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忘れるんじゃないよ

484 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/09/13(火) 23:45:23.75 ID:nGX8OV6a0
俺は23歳の時に1度だけ入院をした事がある。詳しい病名は書かないが、
医者に詳しく検査をする必要があると言われて期限を設けない入院となった。

1週間後、毎日来ていた母親が明日は来れないからと言ってお守りをくれた。
俺は体調の悪さもあり、縁起悪いからいらねえよ!と怒って投げ返した。

次の日、寝苦しくて目が覚めた。寝汗が凄い。一応、体温を測ろうと体温計は、
と横を見たら、そこに婆さんがいた…子供の頃に脳梗塞で亡くなった婆さん。

婆さんは、目を閉じて口にタクアンを咥えて、何故か俺の手を握っている。
怖過ぎて声が出ない。何故?婆さん死んだはず…その時、誰かの大声がした。
母親だった。俺の肩を揺すっていて、看護婦がそれを止めようとしていた。
母親と看護婦の顔を見ながら、俺は急婆さんが亡くなった時を思い出した。

タクアンを口から必死に取りながら、お婆ちゃんと叫ぶしかなかった俺。
泣きながら母親に電話する俺。救急車を呼び、自室に逃げて震えてた俺。

今まで忘れていた。何故、忘れていたんだろう。そう思うと涙が出てきた。
母親が言った。お婆ちゃんはね、アンタに来るな、って言いに来たのよ。

母親は何故、病室にいたのか?お守りは何だったのか?今でも疑問は沢山ある。
1番知りたいのは、婆さんは…本当に俺を助ける為に現れたのだろうか?

聞く度に、何言ってるのよ!アンタのお婆ちゃんじゃない!と怒っていた
母親も4年前に亡くなった。俺に向けたものなのか、母親の最後の言葉は、

忘れるんじゃないよ。だった。

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忘れられない会話

これは俺が中学生の時の体験で
恐怖感はあまり無く、今でも思い出すと不思議な気持ちになります。

中学二年の二学期に、急性盲腸炎で緊急入院しました。定期テストの前だったのでよく覚えています。
明け方に腹痛を覚えてそのまま救急車で運ばれ、即日入院で手術に備えました。
手術は翌日に決まり、痛み止めを服用してその日は病室で横になっていました。
病室は6人用の大病室でしたが、入院患者は僕と、その隣の人しかいませんでした。
夕方、仕事を終えた母が着替えや身の回りのものを持って見舞いにやって来ました。
しばらく話をしていると、60歳くらいのお婆さんが病室に入ってきました。
隣の人のお見舞いのようでした。母が「これから一週間ほどですがお世話になります」
と挨拶すると、向こうも「若いですからすぐに元気になりますよ。こちらこそよろしく」
と微笑んでくれ、とても感じの良い人でした。
お婆さんは、隣の人のベッドのカーテンの中に入り1時間ほど話してから
帰っていきました。面会時間が終了して、母も家に帰りました。
その夜、僕は翌日の手術のことを考えて少し興奮し、すぐに眠れませんでした。
すると隣のカーテンの中から話し掛けられました。
「やぁ、この病室に入院してくる人は久しぶりだ、ここ何ヶ月か1人だったから退屈だったよ。
 どうして来たんだい?」と聞かれました。声の感じから、どうやらさきほどの
お婆さんの旦那さんのようです。優しい声でした。
「盲腸です。今日の朝に急にお腹が痛くなってしまって・・・テストもあるんですけどね。」
などと、僕は学校のことや部活のことなども話しました。母が帰り心細かったので
話相手が欲しかったのもありますし、相手のお爺さんの声が優しかったのでスラスラと話せました。
お爺さんは笑いながら話を聞いてくれて
「若いというのはそれだけで素晴らしいね。大病で無くて良かったね。」と言ってくれました。
私は、悪いかとは思いましたがお爺さんにも入院理由を尋ねてみました。
「もう悪いところが多すぎて、何が悪いという訳でもないんだよ。寿命と言うには早いが
 私は満足しているんだ。おそらくもう退院は出来ないだろうけれどね。」
と言いました。内蔵の病気を併発しているとのことで、確かに長く話しているとつらそうでした。
僕は、急に悲しくなって「そんなことはない、僕は先に退院するけれど、お見舞いにも来るし
いつか退院できますよ。」と言いました。自分が病気になってみて、どんなに心が弱るか
少しだけ分かった気がしていたので、元気づけられればと思ったからでした。

お爺さんは笑いながら僕にお礼を言ってくれました。
そして次の日、僕は手術をしました。全身麻酔だったのでその後の半日を
眠ったまま過ごしていました。目を覚ますともう夕方を過ぎており、ベッドの周りには
母と父が待っていました。あと1週間ほど入院して、経過が良好なら退院できると説明されました。
しかし気になったのは隣のお爺さんのベッドが空いていたことでした。病室移動かもしれないと
思い、その時は、退院する日に挨拶をしにいこうと思った程度でした。

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ジンタと桜の木

237 : 本当にあった怖い名無し : 2012/04/16(月) 20:34:04.62 ID:dXQ2WCfXO
昼頃縛り地蔵のことを書き込んだものだけど、もう一つ話があるので書き込みます。

じいちゃんの家についての話なんだけど、昔じいちゃん家でジンタって名前の柴犬飼ってたらしんだけど、飼い始めて4年目?の3月10日に死んじゃったんだって。

かわがってたから喪失感がすごくて、ジンタの存在を常に感じていたいから、庭にジンタを埋めてそこに桜の木を植えたそう。

その桜の木は今もじいちゃんの家にあって春になると綺麗な花を咲かすんだけど・・・
不思議なことに毎年3月10日に必ず開花するみたいなんだよね。

普通の桜より時期も早いし、じいちゃん家は遠いから俺は開花の日に立ち会ったことはないけど、近所では有名みたい。

じいちゃんは毎年その桜が開花するといつもお線香をたいて桜の前で手を合わせてるらしい。

人と動物でも心は通じ合うんだなと少し感慨に浸ってしまうそんな話

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願い

614 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/05/26(土) 15:19:05.21 ID:0TRlLIio0
じいさんから聞いた話。戦友の体験談だそうな。

戦争に行った時、怪我をして寝ていたら何か声がする。
「何かしてやろうか、何か願いないか」
なら故郷の家族に腹一杯メシ食わせたい、元気に生きてほしい、そんなら俺は一生空腹でも今死んでもいい、とお願いしたと。
声は分かった、とだけ言って消えた。
戦争終わって帰ったら、嫁さん子供も親たちも兄弟姉妹みんな元気だし、腹も減らした様子がない。
案外本土も豊かに暮らせてたのかと安心したが違うらしい。

夜中に台所から音がしたから行ったら、米や野菜が投げ込まれていたり朝、玄関先にまだピチピチしてる魚や果物が置かれていたりした。
空襲もなかったし、みんな風邪一つ引かずに終戦を迎えられた。
それを聞いた戦友は神棚を拝み倒し、とにかく約束を守ろうと腹一杯メシを食わない事を家族にも誓った。
あれからかなり経つが、戦友が亡くなった今も、彼の遺した家族は事業繁盛でメシに困らず、ろくに病気もしないと聞いている。
声の正体は不明のままだ。
悪いものではないが不思議という事でひとつ。

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ワンピースの女

299 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 09:46:39.33 ID:OssYFmEa0
先日の休みに子供二人と嫁さん連れて川遊びに行こうということになり
某県にある山の中の川のほうへ遊びに出かけた。

家から車で片道3時間くらいで、朝早くでて(五時過ぎくらいに出た。)
夜遅く帰ってくれば日中十分遊ばせてやることが出来ると考えて日帰りで
計画を立てて行ったんだけど、何せ山奥で目印になるようなものが何も無い
道中で完全に道に迷った。
301 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 09:50:52.61 ID:OssYFmEa0
どうするかと思案しながら道なりに
車を走らせていたら突然視界が開けた。
どうやら大きなダムのそばに出た様で○○ダム□kmと看板も見えたのでほっと
安心してとりあえず看板のダムに向かって車を走らせた。しばらくすると
ダムの展望台がありトイレとか自販機もあったので、駐車場に車を止めて
しばらく地図とにらめっこするから嫁と子供に外の空気でも吸って来いと休憩を促した。

302 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 10:02:51.94 ID:OssYFmEa0
目的地までのルートもほぼ把握して、
よしこれでいけるぞと思いフッと視線を前に上げると子供と嫁さんが
自販機の前で飲み物を買おうとしてる姿が目に入った。窓を開けて、俺にも
缶コーヒー買ってくれと叫んで窓を閉めて、再度嫁さんたちの方を見ると、
1mくらい後ろの所に見知らぬ女が立っていた。

303 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 10:05:57.12 ID:OssYFmEa0
薄い水色系のワンピースのような服に黄色いカーディガンのようなものを
羽織っていて髪は肩位だがぼさぼさ。後姿しか見えなかったが、なんか危険な人物の香りが
プンプンしたのでこれはいかんと思い、慌ててシートベルト外して
車のドアを開けて嫁たちの方へ駆け寄ろうとすると・・・。
あれ?いない。周り見渡したけど女どころか人の気配すらない。

304 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 10:10:01.47 ID:OssYFmEa0
我に返って、もう行くぞと嫁たちに車に乗る様に促して出発。
なんだったのかなあと心の中で自問自答しながら車を走らせていたが、どうにも
こうにも道がグネグネのカーブ道。運転も嫌いじゃないので運転自体が楽しくなって
きて女のことなどすっかり忘れて運転し始めたら、子供たちが後ろから一言。
「さっきから曲がり角とかに黒いもやもやした塊あるけどあれってなに?」

305 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/04(月) 10:12:33.21 ID:OssYFmEa0
??そんなもの私には全く見えないんですけど??と子供に返事をしたら、
助手席から嫁が「スピード上げて、なんか変なおじさんが追いかけてくる!!」
とおよそ悲鳴に近い状態で叫んだので !? とバックミラーを確認したら
真っ白な着物を来たおじさんというよりおじいさんが鎌を振り上げて異様な
スピードで追いかけてくる。

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母さんの涙

158 本当にあった怖い名無し sage 2008/05/09(金) 20:21:15 ID:JSdOwgO5O
書き逃げラスト。これは恐らく心霊話。
ドンドンバンバン蚊を叩き殺し意図せず私を震撼させた母が、その4年後に突然病気で亡くなった。倒れて2週間、話すこともできなかった。何も親孝行なんかしてなかった。甘えばかりだった。
うちの家族は単身赴任から戻った父と自分、あとは近所に住む叔母だけとなった。父方母方の祖父祖母も、そのひと月前を最後にみんな亡くなった。
母の葬儀も終わり、母の妹である叔母は私と父と仲が良いからうちに上がっていた夏の夜。
兄弟のいない私に全ての財産がくるから、父は地権だとかそういう引き継ぎの話をした。いつ母のように父が死ぬか分からないから、と。
父は続けて、これから三人、頼れるのは自分を覗き互いに二人しかいない。「あそこの家には母親がいないから」だなんていう理由をつけられたくないし、母親がいないぶんちゃんと生きていこう。お前(私)も幸い高校生まで育ったんだから。
そんな話をしていたとき、半袖だった私の左腕に一滴の雫が落ちた。直感的に母の涙だって分かった。
びっくりして父と叔母に話し、椅子の上に乗って天井を触った。何もない。湿気なんかない。クーラーつけてたし、まず自分の汗じゃなかった。
三人で号泣した。四十九日中も、それからも、そういうことは起こらなかった。
あれは母さんの涙。

拙い文章と書き逃げすみません。