前半、彼女がいてもおかしくない。
俺は勉強よりも隣人がやるであろう行為が気になった。
男と女が部屋にいれば、いつ始まってもおかしくない。

思い余った俺は壁にコップを押し当て、耳を澄まして気配を窺った。
物音はせず、なぜか甲高い女の笑いしか聴こえない。
後に気がつくが、それが事の起こりだった。

346 声4 2011/07/22(金) 11:33:51.69 ID:+eNqpK4B0
その日から一週間くらいして、夜になり再び女の声が漏れ聴こえた。
俺はそっと部屋を出て、外から六世帯の部屋をチェックした。
十時過ぎくらいだったと思うが、隣も下も部屋の明かりは消え、
人の気配はなかった。
平日ならだいたい隣人が部屋にいる時間帯だったが、ドアの開け閉め
くらいしか聴こえてこない。
みんな他人の迷惑にならないよう、ひっそり暮らしている感じだった。

アパートは最寄の駅から徒歩20分以上、まさに閑静な住宅地で、
時々人恋しくなることもあるくらい静かだった。

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窓に喋る女

862 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/07/29(金) 17:53:50.03 ID:D4faZZa3I
多分、そこまで怖くないけど、幼少だっあた自分が何より恐怖を覚えたときの話。

幼稚園年中のころ、膝の持病で、手術することになった。
3日間、母と共に入院し、2日目に手術。
1日目はテレビ見たりして、寝たんだけど、
10:00頃にトイレしたくなって起きたの。
まだ起きてる患者さんもいるし、怖いとかは思わない。
行くとき、203号室を通ったんだけど、ドアが空いてたの。
1/4開きぐらいで、好奇心?で覗いたら、髪の長い若い(?)女性が、
窓に向かって喋ってた。多分、窓の向こうに誰かいたんだと思う。
なんとなく印象に残った。
トイレから出て、部屋に戻るときにまた覗いたの。
まだ窓に喋ってた。

2日目に、家族がお見舞いに来てくれた。
色々話したあと、ロビーまで見送ることにした。
私の部屋が(確か)206号室で、ロビーまでに205,204,203,202,201って通るわけ。
また、1/4開きで、窓に喋ってるの。
見送りが終わって、部屋に戻るときもまだ喋ってた。
トイレに行くときとかも毎回確認したけど、
ずっと窓に喋ってた。

863 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/07/29(金) 17:54:52.40 ID:D4faZZa3I

2日目の夜も、トイレしたくなって起きたの。
今度はドアが閉まってて。
トイレから戻るとき、今度は半開きぐらい。
覗いたら、女性がこっちを見ながら、口をパクパクさせてた。
なんて言ってるかわかんないし、それどころじゃなくて。
なんか、その人、顔が青白いの。
若い女性なのはわかるんだけど、死ぬ間際のおばあちゃんみたいな。
。

3日目、朝から退院だから、荷物もってロビーに向かってた。
203号室は、全開になってて、中見たら誰もいないの。
まあ、退院後は、普通に暮らしてて、でもまだ通院中なの。

多分、退院してから2ヶ月ぐらいあとに行ったときに、知ったんだけど、
203号室の女性って、脳の病気だったらしい。看護師さんたちも、怖がってたらしい。
その女性は、私が手術した日の夜に死んだんだって。
時刻も聞こえたんだけど、私が時計みてないからわかんないんだけど、大体、私がトイレから部屋に戻ってきたあたりの時間だったらしい。

こんなの怖くて姉にしか言えない

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残ったバイト人

365 バイト ◆B81hPRrN9Q New! 2011/07/07(木) 01:10:25.47 ID:RpwkqoiF0

今から10年近く前の話だ。

当時バカ学生街道まっしぐらだった僕は、ろくに講義も受けずにバイトとスロットばっかりしていた。
おかげで2年生を2回やり、4年生になっても月曜から土曜までみっしり講義を受けなければならず、就職活動もできない状態に陥った。

僕は24時間営業の飲食店の深夜スタッフとして働いていた。
22時から朝の9時まで働き、朝のパチ屋の開店に並び、モーニングを回収してから帰って寝る。
起きてからパチ屋に行き、軽く打ちながらストックの貯まり具合を確認してからバイトというローテーションだ。

その働いていた飲食店での話。

366 バイト ◆B81hPRrN9Q New! 2011/07/07(木) 01:11:38.29 ID:RpwkqoiF0
そこの店は、かつて火災により死者が出たことがある。

駅前のマンションの一階部分が店舗なのだが、火災以降はテナントとして入った店がすぐに撤退してしまう。

そして当時のオーナーがマンションごと手放し、それを飲食店を経営する会社が丸ごと買い取った。

そして一階部分で始めた店が、僕の働く店だった。

大学生活が始まってから1週間ほどで僕はそこで働き始めた。

そして、働き始めてから一ヶ月後、僕は深夜スタッフのチーフになった。
当時働いていた深夜スタッフの先輩達が、皆一斉に辞めたのだった。

367 バイト ◆B81hPRrN9Q New! 2011/07/07(木) 01:12:44.15 ID:RpwkqoiF0
僕について仕事を教えてくれた先輩に事情を聞いた。

「だってさぁ…。あの店ヤバイよ。出るんだもん。お前も見たっしょ?働けねーって」

どうやら、昔火事で亡くなったという人が事務所に「出る」らしい。

しかし僕はそんなもん見てないし、そういった類のものも見たことがなかったので信じがたかった。

先輩達は毎日のように出るソレにうんざりしていた。
着替えていれば出るし、休憩に入れば出るし、食材を取りに行けば出る。

僕が入った時点でまだ店はオープン2ヶ月ほどだったのだが、その2ヶ月で先輩達は皆店に行くのが嫌になった。

さすがにばっくれるのは申し訳ないし、新たにバイトを募集して、入ったヤツに全部教えて皆で逃げよう。
相談の結果、そう決まった。とんでもない人達だ。

そして僕が入ったのだった。

369 バイト ◆B81hPRrN9Q New! 2011/07/07(木) 01:13:53.86 ID:RpwkqoiF0
「何が出るんですか…?」

恐る恐る僕は聞いた。

「お前マジで見てねーの?逆におかしいよそれ。…真っ黒に焦げたオッサンが出るんだよ」

先輩達は皆焦げたオッサンを見ているらしい。
そのオッサンがいることを当然の事実として捉えている。
見えない僕のことを変人扱いしている。