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元凶

祖母の死後も、家族に怪我や病気が相次いだため
知り合いの保険屋が祈祷師を紹介してくれた
祈祷師いわく、もともとこの家には悪い気が集まりやすい
これまでは祖母が家を護っていたが、祖母が亡くなった以上は
手厚く供養して冥護にすがるしかない。そのためには新しい仏壇が必要で、500万ほどかかると
家族は言われるがまま仏壇を買ったが、一家の災難は続いた
ある夜、仏間で雷のような轟音が鳴り響いた

寝ていた家族が飛び起きて見ると、買った仏壇が真っ二つに割れていて
側に鬼の形相をした祖母が立っていた
仏壇の内部は空洞で、中には家族の写真が古釘で打ち付けられていた
息子が脅えながらも「お母さん、これを教えに来てくれたんだね、ありがとう」と言うと
祖母は灰色の目を見開いて言った
「おのれらが一番の元凶じゃボケ!殺すぞ」

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諭す

今から、10年以上前の話し
俺の家は長屋で、隣に40才位のおっさんが、独りで住んでいた。
小学校が夏休みに入ったころ、家の周りに、ひどい悪臭がするようになった。おっさんが亡くなって、腐り、蛆だらけで発見された。
それから、すぐに、おっさんの幽霊がでるとか、見たとか、噂が立つようになった。おれの親なんかは、一笑に付していたが、俺は半信半疑だった。

そんな、ある晩、俺は寝ていたので夜中だったのだが、表でギャーッと悲鳴が聞こえた。その声に、最初に反応して、窓を開けたのは、俺の斜め向かいの家、つまり。おっさんの向かいの家だった訳だが、開けて見たおばさんも、顔面蒼白で悲鳴をあげた。
街灯に照らされた、おっさんの家の窓に、おっさんの顔が、はっきりと映っていた。俺の父親も飛び起きて出ていったが、それを見て固まっていた。母親と俺に来るな!と言った。表の男性は、尻餅ついて、震えていた。
父親が、悲しげな顔をして、ほおか、さびしかったんか、辛かったんかと言った。
父親の目から涙が出ていた。なんか、緊張感がとける感じがした。おっさんの顔は消えていた。
その後、幽霊話しは聞かなくなったが、借手が付く事はなかった。今は、俺の家共々、取り壊され、分譲住宅に変わっている。

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つかまれる

数日前、チャリで夜中にコンビニ入った帰り道のことなんだけど
その時後ろから誰かに肩と腹を後ろから両手で掴まれた
明らかに人間の腕と手の感触があったし息遣いも聞こえたし酒臭い臭いもハッキリと判った
俺は引ったくりか酔っ払いに絡まれたのかと思って力一杯ブレーキかけながら歩道の方にわざと転倒させた
ところが回り見ても誰も居ないし車も通ってない
その辺りは人が逃げれるような脇道も無いし隠れる場所も無い
掴まれた瞬間に転んでるから直ぐ後ろに誰かが居なきゃおかしい状況だった

冷静になって考えてこれは人間じゃないってことが判り体中に寒気が走ったよ
その後帰って直ぐ寝たんだけど翌日の朝のニュース見てビックリ仰天
俺が掴まれた場所で酔った中年男性が車道に飛び出し通りかかった車に跳ねられて死亡する事故が起こっていた
事故があったのは夜20時頃、俺がその場所通ったのは深夜2時すぎ
跳ねられた中年男性の霊だったのかな

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駆除

全然怖くない話ですが。
大学の先輩は三重の田舎の方の出身で、昔は家によく鼠が出たそうで、
今はどこにも売ってないと思うけど、金網で出来たネズミ捕りの機械があって
その中に仕掛けた天カスを食べに来るねずみが捕れたそうです。
当時小学生だった先輩が鼠の屠殺っていうか始末をする役だったそうで
その機械のてっぺんの輪っかに紐を結んで近所の農業用水路の橋の上から
水に浸して溺死させるのだそうです。

浸しては上げ、まだ死んでいない時はもう少し長く浸して、生命力のある
個体はなかなか死なないそうで15分から1時間くらい罠を上げ下げすると
いつしか鳴き声も絶えて動かなくなったネズミを庭の片隅に穴を掘って
埋めるのだそうです。
子供心に生き物の命を絶つのは気が引けてね。と先輩は言います、
こうやって上げたり下げたり・・・そういって先輩は紅茶のティーパックを
カップの中に沈めたり持ち上げたりしています。恍惚とした笑顔で・・・。

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成りすまし

このスレでたまに得体の知れない何かが知人に成りすましてるってあるよな

私も今思い返すと同じような体験をしたのかも知れない

寝ようと布団に入っていると妹が布団に潜り込んできたんだ
普段の妹はそんなキャラではないし潜り込んできたこともない

私の脇に頭を埋めるようにして引っ付いてきた
何か嫌なことでもあったのかとおもった私は何を言うでもなくそのまま抱くようにして寝ようとした
暫くして本当に眠りかけた時にガチャリと扉が開く

私が頭を上げて誰かを確認すると妹だった

寝掛けていたからいつの間にか外に出たのだと思い
「何かあったの?布団に潜り込んでくるとかさ」
と問いかけると妹は馬鹿にするように「なんで潜り込むん?私の布団あるがな」と言いながら布団に入っていった

今でも何が何なのか分からない

ただ、半分は妹だと思ってるので怖いって気持ちはないし
もし仮に違う何かでもどうしてか嫌な感じはしない・・・ただ不思議な体験だった

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見ただけ

昨日の深夜、バイトからの帰宅中だから時間は2時過ぎ
割と大きな街道沿いを歩いていると後ろからカンカン!とカスタネットを叩くような音が聞こえてきた
反射的に音のする方へ振り向いたが、それが視界に入った瞬間ヤバいと思いすぐに前をむき直した
何事も無かったように少し早歩きで家路を急ごうと思ったが甘かった

「何見てんだテメー、殺すぞ」

そう聞こえた瞬間背中に強い衝撃があり僕は前に倒れた
多分蹴られたのかな?
更に背中に強い衝撃がありかなり痛かった
背中を見ると自転車が乗っていた