この怖い話は約 2 分で読めます。
「…あんたに話した事あったけ?」
「何を?」
「…あのね、お父さんとおじさんの間には、本当はもう一人いたの」
「…え?」
「生まれてこれなかったの。…流産したんだって」
私はそれを聞いて、驚きと何故普通のいわくつきでもない住宅地でこんな現象が起きているのかが繋がった気がした。
母によると、祖母はあまり供養をしていなかったらしく、かわりに母がお線香をあげたりしていたらしい。
しかし私の今回の話を聞き、「まだいるんだね…」と少し悲しそうな顔をしていた。
母には白い人は見えていない。
だから母はその人が怒っているのかいないのか、わからない。
私はその人がいつも何かを興味深そうに見つめている時嬉しそうな事、今は怒っていたり負の感情は全く感じない事を伝えた。
母はよかった、と笑っていた。
286 本当にあった怖い名無し New! 2011/10/02(日) 01:04:53.85 ID:6BNg/mKM0
それから私が社会人になって数年後、私達は祖父母を残し別居した。
「何故私にだけ白い人は見えたんだろう」など時折いろいろ考えた。
そして、推測でしかないが一つの結論に達した。
実は私が生まれる前、母は祖母に私をおろせと言われていた。
結婚していたものの当時ではまだ若いうちの結婚で、世間体を気にしてのことではないのかと聞かされた事がある。
もしかしたら、生まれてこれなかった自分と同じような境遇になるかもしれなかった私には気を許してくれているのかな?
最近ではそんな風に思う。
それから私の家族で唯一手術も入院も大病もした事がないのが私だけなのも、その人のおかげなのかなぁ?とか思ったりもしてる。
ちなみに白い人は、雰囲気でわかるがまだ家にいるらしい。
Page: 1 2