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後味の悪い話

無精子症

昔の知人のお兄さんの話。
お兄さんは大学生のときにノリで精液検査をし、無精子症と診断を受けていた。
しかしそのことを周囲には隠し、無精子症であることを黙ったまま結婚した。
ところが結婚半年後に奥さんが妊娠。
お兄さんは昔貰った診断結果を突きつけ、浮気などしていないと泣き喚く奥さんと離婚。
親子関係不存在確認もして、元妻子と一切の縁を切った。

333 : 332つづき : 2012/03/28(水) 15:37:25.75 ID:lCjOeoqW0
お兄さんはしばらく女に幻滅していたが数年後、立ち直って新たに付き合った彼女も妊娠。
本人は「自分は浮気性女にばかり当たる」と嘆いていたが、おかしいと思った知人が
再検査を勧めたところ、なんと精子は少ないものの異常とまでいえないという結果が…。
大学生の頃に検査を受けた医院はとっくに潰れ、元妻子は貧困の末に二人とも病死していた。

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後味の悪い話

韓国のミュージカル

長めです。すみません。

韓国のミュージカルを日本で翻訳劇として上演したお芝居、パルレ(洗濯)が後味悪かった。

舞台は現代、ソウルの下町。
主人公は地方からソウルに出てきて自活している24、5の女の子。
これといって特徴のないどこにでもいるタイプの女性で、いま恋人はいない。
事情があって、ある長屋に引っ越してきた。

長屋の大家は金にうるさく、何かにつけギャンギャンわめく中年女。
主人公の二つ隣に住んでいるのはだらしない感じの女性でヒモと同棲している。
さらに隣室からは毎夜おかしなうめき声が聞こえてくるのだが、その部屋に出入りする人間は誰もいない。
主人公は早くも長屋での暮らしに不安を覚えるのだが、ある日、屋上で金盥に水を張って洗濯し、ロープに洗い物を干していると、隣の長屋の屋上で同じように洗濯をしていた男に声を掛けられる。
その男はモンゴルからソウルに出稼ぎに来た外国人労働者ソロンゴだった。
はじめはソロンゴにあまり関心のない主人公だが、段々と彼の優しい心に惹かれるようになっていく。

さて、主人公は本屋で働き始めるのだが、その本屋はワンマン社長の下で不正な取引ばかり繰り返して本業がおろそかになり、業績は急速に下降中。
社長の右腕と呼ばれる有能な女性(主人公の上司)が一人奮闘している状態。

383 : パルレ 2/4 : 2012/03/29(木) 19:06:45.89 ID:0pP5tPvB0
以上が主人公とその周囲の登場人物の状況。
途中経過は割愛して、それぞれの結末だけ記す。

大家→主人公の隣に住んでいたのは先天性四肢切断の障害を持つ大家の娘だった。
彼女は主人公と同じくらいの年齢だが生まれてからずっと長屋の一室のベッドの上で過ごしてきた。
この娘は大家の元夫との子ではない。元夫がDVに浮気を繰り返していたのでその報復に浮気をしたら娘ができてしまったのだった。
主人公がこのことを知ったのは、ソウル市の役人が定期訪問に来た際、大家と喧嘩し、長屋中に聞こえる声で娘の障害について喚き散らしたから…。
大家にはもうひとり息子(嫡出子)がいるのだが、この件で愛想を尽かして出ていき、経済的に母を援助するのを拒絶している。
が、物語のラストでは事業に失敗したため母を頼って長屋に引っ越してくる。

隣人女性→無職の暴力男のヒモを追い出すことに成功するが、大家に「あんなにあんたのことをわかってくれる男はいない」と説得されてヒモと再び同棲することを決意。

384 : パルレ 3/4 : 2012/03/29(木) 19:07:36.55 ID:0pP5tPvB0
ソロンゴ→工場で働いているのだが、ビザがないことを逆手に取られ、給料未払いの状態が続いている。
ある夜、いつものように工場長に「お金下さい」と電話しているところを大家とその酒飲み友達に見つかる。
彼らはソロンゴのような外国人労働者に仕事を取られたブルーカラーで、溜まりに溜まった鬱憤を晴らすべくソロンゴをたこ殴りにする。
部屋を追い出されると行き場がなくなるソロンゴは黙って暴行を受け続ける。
そこへ主人公が偶然通り掛かり、ソロンゴを庇うのだが、「女の癖に男に逆らう」ことや、「外国人がこの国の女まで持っていく」ことにさらに逆上し、暴行は激化してしまった。
暴行後、主人公とソロンゴは彼らを訴えるでもなく、泣き寝入り。
ソロンゴと主人公が暴行を受けた飲み屋街には、「我慢強く逃げ出さないベトナム人を妻として斡旋します」という看板が掛かっていてそれも気分が悪かった。

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小説のモデル

明治時代、徳富蘆花のベストセラー新聞小説「不如帰」にまつわるエピソード。

小説自体は、
相思相愛だった新婚の若妻が 夫の出征中に結核で嫁ぎ先から送り返され
戻った実家でも冷酷な継母に邪魔者扱いされて、不遇のまま短い人生を終える話。

この物語にはモデルとなった作者の知人家族がおり、当時もそれは周知されていた。
そのため、モデルの継母には世間からの誹謗中傷が絶えず、非難の投書なども送られてきた。
が、「意地悪な継母」というステレオタイプは物語を盛り上げるための蘆花の脚色で、
実際には母子の仲は良く、一方的に離縁した婚家へ娘をかばって猛抗議したり
看護婦の資格を活かして献身的に看病したりしていた。
とはいえ、新聞小説で広く読まれたベストセラーのイメージが定着するとどうしようもなく、
風評被害は死ぬまで20年間近く続いた。

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桑田真澄

風評被害といえば桑田真澄。
その昔「かっとばせ清原くん」という清原が主人公のリアル球界ギャグ漫画があったけど
桑田があまりにも卑劣な悪役として描かれていたためリアルでもハブにされ
一人でビールかけしてたというエピソードが可哀相すぎる…。

407 : 本当にあった怖い名無し : 2012/03/31(土) 01:35:58.47 ID:rgoZrb+1O
>>406
漫画を読んだファンじゃなくて、チームメイトにハブにされてたって事?
それなら本当に桑田の性格が悪くて嫌われてたんじゃ…

408 : 本当にあった怖い名無し : 2012/03/31(土) 01:56:46.41 ID:60MmcYhZ0
桑田の地元だけど
少年野球の頃から自分の事しか考えてない奴で
嫌われてたよ
PLに入学の際も、プロの時と同じような抜け駆けめいた事したんだよね
他人は全て踏み台にしか思えない

野茂や金本、古田みたいに後進の野球人のために自分のお金使ったり尽力したりとか一切してない
ほんとに自分の事しか考えない、他人のために何かする事ができない人間、ある種のサイコパスなんだよ
だからタニマチや彼を崇めるタイプの人間はいても、友達は実は「ひとりも」いない
地元にも、元・現役など野球選手にも
あいつが巨人のコーチや監督になったときが巨人の本当の終わり
でも多分ない
巨人の身内が一番わかってる事が彼の気質だから

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ひらめ

既出だったらごめん。怪談レストランから3回目の出典
「ひらめになれ」
魚屋の女の子が呪いの人形を手に入れる。
その人形に針を刺し、呪いを込めて土に埋めると相手を呪うことができるという。
そこで彼女は、同じクラスでまるで目が片方に寄ったひらめのように自分のノート
などをちら見してくる金谷さんという女の子を呪いでひらめにしてしまおうと
人形に針を刺し、「金谷さん、ひらめになれ」と呪いをこめて土に埋める。
その翌日から金谷さんが学校に来なくなる。そして数日後。

彼女が魚屋で店番をしていると、売り物のひらめが急に彼女に話しかける。
「よくもあたしを、ひらめにしたわね」
そこで彼女はそのひらめが金谷さんだと知るが、金谷さんは私だけひらめには
ならない、あなたもひらめになるという。
気がつくと、少女もひらめになり金谷さんの隣に並んでいた。
そこへ父親が帰ってくるが、当然娘がひらめになったなどと知るよしもない。
ひらめが二匹いることに不審に思う父親に助けてくれとじたばた暴れるが、声
が出ず逆にいきがいいと思われ父親は刺身にしようと包丁を取り出す…
原作、アニメともにここで終わっていてそのあとは不明だが、おそらく助から
ない。
人を呪わば穴二つ、つまり人を呪えばその呪いが自分に返ってくるという教訓
らしいが、自業自得とはいえあまりの救いのなさが怖かった。

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睡蓮

百合小説の元祖、吉屋信子の『花物語』の一篇「睡蓮」

ある女流画家の弟子に、寛子、仁代という特に達筆な二人の少女がいた。
寛子は富裕な家の箱入り娘、仁代は福岡は博多の出だったが、
母子のみの家庭で一人身を立てねばならず、上京して画家の内弟子になっていた。
境遇に違いはあったが、二人はとても仲が良かった。
特に仁代は寛子に対して強い憧れを抱いていた。

二人は昨年揃って落選していた若手画家の登竜門である展覧会に出す絵を描くため、題材を睡蓮に決めた。
植物園を訪れ二人並んで絵を描いていると、寛子が仁代に
「好い物をあげましょうか」と言って、上品な夏手袋を差し出した。
それは二人お揃いで、寛子が仁代のために買っておいた物だった。
「まあ美しい!」と仁代は目を輝かせたが、すぐに表情が沈む。
その様子を訝しんだ寛子が気に入らないのかと尋ねるが、仁代は要領を得ない。
少し気を悪くし始めた寛子の様子を見て、仁代は思い詰めたあげくに声を震わせながら理由を打ち明けた。
「堪忍して頂戴。私――私――あの、指がいけないんですから――」
仁代の左手は、生まれつき小指と薬指が癒着していた。
それを見た寛子は唖然としたが、すぐに仁代を優しく慰めた。
そして、こんな物を持ってきて嫌な思いをさせて本当に悪かった、私はちっとも知らなかった、
言わなければ誰にも分からないようなことで悲観する必要はない、私も友情に誓って誰にも言わないから――
と言って、仁代の左手を握って口づけをするように唇に近付けた。
仁代は寛子の優しい気遣いに感激して涙ぐんだ。

468 : 2/3 : 2012/04/07(土) 10:14:23.73 ID:VGJ2c4aB0
下描きが終わり、寛子が仁代を家に招いての着色作業も終わり、いよいよ絵が完成する段になって
お互いがお互いの絵に題を付けよう、ということになった。
仁代は寛子の絵に「睡蓮咲く頃」と名付け、寛子は仁代の絵に「水の面」という題を付けた。
そして寛子は言った。もしまた落選したとしても、あんなに二人が協力して描き上げた絵なのだから、
二人の友情の思い出のためだけでもいい、それだけで充分報われる――と。
仁代は何も言わなかったが、心の中で何度も肯いた。
そして今や、仁代が寛子を想い慕う気持ちは、動かし難いものになっているのを感じた。

絵を出品した後、仁代は寛子が睡蓮の精として現れる夢を見た。
しかしその夢では、いくら名を呼びかけても、寛子は素っ気なく冷たい素振りを見せ、
やがて睡蓮の花の影に隠れてしまった。

そして入選作発表の日、入選者を知らせる新聞には、居並ぶ画家の中でも
特に仁代の写真が添えられ、苦学して画家を志し云々、と大きく取り上げられていた。
一方で寛子の「睡蓮咲く頃」は選に漏れていた。
口々に祝福の言葉を掛ける人たちの輪の中で、仁代の心は複雑だった。
寛子と一緒に入選できていれば、いっそ入選したのが寛子だけだったら、何の躊躇もなく喜びに浸れたのに。
この想いを伝えようと、少しでも寛子を慰めたいと、仁代は後日稽古にやってきた寛子に言葉を掛けた。
すると寛子は不快感も露わに、同情や慰めはよして、あなた少し残酷よ――と、
仁代に見向きもせず言い返した。そして弟子達の輪の中に入ると、苦り切った口ぶりで
「どうせ当選するような人は、特別な人よ」と言い放った。
この言葉に、選考に何か裏があったのかと食い付いた弟子達に、寛子は言った。
「だって、どっか不具だったりする方の意気込みは、私たちの遊び半分のようなものとは違うでしょうから」
弟子達は静まりかえった。「不具」が誰のことを指しているのかは明らかだった。