Categories: 洒落怖

古墳

この怖い話は約 3 分で読めます。

口あけてぽかーんて感じ。あっけにとられてるって様子だったらしい。

で、BがAになにやってんだって声をかけようとしたんだけど、その
前に気づいたんだって。

BとAは15メートルぐらい離れてたんだけど、石像の近くから白っ
ぽい人影が明らかにAの方に近寄ってたらしいのね。抜き足差し足っ
てくらいのスピードで。

Bはなんだかわかんないけどとりあえずヤベェって思ったらしい。
本能的に。

そんでぽけーっとしてるAの側に急いで駆け寄って、オイ! ヤベェ
逃げるぞ、って言ったんだがAは、あ? ああ あ? とか言ってる。

その間にも白い人影は近づいてきてて、今度はBの方に向き変えてき
たらしい。Bもうパニック。

そんでむりやりAの背中蹴り飛ばして家まで逃げ帰った。

家についてばたばたしてたら、うるさいからAのおふくろさんとおや
じさんが起き出して、なんだ? って言う。

AがまだぼーっとしてるからBが事情を説明したら、おやじさんが真
っ青になって、神社からちょっと離れたとこに住んでる神主さんに電
話したらしい。時刻午前3時。

13 本当にあった怖い名無し sage 2009/05/10(日) 13:18:42 ID:2OFw7Ibf0
そんで3時半頃、神主さん、Aの両親、A、Bで集って、社殿の扉全
部閉めてなんかお祓いやってもらったらしい。

はじめ太鼓ドンドン叩いて神主さんが祝詞みたいなの唱えて、後は
全員一言もしゃべっちゃいけないって言われて社殿の中で正座。

4時から5時ごろにかけて、獣が喋ったらこんな感じかなって太いの
にかすれた声で、日本語風なんだけど意味のわからない叫び声が聞え
続けて外の壁ドンドン叩かれたりして全員ガクブルだったらしい。

で、ようやく夜が明けて6時頃。怪奇現象も収まって、神主さんが
もう大丈夫って言ったおかげで全員安堵。

神主さんの言うことにゃ、あそこは夜は古墳の主のためだけの空間に
なっててはいっちゃいけないらしい。下手にはいると連れて行かれる
と。そんで向こうで古墳の主の奴婢(変換できた)にされちまうと。

とりあえず今回はどうやらお許しが出たから今後心配はいらんけど、
今後この神社に来ちゃダメだと。初詣もダメ。

14 本当にあった怖い名無し sage 2009/05/10(日) 13:19:50 ID:2OFw7Ibf0
で、落ち着いて、BがAに、なんであそこでぼけっとしてたんだって
聞いたら、広場についたらいきなり昼になって、なんか周りの雰囲気
も違ったんだそうな。

それになんか潮の香がするから岡の斜面の下を覗き込んだら、一面海
だったんだと。本来、斜面の下は全部田んぼ。干拓地でできた新田だ。

そんで、なんだこれ? と思って時間も忘れてぼーぜんと眺めてたら
いきなりBが来て、背中蹴られたらいきなり夜になって、わけもわか
らず走って帰ったらしい。

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