Categories: 洒落怖

かくれんぼ

この怖い話は約 4 分で読めます。

550 かくれんぼ sage New! 2007/09/09(日) 00:30:22 ID:TucHtHmm0
授業が終わってみんなが帰った後、5年生の由佳ちゃんが話かけてきました。
「ちょっと見せたいものがあるんだ。付き合ってよ。」
私は嫌でしたが断るともっとひどい事をされるかもしれないと思ったので、
ついていきました。
学校の中を歩いて行き美術室の前で由佳ちゃんは止まりました。
「この中に見せたいものがあるんだ。」
私は美術室何かに何があるんだろうと思って部屋にはいりました。
美術室は他の部屋とあまり変わらず、スケッチ用の紙が何枚かおいてあるだけでした。
「何があるの?」と聞いて振り返った時、美術室の扉が閉まりました。
「ここからでちゃ駄目よ。」
そう言って、由佳ちゃんはいなくなりました。
私は怖くなって部屋を出ようとしましたが扉は開きませんでした。
鍵はついてなかったはずなんですが扉は開きませんでした。
私は「助けて、助けて。」と叫びましたが、私の声が響いて返ってくるだけでした。
外も部屋も暗くて前がよく見えませんでした。

551 かくれんぼ sage New! 2007/09/09(日) 00:31:39 ID:TucHtHmm0
朝明るくなってきた頃、先生とお母さんが入ってきて私を見つけてくれました。
私はお母さんに抱かれて部屋を出て行くときに美術室の中が目に入りました。
美術室のスケッチ用の紙・黒板・机によくわからないものが描かれていたのが見えました。
人間のように見えるけど人間じゃない。
手が何本も生えていて、顔には赤いぶつぶつができていて、とても人間には見えなかったです。
私はお母さんに昨日の事を言っても、お母さんは泣いているだけで何も言ってくれませんでした。
その日からお母さんが変になっていきました。

552 かくれんぼ sage New! 2007/09/09(日) 00:32:50 ID:TucHtHmm0
私が部屋にいる時は、気味の悪い声をあげて笑い、私の部屋の扉を勢いよく閉めていきます。
私がご飯を食べている時は、いつも「ゲエゲエ」と気持ちの悪い声を出しながら歯を磨きます。いつもいつもです。
お母さんがお母さんじゃなくなりました。
私の味方はもう恵那ちゃんしかいませんでした。
恵那ちゃんは、「あなたは悪くないわ。お母さんが悪いのよ。」
と励ましてくれます。

553 かくれんぼ sage ganekuro New! 2007/09/09(日) 00:33:58 ID:TucHtHmm0
私はまた引っ越す事になりました。
先生とクラスのみんながお別れ会をしてくれましたが、みんな不気味な声で笑っているだけでとても怖かったです。
引越しをする前日に恵那ちゃんが話しかけてきました。
「このまま仕返しもしないで、引越していいの?何か仕返しをしよう。」
そう言って仕返しの方法を教えてくれました。
私は由佳ちゃんとクラスのいつも不気味に笑っている二人を山の入り口に呼びました。
「ねぇ、最後に一緒に遊んでくれる?」と私は誘いました。
「いいけど、山で遊ぶの?ここは入っちゃ駄目なんだよ」由佳ちゃんが言いました。
「この山でね、かくれんぼをして最後の一人になるまで見つからなければお願いが叶うんだよ。私、鬼になるからみんな隠れてよ。」
「でも、ここ暗いし、迷ったらどうするの?」
「私、この山でよく遊んでるから道知ってるし大丈夫だよ。ね、やろうよ。」
みんな暗い山の中に入っていきました
気分が良くなったので絵を描きたくなりました。
私は探すフリをして小屋に行き絵を描きました。

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