この怖い話は約 2 分で読めます。

「お久ぶりです。別にボクはあなたがいなくなったことについてあれこれ問い詰めるつもりはありません。おそらく僕の声があなたの耳に届くのはこれが最期になるでしょう。
ですが、これだけは覚えておいてください。あなたという存在は、決してあなたによって定義付けされることはないのです。もしこの世界にあなたという人間しか存在しなかったら、果たしてあなたという人間は存在するといえるのでしょうか」

Vの声を聞いた私は一瞬冷やりとしたが、すぐに馬鹿らしいと思ってその場で笑ってやった。

991 本当にあった怖い名無し age 2011/03/17(木) 20:09:26.80 ID:S3BG5YLD0

それからしばらくたって、私はふと「ネオコスモス団」という単語でGoogle検索してみることにした。

ネオコスモス団のホームページはあとかたもなく消滅していた。

しかし、一件だけ「ネオコスモス団」という単語がヒットするブログ(?)があった。たぶん、今でもGoogle検索すればそのブログが出てくると思う。

そのブログをのぞいてみると、どうやらそのブログはネオコスモス団の元団員によって書かれたブログであることがわかった。しかしネオコスモス団について書かれていることはそう多くなかった。

だが、ひとつだけ、たったひとつだけ、私を驚愕させることが書いてあった。私はすぐにVが私の留守電に残していた言葉の意味を察した。

私が文字として残したいことは以上だ。

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