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蛇神の小堂

うちにもそういう言い伝えがあるな
うちは田舎の旧家なのだが、庭に先祖代々祀られてきた小堂がある
小堂の中には蛇神の化身を祀っているらしいが、おれは見たことがない
蛇神の化身は家の守り神で、大事に崇めていれば家は栄え、有事の際には手を差し伸べてくれるとか

たとえば、屋敷が火事にみまわれた時、火消の若い衆が駆け付けるより早く、
20人ほどの若い男たちが現れ、あっという間に火を消し、立ち去ったという
さほど大きな村ではなかったのだが、その若者たちは全員見覚えのない顔だった

戦時中、深刻な食糧難に襲われたとき、
どこからともなく20人ほどの若者がたくさんの荷物を抱え、うちに訪ねてきたという。
贈り物です、とだけ告げて、若者たちはすぐに去ったという
荷物は米、醤油、味噌、塩、砂糖やマッチ等の必需品からたばこの葉まであったという

これが3日間続いた
当時の主人は気前よく、村で生活に困っている家にこれを配った。
おかげで村からは餓死者や身売り等の不幸は出なかった。

しかし、蛇神の化身をないがしろにすると恐ろしいことが起きる
ある時、当時の三男が酔って小堂に小便をかけた
三男は酒癖が非常に悪く、また、信仰心のかけらもないような人物だった

翌日より三男の局部はパンパンに腫れ、1週間もたず狂死した。
また、その嫁、3人の子供も次々に不幸な死を遂げたという。

今もこの不思議な小堂はきれいに掃除され、家の庭にたたずんでいる

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胎児の霊【閲覧注意】

大学時代、僕は親元を離れて一人暮らしをしていた。僕はひたすらに安さを追求し事故
物件も大歓迎であった。根っからの現実主義者でオカルトの類は信じていなかった。それ
でも怖い話は大好きで幽霊がいるなら実際に会ってみたいとも思っていた。
 僕が探し出した事故物件には入居した女性が浴槽で入水自殺したという曰があった。築
三十年の木造アパートで外観も内装もボロボロ。元々安い家賃が二万円にまで落ちこんで
いた。僕は魅力的な値段に釣られて入居を即断する。その際僕は不動産屋に興味本位で出
るかどうか聞いてみた。
「ええ、色々と話は聞いています。でも事前にそれを貴方に話してしまうと先入観といい
ますか。漠然としたイメージを空想して幻のようなものを見てしまうんじゃないかと思うんです」
 他の退居した人々は何かを見たらしい。仮に僕が何かを見て、それが他の退居者達の話
と符合するなら怪奇現象であることの裏付けとなるだろうという説明に納得し、僕は詳しい話を聞かなかった。
 女性が入水自殺したという問題の浴槽は古いタイプのもので、床と浴槽の間に隙間があった。
浴槽と連結されている湯沸かし器は年季が入っているためか生温いお湯しか出なかった。

僕は女性が浴槽の中に入って自殺する姿を想像してみる。足を曲げなければ入るこ
とが出来ない狭い浴槽の中で膝を抱えながら首を曲げ顔を水につけている。女性は何故こ
んな苦しい方法で死のうと思ったのか。何故窒息死するまで耐えることができたのか。
考えてみると不思議であった。暗闇の中で女性が顔を上げる。頭からパラパラと水滴が落ち
水面を波立たせる。女性は首だけを回し僕に視線を向けようとする。ただの空想だ。僕は
頭の中でホラー映画のような情景を思い浮かべることを楽しんだ。

690 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/03/23(土) 20:43:35.25 ID:268xTG1oT
 夜になると流石に不気味で、暗い部屋の中で心細さと恐怖が醸成されていく。布団の近
くに放ってあったビニール袋に足が当たる。潰されたビニール袋は数百秒の時間をかけて
正常な形に戻ろうとする。チリッ……チッ。ビニール袋が断続的に音を立てる。普段は何
も感じないような環境音も夜だけは不気味に聴こえ、僕の体は硬直していく。僕は暗い風
呂場に女性がいる光景を想像してしまう。単なる想像でも気配のようなものを感じること
はよくある。髪を洗っている時に誰かの気配を感じるという経験は誰もがしていることだ
と思う。僕はそれを霊感に結びつけようとは思わない。空気が張り詰めていると感じるの
も僕の主観がそう思わせているだけで気のせいだと思っている。
 しかし気のせいであってもそれは侮れないもので、僕はかなりの緊張状態にあった。極
度の緊張状態が幻覚を見せたとしても不思議ではないのかもしれない。退居者達もそうだ
ったんじゃないかと思い始めたその時、妙な音が聴こえてくる。
 ゴポ……。排水溝に水が流れる時に空気が漏れる音だ。他の入居者が風呂にでも入った
のか、それにしては音が近い。
 排水溝の中からくぐもった喚声が聞こえてくる。それは赤ん坊の産声に似ていた。
 排水溝から聞こえる赤ん坊の泣声からは生気というものがまるで感じられなかった。赤
ん坊が甲高く声を張り上げて泣き喚く様には躍動感のようなものがあるが。排水溝から聞
こえる声はこの世に生まれてきたことを知らせるというよりは、呪っているように聴こえ
た。
 僕はたまらず起き上がって電気を点ける。すると喚声はパッタリと止む。扉が開け放た
れた風呂場の中を僕は暫く呆然と眺めていた。何も無い。恐怖に縮み上がった僕は尿意を
催す。僕はテレビをつけて少し気を紛らわせてから、恐る恐る風呂場へ近づいていく。
 風呂場の床は乾いている、何も異常は無い。しかし用を足した僕は異変に気付く。何も
聴こえない。CM明けの無音が長すぎる。テレビは消していない筈なのに。
 ゴポ……。僕の全身の毛が逆立つ。飛び退くようにその場を離れた僕はテレビを確認す
る。電源が入っていない。リモコンを押してもスイッチを押しても反応が無い。ゴポ……。
排水溝の音が耳元で聴こえたような気がした。僕は部屋着のまま部屋を飛び出した。

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降頭の兵隊

自分は3年くらい前にガンプラを盗みに入ったのがきっかけで
占いの勉強を始めたと書き込んだ者
最近、色々と思うところがあったので久しぶりに書き込んでみる

高校3年の受験終了後、合格発表がされて浮かれていた頃
一息ついて同級生と遊びたかったが、引っ越しの準備をしないといけない
新しく生活用品一式を揃えたりと忙しい日が続いた
そんな中、時間を見つけて先生に久しぶりに会いに行った
これは大学の合格を報告するだけじゃなく、お見舞いの意味も有った
3年前に書き込んだ時に、先生の容姿を説明したけど、
その頃の先生は伏せることが多くなっていた
元々、痩せていたけど、更に痩せたというかやつれてね
自分が会いに行った時も伏せっていたらしく、パジャマ姿だった

正直な話、そんな先生を残して遠くの大学へ行くのが少し心残りだった
けれども先生は、そんな事を気にする必要は無いと答えてくれた
一人暮らしは必ず良い経験になるだろうと
心細いかもしれないけど、多くの人達と知り合うことになる
それは人間として大きく成長するチャンスだと励ましてくれた
それに、まだ教えたい事は山ほどある、と
それを全て伝え終わる迄、自分は絶対死ねないとね

そう言うとね、先生は一度自室に入って小箱を持ってきたんだ
大きさは石鹸箱の半分程度、材質はプラスチックだった
その時点で、俺が先生から占いを教えてもらって6年以上が経過していた
だから先生は、そろそろ良いだろうと俺に渡すのを決めたらしい

この子はジャントウの兵隊だと、先生は説明を始めた
それまで占いの勉強で多くの用語を覚えてきたが、初耳だった

『 降頭 』と書いてジャントウと読む。
多分、日本人でその言葉を知ってる人は殆んど居ないと思う
ジャントウというのは東南アジア一帯で盛んな呪術の総称なんだね
この降頭というのは漢字圏の、つまり中国人からの呼び方
現在、台湾という国は東南アジア諸国との交流が非常に盛んでね
だからこれを読んでいる人で知り合いに台湾人がいたら、
降頭って知ってる?とか聞いてみると分かり易いね

それで、この降頭という呪術、非常に力が強いんだ
あまり日本から出ない人は知らないけど、
東南アジアの現地の人達からはとても恐れられている
だから、よく台湾の道士の方々も助けを請われてね
降頭の呪いを解くため、道士の方々が腕を振るう時も多いんだ

ただ誤解され易いので補足すると、降頭は決して悪い呪術とは限らない
これを報道するメディアが、かなり偏向していてね
降頭とは、邪悪な恐ろしい呪術というイメージが定着している
しかし実際は、使い手の術者次第なんだね
西洋でも白魔法とか黒魔法とか言われているのと同じ
現実に人を呪って殺傷する降頭もあるけど、
人を助けて幸せに導く降頭もあるんだ

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恐怖郵便

緊張していたせいか、時間がたつのはあっという間でした。
時計の針は1時55分を指していました。

「・・・!」

一番最初に異変気付いたのはYさんでした。
「来た!!」

震えながらYさんは自分のベッドに潜り込みました。

「・・・カッ、コッ、カッ、コッ・・・」

足音です。
同時に僕の背中に冷たい電流が走りました。
ものすごく嫌な感じがします。

「・・・カッ、コッ、カッ」

足音が部屋の前に止まりました。
そこで僕は重大なことに気が付きました。
なんと間抜けなことでしょう!
一番肝心なポストのフタに札を貼ってありません!
かといって今から貼る勇気はありません。
何かが投函されるのかと、僕とJはポストを凝視していました。

「コンコン、コンコン!」

しかし意表をついてポストではなく、ドアがノックされました。

「K○さ~ん、郵便で~す」

ドアの向こうからは張りの無い無機質な男の声がしました。

「K○さ~ん、郵便ですよ~」

ノックと声は続きます。
僕たちは声を潜めて様子を伺いました。

しばらくノックと声が続いた後、ふっと音が止みました。
そして

「カッ、コッ、カッ、コッ・・・」

足音が歩き出しました。
そしてそのまま小さくなり消えていったのです。
ほっとして僕らはその場にへたり込んでしまいました。
布団に潜っていたYさんも顔を出し、安堵で泣きじゃくっていました。

「ふう・・・」

僕はため息をつくと立ち上がりながら、なんとはなしに目をドアの方へ向けました。

「・・・!」

僕は恥ずかしながら腰を抜かしてしまいました。
僕のただならぬ様子にJとYさんもドアの方を向きました。

ドアのポスト。
フタが上がりギラギラした2つの目がこちらを睨みつけていました。

「なんだ・・・いるじゃないかよお」

先程とは打って変わって野太いしわがれ声が、部屋の中に向かって放たれました。

「ガンガンガン!ガンガンガン!」

激しくドアを殴りつける音!

「ガチャガチャ!」

ドアノブも、もげてしまいそうな勢いで激しく上下しています。
同時に部屋中の窓という窓がガタガタと音を立てて震えだしました。

「キャーーーーーーーーーーー!」

Yさんは悲鳴を上げると気を失ってしまいました。
僕とJはKさんの上に覆い被さったまま何もできずにいました。

どのくらいの時間が経ったでしょうか。
気が付くとあたりは明るくなってきていました。
音も止んでいました。

「・・・Yさん!」

僕とJは慌ててYさんを確認しましたが、Yさんは気を失っているだけで命に別状はなさそうでした。
あれほどの騒ぎにも関わらず、1階の大家さんも、隣の部屋の住人も、全く夜中のことは気付いていませんでした。
Yさんはその後そのアパートを引き払い、別の場所に引っ越しました。
その後は何もないようです。

後日談ですが。
なぜ変なモノがYさんの処にきたかというと。
恐らくこれが原因でないかと思うのですが・・・
僕は知りませんでしたが、僕らの高校では変なおまじないが流行っていたようです。
場所は詳しく書けませんが、ある場所にあるポストに夜中の2時49分に憎い相手の名前を書いて縁を黒く塗り投函するとその相手に不幸が起こる・・・と。
Yさんはそのまじないをやってしまったようです。
相手はYさんの好きな先輩の彼女・・・
僕はあんな屈託のない明るいYさんがそんなことをしたのに驚きを隠せませんでした。
よくこのスレでも出てきますが・・・
一番怖いのは人間の心だなと。

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赤口さま

ええとこんばんは。
皆さんは赤口(しゃっこう)さまって遊び知ってますか?
こっくりさんみたいなものなんですがこっくりさんは占いとかの為じゃないですか?
赤口さまは違うんです。
赤口さまは呪いの為。
つまり根本的に目的が違うんですね。
ここで「そんなの聞いた事ねえよプゲラ」って人がほとんどだと思います。
それもそうでしょう。
これはもともと『表』の遊びではありません。
もともと『遊び』という言葉は今使われている意味ではなかったそうです。
『神』との交信の様な意味だったそうです。
この遊びはそういった意味の『遊び』なのです。
前置きが長くなりました。
私がこの遊びを知ったのは去年の事です。

同僚のSと飲みに言った時の事でした。
「Oのヤツ、ホント腹立つな」
ポツリとSが漏らした言葉に私はおおいに賛同しました。
Oというのは私達が所属していた部署の上司で、性格が悪い上に部下の手柄を横取りしたりするような人間で職場の皆に嫌われていました。
しばらくOの悪口を言っていた私達ですが
「なぁ。Oに一泡吹かせてみんか?」
興味を持った私はSに詳しく話しを聞いてみました。

聞くところによるとSの実家の方には赤口さまという呪法があるそうです。
それを行えば呪った相手に様々な危害を与えられるというのです。

酔っていた事もあり私は
「やろうやろう!」
と承諾してしまいました。

それから一週間後の事です。
私の携帯にSから電話が入りました。
「おうKか?こないだ言ってた赤口さまやるからHの家にきてくれや」
すっかりそんな話など忘れていた私は正直めんどくさいのでいやでしたが、渋々行く事にしました。

軽く着替え車に乗り込みHの家に向かいました。
「いつのまにかHまで巻き込みやがって・・・」
そんなことを考えながらHの家に着きました。

中に上がるとSとHが私を迎えました。
「おう、よくきてくれたな。これ3人じゃないとできんのよ。」
そういえばこの間もそんな事をいっていました。
「これやるには3人じゃないとできん、できんのよ。」
なぜ3人なのかはその後のSの説明で解りました。

まず赤口さまをやるには3人が等間隔で三角形になるように座ります。(正三角形ですね)
そして3人の前に一枚ずつ紙を置きます。
紙には50音を書いておくのですが今私達が使っている『あいうえお』ではなく『いろはにほへと』のほうで書きます。
そして裏面に自分の名前を書きます。(Sの前の紙ならS、Hの前の紙ならHです)
一人目は二人目の方を向き二人目は三人目の方を向きます。
3人目は三角形の中央を向きその中心に赤口さまへの供え物と同じく50音を書いた紙を置きます。(ちなみに「供え物」はSがどこからか拾ってきた野良猫でした。遊びでも気味が悪いと思いました)

「じゃあ始めるか」
Sに教わった通りに私とHは怪しげな言葉を紡ぎました。
順番はH→私→Sです。
H「一つ一人の恨みを連ね」
私「二つ二人の恨みを重ね」
S「三つ御霊を御呼びしたい」(だいたいこんな感じでした)

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ゆとり教育

599 本当にあった怖い名無し sage591こわひ 04/08/25 14:17 ID:htabpJgp
全国にはいろいろな心霊スポットと呼ばれる場所がありますね。
~で~をしたら呪われる、といった話も様々です。
トンネルの中で電気を消してクラクションを3回鳴らすと・・とか、
コックリさんの途中で指を離すと・・とか。

今回私がお話しするのはそういった類の話で、否応なく「呪い」というものの存在を思い知らされた話です。

夏も終わりかけたある日、私たち2人は地元で噂の心霊スポットに出かけました。
そこは現在も人が住んでいる、一見してなんの変哲もない12階建てのマンションでした。
そこの屋上には、以前に飛び降り自殺した男の霊がいると言われていました。
そして、そのマンションの屋上から1階までジャンプしたら呪い殺される・・とも。

私も友達も霊の存在は信じていませんでした。
案の定、友達は言いました。
「呪いなんてねーよ。一緒にジャンプしようぜ。」
いつもなら二つ返事でオッケーするものの、その日は嫌な予感がしました。
今にして思えば、それがシックスセンスというものだったのかもしれません。
僕が返事に戸惑っていると、友達は

「チッ、ヘタレが!今から呪いなんてないってところ、見せてやるよ!」

そう言うやいなや、屋上から飛んで見せました。
僕は身を乗り出して上から見守っていましたが、友達が地面に着地した瞬間、脳みそや内臓が飛び出て、ただの赤い塊になっていました。

私は、やはり呪いというものは存在するんだ、
遊び半分で霊を呼び出してはいけないんだ、
と、いつまでも子猫のように小刻みに震えていました。