Categories: 洒落怖

神の目を持つ男

この怖い話は約 3 分で読めます。

877 5 sage 2010/01/11(月) 20:32:42 ID:2NcW3rkY0
5本くらいの針を刺し終わるとカツオは隣の和室との間のふすまを開けて、
向こうに置いてあったイスを持ってきた。そしたらまた最初みたいなハイテンションに
なって、「おまたせいたしました!いよいよショーの大目玉です!拍手!!」
っつって自分で拍手してた。針も痛そうだったけどおかしくなってたんだろうな。
で、針と一緒においてあったロープ?を取り出して椅子に乗ってまた拍手しはじめた。
その時点では俺もまだぽかーんと見てる状態だったんだけど、カツオがロープを
やたらスピーディーに鴨居と首に結びつけた時点ですげー恐怖に襲われた。
「やめてー!やめてー!」って泣き叫んだんだけど、カツオはもう聞いてない。
「それではみなさん、おめでとうございます!」とか言って、椅子を蹴って首を吊った。

878 6 sage 2010/01/11(月) 20:36:26 ID:2NcW3rkY0
俺はもう怖いやらなんやらで混乱しながらもギャーギャー泣き叫び続けた。
1時間くらいして(体感時間ではもっと長かったけど)祖父母が帰ってきて、
上でぎゃーぎゃー泣いてる俺の声を聞いて階段上がってきた。
俺と首吊ったカツオを見てしばらく呆然としてた。でもようやく祖父が
俺のロープといてくれて、祖母が俺のこと抱きしめて一階まで連れてってくれた。
そのまま祖母が付き添ってくれて一階の祖父祖母の部屋で布団で寝かされた。
その間に祖父は警察だの俺の両親だのに連絡して、彼らとまぁその、処理を
していたらしい。俺はもう心臓ばくばくしっぱなしで寝るに寝れなかったけど、
祖母が「寝とき、寝とき」って言うから目つぶって寝たふりしてた。

879 7 sage 2010/01/11(月) 20:39:03 ID:2NcW3rkY0
その後いろんな処理だの簡単な葬式だのも終わり、すぐに俺と両親は引っ越した。
今でも正月や盆に祖父母の家には行くが、二階は怖くて上がれない。
首を吊って動かなくなってからびくんびくんするのとか、その出すものボタボタ出す
様子とか、すげー目に焼き付いてる。「忘れられない怖い」をさせるってカツオの
目標は達成されてるんだろうな、最低なことに。
2ヶ月ほど前で俺も当時のカツオと同じ歳になったけど、なんか複雑だよ。
以上です。長くてすいませんでした。

Page: 1 2

bronco

Share
Published by
bronco

Recent Posts

迷い

霊とかとは全然関係ない話なんだ…

6年 ago

血雪

全国的にずいぶん雪がふったね。…

6年 ago

母親の影

私が小6の時の夏休み、薄暗い明…

6年 ago

閉じ込められる

彼はエレベーターの管理、修理を…

6年 ago

彼女からの電話

もう4年くらい経つのかな・・・…

6年 ago

テープレコーダー

ある男が一人で登山に出かけたま…

6年 ago