Categories: 洒落怖

のりちゃんとやんしゃん

この怖い話は約 3 分で読めます。

666 本当にあった怖い名無し sage 2011/10/06(木) 17:33:19.64 ID:MK9XSavW0

のりちゃんの話題で皆の笑顔が消えた事を不思議に思いながらも、そのまま宴会は終わり遠方から来ている人は曾祖母の家に泊まり、近所の人は各自家へ帰っていった。
オレも酒を飲んでいた為、曾祖母の家に泊まる事にしていた・・・ が
曾祖母の家の近所に住んでいたM姉ちゃん(35歳 バツイチ)に誘われ、市街に飲みに行く事になった。

M姉ちゃんは血の繋がりとしてはかなり遠い親戚だったが、先輩の先輩というか友達絡みの繋がりが多かった為仲良くしていた。
M姉ちゃんなら小さい頃から曾祖母の家付近に住んでおり、詳しいだろうと思い、思い切って「のりちゃん」はどうしたのかと聞いてみた。
M姉ちゃんいわく、高齢になってきて面倒見る人も居ないので施設で暮らしているらしいとの事。
親戚一同はのりちゃんの面倒を見ずに施設に入れた事に負い目を感じ、写真の時話題に出さなかったのかなと一人納得した。

667 本当にあった怖い名無し sage 2011/10/06(木) 17:34:25.36 ID:MK9XSavW0

深夜2時くらいまでM姉ちゃんと飲み、タクシーでM姉ちゃんの家に帰宅。この日は泊めてもらう事にした。
酒を飲んでいる事もあり、二人とも即爆睡。
朝か、と思い目を覚ました時にはまだ周りは真っ暗。
時計を見ると寝てから1時間も経って居なかった。1時間も寝てないのにこの清清しさは何だ・・ と、不思議に思いながらも
もう一度寝ようと目を瞑る、、、が、なかなか眠れない。
しばらく目を瞑っていれば眠れるかと思ったが全然眠れる気がしない。
そのままカッチカッチと響く時計の音を聞きながらぼーっとしていた。
何時間そうしていたのか分からないが、急に曾祖母の家で見た写真の事を思い出した。

「やっぱり気になってたのか」
自分の中の自分が囁く。なんとなく怖い感じがしてできるだけ考えない様にしていたのに、どうしても写真ののりちゃんの事が何か気になるのだった。
思えばオレが曾祖母の家に住んでいた一ヶ月間、のりちゃんと一緒に遊んだ記憶はある。
いつものりちゃんはお昼すぎに曾祖母の家の訪ねて来て・・ オレは一緒に畑や近所の空き地に行って遊んでいた。
そこまでは思い出せるが何かが引っ掛かる。
何もしっくり来る回答が出ないまま昼すぎに目を覚まし、M姉ちゃんに礼を言って帰った。

670 本当にあった怖い名無し sage 2011/10/06(木) 17:59:46.15 ID:MK9XSavW0

この日は日曜日だった為、たまには実家に帰ってみようと思い車で実家へ向かった。
昨日お葬式で会ったばかりなので両親とも久々に会う感じはなかったが、久々に実家の犬に会った。完全な猫派のオレも、実家の犬は可愛い。
しばらくのんびり過ごしていたが、やはり「のりちゃん」の事が気になり、『のりちゃん覚えてる?』両親に切り出してみた。
両親も当然覚えており、のりちゃんの事は良く思っている様で意外と軽くのりちゃんの思い出話になった。
小さい頃のオレを連れてのりちゃんはあんなことしたこんなことした・・ と微笑ましい話ばかりだ。
この話の中で意外な事実を思い出したが、驚くと一気に恐怖心が湧き上がってきそうだったのでぐっと堪えた。
6歳の頃のオレは母親に「のりちゃん」と「やんしゃん」と3人で遊んだと、よく言っていたらしい。

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