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世にも奇妙な兄貴

974 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/10/09(金) 16:00:07 ID:L1/B8gUGO
ありがとうございます。

お目汚し覚悟で書かせていただきます。

私の兄貴は幽霊は見えない(本人が言っていた)が、よく連れて来るタイプらしい。

小学校に入って間もない頃、やんちゃだった兄貴は住んでいる田舎の色んな所を走り回り遊ぶ子供でした。(山、川、海、位で何もないのどか過ぎる場所です。)

ある日、いつもの様に学校終わり夕方まで遊びまくっていた兄貴が帰って来た事で初の恐怖体験をしました。

975 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/10/09(金) 16:19:06 ID:L1/B8gUGO
その日帰って来た兄貴の顔色が土色と言うか、赤色を抜いた肌の色と言うか、何だか変な色をしていたのを覚えています。
でも、家族は顔色には触れません。また服汚して!!っていつもと変わらない事言うんです。兄貴自身もいつもと変わらない。
兄貴に『どうしたの?具合悪いの?』と聞いても「はぁ?」と言われただけ。
親に聞いても普通だ。って言われる始末。毎日会ってる家族なのに気付かないのかな?
と疑問に思うだけでした。

976 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/10/09(金) 16:20:47 ID:L1/B8gUGO

その日の夜中、兄貴に異変が起きました。私はその時トイレに行きたくなり、目を覚ましました。でも暗い中一人では恐いので兄貴を起こしてついて行ってもらおうと兄貴の布団を触ると兄貴がいません。(2段ベットで上が私、下で兄貴が寝ていました)

暗闇の中小さかった私は恐怖のあまり兄貴の布団にもぐってトイレを我慢してました。(パニックだったのか何でそうしたか自分でも解りません)

すると、どこから

…ーン……チー‥ン……チーン…

と何か金属製の物を叩く音が聞こえます。

近い様な遠い様な音で一定のリズムで鳴っていました。

977 本当にあった怖い名無し New! 2009/10/09(金) 16:33:10 ID:L1/B8gUGO
少し顔を布団から出し音を聞くと、それは真っ暗な居間の方から聞こえていました。

もしかしたら兄貴か?!と思い、恐いながらも居間の方を覗きに行きました。

兄貴は、そこにいました。

でも、夕方の顔色よりもさらに黒くて、目は白目で口は半開き。
パジャマ姿のまま茶碗と箸を持って背筋良くしながら一歩歩いて茶碗を箸で叩き、また一歩歩いて…を繰り返しているんです。

恐くて見てるしか出来ませんでした。声を殺して、見つかったら殺される。
と思えて仕方ない位、奇妙だったのです。

親を呼ぶにも居間を通らなきゃいけない。
兄貴を呼び止めたら何して来るか解らない。
と考えていると居間をグルグル周っていた兄貴がピタっと止まり、玄関へと進路を変えた。

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ひいた猿

793 1/2 sage 2009/08/20(木) 09:49:49 ID:RGoFZR1/0
俺がじいちゃんと日光東照宮に行ったときの話。

小学6年生くらいのときだったかなぁ。
いろは坂を車で登っているときに爺がサルを跳ねてしまった。
じいちゃんは顔色ひとつ変えずに「いっけねぇ、ナンバーぶっ壊れてんぞ!」と車の心配をしていた。
俺はちょうど「幽霊」「呪い」とかを信じていた頃で本当に怖くてじいちゃんに泣きついた。
だって、死体と目が合っちまったんだもの。怖いよな。
東照宮から帰るとき、サルを引いたところまで来たけど死体はなくなっていた。
市役所かどっかが処理したんだろう。

帰ってきて暫くしてからだった。おかしくなったのは。

俺が夜中に目が覚めて、トイレから自分の部屋に戻りドアを開けると目の前に何かがあるわけよ。
一瞬「ん?」ってなったけど事の重大さに気づくのはそう時間はかからなかった。
猫みたいな獣が2本足で立ってじぃーっと赤い目でこっちを睨んでるわけ。俺は生まれて始めて失神した。
次の朝、俺は家族に話したんだけどさ、当然のごとく信じてもらえないわけよ。
じいちゃんと婆だけはまともに話を聞いてくれて「ウチもそろそろ時期だなぁ」と神棚で神様を祀り始めたわけ。
そしたらもうあの幽霊は出てこなかった。

795 2/2 sage 2009/08/20(木) 09:59:43 ID:RGoFZR1/0
それから時間が経って俺は高校2年生。夏休みの頃だった。
あんな忌まわしいことなんてすっかり頭からなくなっていた。

剣道部を退部した俺は毎日、漫画を読み漁って暇を潰していた。
いつものようにバイクで本屋までひとっ走りしていたら目の前に何かが飛び出してきた。
(え?)と思った頃には遅くて犬を弾き飛ばしてしまった。
ヤベェ、と思って家族に連絡すると母親が「あんたバカでしょ、今、車でそっち行くから待っとけ!」

面倒なことになったなーと思って待ってるとあの忌まわしい事件を思い出してしまった…。
そう、猿を引いてしまったあの事件を・・・。
その瞬間、背中がモワーっとした感覚に襲われた。視線を感じる、マジやばい!
俺はバイクを飛ばした。直感的というか本能的にそうした。

今、犬は自宅で暮らしてる。
あの背中を襲った「何か」も家にいる間は何ともないんだ。
ただ、外にでるとたまーに感じることがあるんだよね。猿を。
俺もそろそろ一人暮らしをするんだけどさ。
一体どうなっちまうんだろう。

796 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/20(木) 10:02:23 ID:RGoFZR1/0
>>794
たぶん猿の幽霊だったんだろうなあ。
あまりに一瞬のできごとだったけど毛並み悪かったし化け猫かと思ったw

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侵入

276 本当にあった怖い名無し sage 2009/07/31(金) 00:43:46 ID:rdvrKJi/0
あまり怖くないかも知れないが、拭い去りたい記憶なので、暇潰しのお付き合いを。

ずっと昔のことなんだけど、一人である海辺の町に旅行したことがある。
時期的に海水浴の季節も過ぎていて、民宿には俺以外客はおらず、静かな晩だった。
俺は缶ビール片手に夜の浜辺に出て、道路と浜辺を繋ぐコンクリートの階段に座り、
海から吹く潮風を浴びながら、波音だけを繰り返す暗い海を見つめていた。
それまでの生活で色々イヤなことがあって、センチメンタルな気持ちであれこれ考えていた。
その時、波打ち際に黒っぽい固まりのような物が流れ着いていることに気付いた。
でかい魚か何かかな、と思って気楽な考えでその黒っぽい固まりに近づいたんだ。
潮風に混じって腐ったような臭いがして、その正体に気付いた。それは溺死体だった。
警察呼ばなきゃ。いや、まずは民宿に知らせた方がいいかな。
当時は今みたいな携帯電話もなく、公衆電話の場所も知らない海岸なので、俺はどうすべきか迷った。

277 本当にあった怖い名無し sage 2009/07/31(金) 00:44:50 ID:rdvrKJi/0
その時、その溺死体が起きあがったのだ。全身からボタボタとよく分からない物を落としながら、
動くはずのない溺死体が俺の方へ向けて意外なほどの速さで歩き始めたのだ。
正直な話、俺は肝を潰した。ついでに腰も抜かして砂浜に座り込んだ。
道路の街灯に照らされたそいつのあちこちから、腐った肉片やら色んな小生物がこぼれ落ちている。
カニやらエビやらいたのかも知れないが、一番鮮明に覚えているのは砂浜の上で跳ねる小魚だった。
そいつが俺の前に立った。そしてパニックで動けないでいる俺の口をヌルヌルした指で強引に開き、
髪の毛がまばらにしか残っていないグチョグチョした頭を俺の口の中へ押し込んだのだ。
一体どういう仕組みなのか分からないが、頭どころか腕も肩も俺の口の中に入った。
ひんやりした感触が喉の奥を通り、腹の底へ溜まっていくのが感じられた。
時折固い物があった気もするが、骨ではなく、何かの甲殻類だったのだろうか。
その時の臭いについての記憶がないのも恐怖で呼吸が止まっていたためなのかも知れない。
そいつは物理的法則を無視してズルズルヌメヌメと俺の中へ入っていく。
腰辺りまで入った所で俺は我に返り、必死で抵抗した。とにかく暴れ回った。
覚えているのはそいつの内部の感触で、骨らしい骨もなく、豆腐みたいな感覚だった。
ものすごい腐臭を感じた。口を閉じたいが閉じられない。舌を動かせば微妙に酸っぱい味がした。
どこまで暴れたか覚えていない。いつの間にか俺の記憶は途切れていた。気を失ったのだろう。

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湖

166 本当にあった怖い名無し sage 2009/07/22(水) 18:42:09 ID:hfJp6BGF0
霊感その他諸々と全く無縁な俺が唯一体験した
片田舎に暮らしてた高校生の頃の個人的に洒落にならなかった話を

塾帰りにツレとゲーセンよって一頻り遊んでから帰宅する途中の時のこと
ツレと分かれてから一人でチャリに乗って自宅に向かってた
その時に走ってた道は、いつも自分が塾帰りに使ってる道で国鉄がJRに民営化された時に
不採算路線として廃線になった線路を舗装して改装した道路だった
幹線道路からは離れてたけれども、道路沿いには普通に民家が立ち並び、街灯と街路樹が
整備された何の変哲も無い普通の道路で、幹線道路を使うのに比べて信号が少なく無駄に
曲がりくねったりしてなくて近道だったので、当時はよくその道を通ってた

で、その道を帰る途中、ある信号交差点に近づいたところで赤信号になった
その信号交差点は昔国鉄の駅があった場所にあり、周りの見通しが良かった
22時ともなると車も人もほとんど通らないような場所だったから
いつもは、車が来てなければ信号無視って通過してたんだが、
その日は、信号交差点の反対側に信号を待ってる人が遠目から見えたんで止まったんだ
交差点待ちしている人が居るのに信号無視するのにちょっと抵抗があったんだな

<1/3>
167 本当にあった怖い名無し sage 2009/07/22(水) 18:44:00 ID:hfJp6BGF0
信号交差点で止まって、道路を挟んで信号待ってる人を良く見てみると
スーツを来たサラリーマン風の普通のおっさんだった
(交差点の4すみに街灯があって明るかったので表情まで良く見えるほどだった)
その時俺は「信号待ちメンドクセ」とか心の中で悪態ついてたんが
道路向かいのオッサンに視線を移してみたらなんか空を見上げてる
気になったんで俺もその視線の先を見てみたんだが
別にキレイな星空に月が見えるだけで他には何も見えなかった

「変なのモンで見えるのかと思ったらなんもないやん」とか思って視線を戻したら、
今度はオッサンが空を見上げた姿勢のまま、こちらまで聞こえるくらいの声で突然喋りだした
突然喋りだしたものだから、当然、俺はビクッとなって「酔っ払いか?ビビらせんなよ」
とか思ってたんだが、よくよくオッサンの喋ってる言葉を聞いてみたら日本語じゃない
意味不明な音の羅列を喋ってるような感じで、言語っていうより読経とかに近い感じがした
ただ、少なくとも般若心経ではなかった
(祖母が毎朝仏前に、般若心経を読経してたから俺も覚えてた)

<2/3>
168 本当にあった怖い名無し sage 2009/07/22(水) 18:45:47 ID:hfJp6BGF0
このあたりから俺はだんだん怖くなってきてたが、何故かそのオッサンから
目が離せなくなっていた
そうこうしてるうちにオッサンは、なんだか声の調子がヒートアップ
一方俺の方は、真冬なのに体のあちこちに冷や汗が出てきていたのに目が離せない
オッサンはますますヒートアップしていき、最高潮に達した時に空を見上げた姿勢のまま
ピタリと止まったかと思ったら、今まで虚ろだった目がグルンと白目になった

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用を足してる間に

958 本当にあった怖い名無し 2009/07/01(水) 20:58:52 ID:OYZ22O+HO
子供の頃の我が家は、家族全員そろっての夕食が当たり前だった
皆が食事をするなか親父とじいさんが晩酌をする
それが毎日の風景だった

俺もその晩酌に加わるようになったころ、じいさんから面白い話を聞いた
ある晩、じいさんはいつものように晩酌を楽しんでいた
ほどよく酔いがまわり、尿意をもよおしたじいさんはトイレにたった

たまった小便を放出しすっきりしたじいさんは「さて、飲み直すか」とトイレを出た
家の中は真っ暗だった
先ほどまで家族団欒に包まれていた茶の間はしんと静まり返っている
あわてたじいさんが自室に駆け込むと、そこにはばあさんがすやすやと寝息をたてていた
わけのわからないじいさんは、あわててばあさんを起こすと今あったことを話した
ばあさんによると、じいさんは普通にトイレから戻るとまた気持ちよく酒を飲み、いつものように家族と談笑しそのうち茶の間で寝てしまったのだという
いくら起こそうとしても起きようとしないため、毛布をかけてそのままにしておいたのだそうだ
「酔っ払って記憶がおかしくなったんじゃないの」そう家族には笑われたそうだ

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悪友

483 悪友1 sage 2009/06/16(火) 15:58:00 ID:KeXnxx6w0
蝉の鳴き声がする
身を焦がす強い日差しに、夏の匂い

その日俺は時間がないのに二度寝という、学生だからこそできる
最高の贅沢を貪っていた
昨日、不良仲間達が他校のやつらにやられ、仕返しに行って逆にボコボコにされて
帰ってきた時の腫れが痛い
だが本当に痛いのはプライドの方だった
仇を取るなんて大見得を張った手前、学校に行きづらい
1対多数だったなんて言い訳はしない
俺は負けたのだ
格下だと思っていた、馬鹿にしていた高校に「負けた」のだ

俺のプライド、俺を支えていた一本の支え木が見事に折られた
金属バットや角材で殴られるのはもう慣れている
前歯は入れ歯だが、プライドだけは守ってきた

一筋の涙が頬を伝う音がする

487 悪友2 sage 2009/06/16(火) 16:09:12 ID:KeXnxx6w0
一人暮らしの家のチャイムが鳴る
鳴るというか鳴り響く

出てみると悪友が馴れない笑顔を見せ、そこに立っていた
よくみると素足で、肩で息をしている
何事かと思い、家に招いたがなにか妙だ
2人しかいないのに3人、いや、もっと多い気配だ
それも喧嘩の最中、生死を賭けた本気の戦いをしているような殺気だった気配
悪友の、こいつの狙いはなんだ?俺を外に誘い出して仲間と闇討ちでもかけるつもりか?
そんな事を考えているとふと、悪友の持っている物が見えた
人形?なぜこいつが人形なんか大事そうに抱えてるんだ?

俺は殺気立ってる気配に聞かれないように耳元で呟いた

「おまえ、人形なんか抱えてなにしてんだよ」

491 悪友3 sage 2009/06/16(火) 16:25:19 ID:KeXnxx6w0
その時、見る見る悪友の顔が変わる
その目は、その顔は、どんなに強敵でも、どんなに怖い奴でも喜び勇んで飛び込んで
殴るわ蹴るわを繰り返してた奴の顔じゃない
明らかに何かに恐怖している
張り詰めた空気が流れるが事情を知らない俺はただ、その変化を見守る事しかできなかった

瞬間、悪友がその唯一の手荷物の人形を投げ捨て、雄たけびを揚げ
走り去って行った
いや、この場合は逃げる、が正しいだろうか
「おまえ、この人形どうするんだよ!!」と叫んだが悪友はそれでも走っていった

悪友が去った後、部屋に残る俺と人形と複数の殺気立った気配
悪友がおかしくなったのはこの人形について尋ねた瞬間からだった
俺は人形を広いあげ、ソレを見つめる
人形と目が合う
「こんな普通の人形になにをそんなに・・」

ギ・・ギ・・

494 悪友4 sage 2009/06/16(火) 16:39:41 ID:KeXnxx6w0
全身の毛が逆立つ
本能がソレを手に持つ事を拒む
明らかに「ソレ」は表情を変えた
白い能面的な顔だったが明らかに「ソレ」は俺に敵意を持った
今にも動き出して俺をどうにかしようという意思をはっきりと汲み取った