カテゴリー
短くて怖い話

空気が淀む場所

今から7年前の話。

親父が急逝した関係で、元々住んでた家を引き払い、母親と二人で或る片田舎へ引っ越した。

親父が急に倒れてから、母親もオレも情緒不安感な状態で、喧嘩が絶えない日が続いた。
その日も、夜中に母親と口論になり、勢いで家を飛び出した。
ちょうど、8月から9月になる頃だったが、夜11時過ぎの田舎は真っ暗で静まりかえっていた。
1時間ほど散歩して頭を冷やそうと、引っ越してから2ヶ月、未だ歩いたことがない道を歩いていた。
家から10分くらい歩くと、突然「空気が変わる」道があった。

この地方の田舎でよく見掛ける「2戸1(ニコイチ)」の平屋の前の道が、尋常ではないくらい空気が歪んでいる感じがした。
余りに気味が悪かったので、足速にそこを通り過ぎた。
そして、翌日、母親からどこに行っていたかを聞かれ、その話をした。
3ヶ月くらい経って、もうだいぶ寒くなって来た頃、母親は青ざめて帰って来た。
近所の奥さんから、数年前、その「ニコイチ」で殺人事件があったと聞いてきたらしい。
引っ越してきたばかりで、何の先入観もないのに、そんな「雰囲気」を感じることもあるのかな。

カテゴリー
短くて怖い話

髪后

のっけからキモくてすまん。
ある日、愛情表現で彼女の髪をはんだ。
彼女「髪后の話を知らんのか!」とブチ切れ。
曰く「昔、髪を呪いに使う人(一族)がいて云々」「呪われた人は、口から髪が出てきて云々」
そこまで聞いて思い出したのは、パンドラの話(なんか漢字で書くのはやだった)
彼女「だから、髪の毛は遊びでも食べちゃいけない」と閉めた彼女に、オカ板で同じようなネタの話を聞いたことがあるというと

「やっぱり言いたくなっちゃうのかもね」と一言。
ついでに、後日やっぱりオカ板で有名なあの話と同じ単語が、彼女から出たんだが、これは絶対言うなと釘を差されてしまったので言えない。
ただ一つ、まとめの古い話にはガチが多数あって、それは現在も進行している様だ

カテゴリー
短くて怖い話

恫喝

昔から霊感があってよく色々な物みたり金縛りにあったりするんだがこの間の金縛りにあったとき何故か凄いイライラした

眠いんじゃ!睡眠邪魔するな!って感じ

あまりにもムカついたせいか知らんけど金縛りながら少し腕が動かせる様になった

そしたら幽霊の身体(?)に触れたのよ
だでおもいっきり奴の腕を引っ張ってこっちに顔近づけさせてガンつけて「シバくぞ」って言ったら「ゴメンなさい」ってつぶやいて消えてしまったwww

それ以来俺の部屋にはまだ4、5人はなんかいるんだが悪さをしてこない

どうやら寝起きの俺さ相当洒落にならんくらい怖いらしい

カテゴリー
短くて怖い話

グニグニ

先日、祖父の一回忌の時に叔父から聞いた叔父の体験談
叔父はイカ釣りが好きでよく釣りに行っては沢山釣り上げて
俺もその度に何杯か分けて貰って食ってたりして、
んで何気なしに叔父に最近釣りどうなの?て聞いてみたんだ
そしたら叔父の顔がちょっと変わって、こんな事を話し出した

叔父には自分だけのイカが集まる釣りポイントがあるらしく、
夜中のうちにソコに行っては日の出まで釣るというスタイルで
そのポイントは人目につきにくい、山を下ったゴロゴロした瀬の間だったそうだ
いつもの様に瀬に座って釣りを始めるが、その日は一杯も上がらない
イカがよってない日もたまにはあるらしく、あー今日はダメかと諦めかけていると
後ろの山の方で暗闇の中、光るモノが見えたそうだ

釣り人が来たのかとも思ったが、このポイントを知ってる人がはたして居るのか
じっと見てると、その光るモノは輪郭がハッキリするところまで近づいてきた
それは女だったそうだ。異様に細長い、2メートルはあろうかという長身の若い女
目は細めで髪の長く、背が高いと言うよりは普通の寸借で上下に引き伸ばしたような
そんな感じの細長い女が、淡く発光しながらスーっと近づいてきたらしい
驚いた叔父は釣り道具も放り出して元来た山を駆け上がった。後ろを振り返ると
女は細長い体をグニグニとさせながらスーっと追いかけてきている
ただでさえ歩きにくい山を死ぬほど走りきり、止めてあった車に飛び乗ると急発進させた
少し離れた所でバックミラーを見ると追いかけるのをやめたのか
女は車の止まってた所に立っていてグニグニと揺れていたそうだ
以来、イカ釣りは日のあるうちに近くに民家のある堤防でやるようにしたとの事
釣れる量は激減したが、もうあの場所は二度と行かんし夜釣りもせんって言ってた

カテゴリー
短くて怖い話

妙なモノ

スレ汚し失礼。

3、4年前の夏くらいの時期に居間で布団も掛けずに雑魚寝していた。
右側に座イスとちゃぶ台があり左側は障子。
深夜熟睡していたはずなのに急に理由なく眼がぱっちりと開いた。
視界の先には座イスの上に四つん這いで服を身につけていない
全身焦げたように茶色く所々めくれてボロボロの皮膚をして、
顔をこちらに向けていたので顔に目が行ったら瞼がない人のような
ものがいた。

この手のものは勘違いが多いので確認のため瞬きをしてもう一度見てみた。

まだいた。

とても眠かったので全身に多少の緊張感を覚えつつも左側に向き直り
眠たいからさっさと消えろと念じて寝直した。

あの手の姿は今まで見たことなかったのでビックリしたのを覚えてる。

カテゴリー
短くて怖い話

M女

昔、飲み会で巨デブが「私Mなの」とすり寄ってきた。
仲間内では俺はドSで有名だったらしく、それを誰かが話したらしい。
巨デブが「縛って下さい。お願いします」としつこかったので、
ちょうど持ち合わせてた麻縄で、亀甲縛りで縛り上げてやったら、
肉にキャミごとめり込んで、縄が消えてしまった。

女は恍惚な表情で浸ってたが、オーダーを取りに来た店員が、
後ろ手に縛られた巨デブを見て、
「店内でこういう行為は困ります」的なことを言ったので、
「ごめんね。明日使うチャーシューの仕込みなんだ」と答えたら、
鼻水を吹いてそのまま帰ってった。

巨デブは巨デブで、縄の締め付けに欲情して、「抜けよう」と誘ってきたので、
路地に誘い出し、「ここでいい子で待ってたらな」と放置。
あまりの楽しさに飲み過ぎて、巨デブの忘れて帰宅。

朝起きて、新聞受けを見たら、あの麻縄が入ってて怖かった。