Categories: 洒落怖

終電

この怖い話は約 3 分で読めます。

俺は「ひっ」と情けない声を上げると
ポツンと座っている大人に目線を送った。
しかし誰もこちらに気付いていない。声をあげても誰もこちらに興味を示さなかった。

「お兄さんは、ずっと私と一緒だよ」
小学生は俺にそういうと、無理矢理俺を椅子に座らせようとした。

が、そこで急に電車が止まった。
停車駅のようだった。死に物狂いで外に出ようとするが、小学生は俺の体をガッチリガードしていた

「俺を降ろしてくれ!!」と叫ぶが、女の子は「いいや、駄目だよ」
と言って動かしてくれない。

電車のドアが閉まる警笛音が鳴った時、俺はもう人生の終了だと感じた。

しかしその瞬間に手を差し伸べてくれた人がいた。
咄嗟のことで顔をしっかり見ることはできなかったが
服装からいつも同じ電車に座っているOLさんだとわかった。。

20 :本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/06/05(木) 22:16:35.43 ID:NocHtvZH0
意表をつかれたのか俺の体はするりと小学生から抜け、OLさんと一緒に電車から降りた

と、同時にドアが閉まる。恨めしそうな顔をして小学生がこちらを睨んでいた。
そこで確信した。人の形相ではなかった。

その後ろに、一緒に下りたはずのOLさんも乗っていた。
相変わらず顔は見えなかったが、手を振ってくれていた。

そこまでは覚えているが、そこで気を失ってしまったらしい。

次に目を覚ましたのは病院のベッドだった。
なんでも、俺がいつも降りる駅の二つ後の駅で倒れていたようだった。
原因は過労。会社に連絡するとその日は休むようにと言われた。

夢だったのか・・・?と思いつつ

その次の日からは、会社の命令も有りもう仕事に復帰していた。

その後、3日間終電でOLの姿を見かけなかった。
どうしてもその人の事が気になったので
俺はいつも同じ電車に乗っているサラリーマンに思い切って話しかけた

21 :本当にあった怖い名無し@転載は禁止:2014/06/05(木) 22:23:36.53 ID:NocHtvZH0
「あの、すみません。」
「え、ああ。お疲れ様です」

お互い顔見知りではあったので、特に不振がられもしなかった。
多少の雑談をして、OLさんの話題に触れた。

すると、サラリーマンから思いがけない話を聞いた。

サラリーマンはその日、仕事が少しだけ早く終わり
数本前の電車に乗ろうとしたそうだ。
その日はたまたまOLさんも電車待ちをしていたらしく
こんな事もあるんだなぁと感じたそうです。

その後は、来た電車にサラリーマンの目の前でOLさんが飛び込み自殺
その為、結局いつもの終電に乗る事になったそうだ。

幻覚、幻聴の類であったのかもしれないし
非常に後味の悪い話ではありますが、俺からの話は以上です。

長文失礼致しました。

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bronco
Tags: 自殺電車

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