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972 本当にあった怖い名無し sage 2012/09/07(金) 18:48:26.26 ID:9XQ9HIX9O
数週間前から連絡の付かない彼女の家を訪れてみた

母親が出迎えてくれ、彼女の部屋にあげてもらった

前に来たときとは少し部屋の家具の配置が変わっているようだった

あんなに大きいポスターは確か貼っていなかったと思う

この強めのラベンダーの香り 彼女はラベンダーの匂いが好きだっただろうか

・・・・? パソコンが休止状態のようだ

メールソフトが立ち上げられている

送信画面には俺のアドレスがある

本文には「かちとなのいかい らのちちとちみみみに のらすらとちすいすな のなすなかかいすな」

・・・・・なんのことだかさっぱりわからない

部屋の外から声が聞こえる 彼女の母親が夕飯を食べないかと誘ってきているようだ

せっかくだから食べていくかな

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洒落怖

新約雨月物語

595 新約雨月物語 New! 2007/08/23(木) 18:46:58 ID:DgpMwbmM0
 Aは苛立っていた。彼は商社の営業部に勤めているのだが、今日は昔からの顧客が
離れていくのを止めることもできず、そのため上司に部下の目の前で叱られたのだった。
元はといえば、自分の会社が作るものに魅力が欠けるからなのだが、上司は日頃の
ストレス解消もかねてAを徹底的にいびった。
 そのため、Aもストレス解消することにしたのだが、部下に当たるわけにも行かず、
帰宅してから当てもなくドライブに出た。

 しばらく運転しているうちに、すっかり暗くなってしまい、もうそろそろ帰らないと
明日の仕事に差し支えるという時間になった。そのときAは自分が生まれ育った町の近くに
きている事に気がついた。この町の郊外に小さい頃住んでいた家があった。

(……懐かしいな。毎日夕方になるとここでサッカーやってたっけ……)
 風化した記憶をつなげ合わせ、少しため息をつく。ぼんやり考えているうちに、記憶は家族
のそれ、特に母親に焦点を合わせていく。Aの母親は夫を亡くしてからずっとAを一人で
育て上げてくれたのだった。
597 新約雨月物語 New! 2007/08/23(木) 19:13:50 ID:DgpMwbmM0
(母さん、元気にしているかな)
 上京してから長い間、Aは母親としゃべっていなかった。全てが目まぐるしく変わる
日々に置いてきぼりにされまいと必死だったために、家に連絡する余裕がなかったのだった。
少し思い出に浸ってから、Aは自分の生家に行ってみようと決めた。

 その家は郊外にあり、林道を通って小さなわき道に入るとすぐの、結構古い
家だった。大きい方で、前庭にも裏庭にも木が何本も立っていた。Aは半分そ
れらの木が荒れ狂ったように伸びているだろうと考えていたのだが、意外と整
理されているのを見て驚いた。
(もしかすると、誰か住んでいるのか?あんなに古い家に?)
 Aは淡い期待を胸に車を進めていった。すると、見慣れた前庭と、明かりの
灯った生家が目の前に現れた。

598 新約雨月物語 New! 2007/08/23(木) 19:23:16 ID:DgpMwbmM0
 Aは戸惑い、ためらいつつも呼びベルを鳴らした。
「はい、どなた?」
 この声は……
 足音が近づき、ハンドルがゆっくりと回り、ドアが開いた。Aは唾を飲み込んだ。
「あら……」
 それが母の最初の言葉だった。Aはただいま、と言おうとしたが、うまく言葉にならず、
ただ泣きながら母に抱きついた。

「まあ、それじゃあ今日は大変だったね」
「そうだね」
「でもね、お母さん、その人もつらいんだと思う。上に立つ人って、精一杯
背伸びしてるから、少しでも足を引っ張られると倒れちゃうんだよ。だから
必死なんだと思う」
 不思議と母の言葉は胸にじんと来た。Aは味噌汁をすすりながら母に感謝した。
「ところで母さん、一人でこんなに大きい家にいると、何かと不便でしょ」
「そうねえ」母は遠い目をした。「最初はつらかったけど、今はもう楽よ。大丈夫」
「家、動こうと思わなかったの」
「そりゃあね、最初はそうしようかと思ったわよ。でもね、あなたが帰ってきた時、
誰もいないんじゃ寂しいでしょ。だから待ってたの」
「え?」
「来てくれてありがとう」母は笑った。いい笑顔だった。
602 新約雨月物語 New! 2007/08/23(木) 19:37:08 ID:DgpMwbmM0
 Aは少しの間考えると、母に向かって言った。
「母さん、俺と一緒に住まないか」
「え」母はきょとんとした目でAを見た。
「俺と一緒に住もうよ。便利だし、寂しくないし」
「そうねえ……でも、もうそういうわけにもいかないのよ。ちょっとねえ……」
 母はそういって居間にある位牌に目をやった。Aはそれを見て口をつぐんだ。
ここはAの生家だが、それ以前に母と父の思い出の場所だのだ。
「ごめん……」
「謝ることないよ。それより、明日早いんでしょ?もう寝なさい」

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開かずの間

僕が怖い思いをしたのはお盆で、母方の実家。
その家は建て替えたためもう存在しないが、今となってよく考えるととても奇妙な家だった。
一階は普通の日本家屋なのだが、2階の造りがどうもおかしい。
二階に上がるためのメインとなる階段と、裏口から入ったところにひっそりと設えられた細く
急な階段。メインの階段は気味が悪いだけでそれ以外は何も無かったが、細い階段から
見上げる二階は妙に暗く、子供心に恐ろしかったのを覚えている。
で、肝心の2階なのだが、まずあがりきったフロアの隅に、古い火鉢や茶碗、タンスなどが
まとめおきされており、掃除もほとんどさておらずとても不気味だった。。
そして、奥が部屋となるわけだが、ゆったりとした間取りの一階とくらべ、3~4畳程度の狭い
部屋が7つ(か8つ)もあり、手前の2部屋を除いて誰も使っていなかった。

昼寝をしていた僕が目を覚ましたは18時半過ぎ。家にいたのは僕と婆様だけでやることがない。
ロータリースイッチ式のテレビをつけては見たが、特に面白い番組もない。
退屈しのぎに、「何か飲み物ない?」尋ねてはみたが、何もないという。
サイダーを二本買ってくるように頼まれた僕は600円もらって外へ出た。
夕焼けがとても赤かったことを覚えている。
鮮やかな緑色をした、1L入りのサイダー(スプライト)のビンを自販機から取り出し、冷たい
それを両脇に抱えながら家の前に着いた僕は、なぜかすっと二階を見上げた。
見上げると、普段は開いてるのを見たことがない二階の鎧戸が開いており、そこから白い顔をした女
の人が見下ろしている。よくみると、顔が白いんじゃなくて、白粉で塗り固めた着物を着た人だった。
その人は僕を見るとにこりと笑いかけ、袖を振った。
なぜか猛烈にぞっとした僕は、急いで家に入ると、婆様に誰かが二階にいると伝えた。
「そがんことあるはずなかやっか」と言われ、夕食ができてるから手を洗って来いと婆様。
「いや絶対居た!」という僕に、「なら見てこんね?」と婆様。
怖がりと思われたくなかった僕は、仕方なく二階にあがることにした。

48 本当にあった怖い名無し sage New! 2007/06/26(火) 15:05:59 ID:j8eH6Cpf0

双子ソケットに二球はまって光っているとはいえ、二色光は余りにも暗すぎる。
一段踏むたびにギシギシ音を立てる階段にビビリつつ、僕は15段ほどの階段を上りきった。
階段に一番近い部屋のふすまは開いていて、そこから夕日の残光が弱弱しく天井に向けて
射している。つばを飲み込むと、僕は這うように奥の部屋に向かった。
女の人が顔を出していたのは一番奥の部屋で、僕は夕日の残光を背に、暗い廊下をそこに向かってすすんだ。
廊下は階段同様に、歩くたびにみしみしと音を立てる。奥の部屋に付く頃には四本足だった僕は
そこでやっと二本足になって、ふすまの取っ手に手をかけた。
さすがに一気に開けるのはためらわれたので、音を立てないように、ゆっくりとゆっくりと開いた。
10cmほど開けただろうか。中を覘いてみたが真っ暗な部屋の中、わずかに藍色の光が見えるのは、鎧戸
の隙間だろう。
隙間に近づけた顔に閉め切った夏の部屋特有の熱気と臭い。そしてそれに混じる畳の香り。
何もなさそうなので思い切ってふすまを開いたが、婆様の言ったとおり何も無かった。誰もいなかった。
なら、僕が見たのはなんだったのだろう。釈然としないままふすまを閉めると、僕は一階に降りるため
に廊下を歩き出した。と、5歩も歩かないうちにぽんと肩をつかまれた。
ぎょっとして振り向くと先ほどの女の人が見下ろしている。白粉の匂いがした。
「こりゃ。覘いたらいかんやろ」
僕は声も出ないまま、その手を振り解き、一階へと駆け下りた。婆様と、ちょうど帰ってきたばかりの
叔父にこれを伝えて探してもらったが、やはり何もいなかった。
僕の体験はというと、「夢か寝ぼけていた」で済まされてしまった。
ちなみに、僕は建て替えるまで、その家の二階に上がることは無かった。

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キュウリのみを一週間食べてみなさい

キュウリのみを一週間食べてみなさい
日常の向こう側が見える様になるから
俺は未だにトラウマでキュウリが食えない

88 本当にあった怖い名無し sage 2007/06/27(水) 11:55:48 ID:eIL4kl4MO

キュウリを書いた者だが、俺が実際体験した話。
俺は熱し易く冷め易い典型の性格で、その夏は母親の実家から大量のキュウリと自家製味噌を頂いた(農家なんで)。
うちの母親も典型的な男親で毎晩の様に山盛りにキュウリを出してきて、そんなこんなもあり味噌キュウリを食べる事がその当時の俺にとって何よりものマイブームになった。

夏バテもあり、あまり胃にくる物よりもスナック感覚でつまめるキュウリについつい手がいってしまい、三色遂にはキュウリのみという生活になってしまった(飲み物はサッパリが好きなんで烏龍茶を愛飲)。
そんなこんなで一週間が過ぎた頃、部屋で読書をしているとやけに部屋の中に少し大きめな虫が飛んでる時が多くなった。
しかし、よくよく見ると見えるのはその虫の影だけ。
栄養失調で目がイカれたか?と思ったが、それでも俺はキュウリを食べるのを止めなかった。(それ程にもはまっていたのだ!)
一週間を少し過ぎた位に、風呂へ入っている時に(我が家の浴室への扉はガラス)背中に気配を感じて振り返ってみると扉いっぱいはある身長の黒い影が立っていた。
日数を経過する度に影を見る機会が増えてきて、やがて声や匂いまでする様になってきた。
影自体も最初は黒かったけどだんだん肌色に近付いていき、見える大きさも虫サイズから人サイズにまで移行していった。
あー指が疲れた。

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見てはいけない祭

これは、オカルト話と言えるかどうか微妙なのですが。
もしかしたら、メンヘル板向けかもしれません。

去年の春のことです。
私の彼女は、1週間ほど実家に帰っていました。
その頃私は忙しくて、彼女が実家から東京のアパートに帰ってきてからも、電話では連絡をとっていましたがしばらく会えない日々が続いていました。
その間、10日くらいでしたでしょうか。
本当に久しぶりに彼女のアパートをたずねた時、私は彼女の変わり様に愕然としました。
まず、臭い。入浴しなかったのでしょうか。とにかく汗臭い。自分も連休とかで面倒くさい時は2日くらい風呂に入らないときがありますが、そういう時は自分で気付くくらい汗臭くなりますよね?
それが、彼女の部屋中そういう匂いなんです。他にも、なんともいえない匂いが。
どうしたんだと思いながらも、ぼぉーっとしてる彼女に無理やりシャワーを浴びさせました。
もう自分で動こうとしないんです。何がなんだか私にはわかりませんでした。
ろくに食事もしていないみたいだったので、とりあえず宅配ピザを頼み、リポDとルルを飲ませました。もう何がなんだかわからなかったです。

その後、少し落ち着いた彼女がぽつりぽつりと語るには、実家に帰った時に、見てはいけない祭をみた、とか、もうここにはいられない、とか、そのようなことでした。

86 2-2 2007/05/09(水) 16:19:44 ID:kij7hKxC0
見てはいけない祭、というのは、検索してみたら確かにあるようです。でもそれは三重県です。しかも、見てはいけないとはいいながら、実際は結構目撃されているようです。
それに、彼女の実家は三重県ではありません。そもそも、祭を見ただけでこんなになってしまうのか、頭は混乱するばかりです。
わたしは、とにかく彼女の実家に連絡をしました。
彼女は、その後大学を休学し、実家に帰っていきました。

私がメンヘル板のほうがいいのかと思ったのは、鬱病の兆候として、入浴が億劫になるということがあるらしいということです。
彼女の言っていたことで覚えているのは、その祭が行われる前、その実家周辺の家に、祭を見ないよう御触れというか通達がまわったという事。
彼女はそういうことを聞くとワクテカで見たくなってしまう性格だという事。
です。

この話では誰も死にませんw
彼女も、今はほとんど普通に戻り、今は一人暮らしに戻っており、私との関係も昔のまま、変わらず交際しています。
でも、昔と変わった唯一の点は、神社によくお参りに行くようになったことかな

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じわじわくる怖い話

匂い

854 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 投稿日:2012/07/06 15:52:43 ID:Bn1EpRKl0
オレは毎日決まったルートで犬の散歩をする
いつの頃からか、不快な匂い(例えるなら腐界の匂い)がする場所があった
そこは元々公園で子供の頃はよく野球なんかをして遊んでいたところ
今では古くなった遊具が撤去され、単なる草むらというか原っぱのような場所
地区の掃除道具なんかが入れられている、ヨド物置がポツンと取り残されてる

ここんところの雨続きのせいか、その匂いは更に拍車を掛けて凶悪強烈だった
それでも飼い犬は何事もないかのように、毎日決まったルートで引っ張っていく

先週のこと、その物置の中で腐乱死体が発見された
推定年齢50~60歳くらいの女性で、首吊り用のロープがぶら下がっていたらしい
地元の新聞には自殺体が発見されたというニュースが載った

ぶら下がった状態ではなく、朽ち溶けて床にほぼ液体のような
状態で発見されたらしい

オレはその液体の匂いを毎日嗅いでいたわけだ・・・