この怖い話は約 3 分で読めます。

ゆっくりと風景を楽しみながら走っていると、先を走っていた友人が急に飛ばし出した。
何事?と思いながら後を追うと、
峠を抜けた所にあるコンビニに友人は入っていった。
友人は単車を降り、地面に座り込んで肩で息をしていた。
俺が「どうした?」と話しかけても、ずっと息を切らしてるだけだった。
俺はコンビニで水を買い、友人に渡し落ち着くのを待ち、そして話しを聞いた。

ここからは友人の話だ。
友人は今日の事を考えながら走っていると、一つのおかしな点に気付いたらしく考えながら走っていると、
林の中で人が立ちこちらをじっと見ていて、とにかく明るい所と思いコンビニに入ったと言っていた。

俺は勘違いじゃないか?とか、
ただ人がいただけじゃ?と聞いた。
犬鳴にも少ないが人は住んでるし、そんな事がそうそうあるとは思えなかったからだ。
だが友人は間違いなく人はいたと言い、そしてこう言った。
「林の下にいたんじゃない、俺達がいた道路と同じ高さで林の中にいた」
俺も今一つ要領を得なかったが、
要約すると、林の中で浮くようにして、こちらを見ていたという話しだった。
「それに、門で気付いたか?俺達の単車以外、車一台もなかったの?あの五人もおかしい」
それを聞いたら、流石に気味悪くなり、俺達は飛ばすように帰った。

659 本当にあった怖い名無し 2012/09/01(土) 15:25:17.98 ID:Go4CQCnJ0
そして肝試しから三日程経った位に友人から連絡があった、友人宅で飲もうという話しだった。
用事も予定もなかったから、二つ返事で了解して友人宅に行った。
友人宅に着くと、友人は何かを確かめるように、外を見渡してから部屋へ上げてくれた。

友人は挙動不審で、何故か台所には伯方の塩が大量に積んであった。
明らかに挙動不審で言動もおかしかった。
もしかしてと思い、肝試しのせいかと聞いてみると、最初はごまかしていたが、無言の圧力をかけると、友人はポツポツと話し出した。

肝試しから帰り、気味悪くなった友人は盛り塩をして、寝ていたが夜中にドアをノックする音で目を覚まし、
ドアスコープから覗くと、今日肝試しで会った五人がいたらしい。
友人はゾッとし、玄関から離れたが、このままではいれないと、もう一度覗くと五人の姿は無かった。
友人は急いで布団に潜り込もうと部屋に戻ると、窓にかかったカーテンに五人の影が映っていた。
友人は大声を上げ、電気を点け包丁片手にカーテンを開いたが、誰もいなかったらしい。
その日は寝れずに一晩を過ごしたそうだった。
そして、肝試しの日から毎晩同じ事が起こり耐えれなくなり、
俺を呼んで気を紛らわせようと思ったそうだ。

660 終 2012/09/01(土) 15:27:45.58 ID:Go4CQCnJ0
俺はそれを開いた瞬間に帰ろうとしたが、見た事ないような顔で必死に引き止められ、断れずその日は泊まる事にした。
流石にその日は楽しむ気にはなれず、飲むだけ飲んだら、
さっさと寝る事にした。
そして、その日の夜中、聞いた通りにドアをノックする音がして目を覚ました。

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bronco

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