この怖い話は約 3 分で読めます。

一応、ケータイの番号は知らせていたが特に連絡を取り合うことも無く
仕事も忙しかったから疎遠になっていた

2011年頃、仕事の関係で地元に戻った際、
面倒だと思って訪ねなかったら件の車椅子に遭遇

それから年が明けてすぐに県外転勤
先週末、所要で1年半振りに実家に電話した際、
2012年の3月に父方の祖母が亡くなったという連絡があったことを聞かされた
何でも認知症を患い車椅子で入院生活を送った末、亡くなったらしい

色々あってケータイの番号を変えていたから向こうも連絡が取れなかったんだろう
それで仕方なく母方の実家の方へ連絡をして、俺に連絡を取りたがっていたが
うちの爺様はとぼけてケータイ番号を教えなかったようだ

真夜中に遭遇した例の車椅子とは関係ないと思いたいが
葬式はおろか、今の今まで亡くなったことも知らず
のほほんとしていた罪悪感から吐き出してみた

533 本当にあった怖い名無し sage 2013/08/29(木) 03:31:33.08 ID:G7QUyteE0
眠れないからもーちょい続ける
因みに父方の祖父母なんだが、俺が小学生の頃
祖父が連帯保証人になり、俺の親父とその弟(叔父)、その知人で会社を興すも
ノウハウも経験も無い畑違いの業種故に資金繰りは悪化して倒産

代表取締役だったその知人はさっさと自己破産してさようなら
連帯保証人の祖父は家屋敷から何もかも奪われ
払いきれない借金の山だけが残った
それでも祖父か祖母だったかが存命中は住むことを許されたそうだ

その後、親父は別の会社に就職するも横領がバレて逃亡し借金の山
叔父(独身)もこれまた借金の山と正にどん底状態

父方で唯一の孫は俺だけになるんだが
中学の頃だったか、遊びに行った際に祖父母が出かけるからと
留守を頼まれ何となく祖父の書斎に行ってみた

534 本当にあった怖い名無し sage 2013/08/29(木) 03:34:56.90 ID:G7QUyteE0
祖父の部屋には本棚に無数の書物、そして角に机と椅子だけ
取り合えず椅子に腰掛け壁を見ると、何やら紙が幾重にも貼り付けられ
妙にこんもりしているから気になって捲ってみたら
壁に赤く呪の文字が書かれ、中心に自己破産した男の写真が張ってあった
しかも心臓の部分に釘が打ち込まれ、紐を首に括りつけて首吊りのような形で
髑髏のキーホルダーが括りつけられていた

祖父の本性に引きつつ捲った紙を元に戻す際、その上に貼り付けてある紙もよく見たら
呪殺祈願やら怨やら死死死やら恐ろしいことが書いてある

急いで元に戻して部屋を出た後、居間でTVを観て帰りを待っていた
暫くして祖父母が帰ってきたら、祖父はにこやかな笑顔
でも本性知ってる俺にはむっちゃ怖い
取り合えずその日は逃げるように一目散に帰宅

その後も祖母に会いに行っていたが祖父とは若干距離を置いていた
んで昨年、散々可愛がってくれた祖母の葬式不参加はおろか、
連絡をしなかったことで俺も祖父に憎悪されているのではと思うと正直怖い

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