この怖い話は約 2 分で読めます。

相変わらず嫌な音は聞こえてるままだ。
もう一刻も早くそれを処分しないと狂ってしまいそうだった。
それで物凄い速さでチャリこいでちょっと離れた大通りまできたら
それを横にして置いておいた。トラックとかが轢いてくれるように。
なぜか川とかに投げ捨てるよりいい気がした。
今考えると道に危険物を捨てるなんて完全にDQNなんだが。
そんな余裕は俺にはなかった。
そして俺はまた全速力でその場から逃げた。

帰り道、こういう話の定番みたいな、いつの間にかあれが戻ってくるっていうのに
俺は相当びびっていた。あれが戻ってきたら終わるって確信があった。
でもそんな事もなくあれは何処かにいったままだった。
超ホッとしてたwwwwwwwwwww

それで家に戻ってから冷静さを取り戻してくるとまた恐ろしくなった。
あんな不気味なものにあれほど愛着を持っていたなんて。
寝るときさえあれと一緒にいたことにゾッとした。

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bronco

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bronco
Tags: 人形

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