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洒落怖 犬・猫、動物

猫

758 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/04(月) 16:50:01 ID:fvSonXtU0
家で飼ってた猫について

母親は猫好きで、捨て猫を見つけるたびに家で保護して里親を探してやるのが趣味みたいな人だった。
けれど中には里親が見つからず家で飼うことになって猫が何匹かいて、
でも家の前の通りが車の交通量が多く、何匹かは車にひかれて死んでしまった。
でも家にはまだたくさん猫がいた。今思い出すと異常なくらいに。
多分少なくとも8匹くらい子猫やら成人した猫やらがいた。
思い出してみるとあれは異常だと思う。

ある冬の日のことだ。
住んでいたのが東北の雪の多い地域だったので石油ストーブは必須だった。
石油ストーブは火の上に鉄板のような所があって、そこにヤカンを置いてお湯を沸かしたりする。
時々ホシイモとかスルメなんか焼いて妹と半分にしておやつにしてた。懐かしい。

759 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/04(月) 16:50:34 ID:fvSonXtU0
スルメを食べてるとその匂いにつられて猫が集まってくる。
それで必死にスルメを奪おうと猫ぱんちを繰り出してくる。
妹のスルメがばちん、と猫ぱんちでたたき落とされた。
それをすかさずトラ猫が奪い取ってしまった。
妹は取られた体制のまま固まっていた。

私は「あーあ」と呟いて、それから立ち上がり「ホシイモ持ってくる」と廊下に出た。
ホシイモは母方の祖母が毎年箱で送って来てくれるので傷まないように寒い廊下に保管していた。

段ボールの中を漁ろうとしゃがむと、猫の鳴き声がした。
それは「ぎゃっ」という声に近いもので、何事かと部屋に戻った。

部屋では妹がストーブの前に立っていた。
少し離れたところでさっきのトラ猫が後ろ脚の肉球をそっと舐めていた。
カーペットに薄く血が滲んでいた。
近寄り見てみると肉球が焦げていた。皮膚がごそっりはげて、赤く血が滲んでいた。

760 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/04(月) 16:52:16 ID:fvSonXtU0
「電話のところから落ちてきたよ」
妹ストーブから少し離れた場所にある、電話機を置いた棚を指差し言った。
「猫ってばかだね」

妹はにたりと笑ったが、私は心の中で「馬鹿はお前だ」と思った。ふたつの意味でだ。

猫は高い所から着地するとき前脚から着地する。
つまり後脚を先にストーブの上についたりはしない。
誰かが猫の脇に手を入れて、ストーブの上に置いたりしない限りは。
この部屋には妹しかいなかった。犯人は妹以外の誰でもない。
私は自分のおやつを取られたくらいで、そんなことをする妹を本当に馬鹿だと思った。

怒るべきだったのかもしれないが、どうせ喧嘩になれば勝てるはずがない。
私は詰問したりはせずに、ホシイモを焼かずに食べた。
しかし妹は焼いて食べていた。
猫の肉球を焼いた鉄板の上で、

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猫と配水管

821 猫と排水管 sage 自分が2~3歳の時に経験した話 2008/02/05(火) 07:34:16 ID:JDiI3Kb10
自分がまだ小さい頃のこと。
近所では沢山の猫を見かけたんだ。
町営の団地に住んでいて排水溝などの設備もあった。
高低差がある場所などはコンクリで覆ってあって、
地面から1メートル以上も高くなっている事もあった。
小さい自分はそのコンクリの壁をよく見上げたものだ。
ある時、近所の猫を後ろから追いかけていた。
そしてコンクリの壁に開いている配水管に
猫が入っていくのを自分はそのまま追いかけた。
排水管を覗き込むと猫がこちらを振り返って見ている。
目線を送り配水管の向こう側をみると地面があり、
草も生えていてまるで春のような感じの場所があった。
小さい自分はその光景を目にして心の中で
「ああ、いいなあ…ここをくぐれたら行きたい」と思った。

822 猫と排水管 sage 自分が2~3歳の時に経験した話 2008/02/05(火) 07:34:46 ID:JDiI3Kb10
ずっとその事が気になったまま、時だけが流れ…
最近になってふいっとその場所に通りかかる事があって
そうだ、あれはどうなっているのだろうかと確認すると…
排水管の先は真っ暗で何も無かった。
排水管は地中に埋まっていて覗き込んでもただ暗いだけなのだ。

しかし、未だにあの光景を忘れる事が出来ない。
ひょっとしたら、猫だけが行ける世界があるんじゃないかと。
今でも、心の中でひっそりと信じている。

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黒猫

342 猫大好き 2007/12/25(火) 21:01:23 ID:rfCmu3aG0
黒猫
去年の冬の話です。
当時、母親と二人暮らしで、黒猫を一匹飼っていました。
この黒猫はとても私になついており、コタツに入り、パソコンをしているといつも膝の上に乗ってきて
ゴロゴロする、とても可愛い猫でした。
その夜も夜遅くまでパソコンで暇つぶしをしていると、いつものように猫がやってきたようでした。
パソコンに夢中でしたから、気配を感じるものの、その姿を確認することもなく、モニターから目を離しませんでした。
私の背後で何やらゴソゴソしているようでしたが、そのうち私の腰に擦り寄るように、そして徐々に
膝の上へと移動してきました。
(またきたか・・・重いなあ・・・)
など、多少疎ましく思いましたが、やはり可愛い飼い猫ですから、重いのを我慢してそのまま膝の上に
いさせてやることにしました。
パソコンをしていない時は撫でてやったりするものですが、依然私はパソコンに夢中でモニターに釘付けで、
当然両手はキーボードとマウスを操作しています。

しばらくした時・・・
「ニャーオ」
と猫の声がします。
(え!?)
私は声の方を振り向くと、部屋の隅に黒猫が座っていました。
ただし、まだ膝の上には何かが存在する感覚があります。黒猫以外の何かが。
ここで初めて自分の膝の上の何かを目視しました。
それは生温かい、男の頭でした。
真っ黒な髪の毛に覆われ、目を大きく開いてこちらを見ていました。
首から下は何もない、頭だけ・・・

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紙袋

289 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/07/14(土) 00:16:59.26 ID:MkWXNdAvO
消防の頃の話。
友人Aの家の向かいは、長年空地になっており草ぼうぼうの薮になっていた。
ある日、友達数人とその薮で探検ごっこをしていると、猫の死骸を発見した。
車に轢かれたのか、無惨な死骸だった。Aによればお隣さん家の飼い猫だという。
子供は死に興味がある。怖いし気持ち悪いのに、何故かまじまじと観察してしまう。
五分程観察した後、Aの部屋でTVゲームに興じた。猫の事は自分達だけの秘密にしよう、お隣さんには暫く黙っておこう、という事にした。
特に隠しておく理由も無かったし、お隣さんに対する意地悪でもなかった。何故そうしたのか、当時の気持ちはもう解らない。
Aの家に遊びに行く度に猫の死骸を確認した。動物に食われたり、腐敗が進んでないかを確認していた。
いつも変らずそこにあった。

291 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/07/14(土) 00:18:56.79 ID:MkWXNdAvO
半月程経ったある日、Aと一緒に下校するその足で、そのままAの家に遊びに行く事になった。
Aの家の前に着くと、遊ぶ前に猫を見て行く事にした。俺達の習慣になっていた。
しかしAは、もう猫は無いと思う、と言う。
Aは寝る前に部屋の窓から30分程、薮を観察するのが日課になっていたのだと。
イタチか野犬が猫を食いに来るんじゃないかと思っていたらしい。
その夜来たのはママチャリに乗った見知らぬオバサンだった。
22時頃、オバサンは薮の中に消えた。暫くして出て来た時には、オバサンは紙袋を手にしていた。Aは、あの紙袋には猫が入っていると直感したのだと。
実際、友人達と確認したら猫の死骸は消えていた。
一体どんな目的があって猫の死骸を持ち帰ったのかと考えると気味悪く、また、夜中に猫の死骸を紙袋に詰めるオバサンの姿を想像するとウすら寒いものが背筋を走った。

という話。

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目を合わせるな

490 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/08/29(水) 04:48:48.80 ID:4ignv/ca0
母方の伯母の家が山陰の山奥にあって小2時に長期滞在してた。
伯母といっても長女、母は末娘で親子ほどの歳の差。
その伯母から「裏の畑にはたまに猿が降りてくるけど、トマトとか食べてても目を合わせちゃいけない」と言われた。
襲ってくるんだと。でもし見かけたらこの一斗缶を叩け!と井戸端にぶら下がってた一斗缶を示された。
ある昼下がり、昼寝からふと目を覚まして外の便所小屋に行こうとすると、いた。俺寝ぼけてたので「あ、猿だ」とじっと見ちまった。
こっち向いたそいつと10m位の距離でにらめっこみたいになって、やべっと思った瞬間に襲ってきた。
真っ黄色な牙をむき出しにしてなんか叫んでた。襲われる!って思ったら次の瞬間なぜか弾け飛んだ。
贓物が凄く獣臭かった。
わけわからずに泣きだしたら、伯母さん(ばあちゃんて呼んでた。
実の祖母は母が幼い頃に亡くなってて伯母さんが母の母代わり)も
昼寝から起きてきて、泣いてる俺の目に両手を当てて目隠しして、そのまま井戸端に連れてかれて、服着たままで井戸水浴びせられて
「じとってろ!」みたいな事言われて、そこにあった大きな山刀で体中の皮膚の上を撫ぜられた。
あれなんだったのか。
おやつに採れたての玉蜀黍食べた。甘くて美味しかったけど、皮向いたら実と皮の間に猿の歯が飛んで挟まってた。

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老いた野良猫

695 本当にあった怖い名無し 2012/09/02(日) 17:59:32.26 ID:ZovQj4tZ0
通勤で通る小さな公園に毎朝、老いた野良猫(三毛)がいた。
俺は必ずポケットに煮干を入れて通勤するようになった。
毎朝煮干あげて、頭を撫でてから通勤した。
ある朝、冷たくなってるそいつを見つけた。
そこいらに埋めて犬とかに掘り返されても可哀想だから、会社に電話して半休をもらい、電車で4駅の俺のじいさんがやってる寺に運んだ。
あとはじいさんがそいつを骨にし、無縁仏の墓に入れてくれた。
次の日、通勤でそいつのいた公園を通り、あああいつはもういないのか…と思いながらも、いつもあいつのいたベンチのしたにポケットの煮干を置いた。
翌朝も、その翌朝も煮干を置いた。
不思議なことに、毎日置いた煮干が無くなることに気付いた。
他の野良猫が食べに来てるんだな、と思っていた。
ある日、急な残業で退社が23時をまわってしまった。
真っ暗なあの公園を通ると…あのベンチにあいつ(三毛)がいた。
ベンチのうえでちょこんと座り、後ろ足を伸ばして毛繕いしていた。
まさかと思い、見つめているとそいつはベンチの下にいき、朝俺が置いた煮干を旨そうに食べた。
そしてまたベンチに登り、前足で顔を洗う。
近寄ろうとしたとき、俺の方を見たそいつはビクッと動きを止め、なんとすうっと透明になって消えた。
呆然とベンチの下を覗いたりしたがいない。
あの鼻の横に鼻くそみたいな黒い模様のある三毛を間違うことは無いと思う。
俺が思うに猫という気ままな生き物は、死んだ後も気ままに現世や天国を行き来しているんじゃないかと。
じいさんが言ってたがちゃんと経をあげて弔ってやったから、悪い方には行ってないだろうよ、とのこと。
いい方に行ったあいつは、俺の置いた煮干を食いにたまにこっちに来てるのかも。
今でも毎朝、煮干を置いてるが、夜に見に行くのは止めておいてやってる。
猫は自由だからな。