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引きこもり

俺の職業は精神科医なんだが、この前ゾッとするようなケースに遭遇した。

俺の家の隣に、60代の夫婦と30歳ぐらいのその息子の三人家族が引越して来た。
息子はいわゆる引きこもりらしく、その姿を見かけることはあまりなかった。
まー、その家族の口からは聞けないが、そういう世間体とか気にして越して来たんだろう。
その息子は日が経つにつれ、外に出る回数も減り、いつしか全く部屋から出て来ない
完全な引きこもりになってしまった。
毎晩のように、息子の部屋から母親の怒鳴り声が聞こえる。
玄関先で母親に顔合わせたりすると、笑顔で挨拶してくれるが、明らかにやつれて来ていた。

隣の息子を見なくなってから、半年くらい経ったある日、隣の父親の方が「明日家の方に来て欲しい」とお願いしてきた。
個人宅に訪問して診察したことはなかったが、近所付き合いもあったし、了承した。
そして次の日、その家を訪れると夫婦揃って出迎えてくれた。
「こちらです」と母親に案内され、息子の部屋の前まで来た。
母親が「開けるわよ!」とドアを開けるなり、「いつまで寝てるのよ!」と大声をあげながらベッドの布団を剥いだ。
その姿を見たとき、俺は驚愕した。
ベッドには、顔のない裸のマネキンが1体横たわっているだけだった。
そして、父親にこう言われた。

「診て欲しいのは、現実を受け止められない私の妻です」と

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深夜のトイレ

222 本当にあった怖い名無し 2008/05/11(日) 00:36:42 ID:f+Sw9Ldo0
敷居が高そうなので、書こうか迷ったけど、
書くことにします。

小学校の時。
とある野外学習センターでの話。

野外学習ってのはみんなも経験あると思うんだけど
自然いっぱいの山の中で飯盒で米を炊いて、カレーを作って食べたり
オリエンテーションという名の山歩きをさせられたり
大人数で入る風呂なんかは騒がしくも新鮮で
夜も更けてくると学級ごとの大部屋で盛り上がっちゃったりするんだよね
だけど、やっぱ小学生なんてまだまだガキんちょで、夕方遊びまくったり知らない環境で過ごしたもんだから早々と寝始めちゃってた。
「寝てる間にムカデとか蜘蛛が出るぞ」
なんて脅し文句をセンターのおっちゃんが言ってた気もしたんだけど
自分も10時半頃にはもう意識が飛んでた。

223 本当にあった怖い名無し 2008/05/11(日) 00:38:37 ID:f+Sw9Ldo0
で、大体3時頃だったかな
トイレに行きたくなって目が覚めたんだよ。
部屋から抜き足差し足で廊下に出ると、緑色の非常灯(?)が灯っていて、なんとも言えない色合いの通路が不気味な雰囲気をかもしてた。
見回りの先生たちも3時までは流石に出ばってなくて、無茶苦茶シンとして人気が全然なかった
自分は怖がりな方なんで今思えば友達を無理矢理にでも起こしてから行けばよかったんだけど。
当時の判断がいまだに不思議でならない
あ、説明しとくと長い廊下の床は木造で歩くとキィキィ音がしてた
自分は当時ポッチャリしてて多少大きな音がするのは、まぁ仕方ないかと割り切ってた。
トイレの近くまで床をキィキィいわせながら歩いてきた所で、
(あれ?廊下こんなに長かったっけ?)
と、ふいに気がついて
途中からキィキィ言う音が自分の足の分以上に鳴っていることにも気づいた。
内心すんげぇびびりながら何とか振り返ってみたんだけど誰もいない。
でも今にも漏れそうだったんで、早く済ませようと気のせいにしてトイレを急いだんだよ。

※トイレの見取り図(うろ覚え)
/=壁、
@=小便器
□=個室
|=鏡
明=電気スイッチ
入=入り口

////////////
/ @ @ @    |
/          |
□       /  |
□       /  |
□       / 明/
/////////入//

224 本当にあった怖い名無し 2008/05/11(日) 00:38:59 ID:f+Sw9Ldo0
トイレの入り口に扉は無くって、入ってすぐの壁に電気のスイッチがあった
電気をつけても薄暗いし、デカイ蛾とか得体の知れない虫がいっぱいいて気味が悪かった
そんで一番右で用を足したんだけど、すぐ横にはボロっちぃ鏡があった。
怖いなぁ…なんて思ってなるべく見ないよーにしてた。
そろそろ出し終わるであろう時、何を思ったか、小便器の中を見ると黒くて長い髪の毛?がうじゃうじゃ大量に入ってた。
うえっ気持ちわりぃって思うしかなかった
もう怖さで頭がいっぱいで足早にトイレから部屋まで逃げ帰った

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マネキン

412 名前:かおる 投稿日:02/02/07 00:37

私には霊感がありません。
ですから、幽霊の姿を見たことはないし、声を聞いたこともありません。
それでも、ものすごく怖い思いをたった一度だけ、中学生の時に体験しました。
その話を聞いていただきたいと思います。

14歳のころ、父を亡くした私は、母の実家に引っ越すことになりました。
母方の祖父はとうに亡くなっていたので、祖母、母、私と、女3人だけの暮らしとなります。
私は、親が死んだショックから立ち直れないまま、新しい環境に早急に馴染まなくてはいけませんでした。
不安はあったのですが、私の身の上に同情してか、転校先の級友も優しく接してくれました。
特にS子という女の子は、転校してきたばかりの私に大変親切にしてくれ、教科書を見せてくれたり、話相手になってくれたりしました。
彼女と親友になった私は、自然に周囲に心を開いてゆき、2ヶ月もたつころには、みんなでふざけあったり、楽しく笑いあったりもできるようになりました。

413 名前:かおる 投稿日:02/02/07 00:38

さてそのクラスには、F美という、可愛らしい女の子がいました。
私は彼女に何となく心惹かれていました。
もちろん変な意味ではなく、女の子が見ても可愛いなと思えるような、小柄できゃしゃな感じの子だったので、同性として好意を持っていたのです。
(私はちょっと地黒で背も高いので、今考えると、多少の羨望もおそらくあったのだと思います)
好かれようとしていると効果はあるもので、席替えで同じ班になったことからだんだん話すようになり、彼女が母子家庭であることがわかって、余計に親しくするようになりました。
もっともF美の場合は、死に別れたのではなくて、父親が別の女性と逃げたとか、そういうことだったように聞きました。
彼女も女だけで生活しているということを知ったとき、この子と友達になってよかったな、と心底思いました。
ただそれも、彼女の家に遊びにいくまでの短い間でしたが・・・。

414 名前:かおる 投稿日:02/02/07 00:41

その日、私が何故F美の家を訪ねることになったのか、私は覚えていません。
ずいぶん昔の話だからというのもありますが、それよりも、彼女の家で見たものがあまりに強い印象を残したので、そういった些細なことがあやふやになっているのでしょう。
その時S子もいました。
それまでも、S子はF美のことをあまり好いておらず、私が彼女と仲良くすることを好ましくは思っていないようでした。
それなのに何で彼女がついて来たのか、私には思い出せません。しかしとにかく、学校の帰り、家が全然別の方向なのにもかかわらず、私とS子は何かの用事でF美の家に寄ったのでした。

415 名前:かおる 投稿日:02/02/07 00:43
彼女の家は、正直古さの目立つ平屋で、木造の壁板は反り返り、庭はほとんどなく、隣家との間が50センチもないような狭苦しい場所にありました。
私はちょっと驚きましたが、おばあちゃんの家も年季は入っていますし、家計が苦しいのはしょうがないだろう、と思って自分を恥ずかしく思いました。