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人形にまつわる話

目の合わない人形

398 藤 2007/08/29(水) 23:35:27 ID:tbgXgw8NO
学生時代、二学期も半ばに差し掛かった頃。
僕らのクラスでは、なぜか『学校の怪談』というアニメが大流行し、今更ながらオカルトブームが訪れていた。女子はこぞっておまじないなどにハマりだし、男子は肝試しに出掛けた。
僕としては、今まで友人のナナシと体験してきたことのほうがよっぽど怖かったし、当のナナシも今までの体験談を話すこともなく、いつものようにヘラヘラして皆の話を聞いていたから、何も言わなかった。
散々出まくった都市伝説にキャーキャー言うクラスメイトたちを見ていると、『知らぬが仏』って本当に名言だなあ、と思っていた。
そんなとき、唐突に声をかけられた。
「今日、俺ん家来ないか?」
それは、ヤナギと言うクラスメイトからの誘いだった。ヤナギは、親父さんが貿易だか輸入なんたらだかの会社の社長で、まあ、いわゆるお金持ちだった。
でも金持ちにありがちにな厭味がなく、むしろサバサバして皆から好かれていたし、僕やナナシも仲良くしていた。
「なんで突然?」
僕が尋ねると、
「ウチの親父が、珍品コレクター、っての?なんか不気味なモンばっか集めててさ。
いわくありげな物もあるから、見に来ないかなぁと思って」
と、ヤナギは言った。すると、いつの間にかナナシが僕の隣に立っていて、
「行く行く。ぜひともお邪魔します。俺もこいつも、そうゆうの好きでさぁ」と、
僕の肩をつかんで引き寄せ、僕の意思や意見は完璧無視で誘いを受けやがった。
こうして、僕らはヤナギの家にお邪魔することになった。

399 藤 2007/08/29(水) 23:36:23 ID:tbgXgw8NO
「ここなんだよ。」
放課後、馬鹿デカいヤナギの家に着くなり、僕らは地下室に案内された。
地下室と言っても、じめじめした嫌な雰囲気はなく、特に怖いことが起こる予感はしなかった。正直、
ナナシといると変なことばかり起こるので、来るまでは不安だったのだが。
「今日は親父いないから、まあゆっくり見てけよ」
ヤナギが地下室の鍵を開ける。なんだかんだ言いながら押し寄せていた期待感に心臓をバクつかせていると、ドアが、開いた。
「…ん?」
しかし、中には期待していたようなおかしなものはなかった。古い本や、ちょっと大きな犬の剥製、振り子時計なんかが置かれているだけだった。
「べつに珍品じゃないんじゃね?」
もっと、こう、動物の生首だとか奇形物のホルマリン漬けだとか、殺人鬼が使っていた刀だとかを想像していた俺は、
なかばがっかりしながら言った。しかし、隣に目をやると、ナナシが笑っていて僕はゾッとした。いつもの
ヘラヘラした笑顔ではなく、あの不気味な歪んだ笑顔だった。
「まあ、そうでもないんだよ」 ヤナギはそんなナナシの様子に気付くことなく、僕の発言に答える。
「たとえばこの振り子時計。これは、どっか外国の殺人鬼の物でさ、この扉の中に殺した人間の指の骨を入れて集めてたらしいよ。
こっちの剥製は飼い主の赤ん坊を噛み殺した犬らしいし、この
本は自殺した資産家が首をくくるときに踏み台にしたものなんだと。」
ヤナギがスラスラと不気味な話をし出す。つまりヤナギの親父さんは、そうゆういわくつきの物をコレクションしてるわけだ。
「まあ、本当かどうかはわかんないけどさ。」
ヤナギは笑った。そのとき、
「なあ、これ、何?」
ナナシが何かを見つけた。

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ちょっかい

731 本当にあった怖い名無し sage 2012/09/03(月) 20:57:14.10 ID:3VDjd0AU0
ぶっ込みます

俺が小学生の時に婆ちゃん家に家族で行った話
婆ちゃんの家は自分の家から5時間位掛かる。
しかも夜の8時とかに家から出発するんで婆ちゃん家に着くのは夜中になる
当然小学生の俺は婆ちゃん家に到着するにはかなり時間が掛かるので、
車の中で寝ようとするのだがいかんせん上手く寝れなくフラフラな感じで婆ちゃん家に着き、
速攻寝ようとしたのだが、その時は連絡もせずいきなりきたもんだから婆ちゃんはなんの準備もしていなく、
俺と兄がいつも寝る部屋は整理されておらず、紙袋やら荷物などがそこら中に散らばっていた。
その部屋にはベッドがあるのでじゃんけんして俺が勝ち、ベッドで寝るのは俺になった。
兄は自分で布団を敷き、俺はベッドにダイブして兄に構わず速攻寝た。
数時間か立った時にベッドからはみ出た右手になにか触れている感触があり、寝ぼけ眼な俺は
「兄ちゃんちょっかいだすなや…」なんて思いながら寝ていた。
数10分位立った気がしたんだけどずーっと右手をつんつんしてきたり、さわさわしてくる。
余りにしつこく、寝れないんで俺は思いっきり寝返って右手をベッドの中に入れて寝た。
朝起きてぼーっと部屋を眺めてたらある事に気付いた。
俺と兄との距離には1mくらいの間があった。しかもその間には荷物やら紙袋で埋め付くされていて
兄が俺のベッドから少しはみ出た右手に触ろうとするには身体を前のめりにしないと届かないしそれを数10分やるにはそうとう根気がいる。
「兄ちゃんそんな暇だったのか」と呆れながら右手がはみ出た所の下をみると紙袋があり、
中身を見てみると、箱に入ってない裸の状態の日本人形仰向けになってこちらを見ていた。
俺はなかった事にした。

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拾ってきた人形

212 本当にあった怖い名無し 2007/08/11(土) 12:35:57 ID:jteISbUb0
613 名前:もしもし、わたし名無しよ 投稿日:2007/08/09(木) 16:31:09
 私が厨房だった頃。年末に、粗大ゴミ置き場に大きなポーズ人形が捨ててあった。
綺麗な水色のドレスで、一目で気に入った私は「お持ち帰り」。母に見せたけど、母も
「お人形は捨てるもんじゃないしね」とあっさり承認。私は掃除したての室内に飾って
浮かれていた。その日の夜。
 冬休みの宿題で机に向かっていると、ポーズ人形の方から物音がする。ゴミ捨て場にあったから、
まさかG?とおそるおそるふり返ると、人形の裾が動いている。そして、何か見える。
よくよく目を凝らすと、人の手が…指の先が、スカートの中から見え隠れしている。
「え」
思わず呟くと、指先は一瞬動きを止め、スカートの中に引っ込んだ。
人形ひっくり返して中を確認するのがセオリーだけど、自分にはそんな勇気がなかった。
ビクビクしながら人形を掴んで、ベランダに放逐した。
翌日、母には虫干しと偽って人形はベランダに出しっぱなし。そのまま、年明けまで放置していた。

 で、元旦。行く年来る年も見た、じゃあ明けましておめでとう&おやすみ と部屋に引上げた時の事。
窓ガラスがペタペタ言っている。ガラスの向こうには、人形…血の気が引いたね、この瞬間。
ものすごい勇気を振り絞って、カーテンをほんの数cm開けてみた。

そこには、予想通りの人形。 スカートの裾がほんの少し上がっている。ただ、人形を見下ろす
状態なので、裾の下は良く見えない。そして、見たくも無い。そのままカーテンを閉めると、
布団を引被って強制睡眠。覚えている限りずっと、ペタペタという音はしていた。

翌朝ベランダを確認すると、ポーズ人形のスカートがワイヤーごとまくれ上がっていた。
そのまま、適当な空き箱に包むと初詣に直行。神社の「お焚き上げぬいぐるみ」箱に入れてきました…

って、季節感無視で投下。もう十数年前の話でした。

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日本人形

15   2007/07/31(火) 23:02:28 ID:WDIYlLCs0
その瞬間お寺に寄付しました。  短くまとめます。

自分は一人暮らしをすることに。オンボロアパートに住み始めました。
もちろん挨拶にしに行き、何事もなく1週間が過ぎ、ある日のこと、
挨拶に行った近所のおばあさんが茶菓子と日本人形を持ってきました。
空気的に貰ってしまい、茶菓子はおいしかったのですが、僕は日本人形が嫌いなもので、
怖いな~ と思いながらも寝ましたが、
驚くことに、目を覚ましたらベットの横にあるんです! 人形が! 怖くなりおばさんが使わないであろうゴミ捨て場に捨てました。
すると、その2日後人形をくれたおばあさんは死んだそうです。 

一応そのおばあさんの家で告別式をやることとなり、何事もなく終わった翌日、また行きみんな別室でご飯を食べてる時、仏壇のおばあさんの顔を見るように日本人形が・・
思わず目をそらしてしまい、もう一度見ると人形が消えてました。でも間違いなく見間違いではなかったです!

そして自分の家のドアを開けると・・・・

日本人形がおいてありました。 鍵は全部かけたのに・・・

実話です。

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髪が伸びる人形

怖いというか不思議な体験したのでこっそり置いてみる。

当時おもちゃ屋(大人のではない)勤務で、その日私は休みだった。
夜に店の後輩社員から電話があり、何かトラブルでもあったのかと慌てて電話に出た。
すると開口一番「大変っす!」と叫ぶ後輩。

後輩「髪が伸びてます!」

どうやら人形の髪が伸びているらしい。
人形と言ってもよく聞く日本人形の類ではなく、安っぽい、ビニール製の寝かせると目を閉じるようなものだ。
大きさは40㎝くらいで、リカちゃん人形を大きくしたようなタイプ。
後輩は元々ふざけるのが好きな性格だったので、また冗談かと思っていた。
なのでどのくらい伸びたのか私も冗談まじりで聞いてみたのだが。

後輩「もうかれこれ5㎝は伸びてるっすよ!」

何やら文法に違和感を覚えた。かれこれって何だ、かれこれって。
まるで今も伸び続けているように聞こえるじゃないかと笑う私に、後輩はその通りなんだと主張する。
本当にリアルタイムで伸びているのだと。そんな馬鹿な。
しかし後輩は叫び続ける。

後輩「そろそろ(人形の)目が隠れそうっすよ~!…あ、もう隠れました!」

折角の休みなのに何故こんな珍妙な実況を聞かなくてはならないのか。
冗談にしてももっとハイセンスなものを、と少し苛々した。
けれど後輩は必死で店に来てくれと頼んでくる。
店内に一人しかいなくて怖いが人形も気になるから帰れないと言うのだ。
仕方なしに私は通話はそのままで店に向かった。
その間も実況は続く。髪はとうとう鼻まで覆ったらしい。

私が店に着くと、後輩が駆け寄ってきた。
185cmの大男が人形を抱いて走ってくる姿に正直ドン引きした。
そんな私には構う事なく、後輩は涙目で人形を見せてきた。

私は絶句した。
本当に人形の前髪だけが口の辺りまで伸びていたのだ。
既に髪の成長は止まっていたが、十分不気味だった。
何となく長さを測ってみると10cm弱伸びていた。

明らかに不自然な状況だと理解していたものの、後輩も私も対処法が分からず、
とりあえず人形を店に放置して帰ることにした。
後輩は何を思ったのか交通安全のお守りを人形の隣に置いていた。

次の日上司に連絡して、その人形は上司の手に委ねられた。
後日、人形供養とやらをしている寺に預けられたとのこと。
本当に曰くつきだったのか分からないが、不良品としてメーカーに返品されるよりは良い結果だろう。

あの人形は一体何だったのかと今でも不思議に思う。
生憎、後輩も私も霊感等は無いので真相は分からず終いだ。
ただ後輩にはトラウマだったらしく、あれから5年経った今でも人形が怖くて仕方ないようだ。
お互い別の仕事に就いているが彼は時折夢に見るらしく、何度も夜中に電話で起こされた。
夢の中ではあの人形がどういう訳か「勝訴」と書かれた紙を見せてくるそうだ。

数十分前も後輩から電話があった。また例の夢を見たらしい。
これから後輩が家に来る。恐らく私の少ない夏休みは後輩に潰されるだろう。

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人喰いバクテリア

頭の皮から爪先まで、皮膚が真っ黒になってはげて行く。
溶連菌感染症、それが私の病気の名前らしい。
しかし、通常の溶連菌感染症は腕がむくんだりする程度らしく、あまりの症状の酷さに欧米で「人喰いバクテリア」と恐れられた劇症溶連菌感染症かもしれないとも疑われた。
人喰いバクテリアならば2日で死んでしまう。
溶連菌感染症ならば投薬10日程で完全に治ってしまう。
だが私はそのどちらでもなかった。
投薬を続けて2週間を過ぎた頃。
母は体中真っ黒になった私を連れて、知り合いに紹介してもらった霊能力者の所に来ていた。
私を見てくれた彼女は普段は普通の主婦だが、霊視など神がかった能力を持っているらしい。
「押入れの奥に、この子が大切にしていた人形があるはずです。
 その子が寂しがっているので出してあげてください。
 その人形も、娘さんのように真っ黒に煤けている筈です」

彼女の言葉を信じて、押入れを開いてみた。
引っ越したばかりで荷物が整理しきれていない。
ぬいぐるみや子供服、玩具に押しつぶされる形で見つかった人形は、
煤けて肌が真っ黒に汚れていた。
人形は「みーちゃん」と名前を付けた、私の誕生祝にもらったもの。
みーちゃんの汚れを落として間もなく、私の肌はもとどうりの白い肌に戻った。
菓子折りと少しばかりのお礼を持って、相談を聞いてくれた彼女のところへ行くと、
お金は受け取ってもらえなかった。
「娘さんが人形を必要としているから、人形が呼んだんですよ」
くしゃりと頭をなでられた幼い私の腕には、少し汚れたみーちゃんが大事そうに抱えられていた。

後日談ですが、それから2度3度と引っ越しまして、今の家に落ち着いている形です。
しかし、屋根裏の倉庫、押入れ、どこを覘いてもみーちゃんの姿はありません。
母から「あんたの部屋にいたわよ」と言われたのですが、もう人形が必要な年でもありませんし、
何より、私はもちろん、誰も私の部屋にみーちゃんを持ち込んでいないのです。
狭い私の部屋、いくら探せど彼女の姿はありません。