迷い

霊とかとは全然関係ない話なんだけど、
自分的にはかなり怖かったから思わず書き込み。

その日、職場の新年会が長引いて、
自宅(10階建てマンションの4階、独り暮らし)に着いたのが夜1時くらいだった。
ちなみに、かなりトイレに行きたかった。

玄関の鍵を開け、中に入り、やきもきしながらブーツを脱ぐ。
そこで一瞬迷った。
このままトイレに駆け込むか、
鍵をかけてからトイレに向かうか。

鍵をかけるのなんて一瞬なんだけど、迷うくらいトイレに行きたかった。

でも、なんとなくだけど、やっぱり鍵をかけることにした。

鍵をかけ、トイレに向かって踏み出した瞬間、
ドアノブが一回だけ、向こうから「ガチャ」と回された。

血雪

全国的にずいぶん雪がふったね。
おれの住んでいる田舎町(はっきり言ってド田舎)も、
ふだんはあまり雪は降らないんだけど、今回はずいぶん降った。
で、2年前の、同じように雪がひどく降ったときの話だ。

84 :血雪 2/7:2006/01/22(日) 21:52:36 ID:oprygqQ10
その日、おれは2階の部屋で一人寝ていた。
おれの家はショボい専業農家で、50代の親父と母ちゃんと、おれの3人暮らしだ。
まだ明け方前だけど、下の階で親父がガダガタなにか音をたてて、
玄関から出ていくのを、おれは布団のなかでうつらうつらしながら聞いていた。

天気予報じゃ大雪になるって言ってたので、
親父はビニールハウスが雪に潰されてないか心配で、
まだまっ暗ななかを見にでかけたんだ。

都会のサラリーマンも大変なんだろうけど、こういうときは農家もけっこう大変なんだ。
もっとも、おれの方はこのクソ寒いなかを付き合う気にはなれず、
親父には悪いけど、そのままぬくぬく布団のなかで寝つづけてた。

ところが、しばらくしたら、家の前へギシギシと早足で雪を踏む音が近づいてきて、
玄関がガラっとあいたかと思うと、ドタバタと家に駆けあがる足音が続き、
親父が電話で「・・・そう●●橋の上、救急車!若い女が首やら手首やら切って血まみれで・・・」と叫んでる。

ただごとじゃないと思って、おれが下に降りて行くと、
親父が血相かえて「橋のうえで女が首切って自殺しかけているから、すぐに戻るぞ」と言う。
おれは慌ててスウェットの上からジャンパーを引っかぶり、長靴に足を突っ込むと、
親父といっしょに、まだ真っ暗で雪の降りしきる表に出た。
親父に、「要領を得ないので説明してくれ」と言うと、親父は歩きながら次のようなことを話してくれた。

85 :血雪 3/7:2006/01/22(日) 21:55:15 ID:oprygqQ10
おれが思ったとおり、親父はビニールハウスを見にいくために家を出たそうだ。
ビニールハウスは、おれの家の近所の、小川に毛の生えた程度の川にかかった、
古いコンクリートの橋を渡った先にあるんだけど、
この辺はド田舎なもんで、街灯は1キロに1本くらいしかなくて、夜は真っ暗闇に近いんだ。
都会の人にはわからないかも知れないけど、ド田舎の夜の暗闇ってのは、ホントに凄いものなんだ。

で、親父が橋の近くまできたとき、その辺に一本だけある街灯の薄暗い光のなかに、
橋の上の欄干の脇で、誰かがうずくまっているのが見えたそうだ。
近づくと、それはコートを着た長い髪の女だった。
親父は、こんな時間にこんな所で何をしているのか、といぶかしんだが、
女が苦しんでいるようなので、心配して「どうしたんですか?」と声をかけたそうだ。

そのとき親父が女の足元をみると、雪のうえにヌラヌラしたどす黒い液体がひろがっているのが見えた。
驚いた親父が女の前に屈みこむと、突然女は苦しそうな呻き声とともに顔をあげた。
目をカッと見ひらいた女の顔は、口のまわりや首のまわりが血まみれで、
右手に女物の剃刀がにぎられていたそうだ。

母親の影

私が小6の時の夏休み、薄暗い明け方のこと。
私はその日眠れずにいて、テレビをボーッと眺めていた。
すると突然、外から笛の音が聞こえてきた。

こんな朝早くになんだろうと思い外を見ると、
白い着物を着たガリガリの髪の長い女が、家の前の道を歩いていた。
女はしばらくこっちを見ていたが、また道を歩きだした。

そして私がまたテレビに目をやったその瞬間、階段をトン…トン…と上ってくる音がした。
その時私の部屋は二階で、扉が少し開いていた。
私は不気味な気配にビビリ、布団に潜って布団の隙間から様子を見ていた。

しかし、しばらくしても何も来ないので、相当ビビって、隣にある母親の寝室に逃げ込んだ。
入ったその瞬間、私は呆然とした。
その部屋は真っ暗で、奥の方で首を吊って天井からぶら下がっている、母親の影が見えた。
私は何もできず、それをしばらく眺めていた。
すると耳の奥底で、「生きてて楽しい?」という女の声がした。

母は次の日、普通に起きて仕事に行ったし、今も生きてる。
でも、母はその日から1ヵ月くらいで、20キロも痩せるという異常な痩せ方をした。

今から十年ほど前の事です。

閉じ込められる

彼はエレベーターの管理、修理をしている。

ある日、病院のエレベーターが故障して止まってしまった、と連絡を受けた。
すぐに車を飛ばしたが、到着した時には2時間がたっていた。

現場へむかうと、人だかりができている。中には看護婦が閉じ込められているらしい。
「大丈夫ですか!」
彼が呼びかけると、怯えた女性の声が返ってきた。
「出してください。はやくここから出して!」
がんがん扉を叩く音がする。
「待ってください。今すぐに助けます」
道具を並べ、作業に取り掛かった。

「扉から離れていてください!」と叫ぶ。
「はやくはやくはやく!」
がんがんがんがんがん!!

「扉から離れて!」
彼はもう一度叫んだ。
がんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがんがん!!!
扉は狂ったように内側から叩かれている。ちょっと尋常ではない。

231 :本当にあった怖い名無し:04/08/22 11:10 ID:nUF1W2xN
パニックになっているのだろうか・・・。周りの人も不安げに顔を見合わせている。
見かねて院長が、扉に近寄って怒鳴った。
「扉から離れなさい!危険だから!」
「離れてます!!」
女の悲鳴のような声が聞こえた。

「暗くてわからないけど・・・ここ、なにかいるみたいなんです!」
彼はぞっととした。じゃあ、今目の前で扉を殴打しているのはなんだ?
つとめて考えないようにして、大急ぎで作業にかかった。

扉を開けたとき、看護婦は壁の隅に縮こまり、しゃがみ込んで泣いていた。

彼女曰く、電気が消えた後、何者かが寄り添って立っている気配がしたという。
気配は徐々に増え、彼が来る頃には、エレベーターの中はそいつらで一杯だったそうだ。

彼女からの電話

もう4年くらい経つのかな・・・
当時、親友(以下A)には、大学で知り合った○恵ちゃんという彼女がいました。
私達と2人はよくつるんでいて、どこに行くにもほとんど4人で1セットという関係でした。
話は4年前の、こんな寒い季節の夜でした・・・

413:カメラマン:02/11/20 16:19
その日、Aは深夜までのレンタルビデオ(某ウ○アハウス)のバイトを終え、
自宅に戻ったのは夜中の2時頃だったといいます。
週末のせいかいつも以上に忙しかったので、帰宅するとそのまま寝入ってしまったそうです。

暫くしてから、不意に着メロが流れたそうです。
携帯を取ると○恵ちゃんから・・・
「なんだよ こんな時間に」と、時間も時間だけに不機嫌そうにAが言うと、
いつもは明るく答えるはずの○恵ちゃんが、その時は明らかに何かが違う様子だったそうです。

『まだ、起きてたんだ。ごめんね』
彼女の最初の返事はこれだったのですが、何か電波状態の悪いところにいるみたいで、
時折『ジー』とか、『シャー』とかいう音が、語尾に混ざっていたそうです。

「どこにいるんだ?」と親友が尋ねると、
『前に言ってあったけど、今日は田舎から友達が出てきてるから、みんなで深夜のドライブ中』
と、彼女は答えたそうです。

415:カメラマン:02/11/20 16:19
親友は、「そういえば、そんな事いっていたなぁ」と、その事を思い出したので、
「あんまり、夜遊びしないで帰ってこいよ。電波悪いなぁ、高速からか?」
と、眠気もあったので、早めに電話を切ろうとしたそうです。

だけど、なぜかその日は、彼女がなかなか電話を切ろうとせずに、
しまいには「就職するならここがいい」とか、「○○くんは胃が弱いんだから食べ過ぎるな」とか、
どうでもいいことを、ひたすらしゃべっていたそうです。

親友が「どうした?なんかあったのか?」と聞くと、最初は○美ちゃん黙っていたのですが、
なぜか涙声で、「ごめんね。ごめんね。なんでもないの。ごめんね」と、繰り返したそうです。
Aも気になったそうですが、眠気には勝てず、明日会う約束だけをして電話を切ったそうです。

次の早朝でした。Aが、○恵ちゃんのお母さんからの電話で起されたのは・・・
首○高速湾岸線から四○木方面に向かう分離帯で、
○恵ちゃんの乗った車がハンドル操作を誤って、分離帯に激突するという事故を起したのでした。
高速隊の人の話では、乗っていた4人は全員車外に放り出され、ほぼ即死状態だったそうです。
○恵ちゃんも近くの病院に搬送されたそうですが、途中で亡くなったそうです。

416:カメラマン:02/11/20 16:20
Aがお昼過ぎに○恵ちゃんの自宅に行くと、憔悴しきった顔のお母さんがいきなりAに泣き付いて、
「ごめんね○○くん。もう○恵とは会えないの。ごめんね」と、繰り返したそうです。
その時、なぜか昨日の○恵ちゃんの、「ごめんね」を繰り返していた電話を思い出したそうです。

テープレコーダー

ある男が一人で登山に出かけたまま行方不明になった。
3年後。湿地帯でその男の遺骨が発見され、遺留品も回収されたが、
そのなかにはテープレコーダーがあった。

テープには大声で助けを求める男の声が録音されていた。
男はどうやら何か怪我をして、動けなくなったらしかった。
テープのことはマスコミにも公表されたが、遺族も警察関係者も公表をひかえていた部分があった。

そのテープには、助けを求めるメッセージとは違うものも録音されていた。
何かに非常におびえた男の声だった。
どうやら夜に何かが起こっているようだった。
男は必死にテープにむかって口述している。

一日目
「夜になると人の声がする・・・呼ぶ声がする・・・
こんな夜中に誰もいないところに・・・だれもいないのに・・・」

二日目
「たすけて・・・声がする。
夜になるとあいつがやってくる・・・
暗闇から呼んでいる・・・昨日より近くなっている・・・
おそろしいよ・・・おねがい、たすけて・・・
とてもこわい、とても・・・だれかたすけて・・・」

三日目
「近くまで来ている・・・たすけて・・・人が・・・
ヒッ・・・・・こわい・・近くまで来ている・・・
おねがい、たすけて・・・おねがい、おねがいよぶ・だれも・・・
ひ・あいつ・・ちか・・・・こわいよ・・たすすぐそばまで・・たすけ・こえが・・・おねがい、・・た・・・・て」

こうしてテープはそこで切れている。
それ以後、男はテープに何も録音していない。

警察はこのテープを詳しく分析した。
テープはずっとその男の声だけで、他の怪しい物音は入っていなかった。
しかし、三日目のテープが最後に切れるところで、これまでとは違う音が録音されていた。

そのことに関して、分析家も理解不能だった。
それは、遭難した男の声とは違う、別の人間の声だった。
レコーダーのすぐそばで発せられている。
耳元でささやかれたかのように、はっきりと。

「オイ」