Categories: 洒落怖

この怖い話は約 1 分で読めます。

二人で速攻で逃げ出した。預かったカギも無かったので、一気に駅まで逃げ帰った。
その間じゅう、ベニヤ板を叩く音は止まなかった。
不動産屋に文句を言う気にもならず、素通りして中央線に飛び乗り、帰宅した。

その後、その不動産屋には二度とこちらから連絡しなかった。
結局、別の場所に住居を定めた。その後、転居も数回している。
その物件は、壊されてなければ、まだ吉●寺にある筈だ。

だが、いまだにその不動産屋から、物件の仲介のDMが届く。
いい加減にして欲しい。

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bronco

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