カテゴリー
洒落怖

イキバタ

128 青春 ◆SCTij9jzag sage 2009/03/22(日) 04:45:17 ID:74WVI4NLO

はじめましてこんばんは。
今までロムばっかでしたがやっぱり僕の友人があまりにも
オカルトなので…。

友人は「俺って社会不適合者だよね!」と笑いながらタバコを吸う
現在高校生やり直し中の通称「イキバタ」さん。
行き当たりばったりを略してのあだ名らしい。
実は俺はもう卒業したのだがイキバタはまだ卒業していない。
名前も言えない通信制高校で留年しまくっているのだ…
進級できれば4月から晴れて、高校3年生だ。

とまぁ、イキバタと僕は仲良しだ。
イキバタ個人の話はまた今度できたらします。

イキバタは夜のドライブが大好きだ。
自分の運転じゃなきゃ嫌らしいが。
たいていイキバタのボロ軽自動車の助手席は僕だ。
ちなみにさっき帰ってきた。

今日峠を越えた。道路のね。
でもそこは出るとよくいわれてるスポットでイキバタもあまり好んではいない。
あんまりにもガチなスポットは嫌いらしい。
で、運転しながらタバコを吸っていたイキバタは沈黙して
「…ぬーん…」
と呻きだした。
イキバタが呻くとたいてい良いことがない…

136 青春 ◆SCTij9jzag sage 2009/03/22(日) 12:09:49 ID:74WVI4NLO

「どうかしたの?」

「ん、ああ、いやー峠を窓開けながら歌って通っちゃったから
なんか憑いてきてるかなって」

はっきり言えばイキバタは「憑かれやすい人」だ。
見えたりはしない。
気配は感じるので印は切れる、らしいが…
ビビりの俺は結構なレベルで怖い。
ちょ、ここ有名すぎる場所だよ…

峠を下る間、イキバタは無言。音楽のボリュームだけを上げた。軽自動車を揺らすロック…と沈黙。

イキバタの無言は
1:生きてないものを感じて不快なとき
2:眠い
かのどちらか…後者であってくれ!と願ったがまだ午前2時、まさかイキバタが眠いなんてことはないだろう。

ふと車は街灯の下に止まった。灰皿が見えなくて危なかったようだった。だが、止まった瞬間に背筋が凍った。

俺でもわかった。ここはやばい。なんでイキバタは止まったんだ。気のせいであってくれとひたすら思った。

「イキバタ…」
「……帰ろう」

139 青春 ◆SCTij9jzag sage 2009/03/22(日) 13:07:16 ID:74WVI4NLO

イキバタは車を慌てて走らせた。だが、なぜか妙に飛ばさない。先ほどまで80キロで運転していたのにまるで車が重くなったかのように50キロ程度で走っている。
田舎道の直線道路になった瞬間、イキバタは

「お前にはなにもしてやれん!!!」

と叫んだ。
音楽なんか聴こえないくらい。

「だから俺に憑くだけ無駄だ!!!」

正直イキバタが怖くなった。

よくイキバタは「やっぱり生きてても死んでても怒鳴ったらついていきたくなくなるよ~」と言うんだが
こんなにはっきり聞いたのは初めてだった。
今までは「叫んだよ」という報告しか聞いたことがなかったから。

カテゴリー
洒落怖

怖いオーラの男

766 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/03(金) 17:26:47 ID:YWa42a0n0
まとめサイトで「コトリ」っていう話を読んで、ちょっと思い出したことがあるのでひとつ。
汚いものを見たくない人はスルーしてください。

もう何年も前の事だけど、私はDV彼氏と同棲していたのを着の身着のまま脱出して、
帰る家がない状態が何ヶ月も続いていた事があった。
で、18とか19とかの頃で、情緒不安定で人肌恋しかった事も重なり、
まあぶっちゃけた話、売春で生計を立てていた。

その頃はまだ出会い系サイト規正法とかもなくて、
携帯から探せば腐るほど「そういうの」が見つかったんだよね。
そんなさなかの事。

残りの所持金が130円とかで、ぎりぎりコンビにおにぎりが買える程度。
ヤバイと思って必死に相手を探してたんだけど、そういうときに限ってなかなか見つからない。
日付が変わる頃っていう、時間の遅さもあったのかもしれないけれど。
普段は「本番」で数万円の人しか相手に選んでいなかったけど、
「口だけ」で1万円、10分で行くよ、とメールを送ってきた人がいたから、その人に決めた。

767 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/03(金) 17:28:22 ID:YWa42a0n0
やっぱりこちらも犯罪に巻き込まれるのは怖いし、変な人ってのも嫌だから
いつもメールの文面や自己紹介で、大丈夫そうな人を選ぶようにしていた。
(普通に会話が出来るか、極端に太ってないか、とかね。)
その点で言えば、彼は会話もちょっと絵文字が入っていてただのエロいおっさんっぽかったし、
年齢も30台で、そして口だけならあまり心配する事もないかと。

男は可愛い感じの軽自動車で現れた。
待ち合わせ場所は駅だったけれど、深夜だという事もあって人気はゼロに近い。
でも車に乗って、何だか日常的でないものを感じた。
それは車がおかしかった訳でなく、男そのものが日常的でない感じ。
変な違和感というか。
何というか、「怖い」と、雰囲気で感じた。
彼は顔に大きな傷があったけれど、それ自体は特に怖いとは思わなかったし
喋り方も気さくで優しい感じなんだけれど、何故か怖い。
そう感じた時点で車から降りれば良かったものの、
降りたところでお金が貰える訳じゃない。

768 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/03(金) 17:29:56 ID:YWa42a0n0
男は「どうせなら、ちょっとドライブしようか」と、車を走らせた。
ただやるだけ、じゃなくて、ちょっとでも良い雰囲気を作って臨みたいという男性は
今までもいたから、特に疑うことなく承諾した。
とりとめもない話をしながら走った。
私は会話は得意な方じゃなかったけれど、男が上手く喋ってくれたからそれなりに弾んでいたと思う。
その会話の中で、私は「帰る家がない」事も喋っていた。
車はどんどん、山奥へ走っていた。

カテゴリー
洒落怖

二つの記憶

334 本当にあった怖い名無し 2009/03/04(水) 00:53:06 ID:dAGpQ6OJ0
家族3人でドライブをして深夜に近道をしようとしてダムに行った事がある
後に手元の地図が古くてその近道は既に無かった事が判明したのだが
そこを真っ直ぐ抜けようとしてダムを迂回する道に入った
舗装された道から土だけのでこぼこだらけの山道へと変わり
乗り心地は悪かったのだが後部座席の妹はぐっすりと寝込んでいた
母親が運転する傍ら、自分は地図を見つつ前方を見ていた
途中で三叉路に差し掛かり何やら話して右を選んだ
其処を過ぎて少し経った頃、左手に墓が見えた

確か2箇所だったように思うが寂れていて通うのも大変なように思われた
ここからがおかしな話だが私には記憶が2つある
1つは普通にダムを抜け、案内板の通りに道を進んだ記憶
もう1つは見知らぬ住宅街に入り込み、いつの間にか元の道に戻っていた記憶
後で確認の為に行った限りでは前者の方が実際の地理にピタリと一致する
だが、後者の方は…その住宅街すら存在していなかった

そのダムは山奥にあって住宅が密集している事は絶対に無い
じゃあ、あの時見た記憶の中の住宅街は一体何だったのか
人気を感じられず染んだような街であったがあれは一体…
余談だが、ダムを抜けて元の道に帰ってくるまでの記憶が全く無い
何処をどう通って帰ってきたのかすら分からない
思い出そうとしても頭の中にもやがかかってたようになっている
2人揃ってぼーっとしたまま山中を進んでいたのだろうか…
ちなみに寝ていた妹はその出来事を全く知らないというオチ

カテゴリー
洒落怖

景清洞

562 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/09(月) 18:41:51 ID:qjTziDag0
景清洞がらみの話をまとめた

景清洞はその名の由来からも薄気味悪いよね
10年程前に福岡から彼女を連れて秋吉台にドライブに行ったんだ
関門橋を越える辺りから雲行きが怪しくなり雨も落ちてきたので鍾乳洞めぐりへと変更

秋芳洞の駐車場は大型バスが連なり洞内も学生達が多く賑やか
流れに押され洞内を満喫する間も無く秋芳洞を後にした

「他にも鍾乳洞があるみたい」
ガイドブックに目を落とす彼女が何と読めば良いのか尋ねてきた
「景清洞(かげきよどう)」
歴史好きでなくともnamcoの源平討魔伝で主人公だった平景清を知る人は多いだろう
義務教育中はご多分に漏れず日本史に嵌った自分はその名を目にして心躍った
 

563 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/09(月) 18:42:21 ID:qjTziDag0
食事を挟み景清洞に到着したのは午後二時ごろ
だだっ広い駐車場に車が数える程しかいない 秋芳洞とは対照的だ
雨の中を小走りに洞口へ向かう 一組のカップルとすれ違う際
「怖かったねー」と話しているのが耳に残る
 
入り口付近の案内板の縁起を薀蓄を交えながら彼女に語り洞内へ
人が少ないのと雨天が重なったせいか盛夏なのにもの凄く寒い
ライトアップはキレイで他の観光客もちらほら見かけるけど
流れる水の音が聞こえるほど静かで秋芳洞では感じなかった異様な雰囲気

壇ノ浦の合戦で落ち延びた平景清が配下の者数人と隠れたとされる洞
しかし景清は全国各地に伝説を残しており当の本人がここへ落ちてきたのかは定かでない
ただ遺物やその他の資料から破れた平家の者が隠れていた可能性は高いらしい
 

565 本当にあった怖い名無し sage 2009/03/09(月) 18:43:05 ID:qjTziDag0
思ったよりも規模が大きく起伏に富んだ景清洞を進むには結構時間が掛かった
秋芳洞では落ち着いて撮れなかった洞内の写真も36枚撮りの32枚を消化していた
踏破し終え洞の入口まで戻ってきた 
ノボリを携えた大きめの祠がある 入る時には案内板に気を取られたのか気付かなかった
「写真を撮ってもらえますか?」と言うカップルにお願いされついでに
自分達も祠の前に立ち、残ったフィルム分撮って貰った
 
使い捨てカメラを現像に出していた写真屋でプリントを受け取る
「ISO800なら暗い所でもキレイに写るんやね」
と二人で洞内の写真の写り具合に感心しながら見ていると最後に撮った筈の写真が無い
車内でフラッシュを炊いて真っ白になってるミスショットを含めて32枚しかない
 
ネガを蛍光灯に透かして見ると最後の4枚は確かに祠の前で撮ったものだ
が、何かおかしい
ネガに黒い筋のような物が乱舞するように写り込んでいる
「…あんな風にお祭りしてある所の前で撮ったらダメやったかな」

カテゴリー
洒落怖

横断者

857 本当にあった怖い名無し 2009/03/15(日) 09:29:32 ID:aV2ZkqMx0
10年以上前の話。

当時私と友達数名は夜に車でドライブするという共通の楽しみに高じておりました。
その日も、夕食をファミレスで食べた後に皆で車でドライブです。

農道に出た時、前方にトロトロと走るワゴンがいました。
いつか抜かしてやろうとチャンスをうかがっていました。

ちょうど街境のラブホテルなどがある場所で、突然、その前方の車が急停車。
「なんだ?何か引いたのか?」
と、その後、様子を伺っていたら、人影が道路を横断しています。10人ぐらい?
「こんな夜中にゾロゾロと何やってんだ?」
と、よくその人影を見ると、身体半分が透明。

それから車内はパニック状態。男は叫んで女は泣き喚く。
多分、前の車の人は目の前で見たんだからもっと怖かったはず。
幽霊を見たのはそれが最初です。

場所はY県H市。
「7つの家」というのがある場所だというのは最近知りました。

カテゴリー
洒落怖

温泉客

557 本当にあった怖い名無し 2009/02/08(日) 00:24:01 ID:/QAZGGBf0
すごく怖かったけど悲しい話
一人ドライブが大好きな俺は休憩がてら24時間営業の温泉に行った
客は一人もいなかった、ここですでに恐怖心はあった・・・
中に入り料金を払い入浴、最高に気持ちよかった
すると女風呂のほうから子供の笑い声が・・・すごく楽しそうな声
そして聞こえそうで聞こえなボソボソ声の母親、同じくボソボソ声の父親
父親?俺一人だぞ・・・父親も女風呂入ってるのか?

いやいやおかしい、俺以外いやしない、受け付けの人もそう言っていたんだから
じゃあこの声はなんだ・・・一気に寒くなり動けなくなった(金縛りとじゃなく恐怖で)
その間も声が聞こえる、怖い思いはしたくない、自然と考えは+思考に変わった
他にもお客がいる!そう考えれば楽になるしそう考えたかった
「ははははは、はは、うひゃー」今までにない大きな子供の声が響いた
次の瞬間嘘のように静かになり俺も物音ひとつたてられなかった
すぐに風呂を出て人のいるところに行きたかった
もちろん受付の人に話したよ、そしてひとつの話しを聞いた
ある家族がこの温泉にくる道で事故に合い亡くなっているというのだ
それを聞いた瞬間全身が寒くなりすごく震えたのを覚えてる
霊の存在を信じる一番の出来事です