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振り返らない男

729 本当にあった怖い名無し New! 2008/03/19(水) 13:08:53 ID:QKBoj3SN0
以前、オカ板で私の名前のスレまで作っていただいた者です。
今日は母がまだ若い頃に聞いてきた話をします。

母がまだ若い頃に聞いて来た話ですから、戦後10年前後だと思って下さい。

田舎の宿場に来年の春に東京の大学に受験をするという一人の若い男が
海に見える宿屋に夏の間だけ避暑兼受験勉強のためにやってきました。
実家はまだ幼い弟妹達、祖父母に両親、子守娘に下男…と
豪農ゆえに家族や出入りの人間が多く、せっかく皆の期待に答えたいための
大学受験の勉強なのに
うるさくて勉強も出来ない、と祖父母と両親に頼み込んで、海辺の宿屋にやって来た。

彼(学生さん)が案内された部屋を見ると、窓の向こうには青い海原が広がっていて
昼間は海からの涼しい風が入り込んで中々気持ちよかった。
畳みも痛んでないし、綺麗に掃除されている。
8畳一間の部屋だが、居心地は良かった。
部屋の中ほどに入ってふと、入り口のふすまを振り返ると
壁に向かって文机で勉強している若い男の後姿が。
思わずびっくりした学生さんだが、気を持ち直して話しかけた。
「あ、あの今日からこちらでお世話になります。どうかよろしくお願いします」
男は背を向けたまま「よろしく」とだけ言った。
学生さんは(愛想悪いな…)と思ったが自分も勉強しなきゃいけない身だし
早々他の人に構っていられないことを思い出して、
自分も窓際の方にあった文机に向かって勉強に取り掛かった。

730 本当にあった怖い名無し New! 2008/03/19(水) 13:11:54 ID:QKBoj3SN0

目の前の文字が読み辛くなって初めて日が暮れたことに気付いた。
振り返ると男もまだ、暗い机に向かっていた。
「電気を点けても宜しいですか?」
学生さんが尋ねると男は「はい」とだけ答えた。
部屋の電気を点けたとほぼ同じに下の階から「ごはんですよー」と声がかかった。
「はーい」と返事して部屋を出ようとしても、男は一向に立ち上がらない。
「あなたは行かないんですか?」
学生さんが声をかけた。
「私はもう結構なんです」男が答えた。
「そうですか…では僕、行ってきます」
「いってらっしゃい」
学生さんは何だか男との距離が縮まった気がして、その日はしっかり夕飯を食べた。

学生さんは夕食の後も勉強した。
トイレに行きたくなって、初めて男が一度も立ち上がった気配がない事に気付いたが
「僕が夢中になってたから気付かなかったんだろうな。あの人も頑張るなぁ」
と考えていた。
寝る時間になって布団を引いたが、男はまだ机に向かっていた。
「お休みにならないんですか?」
学生さんが話しかけると
「僕は結構です」と答えが返ってきた。
「ではお先に」
「おやすみなさい」
学生さんが部屋の電気を消すと明かりは男の机の上の明かりだけになった。
学生さんは男に背を向けるように眠った。

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部屋を覗く

941 本当にあった怖い名無し sage 2008/03/23(日) 23:45:23 ID:H7KiLMFjO
空気読まずに投下。
携帯から失礼します。
最高に怖いわけじゃないんだけど、自分の中ではすごい怖かった体験だったので書いてみます。
初めてなんで色々おかしかったらすんません。

この間の夕方、久しぶりに洒落怖のまとめサイト見てたんです。
その日はバイトで疲れたからそのまま寝ちゃって、夜の9時に起きてご飯食べて風呂はいって、部屋戻ってゲームしたりで普通に過ごしたんですが、
0時過ぎてもなかなか眠れなくてようやく寝付いたのは夜中の3時40分。これはハッキリ覚えてます。

怖かったのはそこからなんですが、今から夢を見始めるような感覚の時でした。
夢の中で喋っている友達の声が遠くなるんです。
で、よく聞こうとすると「ギ、ギ、ギギギギギギギギ」って耳鳴りが始まって声が掻き消されたんです。
そこで目が覚めて、気付くと金縛りになってました。金縛りには何度かなったこともあるし、脳が寝てるだけだって思ってるので普段は怖くはないんです。

でも今回はギギギっていう耳鳴りが止まず、なんかおかしいなと思って、思いっきり腕上げようとしたり(もちろん動かない)、声出そうとしたんですが、口開けたまま「あ、あ、」位は言えたんですけど耳鳴りがひどくな

945 本当にあった怖い名無し sage 2008/03/24(月) 00:05:51 ID:ZzwD/V5XO
てゆかさっき脳が寝てるって書いたけど身体ですよね。すみませんorz

そしたらだんだんボワーって感覚がして、上半身だけ浮き始めたんです。
さすがになんかヤバい!って思って、出来る限り声を出したり、もがこうとしたんですが動きません。
そのうちに襖開けっ放しの自分の居る部屋の外から足音がしてきて、多分トイレに起きた母の影が目の端に見えるんです。
そのまま私が寝てるか見に来たみたいで部屋を覗きに来ました。
助かった!!そして今を逃したら本気でヤバい!と思い、どうにかして気付いてもらえないかと声を出す努力をしたんですが耳鳴りが酷くなってその音しか聞こえなくなり、そうしてる間に母は戻ってしまいました。
母が出ていったその瞬間、「お母さん!」と自分が結構な大声を出したのが分かりました。金縛りが解けたんです。怖かったのですぐに母に言いに行きました。
布団に入ってた母を起こして、「今金縛りにあってさ!」って話したんです。

母「あらー」私「だからさっきすごい呼んだんだよー…」母「いやー全く分からなかったわー。ごめんね。」私「さっきお母さん部屋来たから本当助かったーって思ったんだけどさ、」

母「あれ。部屋なんか行ってないよ?」

愕然としてボロボロ泣きました。部屋を覗いてたのは何だったんですか(‘A`)
もし声が出て呼んでしまったらどうなってたんですか。それとも覗いてたやつがイイやつで金縛りが解けたんですか?

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一人が怖い

153 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 03:45:38 ID:7fFChxeU0
親戚の女の子が、父親に連れられ家に遊びに来た。

この子は母親を数週間前に亡くしていた

今回父親が出張に出てしまうので、数日間うちで預かることになったのだ
環境を変えて元気付けたいとの想いもあったのだろう

人見知りが激しいわけでもなく、特に明るくも暗くもない
ごく普通の女の子だった
母親の死のことで特別ふさぎこんでいる様子もない

が、遊び相手をしているうちにある違和感を感じるようになった

155 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 03:59:59 ID:7fFChxeU0
一人になることを異常に怖がるのだ
私がトイレに立ちその間部屋にとりのこされるだけでも異常に怖がる
その嫌がり方は尋常でなく、泣いて私のスネにしがみつくほどだ

私の母親といる時も同じ反応を示すという。
てことは、私と離れることが寂しいからということでもないらしい
空間に孤立しなければ、誰が相手でもいいと思われる。

ますます分からなくなった

学生の身分であるとはいえ、自分にも予定があるし一日中遊び相手を
しているわけにもいかない。
しがみつく女の子をふりほどいて外出するのにも辟易していた

156 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 04:16:19 ID:oai1HuR00
生活保護の申請に来たホームレスを稼働能力の活用を促すと称して地元の派遣会社に送り、
免状や経験が関わる項目を除く全ての条件がOKの登録カードを書かせて、
危険な工場労働に派遣させるという所業を繰り返していたワーカーが
30代の若さで急死しました。
霊的な現象なのか人間の代行業者の仕業なのかも予想がつきかねるけど、健康そのものだった先輩の
急逝が大変不気味です。脳の血管だけが極度に収縮していたらしいです。そんな事ってあるのか・・・。
大手派遣会社の支社とのプチ癒着という程度の悪人にしては、何の神だろうと命で償わせるのは重いような。
やはり自然現象なんでしょうか。
判断がつきかねますが、傍の我々はまだびびっています。
四国の巡礼は近代以前に、食い詰めた人が人々の慈恵を求めて旅をしたのが源流だという話を聞いた事があります。
当地は四国ではないし宗教色や文化色のあるホームレスは来たことがありませんが、
一定の生活基盤を持たず諸方を流浪した人間というのは、何か霊的なものの眷属とかになるんでしょうか。

157 本当にあった怖い名無し 2008/02/23(土) 04:18:41 ID:7fFChxeU0
ある日また例によってむずかったので、今度という今度はと

「○○ちゃん、そんなワガママ言ってちゃだめでしょ」
と少し強めにたしなめた。

私が無理やりふりほどいてトイレに立とうとしたその時、
彼女は泣きじゃくりながら叫んだ

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洋式のトイレの蓋を

573 本当にあった怖い名無し sage 2008/03/01(土) 10:44:32 ID:CicHsx8rO
心霊的なのではないんだけど…

昔公園のトイレに行ったら凄く変な臭いがした。
そこは公衆トイレにしては珍しく、洋式の便器で、一つだけ蓋が閉まってる場所があった。

臭いのもとはここか…と思いつつ、誰かが用を足したままでずっと放置されてるのが許せない性分だった自分は水洗のレバーを押した。
だけどなかなか流れない。

紙が詰まっていると厄介だな、と思いつつ便器の蓋をあげた。

すると、中に赤ん坊がいた。

顔には乾いた血がついていて、糞尿もついている。

異様な光景に吐き気に襲われつつ、赤ちゃんを抱き上げてそのまま交番にかけこんだ。

そのあとどうなったのか、赤ちゃんは生きていたのか、聞くのさえ怖い。

今でも蓋の閉まってる洋式のトイレは怖くて入れない。

心霊じゃない上に読みにくくてすいません。

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深泥池での話

432 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/02/14(木) 00:17:57 ID:GADKRiSN0

ついでと言っては何ですが、深泥池での話。

自分が直接体験したのはごく一部です。
ほとんどが後に聞いた話になるので、できるだけ補完しながら書きますが分かりにくい所はご勘弁。

当時、俺は高校生で深夜のガソリンスタンドでバイトしていた。(このスタンドも不思議な事が起きる所だった。)
バイト先は社員・アルバイト問わず皆仲良くてよく一緒にご飯を食べに行ったり遊びに行ったりしていた。

季節は確か夏になる前だったと思う。
その日は週末で自分は早番のシフトだったので夜の8時に仕事が終わった。
ちょうどその時一緒のシフトだった社員のEさんの彼女と俺の友達のTがスタンドに来ていた。
仕事終わりに皆で晩ご飯に行こうという事になった。
俺とT、EさんとEさんの彼女の4人でEさんの車に乗って市内の北の方にあるお店に行く事になった。
そのお店は大皿でパスタを出している店でおいしくてボリューム満点、その上値段もリーズナブルで人気のある店だった。
それで仲間内でも評判が良く、いつも利用している店だった。

433 続き sage New! 2008/02/14(木) 00:18:56 ID:GADKRiSN0
お店に着くとさすがに週末なので何組かのお客さんが順番待ちをしていた。
店員に声をかけて順番を取ろうとしたら順番待ちの中にEさんの友人グループがいた。
それで合流して一緒に入ろうという事になった。

合流したメンバーは俺とT、Eさんと彼女、Eさんの友人Aさんとその彼女、Aさんの友人のBさんとその彼女、それからもう一人の女の子のCさんの合計9人で大皿料理を囲んでワイワイと食事をした。
AさんとBさんは地方出身者で、京都の地理に疎くて遊びに行く所を探すのが大変だと言っていた。
かなりの時間店にいて話も楽しく盛り上がり、この後はどうしよう?という事になった。
Eさんが「丁度ここから近いから深泥池に肝試しにでも行くか?」って冗談ぽく言ったら、AさんとBさんがそれに何故かがっちり食いついてしまった。
俺は凄く嫌だった。女性陣も最初は嫌がっていたんだけど、何だかんだで押し切られて肝試しに行く事となってしまった。
434 続き sage New! 2008/02/14(木) 00:19:26 ID:GADKRiSN0

車2台に分乗して深泥池に向かった。
車を博愛会病院寄りの道路脇に停め、Eさん達はノリノリでさあ行こうかって事になった。
だけど、俺は本当に行きたくなかった。Tも行きたくねぇって感じだったので2人で待ってると言うと、ヘタレとか根性無しとかもう散々な言われようだった。
その時Cさんが「私、今日は踵の高い靴履いてるし、あんなとこ入って行けないからここで待ってる。」と言い出したので是幸いと「こんなところで女の子を一人で待たせるわけにはいかない。」とかなんとか言い張って結局行かずに済んだ。

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誰かの気配

644 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/17(日) 03:55:10 ID:cotuwNEUO
大して怖くもないかもしれないが、俺が体験してきた事を少し。長くなるから、見たくない人はNGid推奨。
今俺は20代後半なんだが、実家は都内の江東区。マンションの上の方の階だった。
そこでは、変な事が多くてさ。例えば家族が出払ってて、家に1人の時、大抵だれかいる気配がするんだよ。俺がリビングにいると、トイレの方、トイレの方にいるとリビングに、みたいな具合で。
生活音ていうのかな。家族がいる時の様な音がしてたんだ。椅子に座る音とかさ。小さい頃はとても不思議に思ったけど、そこまで気にしなかった。

問題は高校生になってからなんだ。オカルトにハマった俺は、心霊スポットには突撃しまくるわ、魔方陣とか陰陽の札の模様とか、片っ端から集めて、書いてみたりしまくってた。
でも歴史とかは興味なくてさ、ようは薄ら怖い、ってのが楽しかったんだと思う。
俺の実家は玄関を開けると、遠くにあるベランダの一部が見えるんだよね。途中途中のドアがしまってなけりゃさ。家に誰も居ない時は、大体しまってないんだ。
ある日、高校の授業が終って帰ってきたんだよ。玄関の前に立って、鍵を差し込もうとするんだけど、なんだか気が乗らない。
家に入りたくないの。凄く嫌な感じがしてさ。
でも入らないとしょうがないじゃん?家の前でウロウロしててもしょうがないしさ。
んで、玄関開けたんだ。そしたら視線が自然にベランダに行ったのね。
黒髪ロングの白いワンピ着た女が右から左にジャンプしてった。
たったそれだけの事なのに、全身の毛穴が開いちゃってさ、数秒間動けなかったなあ。
やばいと思ったから、急いで金取ってカバン置いて、逃げるように家を出た。
その日はその後家に家族が帰っている事を確認してから、戻った。

645 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/17(日) 04:15:14 ID:cotuwNEUO
別の晩、確か夏休みだった。高校の夏休みって結構長いんだよな。もう生活は昼夜逆転でさ。
その晩、深夜1時頃かなあ、俺の自室はマンションの廊下に面しててね、なんていうのかな、磨りガラス?モザイクみたいに見えるガラスの窓があったんだ。田←見た目こんな感じの窓でさ。上の段は開けられるんだけど、下の段は嵌め殺しなの。
で、なんとなくやる事もなくてボーっとしてたら、コツ…コツ…ってヒールの音がするわけ。変な話だけど、直感的に若い女だと思った。
けれど、あれ?この階に若い女って左の端の家(廊下の終わり)にしか居なかったよな。でもそのネーチャンこんな時間に帰ってくるタイプじゃないんだけどな?って思ったんだ。
でもヒールの音が近づいてくるから、ああ、やっぱりソイツだなって思った。段々近づいてきて、俺の窓の外をソレが通った時、また硬直することになったね。
音が近づいてきてさ、窓を横切り始めたから、何か眺めてたら、下の嵌め殺しの窓には、肌色の足が歩いてくんだよ。
でも、上の窓には何にも見えないの。
足だけが、廊下の端に向かって歩いてく。俺の脳内は「あ、コレやばいな。絶対やばいモノ見たな」って言葉が繰り返される。
緊張が解けた後、廊下に出てみたけど、どこかの家のドアが開く音はもちろんなかったし、廊下にもやっぱり誰も居なかったけどね。