残業の恐ろしいおはなし

この怖い話は約 3 分で読めます。

続く

684 :はな:03/09/01 16:17
続き
すると、「フォン」というパソコンの起動音が対面の席から聞こえたんです、
「えっ?」と思い、ますます恐怖心が高まってきました、
でもなんとか「大丈夫、線を引っ張ったから、抜けかけてた電源が入っただけ」と自分に言いきかせようとしました、
でも違ったんです
聞こえて来たんです、「カチャカチャ」とキーボードを叩く音が、
それに人がいるのなら机の下から足が見えるはずなのに誰もいないんです、
そしてイスだけがときどきクルリ、クルリと回りました、
あまりの怖さと、なぜか頭のなかには「みつかっちゃ駄目」という思いがあり、身動きがとれません、
そんなときふっと担当者が携帯番号を残していったのを思い出しました、
ポケットからメモと携帯をとりだし、「あれ?こんな番号だったけ」とおもったのですが、
そっと番号を押してみました、
すると、向かいの席からミッキーのエレクトリカルパレードの着信音が流れてきたんです、
「だめ、でないで」と思い、切ろうと思ったのですが指も身体も動きません、
10回ほどコールしたでしょうか、向かいの席の着信音が止まった瞬間、プッと電話が通じました、
「やばい」と思ったとき「グォォォォォォォォォォォォ」と、まるで首を絞められてるみたいな
ホントに地面の底から聞こえるような太い断末魔のような声が聞こえてきたんです、
その瞬間に私は気を失ったようです、気づいたら次の日の朝、担当の彼と彼の上司が私を揺り起こしたところでした、
彼がいうには、朝会社の前を通ったら電気がまだついていたので、
心配になったんだがカギがないので上司を呼んで見に来てくれたそうです、
続く

685 :はな:03/09/01 16:18
続き
「怒られても言い訳できないなあ、まさか信じてもらえないだろうし」と考えてた私に
上司がポツリと「出ましたか?」といいました、
私がコクリとうなずくと「そうか、すまないね」とだけ言い、
なんのお咎めもなく、その日は車で家まで送ってくれました、
道中何を訪ねられるでもなくずっと2人無言だったのですが、
一言だけ「おまえのせいじゃないんだぞ」とつぶやいたのが聞こえました、
それが誰に対してだったのかわかりません、少なくとも私に対してではなさそうでした、
ただ私はその月限りで契約を破棄し、携帯電話も捨てました、
でもあの時の着信音と声が時々夢の中にでてきてうなされることが今でもあります。

終わり

686 :はな:03/09/01 16:20
あまり恐くないですね、
でも私的にはホントに恐かったんですよ、長文失礼しました

687 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/09/01 16:23
怖いの伝わったよ>はな

その職場で以前なんかあったんだろうね。

Page: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46

bronco

Recent Posts

まとわりつく人形

それは、些細なことから始まった…

6年 ago

電車通勤中の話です。 私はJR…

6年 ago

山に生えてるモノ

先月の話だけど、長いし怖くなか…

6年 ago

占い師

じゃあ、昔の友人の話を。 中学…

6年 ago

ママ友

むしろ実話でないと信じたい。 …

6年 ago

禁足地

まとめるの下手で長い&読みにく…

6年 ago