Categories: 洒落怖

確執

この怖い話は約 3 分で読めます。

幸い命に別状は無く、出血も大事には至らなかったようです。
マスターから事情を聞くと、どうやら彼女はアルコール依存症が
同居している家族にバレて、家でも酒が飲めなくなり、
閉店後に店に忍び込んで酒を飲んでいたようです。
そして酔っ払ってふらついて頭をぶつけて出血し、
それでも這いつくばって酒を飲んでいたみたいなのです。

473 本当にあった怖い名無し sage 2008/09/09(火) 17:06:06 ID:e59Ryvf80
チーママはアルコール依存のため、そのまま入院し、一週間が過ぎました。

俺はいつものように出勤して、一通り雑用をこなし、
これまた二階にあるロッカールームの掃除をしていました。

すると背後のロッカーがキィと音を立てて開きました。
驚いて振り返るとそれはチーママのロッカー。
何か嫌な予感がしてロッカールームから出ようとすると、
今度はジャラジャラとチーママが愛用していたドレスがロッカーから落ちました。

俺は怖くなって立ち尽くしていましたが、
一階の電話が鳴っていたので我に返り、電話を取りに行きました。

電話はマスターからでした。
なんとチーママがアルコールによる急性肝炎で亡くなったという知らせでした。

474 本当にあった怖い名無し sage 2008/09/09(火) 17:07:22 ID:e59Ryvf80
俺は受話器を持ったまま怖くてガクガク震えていました。
パニックになってしまい、チーママのロッカーが!とかドレスが!とか口走って、
店の外に飛び出しました。
すぐにマスターが来てくれて、何とか落ち着きを取り戻しました。

お店が休みになり、マスターはまだ怖がっている俺と一緒にいてくれました。
その際、
「チーママは散々ママにいじめられたからな。怨みは深いぞ」
ポツリとマスターが言っていました。

十日ほどたったある日。
開店前にママが一人で店の階段を上っていると、
階段から頭から落ちて、病院に運ばれてそのまま亡くなりました。
ママが階段から落ちたときには、ママは一人でした。

ただ俺も含めて店の誰もがママの
「ちょっと!やめてよ!髪引っ張らないで!あー‥」
という声を聞きました。

その時、ママは誰も手を付けなかったチーママの遺品を整理しようと
二階に上って行ったそうです。

以上、俺の話は終りです。長文すみません。

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