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甘い香り

641 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/11/28(火) 03:25:03 ID:crqTqEJ20
甘い香り 1/5

これは僕がサークルで知り合った仲間が体験した話だ。
彼女の事は仮にMとしておいてもらいたい。
彼女の故郷はひなびた町で何処の田舎にも有る花の無い
死にかけた町並みと言う表現が似合うような場所だといっていた。
そんな町での生活を嫌がった彼は、こうしてそこを離れ、
生活をしているわけだが今まで生きてきて一度だけ幽霊を見たという。
その時の話だ。
Mの町には沢山の小さな鉄工所のような会社が存在していた。
数あるそんな会社の中である日、その中の一つが倒産に追い込まれた。
原因は膨れ上がった借金が遂に払いきれず、志半ばの倒産と言われていた。

642 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/11/28(火) 03:26:41 ID:crqTqEJ20
甘い香り 2/5

その会社の工場とは主に溶接を行うような所で
作業自体が熱い温度を伴う為になるべく
風通しの良い設計で作られていたそうだ。
そんな工場で倒産間もないある日、社長が首を吊った。
社長は一人身である上、ずっと一人暮らし。
親族とも縁遠かったとか。それと、
季節が丁度寒くなりだした頃だったのが災いしてか、
発見が遅れてしまっていた。
発見したのは社長の身をあんじた親族ではなく、
臭いに気づいた町の住民だった。
発見されたときはもう無残な姿で体中が獣に食い散らかされていたそうだ。
工場は町の外れにある上に裏口は開いたままだった。
狭い町で噂が広がるのは早い。
Mもそんな話を近所のおばさんから聞かされた。
それから幾日か過ぎた頃。

643 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/11/28(火) 03:28:17 ID:crqTqEJ20
甘い香り 3/5

町で何故か多くの犬の屍骸を見るようになったのだそうだ。
それらは別に車に轢かれたわけでもなく、
餓死のようにやせ細って死んでいるわけでもなく、本当に原因が解らなかった。だだ、皆犬の目は赤く染まっていた。
それが収まらない頃、Mは自宅の犬を連れて少し遠出の散歩に出かけた。
その際に問題の工場の前を通った。
すると何故かMの鼻を甘い香りがくすぐった。
そうしてMが匂いのする方を見るとやはり、工場の方角からしたそうだ。
暗くなった工場の窓の奥に紐にぶら下がったなにかがゆらりと揺れた気がした。
怖くなったMは犬を見ると異常な怖がり方で後ずさりしている。
お前も怖いの?そう思ったMは逃げるようにして家へと帰った。

644 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/11/28(火) 03:30:07 ID:crqTqEJ20
甘い香り 4/5

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人面犬

696 本当にあった怖い名無し sage New! 2006/11/28(火) 20:10:17 ID:bS0Bzhz+0
女友達Tから聞いた話

ある日MさんとTさんとRさん(TさんとRさんは霊感が強い)が公園で遊んでたら
犬が公園で震えていたらしい、そんで犬好きの皆は近寄ってみて
特に犬好きのMさんが抱きかかえてみると
「顔が人の顔をしていた」
目はクリクリッとした犬の目、鼻、口は人間で
耳は犬の耳で(明らかに不自然な位置に耳があった)
手は細長い人間の手(犬の足にそのまま人間の手をくっつけたみたいな感じ)

おどろいてMさんは犬を投げ出して逃げた TさんもRさんも逃げた
人面犬は体育座りのまま尻を動かした変な走り方で追ってきた
そのまま全員逃げて逃げて家が近かったRさんの家に逃げ込んだ
人面犬は閉めたドアの前でくぅーんくぅーんと鳴いてたらしい
そのうちRさんは「写真撮ろうよ」といってきて(RさんはTHE天然)
そんで人面犬の写真を撮った その瞬間に犬は逃げ出し
たまたま通った車にひかれてしまった

後日家の人に写真をみせてみるとそこの地区に住んでいた犬好きのおじさんに
にていたらしい・・・

というマンガみたいな話

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犬のそぶり

553 本当にあった怖い名無し New! 2006/12/03(日) 05:40:49 ID:4Bp+xXue0
うちのワンコ迷い犬ってやつなんです。
我が家に迷い込んで来て、可哀相なのでしばらく預かろうと思い
餌(残り物)をやりペットショップでリードとドックフードを買って来た。
首輪は付けていたので絶対に捨てられたのでは無く迷って来たんだと思い
それから3ヵ月は張り紙したり管理センターや交番に届けたりと飼い主が
現れるのを待っていました。
が、飼い主は全く現れずに時だけが過ぎて行きました。
ワンコネットワークと思い遠くまで散歩に行き犬を連れている人に
「見覚えはないか?」と訪ねましたが誰も知らないようでした。
「んじゃ、うちの家族になるか?」と登録を済ませ名前を付けました。
そのワンコ、夜散歩に出ると一緒にいる私を絶対に見ない、いつも宙を見て
尻尾を振り楽しそうに前足を上げてクゥ~ンと鳴く、そんな事が何日か
続いた時にワンコが見てい方向に一瞬だけどおじさんの姿が見えた。
ニッコリ笑ってすぐに消えた、それからワンコはそんな素振りは見せなくなった。
想像だけどワンコの前の御主人は天に召されたんじゃないかと思う。
きっと大事にしていて心配だったんだと、それで様子を見にきたんじゃないかな
最初の頃は絶対に家族と目を会せずにいたけどおじさんを見てから
目を合わせ甘える素振りをみせるようになった。
家族として我が家で落ち着く事を決めたんだろうな。

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普通の犬じゃない

677 本当にあった怖い名無し sage 2006/12/14(木) 13:18:00 ID:J5SBgyey0
「この犬は普通の犬じゃありません。それでもいいんですか?」

それが私が後に八房と名づける犬を引き取ると口にしたときの団体の担当者の言葉だった。
詳しく話をきいてみるとこういうことらしい。
八房は一度ある非営利の動物愛護団体にひきとられたあと、足をへしおられた。
それが偶然であったか故意であったかはさておき、病院にもつれていかれずに曲がってくっつくまで放置されたのは間違いないという。
動物愛護団体がひきとった筈の犬がなぜそんなことにと問うと。
担当者は泣きそうな顔をして、好きだからやってる所ばかりじゃないんですよねと前置きをしておしえてくれた。

それまでも話にはきいていたが、大衆の同情をひきそうな動物ばかりをひきとって寄付金を狙う団体も少なくなく、彼を引き取った団体も実態はそういうものだったらしい。
だが八房はその目的、集金のためには不適格だったらしく的確にするためにそんな目に合わされた。
いつもは我々に抗議をしにくる立場の団体の人が萎縮した姿だったのはこれがはじめてだ。
(ちなみにこのときの私の職は保健所の職員である。)
どれだけそれが重大な事と相手が痛感していることか理解して私は追求したりせず話を先に進めた。
どうして、その団体の人が来ないのか。何故別の団体がもってきたのかと聞くと該当の団体が既に解散していると教えられた。
団体はなくなっても人は残るだろう?とまで問う気はおこらなかった。

「近くの施設で処分していただこうとしていたのですが。 この犬ここに来たがってまして」

どういう事かと問うと、抗議用のリストのたばねたファイルをひらいているときまってそのリストを凝視したのだという。
施設につれていくことが決定した時も、ここ以外のところに連絡をとろうとすると盛んに吠え立てたという。
静かにしているときはきまってやけに電話の音が遠いとかノイズがやたらとするのだそうだ。

「多分あなたが目的だったんですね」

678 本当にあった怖い名無し sage 2006/12/14(木) 13:18:31 ID:J5SBgyey0
気遣わしげにこちらをうかがう担当者の前で私は重苦しくうなりながら鼻から息を抜いた。
その時あらためて八房の顔をみると、あることにきづいた。
私は引き取られていく前八房の世話係だった。なつかれていたし、憎からずおもっていた。
しかし上司から一匹ひきとれば次から次。それで生活が崩壊したものも沢山いると教えられていた為自分でひきとることはなかった。
結果、酷い場所にひきとられ苦しんだ八房は私の行為を裏切りと考えるようになったのだろう。
彼女につれてこられていこうまったく私からそらされない視線には憎悪が宿っているように感じられた。

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里親

165 神父の子 ◆/TT.ge0EVs sage 2007/11/06(火) 15:45:34 ID:cX30Hz2o0
ある日のこと
「拾った子猫を飼ってもらえないか?」と小学生くらいの女の子とその母親が来た。
商売柄?と言っていいのかわからないが教会にはこの手の相談がよく来る。
残念ながら拾ってくる小動物全てを飼っていたら見事なワンニャンランドが出来上がってしまうので
貰い手を一緒に探すのを手伝うという形で一時的に預かる感じにしていた。
命を大切にするのはとても大切なことだから親父も母も嫌な顔1つせずに里親探しを手伝った。
俺はもっぱらインターネット部隊として里親探しを頑張った。
猫は去勢や予防接種なども里親がみつかる重要な部分でもあるので親父は貧乏だったが自腹を切って払う時もあった。
166 神父の子 ◆/TT.ge0EVs sage 2007/11/06(火) 15:46:19 ID:cX30Hz2o0
俺は早速、インターネットの里親募集に写真を載せた。
親父と母親はいつものペットショップとパン屋さんに写真を張ってもらえるように頼みにいった。
猫を拾った女の子は学校の帰りにいつも猫に会いに来ていた。
子猫を中心としたあたたかい人情の輪のようなものを感じていた。
2週間ほどでインターネットで里親が見つかり、むこうから車で引き取りに着てくれることになった。
おまけに予防接種や去勢はこちらで致します。と言ってくれてとても大助かりだった。
正直、我が家はみなさんのお裾分けで食いつないでいるような貧乏な家だからだ。

167 神父の子 ◆/TT.ge0EVs sage 2007/11/06(火) 15:47:26 ID:cX30Hz2o0
子猫の受け渡しの日、親父はたまたま別の教会に出張に行ってしまっていた。
俺と母と女の子で里親になってくれる山田さん(仮名)にあまった餌や匂いのついた毛布などを渡した。
子猫がいなくなってほっとしたようなさみしいような夕食時に親父は帰ってきた。
親父も子猫がいなくなったことを少し寂しいと感じているようだ。

その時、親父がケモノの匂いがするといって鼻をくんくんしながら部屋を徘徊した。
その夜、親父が猫がいると言って家の中と外を探しはじめたがもちろんいなかった。
次の朝、親父が山田さん(仮名)に連絡を取ろうとしたが、置いていった連絡先はまったく関係のない電話番号だった。
俺はインターネットで残っている情報から山田さん(仮名)に連絡が取れないか?と聞かれてあわてて連絡をくれるようにメールをしてみた。

次の日、メールの返事が来ていないことを親父に伝えると親父は肩を落としながらこう言った。
「あの子猫、ミキサーに入れられて死んだかもしれん。申し訳ないことをした。かわいそうなことをした。」と

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戯れる犬

93 本当にあった怖い名無し sage 2007/08/27(月) 13:21:29 ID:BJpEMItbO
怖い話ではなく不思議な話
昔、犬がいた頃の話

家の近くに小さな八幡さんがあった
犬を連れていくと
いつも犬の容貌が変わった
目が吊り上がり、口が大きくさけ、
巻き尾なのが後ろにぴんと伸び…、
狐のような感じになった

そして何者かと戯れるように
楽しそうに軽く唸りながら跳び回る
そこに来ると、いつも何かと遊んでいた
他に変わったことは何もなかった