Categories: 洒落怖

のりちゃんとやんしゃん

この怖い話は約 3 分で読めます。

やんしゃん、名前を聞いて思い出したが今思えばありえない存在だった。
オレの中で、どんよりして嫌な記憶が蘇った。

やんしゃんは、いつものりちゃんと一緒に居た人で遊ぶときも大体一緒に居た。
曖昧な記憶だが、一緒じゃない日もあったが80%くらいはのりちゃんと遊ぶときはやんしゃんも居た。(気がする)
昼前に曾祖母の家にのりちゃんが来たときは曾祖母はオレとのりちゃんの分の昼食を準備してくれるのだが、やんしゃんの分は無い。
オレとのりちゃんの食事中はやんしゃんはのりちゃんの後ろで方膝立てて座って居た。
曾祖母はやんしゃんと会話する事もなければ目をあわす事もない、今思えばオレもやんしゃんと会話をした記憶は無い。
ただのりちゃんが「やんしゃん、やんしゃん」と呼び、親しくしているので一緒に居ただけだった。

672 本当にあった怖い名無し sage 2011/10/06(木) 18:01:52.55 ID:MK9XSavW0

やんしゃんは学生服の様なズボンをはいており、上半身はいつも裸。
髪の毛はのりちゃんとは違い、真っ黒で丸坊主。歳は30歳くらいだったろうか・・ よくわからない。
痩せているわけでもなく太っているわけでもなかったが、腕は太いなあ・・と思っていた気がする。
声は聞いた事が無い。

のりちゃんはやんしゃんとどうコミュニケーションをとっていたのか分からないが時々何かしらのやり取りの後に
キャッキャと喜んで騒ぐ事があった。内容は理解できなかったがのりちゃんが爆笑するのでオレも一緒になって笑っていた。
やんしゃんは騒ぐどころか真顔のままだったのを覚えている。

673 本当にあった怖い名無し sage 2011/10/06(木) 18:03:08.98 ID:MK9XSavW0

ある日こんなエピソードがあった。
いつもの様にのりちゃんがオレを迎えに曾祖母の家にやってきた。
この日のりちゃんは一人で、これから一緒にやんしゃんを迎えに行こうと言うのだ。
曾祖母の家から30分程歩くと駄菓子屋があり、その店には100円入れると2回遊べる格闘ゲームが置いてあった。
やんしゃんを迎えに行く途中、この駄菓子屋の前を通りかかった。
ゲームを見るなり、のりちゃんがこれで遊ぼうと言うので、やんしゃんの事も忘れてありったけの金をつぎ込んでそのゲームで遊んだ。
駄菓子屋のゲームをやったり、駄菓子屋の向かいにあった公園で遊んだりしている内に夕方なりそろそろ帰ろうかということになった。
帰り道で今日はやんしゃんを迎えに行くはずだった事を思い出した。やばいと思い、のりちゃんに大丈夫かな?と聞くと
のりちゃんはさっきまでやんしゃんも一緒に居たと言うのだ。絶対に居なかったはずだが・・と思いながらも、来たのなら挨拶くらいしろよと少し苛々した。

674 本当にあった怖い名無し sage 2011/10/06(木) 18:09:06.67 ID:MK9XSavW0

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