カテゴリー
子どものころの怖い話

レモンキャンディ

俺が子供のころの話です。
ある日友達の家族とうちの家族とで一緒にキャンプ場へ行きました。
近くに湖があるのどかな感じのキャンプ場です。
そこにテントを張って1泊2日のささやかなキャンプを楽しんだんです。
そして夜になって友達とともに肝試しをしようという話になりました。
大人たちは危ないからやめなさいと止めましたが俺たちは忠告を無視して肝試しをやりました。
肝試しといっても夜の湖を1周して帰ってくるだけのものでした。
友達がまず湖を1周してきました。友達は顔色一つ変えずにこんどはお前の番だと俺を促しました。
俺も怖くないさと思いながら湖の周りを歩き始めました。
しかし湖の周りはとても暗くて不安になってきたのです。
そんなときに前方から懐中電灯を持った人が近づいてきたのです。
俺は身構えましたが、その人は俺もよく知る友達の父親(ここからはAと呼称します)でした。
安心した俺はAに湖を1周したら戻ると告げました。
するとAは自分もそこら辺をぶらついたら戻ると言ったのです。
別れる際にAは私にレモンキャンデーを渡してくれました。
そのレモンキャンデーは後で食べようとポッケにしまってそのままテントまで戻りました。

テントには自分以外の全員が揃っていました。
俺はAにレモンキャンデーの礼をしなければならないと思い、その旨を伝えるとおかしなことを言いました

「レモンキャンデーなんて知らない、なんのことだ?」と
俺はAがからかっているのだろうと思いましたがどうも本当にAはレモンキャンデーをくれたことどころか
湖で俺にあったことさえ身に覚えがないようでした。
俺の母親もAは一度もテントから出ていないと真顔で言っていました。
いよいよ薄気味悪くなった俺はそのまま寝袋にくるまって寝てしまいました。

では俺が湖で出会ったAのような人物はいったい誰だったのだろう?

その時もらったレモンキャンデーは気味が悪くなってキャンプ場の湖に放り投げて捨てました

本当の話です。

カテゴリー
子どものころの怖い話

滝に呼ばれる

長くて読みにくいうえ、盛り上がらない話ですいません。

17年前の1月頭、震災の1週間くらい前。俺が小学生の時の話。
お年玉でカメラを買ってもらったばかりの友達と、そのお姉さんとの3人で、カメラの練習に少し山奥の自然公園に行くことになった。
山奥と言っても直線距離で家から10kmほどなんだけど、運転歴半年くらいのお姉さんに細い山道と濡れた路面は結構キツかったと思う。
だから道の途中で小さい滝を見つけた時もお姉さんは車に残って、俺と友達の二人だけで写真を取りに行った。

メタルギアソリッド3ってゲームをやったことがある人は滝のMAPを覚えてるかな。
あんなに開けた場所じゃないし曇り空で凄く暗かったけど、滝つぼ周りにロープとか何も無くて地形的にはあんな感じ。
幅は狭いけど高さはそれなりにあって、子供なりに結構感動した覚えがある。
滝つぼから流れ出す川の傍に小さい御堂があって、濡れて余計にボロボロに見えて少し不気味だった。

俺はスゲーって連呼しながら使い捨てカメラを浪費し、友達はお堂を気味悪がりながらも写真を撮っていた。
その時、激しく水の落ちる音に混じって人の声のようなものが聞こえる。
お姉さんが呼んでいるのかと思い来た道を振り返るが誰もいないし、そもそも正面の滝の方から聴こえてきたような気がする。
友達も聴こえていたようで、目が合うとどちらも無言で首を傾げた。

133 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/11/27(火) 17:17:50.81 ID:RAUx7cQr0
友達は最後に一枚撮って帰ろうと言い、渾身の一枚を取るべく滝つぼ近くをうろついていた。
俺は御堂に置いてあった柄杓を見つけ、それで滝つぼから水をすくって少し飲んだ。
もちろん冬の水だからめちゃくちゃ冷えてて飲めるものでは無かったけど、友達はそれを見て真似してきた。
友達に柄杓を渡し滝の方を見ていると、低い女性オペラ歌手みたいな声が滝の上から聞こえてくる。
文字にすると「ぼおおー、ぼおおー」あたり。 
どんどん大きくなっていくその声を聞きながら、俺は友達に向かって「ヤバイ、なんかヤバイ」みたいな事を言った。
大きな声を出したらマズい気がして、小さな声しか出せない。 足が震えて身動きも取れない。
滝の上から足元の友達に視線を移すと、友達は柄杓を水に浸す格好で固まっていた。
滝つぼを見つめる友達に向かって何度も名前を呼んでみるけど反応が無い。
雨が降りはじめても俺たちはその場から動けなかった。

やがて雨が大ぶりになる頃、後ろから車のクラクションが聞こえてくる。
そこでようやく俺も友達も、真っ蒼な顔で振り向くことができた。
二人して全力ダッシュで車に戻ると、お姉さんがびしょ濡れになっても戻ってこない俺達を怒っていた。
もちろん自然公園は中止。 俺も友達も、とっとと帰りたかった。

カテゴリー
子どものころの怖い話

まっくろくろすけ

スマホにしたので初カキコ

私が小学3~4年生位の頃の話
怖い話しというよりは変な話しです。

当時、私は大分県の竹田市って所に住んでて 私の住んでる所の近くには 昔使われてたキリシタンの礼拝堂がありました。 

礼拝堂っていっても綺麗な建物じゃなくて 山を無理やりくり抜いた洞窟にキリストの人形みたいなのがちょこんと置いてあるだけのきったない場所。

当時、私の通ってた小学校ではかなり話題になった有名な話しなのだが この礼拝堂に暗くなってから行くと まっくろくろすけがやたら出る というものでした。

どれくらいかというと 本当にわんさか出る。20匹くらいが洞窟あたりでひしめきあってる感じ。
壁やら地面やらに人の顔サイズくらいの黒いモヤモヤがいっぱいいるの。
たまーに洞窟から出てこっちに向かってくる時があって そんときは友達とギャーギャーいいながら逃げたのはいい思い出。

880 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/02/25(月) 00:14:30.66 ID:i+fVe7V90

大人にあれはなんだって聞いても 「あーあの黒いやつな、分からんけどあんま近づくなよ」くらいにしか言われないし あー…あんな変な生き物もいるんだなぁくらいに思ってた。

そんな私も16の時に高校の関係で大阪に引越して そのまま一度も大分に出向くことなく大阪で就職したので まっくろくろすけのことなんかすっかり忘れてた。 半年ほど前、同僚とジブリの話で盛り上がった時に、ふと思い出し、この話をしてみたんです。

そしたら、そんな変な生き物聞いたこともないし、まっくろくろすけは架空の生き物だと言われてかなりビックリしました。

881 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/02/25(月) 00:18:22.63 ID:i+fVe7V90

その後、色んな知り合いや友達に聞いてみても、皆クチを揃えて架空の生き物だと言うので、何だか自分でも、あのまっくろくろすけは見間違いか それとも猪かなんかだったんだろうなぁと勝手に納得してしまいました。

んで、つい先々週、大分県にいた頃かなりお世話になっていた方が亡くなったと連絡が入り、葬式に参加するために10年ぶりくらいに大分県竹田市に帰ったのですが、葬式中も私の頭の中はまっくろくろすけの真相のことで頭が一杯でした。

確かめたくて確かめたくて、昔よく一緒にまっくろくろすけをみにいった友達を数人呼んで、葬式が終わった後に例のキリシタンの洞くつにいってみたんです。

882 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/02/25(月) 00:22:14.49 ID:i+fVe7V90

洞くつについたのが夜の8時くらい、昔ならまっくろくろすけが洞くつの入口らへんでワサワサしてる時間だったんですが、その時は一匹も見当たりませんでした。

おかしいなぁ、と思いながら洞窟に近づこうとしたら、その洞窟のすぐ真横にある民家のおばさんが
「なにしちょん?どちらさん?」
と不審者を見る目で見てたので、こりゃいかんと思い、素性を話して(顔見知りではあったので)久しぶりだねーなどと軽く世間話をしたあと
「おばちゃん、むかしここにおった まっくろくろすけはどこいったん?」
と聞くと、さっきまで談笑してたのが嘘かのように険しい顔になり 一言。
「全部死んだわ」
と言われた。  
予想だにしない回答に急に怖くなり、友達とも解散したあと、その足でさっさと大阪に帰ってきてしまいました。

カテゴリー
子どものころの怖い話

壁の口

180 : 本当にあった怖い名無し[] : 投稿日:2013/03/06 19:54:23 ID:9wjdoUEII
今思うとくだらない話なんだが、当時は死ぬほど怖かったので投下。

5、6歳の夏の日の話だ。
近所に友達なんていなかった俺は家の近くで一人で遊ぶのが日課みたいになってた。その日も地面の蟻を観察したり草むしったりして遊んでた。

それに遭遇したのは昼前のことだ。
家の中からする、美味しそうなにおいに心踊らせながら、壁に向かって石をポンポン投げて早くできねーかなって思ってた。
ごめん、ちょっと前置き長いわ。次から本番。

181 : 本当にあった怖い名無し[] : 投稿日:2013/03/06 19:56:26 ID:9wjdoUEII
ふと壁の上らへんに違和感を感じて見ると、なんか壁の模様とは違う、500円玉より一回り大きいくらいの、黒のシミが。
変だなーって思って立ち上がってまじまじ見るとさ、そいつはひし形みたいな形してて、物欲しそうにパクパク動いてんだよ。イメージで言うと金魚の口みたいな感じ。
俺さ、こういう変な出来事に遭遇するのはじめてで、こいつのことを誰かに伝えたいって思って、周りを見回したんだけど、一人で遊んでたわけだから誰もいないわけね。

182 : 本当にあった怖い名無し[] : 投稿日:2013/03/06 20:00:17 ID:9wjdoUEII
仕方ないから俺一人で正体を暴いて皆に自慢してやろう!って思ってさ。まず足元の石拾っていくつか投げたんだよ。
何個かは外れたけど、一個だけそいつに当たってさ。石が当たるとそいつはパクン、って口を閉じてからしばらくは閉じたままだったけど、またパクパクしはじめた。
その時点で俺は相当ビビってた。石はどこに行ったんだろう、こいつはなんなんだろうって。

183 : 本当にあった怖い名無し[] : 投稿日:2013/03/06 20:03:54 ID:9wjdoUEII
けどさ、子供特有の好奇心っつーのかな。今度はもっと大きいもんくわせてやろうって思って、キョロキョロ見回したんだよ。そしたら二・三歩歩いた先に枝があった。あれにしよう!って思ってそれ拾いに行きかけたわけね。
でも、不思議と壁のやつから目を離したら消える気がして、俺はそれは嫌だなって思ったから、しばらく悩んだあと、意を決して自分の指を突っ込んでみようと思ってそいつと指を見比べて入れることにした。
そーっとそぉーっとにじり寄りながら指先をそいつに近づける。あと数センチ、ってとこで狙ったようにカーチャンの「めしじゃー!」っていう声が聞こえて、俺は驚いてそいつから目を離した。

184 : 本当にあった怖い名無し[] : 投稿日:2013/03/06 20:06:08 ID:9wjdoUEII
やばい!と思って慌ててそいつを探したけど、もういなかった。触って確かめて見てもただの壁。
その後はがっかりしたようなホッとしなような気持ちでカーチャンのとこに行ったよ。

カテゴリー
子どものころの怖い話

火事の家

308 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/04/15(月) 20:06:51.53 ID:HS7XKN2VO
私が小学六年生の頃、とても仲がいいSという友人がいました。
遊ぶ場所はだいたい彼のアパートで、その日も彼と、他の友人三人くらいと一緒に当時流行っていたゲームなどで遊んでいました。
そうして遊んでる途中、Sは思い出したように私達に言いました。
しばらく家では遊べないかも、と。
どうやら、近々同じ市内の違う場所に作った一軒家に引越しをするそうで、色々と準備をするそうです。
とは言ってもSは準備を家で手伝う気もないようなので、引越しの準備が済むまでは外で遊ぼうか、という事になり。
その日は引っ越し先の家の場所を聞いて、解散しました。
その日の夕食、両親にその事を雑談程度として話したのですが、母から少し気になることを聞きました。
どうやらSが引っ越す先は、以前、火事で何人かが亡くなった一軒家が建っていた場所だそうです。
309 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/04/15(月) 20:08:58.56 ID:HS7XKN2VO
私はまだ幼かったのでそういう近所の事にあまり興味がなかったのですが、どうやらそれは有名な話で、Sの両親も知らない筈がないとかなんとか。
まあSの両親は見た目がヤンキー上がりっぽい人だったので、そんな事は気にしなかったんだろうな、と思いました。
わざわざそんな事をS本人に言う必要もないかな、と思ったのでその事は言わず、私はSが引っ越した後もSの家で変わらず遊びました。
そして何年か立って私たちは中学三年生になったのですが。
私はその頃から、Sとその友人の二人にイジメを受けるようになりました。
明確な理由は今でも分からないですけど、多分、くだらない理由でしょう。
とにかく、イジメを受けて、私はSが大嫌いになりました。
復讐をしてやる、殺してやる、などと今思えばとても物騒な事を考えていたものです。
結局、私は臆病だった為そんな事は出来ず、今問題を起こせば高校進学に影響する、なんて事を言い訳にして、イジメには決して報復もせず、そのまま中学を卒業しました。
高校では私をイジメていたSを含む三人もおらず、彼女も一時とはいえ出来た事もあり、とても充実していました。
そんなある日、私はSの家が少し前に全焼し、Sの家族が死んだという話をLINEを通して元クラスメイトの友人から聞きました。
それは私にとってはとても笑える冗談だと思いましたが、友人曰く本当の事らしいです。
気になって長らく近づいてすらいなかったSの家があった場所に行くと、そこには本当に家がありませんでした。

311 本当にあった怖い名無し sage New! 2013/04/15(月) 20:11:08.54 ID:HS7XKN2VO
そしてその更地の中心に変な女の人がいました。
全身にたくさん赤いベルトを巻いていて、凄く不気味でした。
女の人は私に向かって、あなたのために燃やしてあげたよ、と言って、本当の意味で煙のように消えてしまいました。
あの人がなんだったのかはわかりません。あの人がSの家を燃やし、それ以前の一家の家を燃やしたのかもしれません。。
Sが死んだ事は素直に嬉しかったですが、私をいじめていた残りの二人がどうなるか。
二人が死んだとしたら、あの女の人はまた私の前に現れるのか。
それだけが、今はとても怖くて仕方がないので、あの女の人はただの幻覚だったと思う事にしています。

カテゴリー
子どものころの怖い話

狐の名前

まだ私が中学生だった頃の話。

私はその日激しい頭痛で学校を休んだ。
前夜、祖母から祖父母達の故郷に伝わる狐の話を聞き、友人に話そうと思っていたので凄く不本意な休日になってしまった。
何かあったら直ぐ人が呼べるようにと茶の間の隣の客間に床を取り寝ていた。
茶の間では耳の遠くなった祖父が大音量でテレビを見ているらしく、酷くうるさかった。
何とかしたかったが体を動かすのも億劫なので、取り敢えず布団を被ってやりすごす事にした。

しかし、何の番組なのか……人のざわめき、神楽のような楽の音、獣の声……兎に角うるさい。
頭痛も更に酷くなっていく。じっとして居られなくて何度も寝返りをうった。
(ああ……頭痛ェ。今日は学校で婆ちゃんから聞いた狐の話するんだったのに)
ゴロゴロしながらそんな事を考えてた。
(……それにしても、あの狐の名前……www)
祖母から聞かされたのは人を騙し、よく人を殺す……という恐ろしい二匹の狐の話なのだが、名前が矢鱈に滑稽で、私は爆笑してしまったのだった。
そしてそれを思い出し、布団の中で再びクスリ、と笑った瞬間、頭にゴッと何か固い物を打ち下ろされたような痛みが加わった。
更に茶の間のテレビ音もでかくなる。
痛みと音で頭が割れそうになり、気が遠くなりかけたその時……何かが「はぜる」音というか感触(?)がした。
途端、頭痛とテレビ音が消えた。
突然の解放(?)に思考が止まる。すると私の耳元で、

「……あと……だったのに」

そう誰かが呟いた。
布団をはねのけて飛び起き、客間と茶の間を仕切る襖を勢いよく開けると、茶の間には誰もおらず、人のいた気配もなかった。

アレが何の音で誰の声なのか判らないけど……取り敢えず、あの二匹の狐の名前の話は誰にもしまい、と決め、今に至る。

長文お付きあい頂きありがとうございます。