この怖い話は約 1 分で読めます。

俺はもう一度、真っ赤に染まるB山を見やった。
ふと、入り口に黒い犬が鎮座していることに気が付いた。
祖母や他の住民には犬が見えていないようで、もくもくと上がる分厚い煙を眺めていた。
犬は変わらずこちらを見据えている。
直後、俺は声を聴いた。
頭の中になだれ込んでくるような感覚だった。
俺は直感的にあの犬の声だと思った。確かなことは、俺だけに対して発していたことだった。
そう、奴は、こういったんだ。

「 また 迎えに こよう 」

Page: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17

bronco

View Comments

Recent Posts

ハイテク駆使して

俺が大学4年生の時だから今から…

6年 ago

あの日のまま

たいして怖くない話ですが実話で…

6年 ago

しおり

昔あった唯一の恐怖体験 私は普…

6年 ago

和服の女

初書き込みです 自分としては洒…

6年 ago

夢だとわかる夢

初書き込みです 自分としては洒…

6年 ago

ルート

怖くは無いが、不思議な体験をし…

6年 ago