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短くて怖い話

ピアノ

109 本当にあった怖い名無し 2009/08/21(金) 12:18:25 ID:GQb2ENjK0
家のピアノが壊れたので、友達の家に弾きに行った。
しかし車は無く、留守らしかったので友達にメールをしてみた。
『今出かけてんの?』
返信を待っている間に、かすかにだがピアノの音が聞こえてくる。
友達が弾いているのかな、と思いチャイムを押そうとしたら着メロが鳴った。

ピアノの音がぴたりと止まった。
『今、家族と旅行中だよー!』
いきなり怖くなってダッシュで家に戻った。
あの時ピアノを弾いてたのは誰だったのか。
友達を怖がらせるのも嫌なので、この話はしていない。

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短くて怖い話

ピアノ

家は自分だけ一階の部屋で、隣の部屋にはピアノが置いてある。
皆が寝静まった夜に俺だけ一階の部屋で漫画を読んでいると、明らかに隣の部屋のピアノの椅子がガタガタと動いている音がする。
電気もついていないし何か目的があるような椅子の動かし方じゃなく、数分間、ピアノの椅子だけを無意味に動かす音だけが聞こえていた。
俺は恐ろしくてとっさに布団にもぐり音にのみ神経を集中させたが、椅子の音以外何もせず暫くして椅子の音も止んで辛い静寂が延々と続いた。
怖くて家族のいる二階に逃げ出したかったが二階に行くにはそのピアノの部屋を通らないといけないので、動くに動けず、
結局一晩電気つけっぱなしで布団の中で震えていた。

それ以降は椅子の動く音は聞いてないけど、家はパキとかバチ バチみたいなラップ音がたまーにするんだよな・・・。
姉貴が壁の中から足音がしたとか行って駆け込んできたことがあるし。

今度ラップ音がしたら録ってみよう。成功したらアップするわ
流石に深夜のピアノを録画し続けてそれを自分でチェックする勇気は無いけど。

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後味の悪い話

失はれる物語

既出だろうけど、乙一 短編集「失はれる物語」より表題作

主人公は妻子持ちのサラリーマン
ある朝いつものように家を出るも事故にあってしまう。
目覚めると自分は暗闇の中にいて、意識はあるのに全身を動かせない。
音も聞こえず目も見えない、声をあげることもできない。

五感全てを無くし、全身不随状態となってしまったことを悟った主人公は
唯一右腕の皮膚感覚だけが残っていることに気づく。
懸命に意思を伝えようとする中で、指が一本だけ上下に動かせたので
右腕に書かれた文字に対し、「YES」「NO」のみ意思を伝えられるようになった。

それでも妻は、夫に意識がある事を喜び献身的介護を重ねる。
そのうち、夫に月日の思いを伝えられはしないかと
唯一皮膚感覚の残っている右腕を、ピアノの鍵盤に見立て指で演奏するようになった。

ピアニストでもある妻の指の演奏は、暗闇の中にいる主人公にとって
とても楽しく、草原を駆け抜ける馬のように軽やかで心地の良いものだった。
以来、主人公は希望を捨てずに妻の演奏だけを楽しみに生きる。

209 : 本当にあった怖い名無し : 2009/08/22(土) 16:35:28 ID:rr8XDjre0
しかし入院の長期化により、次第に妻にも疲れが見え始める。
妻の姿が見えない主人公にも、右腕越しの演奏によって
軽やかだった馬が、ふらふらともたつく様な足取りになったことを感じた。
徐々に妻の疲労が極限に近いこと、彼女のやるせない気持ちが感じられるようになった。

そんな妻の様子を不憫に思った主人公は、自分を諦めるよう死を装うことにする。
決意後、主人公は妻の問いかけに何も反応しなくなった。
そんな主人公の思いを知らず、妻は必死に右腕越しに「お願い何か伝えて」
「意識はあるんでしょう」と問いかけ続け、演奏を続けた。
やがて妻の見舞いが徐々に少なくなり、主人公は自分はいつになったら死ねるのか
どうやったら死ねるのか考えるようになるも、全身不随の身で自殺すらできなかった。

ある日相変わらず暗闇の中にいる主人公に、右腕に感覚が走った。
暫く自分の腕と寄り添うようにあったそれは、そっと文字を書き出した。
妻からの最後のメッセージ「私はもうあなたの妻であることをやめます」
懐かしい指の感覚と共にそれは伝えられた。

やがて回復の見込みの無い主人公に、病院側も痺れを切らし
ベッドは人気の無い病院の奥の方へ移動させられる。

月日が経ち、主人公の娘が結婚の報告をしに主人公の元へ出向いた。
意識は相変わらず残っていたが、主人公は反応を返さなかった。
主人公のいつ終わるとも知れない入院はこの先も続いていくのだから。

210 : 本当にあった怖い名無し : 2009/08/22(土) 17:17:42 ID:/S98Tp670
>>209
ジョニーの劣化版?

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後味の悪い話

小松左京の短編小説 『石』

和子と夫の良太郎には一粒種の四歳の息子良夫がいる
良夫は見た目はとても可愛らしい、平均的な体格をした子供なのだが、中身は桁外れの神童だった。
生まれて三か月で片言でなくしゃべり、半年目から歩いて新聞を自分で取りに行って読み
二歳で幾つかの外国語をマスターしてしまった。
三歳のとき専門家に診せたところ「何億人に一人いるかいないかの存在」と言われる
そして「異常早熟」と診断を下し「あまり知識を過剰に与え過ぎると精神障害やノイローゼに
なる恐れがある、普通にのびのび遊ばせたり音楽をさせると良い」とアドバイスされた。

そのとおりピアノを習わせると恐るべき速さで上達し、教師の技術を嘲笑い馬鹿にするようになり
教室から追い出された。外で遊ばせても生意気な性格ですぐ喧嘩をしかけ半端のない腕力で中学生の
肋骨をへし折り、涼しい顔で「正当防衛になるさ」と言う始末だった。
最初はその才能を喜んでいた夫はそんな息子をだんだん気味悪がり邪険に扱うようになる。
彼はごくごく普通の子どもと平凡な暮らしを望んでいたのだった。
反対に和子はそんな超天才児の良夫に有頂天になり溺愛していた。
問題ばかり起こし、夫を含め周りから疎まれ嫌われる息子を庇い甘やかしまくる和子
「世界中があなたを嫌っても私だけは愛し続けるわ、ママがずっと守ってあげる」
そう言うと良夫も
「ボクもママが世界一好き、ママさえいればあとの人はどうでもいい」
と子供とは思えないほど熱っぽく囁いた。
やがて良夫に対する感情や育て方の違いから夫婦は頻繁に言い争いをするようになる。
和子は夫に反発するように良夫の欲しがる高等な書物をいくらでも買い与えるのだった

360 : 2/3 : 2009/08/25(火) 17:38:54 ID:WtkufTqV0
そんな良夫はいつも肌身離さずある『石』を持っていた。
それは良夫が生まれる前、夫婦で旅行したときに夫が拾った不思議な石だった
手のひら大で青く、一方が鋭く尖った形で、どうやら隕石らしいと鑑定を受け持ち帰り
寝室に飾っておいた物だが良夫は生れた時からその石がひどく気に入り、お守りとして片時も離さなかった。
ある日夫は良夫の生意気な行動と言動に溜まりに溜まった怒りと不満を爆発させ、
良夫と止めようとした和子を殴りつけると、あの石を取り上げてしまった。それを奪われることが良夫にとって
一番嫌がることだからだ。「こんなもの川にでも捨ててやる」と家を出ていく夫。その背に向かい良夫は
幼児とは思えない憎悪と呪詛をぶつけるのだった。
殴られて気を失っていた和子が翌朝目を覚ますと夫は帰っておらず、良夫は何故かあの石持っていた
「追いかけて行って、パパに一生懸命謝って返してもらった。パパはそのまま何処かへ行っちゃった」
そのまま夫は行方不明になり警察に捜索ねがいを出したが進展はなかった。
良夫ははしゃぎ「これからはボクがパパの代わりになるね」などと喜んだ
さすがに息子の行動に疑念を抱き、夜中こっそりあの石を調べてみる和子
その時背後から近寄ってきた良夫に凄まじい力でねじ伏せられた
「ボク、ママが好きだ!愛してるよ」と四歳の息子に犯されてしまう。
翌日から毎日それが続き、恐怖と絶望に打ちひしがれる。部屋にいくら鍵を付けても良夫の頭脳と力の
前では無力だった。思い余って何回か自殺を図ってもそのたび蘇生させられてしまう。
そして和子はある決意を固める、もはやあれは愛する息子ではなく得体の知れない化け物だった。

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後味の悪い話

裏切

727 : 1/2 : 2012/05/27(日) 00:32:56.61 ID:R4WMfgJj0
昔読んだ小説

主人公は不動産屋で強盗に出くわし頭を銃で撃たれる、その後犯人も警察に追い詰められ自殺
脳を損傷していたけど別の件で死んだ青年の脳の一部を移植したことにより命を取り留め意識を取り戻す
しばらくは問題なかったが退院した後から少しずつ主人公は変わり始めていく
前は無気力なタイプだったのにやけに意欲的になり仕事仲間たちを怠惰だと馬鹿にし先輩達と衝突し一人で仕事するような場所に左遷される
そして暴力的にもなりバーでヤンキーに絡んで半殺しにしたり夜遅くまで騒ぐ隣人を殺したいと思うようになる

また趣味で絵を描いていたけど絵に興味をなくしい音楽に興味を持つようになる、その際聴力が以上に発達して絶対音感を持つレベルになる
女の好みまで変わったようで主人公には彼女がいたけどその彼女に興味をなくし脳移植に立ち会った研究所の女に惹かれていく
彼女はその異変を感じ取って主人公から逃げるように地元に帰って姿を消す

その異変の原因は脳移植にあると踏んで脳を移植した青年の事を調べていくけど特に実のある情報はなかった
そして青年とは別の脳を移植した可能性を考えた、丁度同じ位の時刻に死んだ人間がいたことを思い出す、主人公を殺した犯人
犯人の情報を探ると凶暴で周りを見下していてピアノを習っていたと面白い位に主人公に起こる変化と一致している
犯人の妹に出会うと直感で妹だと関知し、犯人の脳を移植されていることを確信する
妹から聞いた情報で犯人はマザコンでもあったらしく研究所の女に惹かれていくのは犯人の母に似ているからだと言う結論を出す

730 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/27(日) 00:39:05.60 ID:R4WMfgJj0
研究所の女と付き合う事になり研究所の動きを探るためのスパイをしてもらっていたが実はそれこそ研究所からの指令で研究所の女は逆に主人公の行動を探っていた
それを知った主人公は裏切られた悲しみから女を殺してしまう
遺体が発見されもうすぐ警察に捕まるだろうなと思い高飛びをしようと思った矢先彼女が地元から帰ってきて主人公の部屋に来ていた
ニュースで殺人事件を知り主人公を助けに来た、しばらくは自分の家にいてくれと促がされ彼女の家で同棲が始まる
主人公は死ぬか捕まるまでの間せめて元の自分らしく振舞おうと絵を描き続けるが上手くかけない、もう大分完成が犯人よりになってしまっていたのだ
思うように描けない事に苦悩するがある時彼女に欲情して「今なら描ける」とヌードデッサンを描き始める
研究所の方は結構偉い方々がいるみたいで証拠品を偽造したり警察に圧力をかけて捜査の邪魔をしていた
ただ主人公を守る為ではなく脳移植の結果の発狂だと知られるたくなく全てを闇に葬るつもりで主人公に殺し屋を仕掛ける
殺し屋に攫われ殺される直前に何故居場所がわかったのかと聞くと「あの女のおかげだよ」と言う答えが返ってきた
彼女が裏切ったのだと思った主人公は何とかそこから抜け出して部屋に彼女を殺しに行く
彼女は裏切っていた訳ではなく尾行されていたのに気付かなかっただけなのだが主人公には関係なく首を絞める
そして殺す直前に激しい頭痛とともに元の主人公の心がよみがえってきた
結局彼女は殺さずに警官から奪った銃で自殺一命は取り留めたもの植物状態
彼女は部屋に残っていた絵を売り払って(話題性が付いたとかで結構な額になった)主人公の延命日に当てていたが眼を覚ますことなく植物状態のまま死亡
彼女の元には主人公が最後に書いた裸婦の絵が残されている

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心霊スポット・肝試しでの怖い体験

肝試し

小学生の夏休み そこはわりと活動の中心の1つだった
早起きしてラジオ体操でそこのグラウンドに集まり
地区対抗ソフトボールの練習
緑化運動で毎年花壇に花を植えた
ささやかな夏祭り 花火大会もそこで行われた
かなり奮発したのだろう ナイヤガラや打ち上げ手持ちと結構な数揃えられていた
かき氷や綿飴何故だったか餅つきもしたしスイカ割りもした

花火が尽きた頃だ 誰ともなく肝試しを言い出したのは
お墓を潰して建てたという最早その為にあるかの様な立地
退屈した夏の夜で 当然と言えば当然の思考だった

今まで数え切れない程のの人が心中に好悪織り交ぜ六年間ほぼ毎日通った しかし今は誰一人寄り付かない
『廃校』
ただでさえ怖いもの知らずのガキ集団がさらに一種のハイになっていたのだろう
昼間に忍びこむ事は珍しいことではなかったし 直ぐ外の公民館で大人たちが打ち上げで飲んでいたし そこから一番近い者の家は学校の向かいだからと タカをくくっていた
その向かいの家の友達に灯りを持ってくるよう頼むと雰囲気付けのつもりか提灯(お盆に仏壇に飾るやつ)をひっ掴んで来た
いざ 入ってすぐの一階はビクビクしていたが一階を回り終える頃にはふてぶてしさが戻っていた
強がって大げさに騒ぎながら階段を登り二階に至る先ずは校庭側を回ろうと自ずと決まりいくらか歩を進めると 
提灯が燃え上がった
なんて事はない ただ先頭で持っていた奴が落としただけだ
灯りがないのはきついな~と 何とかしようと提灯に気を向けていたのが幸か不幸か
悲鳴と共に他の全員が逃げ出した 一瞬取り残されたが 階段を全段抜かしで飛び降り先頭に踊り出ると光の速さで校舎から這い出た

公民館まで辿り着く頃には俺は 計られたか と思い初めていた
引っ込みがつかなくなった我ら臆病者集団集団に驚かすという荒技で終止符を打ってくれたのだ
正直恐怖は限界で緊張の糸があれで切れた
企みが成功し必死の形相で突っ走る様をみてなお笑いを抑えるとはなかなか狸だな
と思いながら なんとか取り繕おうとヘラヘラ笑っていながら振り返ると顔面蒼白で冷や汗をダラダラ流し 俺の表情に驚いた後畏怖の念を向けてきた

431 本当にあった怖い名無し sage 2010/07/21(水) 00:55:55 ID:OpVYXDxx0

酔っ払いオヤジ共は酒盛りでこちらには見向きもしなかった 息を整えるまでそこで休んだが
何とか情報を掴もうとしたが結局誰も口を開かなかった

それからか
校舎の窓からの視線の元に
校庭の隅の不自然な暗闇に
宿直室の腐り落ち陥没した畳の床下に
夕闇の先で何かが動いたその先に

安っぽいブラクラみたいな頭から血を流した顔面蒼白な女性の生首
今思い返す廃校での記憶 そのどのシーンにもしっくりと違和感無く馴染んで まるで最初からそこにいるかのように居座る
いつの間にか関係の無い記憶にも紛れ込んできていて