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元々あの集落にあった道祖神は、確かに集落の北東側の家の東端に、北東を向いて建っていた。
集落の横を通り過ぎる旅人の安全だって思ってたわけだが、はて…と大学時代の自分は思って、ずっと今でも考えたりするが、
流石に親父に「こんな可能性もあるんじゃ」と言う気にはなれない。

本家集落の周りには、本家の次男・三男が建てた家が広がっている。
最近は新しい住民も増えてきて、「お前が出た小学校もクラス増えたよー」と母が言っていた。
だがそんな中でも本家集落だけは、鬱蒼とした古い建物に囲まれてひっそりと、ただ老いるのを待っているだけに見えて、
帰省して伯母に挨拶に行くたびに、不思議な感覚になる。

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bronco

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