この怖い話は約 3 分で読めます。

会わんかったねー、なんて言いながら外に出ると連中が入り口前に停まってたセダンの周りにいるんだよ。
「うわ、もう外におるじゃんか。」
「帰るんかの・・・ていうか、あいつら何しよるん?」
4人がそれぞれ車のドアの前に立ってるんだけど、車に乗るそぶりも見せず、喋ってるわけでもなく、ただこっち見ながら突っ立ってる。
自分達の車に戻るのにそいつらの横を通ってかなきゃなんないんだけど、その間もずっとオレたちを見つめてるんだ。
ムカつく感じもしたけど、ガンつけられてるって感じでもないなぁと不穏な空気にプレッシャーを感じてたら、
それに耐え兼ねたように仲間の一人が「お前ら何見とんや!」と声を荒げた。
急だったんでみんなビクッとなったんだけど相手は全くひるむ様子もなくじっとオレらを見つめてる。
マジで気味が悪くなってもう行こ行こってそいつをなだめて車に乗り込んだ。
車出してからもそいつらずっとこっちを見てるんだよ。みんな「何あれ~キモイ~」「ムカつくわー」とかブー垂れてた。

753 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/11/30(水) 20:32:59.33 ID:xBj0Nino0
西バイ飛ばしながらひとしきり気味悪いだのなんだの文句言い終えて、
でも一人可愛い娘おったよね?なんて話になった。
「お前よう見とるの。どれよ?」
「髪短い娘」
「そんなんおった?」
「おったよ。」
「趣味悪ー。」
運転手が「つーか女おったか?」と言って「それひどくない?」と笑いがおこった。
ちゃんと見てなかったなぁ、つーか女の子とおるんじゃけーそんな話すんなや、なんて思っていると話は変わり、
「つーかあいつらどうやって帰るん?」
「どうやってって。車じゃろ。」
「あれに全員乗るんじゃ。」
「トランクにも乗せるんじゃないん。」
「え?何?どういうこと?」
「いや、あれ1台じゃ乗らんじゃんか。」
「あれ5人乗りよねー?」
あれ?そんなに人数いたっけか?見落としてたかなぁと思ったんだけど、
「4人じゃなかった?」
「いやいや7、8人おったじゃろ。」
「マジ?どこで?車んとこおった?」
「おったじゃんか!車の周り。」
オレもそこで反論した。
「車の周り4人しか見てないで。車の周りってどこよ?」
「いや・・・車の周りよ。車の・・・。」

754 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/11/30(水) 20:33:10.11 ID:xBj0Nino0
話を合わせていた女の子にも振る。
「見た?」
「うん、うちも7, 8人ぐらいだと思ったけど・・・。あれ・・・?」
「うち・・・4人だと思っとった。」
「うちも4人しか見てないよ。ドアんとこに一人づつ。」
「そうよね。オレもそう。」
車内が静まり返った。
「・・・いやいや、8人はおらんかったかもじゃけど、4人はないで。」
「いや、じゃけどこおったんよ。」
「車の周りに・・・。」
「4人しかおらんかったって!」
ちょっと言い合いっぽくなったところに運転手が暗い口調で
「オレ・・・2人しか見てないわ。」

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